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2015年09月

【健康】 10月1日は「乳がん検診の日」&「コーヒーの日」  1日2杯以上のコーヒーが乳がん細胞を抑制する

10月1日は「乳がん検診の日」

ピンクリボンをシンボルに「乳がんの知識啓発キャンペーン」として制定されました。

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だそうです。さっき知ったばかりのどうもSHIBAです。

あ、ちなみに「がん検診」の時は「健診」ではなく「検診」という字が使われます。

「健診」は健康診断のこと。
特定の病気を調べる場合は「検診」です。これ豆ね。

ま、そんなことはどうでもいいんですが・・・


北斗晶さんが乳がんを患ったことを告白してから、
全国で乳がんの検診が増えているという。

検診に訪れる人の数が5倍に増えたというクリニックがあるそうな。

北斗さんの公表の影響力は凄いものがあります。

検診を決心した結果、乳がんの早期発見につながった人も多いのではないでしょうか。

それがどのくらいかは知りませんが、北斗さんの呼びかけが命を救っている。これはとても意義深いものだと感じます。


そして。

10月1日は「コーヒーの日」でもあります。

どういう因果関係か、コーヒーが乳がん患者に効果があったという研究報告が、今年発表されています。

スウェーデンとイギリスの研究チームによれば、乳がん患者約1,000人を対象に、コーヒーの摂取量と生存率の関係を調べた結果、毎日コーヒー2~5杯以上を摂取する乳がん患者では、がん細胞の増殖が抑制されたことが分かったそうです。

乳がん細胞が女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて増殖することは以前より示されています。
ホルモンががん細胞に結合するのを阻害する薬がありますが、この薬を服用している患者においてコーヒーの効果が顕著にあらわれるようです。

つまり、コーヒーの成分がこの薬に何らかの作用をもたらしている可能性があるとのこと。

まだまだ研究途上な部分もありそうですが、コーヒーの持つ可能性に期待したいものです。


(まずは乳がんの知識が必要かも SHIBA)

【健康】 <最新のニュースから> iPS技術で変形膝関節症も治せる時代がやって来る?

僕の周りでは膝が痛くて日常生活や仕事で困っている人が多いような気がする、どうもSHIBAです。

歳を重ねると誰しも少しずつ膝が痛くなるもの。
僕はまだその傾向はありませんが、膝痛で困っている人を見ると心配になってきます。

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膝痛の中でもけっこう占めているのが「変形性膝関節症」

国内の患者数は2500万人以上。かなりの数です。

変形性膝関節症とは、ひざの軟骨がすり減って、炎症や変形を起こして痛みを生じる疾患です。

男性よりも女性に多い疾患で、原因ははっきりしていません。
病気やけがによる二次性関節症であれば別ですが、
特別な理由が無い場合は高齢者ほど多いことから加齢による要因が大きいと考えられています。

病気というより老化やね。ある意味。

ただ、変形性膝関節症に罹りやすいタイプとして「O脚」や「肥満」の人はリスクが高くなるようです。

つまり膝への負担が大きいと変形性膝関節症になりやすいということですね。
膝に過度の負担がかかるような運動によってもなるようですし・・・


で、一度擦り減った関節の軟骨は元には戻らないので、症状は悪くなる一方。

この「減った軟骨は戻らない」というのが、この症状の一番やっかいなトコロで・・・


関節の軟骨は衝撃を吸収する役割りがありますが、
これが擦り減ってしまうわけですから大きな摩擦が生じてしまい痛みを伴うのは当然です。

治療法の一つに、関節へのヒアルロン酸注射があります。
ヒアルロン酸には衝撃を吸収するクッションの役割があるからです。

そのためヒアルロン酸に限らず関節の成分であるグルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンなどの健康食品やサプリメントが多数存在します。

これらの食品に頼りたい気持ちは分かりますが、
先述のとおり一度減った軟骨は戻りません。

また、なんら変形性膝関節症に効果が認められたというエビデンス(科学的根拠)も存在していません。

医薬品ではありませんからね。あくまでも食品。
治ることを期待するのは大間違いです。


さて、そんな変形性膝関節症ですが、実は一筋の希望が見えてきています。

別に最新情報というわけではありませんが、iPS細胞の研究が様々な分野で行われており、
今では擦り減った軟骨が再生できるのではないか?というところまで研究が進んでいます。


http://apital.asahi.com/article/story/2015050800027.html
朝日新聞:ひざの軟骨の再生医療 第三者の細胞も視野


なんと、戻らないはずの軟骨が再生する?

京都大学ではすでに、ヒトのiPS細胞から軟骨組織を作成してミニブタに移植し、きちんと機能することが確認できているところまで研究が進んでいます。

いずれ変形性膝関節症で困っている患者にも安全性が確認され、有効な治療法として適用されることが期待できますね。


(O脚なので将来が心配 SHIBA)

【健康】 「食後すぐに歯みがきすると歯が溶ける」という噂は本当か?

もう1年以上も歯医者通いをしている、どうもSHIBAです。

歯のケアを怠るとあとあと大変なことになりますからね。
僕もしっかりと歯のケアをしなかったばかりに今さら後悔しています。

そんなワケで今ではなるべく毎食後は歯みがきをするようにしています。

歯みがきを怠ると歯科の先生に注意されるしね(そんな理由かい)

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ところで「食後すぐの歯みがきは良くない」という噂を聞いたことがありますでしょうか。

昔は「食後は歯みがきしましょう」と教育されたものですが、
いつからか「それは間違い」という噂が広がってきました。

噂の出処はどうもテレビ番組がきっかけなのではないかと思うのですが、
本当のところは分かりません。

ただ、この噂の根拠は、
食事をすると口の中が食べ物で酸性になるので、その状態で歯をみがくと歯を傷つける、削ってしまうということらしい。

だから食後は少なくとも30分空けてから歯をみがかなければならない。と、こういうわけです。

さもありなんな、説得力のある噂です。アッという間に広がったのも頷けます。

これまで「食べたら歯をみがきましょう」と指導してきた現場では困惑したところも多いのでは?


僕もこの噂を知った時は躊躇したものでした。
すぐ歯をみがくとヤバイかな?と。

しかし僕の通っている歯科の先生は「食後の歯みがき」を指導してきます。

歯科の立場からすると「食後すぐの歯みがきは歯を溶かす」という説は間違っているらしい。

歯はそんなにヤワじゃないんだって。


確かに食事中は食べ物の酸によって歯の表面は溶けるそうです(脱灰

しかし同時に唾液に含まれるミネラルによって歯は修復されている(再石灰化)とのこと。

脱灰と再石灰化は同時に行われているので気にしなくてよい。
それよりも虫歯にならぬよう、食後の歯みがきは大切なんだとか。


・・・言われてみればそりゃそうだ。


しかも虫歯だけじゃない。
よく考えたら歯周病(歯槽膿漏)の菌も食べかすを栄養に増殖をしますからね。

噂を鵜呑みにしてまで虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうのはおかしなことです。


なお、この噂の件に関しては日本小児歯科学会がはっきりと否定しています。

なので、口の清潔を保つためにも食後の歯みがきは正しい行為です。


(歯をみがいていると何故かウロウロ歩いてしまう SHIBA)

【健康】 風邪でもないのにピンク色の痰が出る原因

どうもSHIBAです。

風邪をひいた時によく痰が出ますが、
それは体内に入ったウィルスや細菌などを外へ追い出そうとする防衛反応です。

痰といえば黄色っぽいイメージが強いと思いますが、
これは白血球に退治されたウイルスや細菌の死骸が含まれているから。
鼻水が黄色っぽい時も同じ理由。

なので痰の色といえば、ふつうは無色か黄色っぽいもの。

だから茶色や赤(赤黒)い痰が出る場合は、血が混じったいわゆる血痰で、
肺がんや肺結核など何かしら肺に障害がある場合が疑われますが、
これは「肺に何か障害があるな」と自分でも分かるかと思います。


しかし痰の色がピンク色の場合もあります。

血痰のようなハッキリとした色ではないので、
しばらく様子見をしようと考えてしまうかもしれませんね。


痰がピンク色である場合、それは血液の成分が肺胞に漏れ出しているのかもしれませんよ。

なぜか。

それは心不全が引き起こす症状のひとつにピンク色の痰喀出があるから。。。


心不全とは、様々な理由により心臓のポンプ機能が低下している病態のこと。

心拍出量(心臓から送り出される血液量)が少ない。
また心臓への血液還流も停滞します。

それはつまり、肺でガス交換を終えた血液がスムーズに心臓へ戻ることができず、
血液がうっ滞して血液の成分が肺胞に漏れ出すと。こういう理由によるものです。

肺うっ血による症状ですね。


『【健康】 「充血「うっ血」「虚血」の違いって分かる?」』 参照


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そんなわけで、ピンク色の痰が出るような状況では、
おそらく呼吸も困難である場合も多いはずです。

なので原因が心不全だとは気付きにくいかも。

肺の障害のようにみえますが、実は血液の循環障害なんですよね。


1回あたりの心拍出量が少ないので、そのぶん頻脈になるという特徴もあります。

また、うっ血性の心不全では、活動の少ない夜間に頻尿がみられることも。
日中は腎臓が働くための十分な血液が回らないんだって。


心不全の症状をまとめると

 ・呼吸困難、息切れ(起坐呼吸すると楽になる)
 ・ピンク色の痰が出る
 ・頻脈
 ・夜中トイレによく起きる
 ・足がむくむ
 ・チアノーゼ(手足の指先や唇が青紫色)


※心不全には状況に応じて他にもいろいろな症状が出る


自分に心当たりのある方は医療機関で診てもらった方が良いですよ。

多くの患者は自覚症状が出るまで心不全であることに気づかないそうなので、
サインは見逃さないようにしたいものですね。


関連記事
『【健康】 「心不全」の入浴法 ~ぬるめ、浅め、早め~ 


(10月生まれは心臓疾患が少ないという不思議なデータがあるって知ってます? SHIBA)

【健康】 9月21日は「敬老の日」&「世界アルツハイマーデー」

どうもSHIBAです。

今年の9月21日(月)は、敬老の日でありながら、同時に世界アルツハイマーデーでもあります。

両記念日が重なるなんて、なんだかしみじみ感じ入るものがあります。

世界アルツハイマーデーは、1994年「国際アルツハイマー病協会」(ADI)が、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日に制定した日です。

そして9月21日を中心にアルツハイマー病の啓蒙を実施しています。

今年の標語は「認知症 ともに暮らそう この街で」として、
「家族、地域、社会で認知症を正しく理解して、悲しい思いをする家族をなくし、住み慣れた街で安心して暮らそう」という思いがコンセプトになっています。


認知症をとりまく様々な問題が存在します。

現時点では根本的に元の状態に戻せるような治療法が見つかっていません。

近年急増中の認知症に対する治療の研究は重要な課題となっています。

また、長年にわたる家族関係のあり方や、介護の問題も厳しい現実として存在します。

認知症の人だけでなく介護者への支援も重要度を増しています。


しかし、本当に大切なのは社会の認知症への理解と環境のあり方ではないでしょうか。

世界アルツハイマーデーの今年の標語は、まさにそういう意味合いが強く出ています。


日本でも年々、認知症への理解や支援への活動は各自治体や支援団体によって盛んになってきています。

各自治体が育成した、認知症のことを学んだ「認知症サポーター」という団体があります。

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目印としてオレンジのブレスレット(オレンジリング)を付けています。

認知症サポーターになった人たちは、何かをしなければならないのではなく、
認知症の良き理解者たりうる存在となっています。


厚労省では「認知症の問題は、介護問題だと考えるのをやめましょう」と呼びかけています。

明日は我が身。当事者だけの問題ではありません。

高齢者が困っていたら手を差し伸べるように、認知症の人が困っている時も当たり前のように手助けをしてあげるだけでいい。

そんな自然と接していける社会に・・・いや、日本ならきっとできる。


※認知症サポーターについては
http://www.caravanmate.com/


(かつては「痴呆症」と呼んでいたくらいだから、まだまだ認知症への誤解は多そうだ SHIBA)
 

【健康】 「充血」「うっ血」「虚血」の違いって分かる?

ドライアイになりやすく、目が充血することの多い、どうもSHIBAです。

コンタクトレンズを装着してパソコン作業をすることが多いのでよく目が充血します。

ところで。

充血とよく似た言葉で「うっ血」や「虚血」という言葉があります。

耳にすることも多いと思われますが、それぞれの違いって説明できますか?

似ているようで違う。黒船のペリーとスネイプ先生みたいなもの(全然違うか)


充血


充血はまだ分かりやすいかも。

どこか局所(細動脈や毛細血管)において血流が増加した状態のこと。

機能亢進、アレルギー、炎症などの理由により血液の循環量が増える結果、
赤くなったり腫れたり温度が上がったりします。

女性にボディタッチされただけで顔が赤くなるのも、
僕の勘違いによる充血した状態ということですね、やかましいわ。


うっ血


漢字で書くと「鬱血」

とても手書きで書く気になれない字なので「うっ血」で。

うっ血とは静脈血の充血みたいなこと。

血液には動脈血と静脈血がありますが、心臓などに障害があり、
全身からの静脈血が心臓へ戻れず停滞した結果、局所において血液量が増加する状態
のこと。

心臓機能の低下、あるいは静脈内腔の狭窄・閉塞などがあって、静脈血が心臓に戻れず血流が渋滞していることを意味します。

手足の指先や唇などにチアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色に見える現象)を呈したり、
浮腫などが見られたりします。

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虚血


これはもう心筋梗塞などの「虚血性心疾患」という言葉から連想できるかもしれませんが、
組織や臓器に送られる動脈からの血流が減少した状態のこと。

簡単に言うと血液供給が途絶えた状態です。

ヒトの細胞は動脈によって運ばれる酸素を必要としますので、虚血状態の細胞は死んでしまいます(壊死)

動脈内腔の狭窄あるいは閉塞が原因で起こります。



これら充血、うっ血、虚血はどれも正常な状態ではないので循環障害と呼ばれています。

『欽ドン!』の「良い子、悪い子、ふつうの子」でいえば「悪い子、もっと悪い子、ちびっ子ギャング」という感じでしょうか・・・

(欽ドンて SHIBA)

財務省の軽減税率案は現実的ではないよね

どうもSHIBAです。

2017年4月に8%から10%に引上げられる消費税。
その際、低所得者層の負担を軽減するための軽減税率制度が以前より検討されています。

それが最近、急に財務省から新たな軽減税率案が出てきてなにやら物議となっていますね。

あれは麻生さんがマスコミに口走ったことが発端で大騒ぎになったんですよね。

おそらく聞いてなかったであろう公明党から批判的な意見が出てくるのは当然のこと。
軽減税率は公明党の選挙公約でしたからね。

それほど財務省の案は当初の軽減税率案とは違うものだということがうかがえます。


財務省の案は、当初は軽減税率の対象予定としていた生活必需品も含め全ての商品やサービスに10%の消費税がかかるというもの。

その購入時、消費者はこの度導入されるマイナンバー制によって交付される個人番号カードに専用の機械で購入記録させる。

で、後にその記録を基に消費税2%分が帰ってくるというシステムらしい。

ただし、返ってくる金額は4,000円程度までという上限があるという。


これは、せっかく消費税を10%に引上げても生活必需品などを対象にした軽減税率によって税収が小さくなってしまうという財務省の悩みを解決するための改正案という意味合いがあります。

なんでも軽減税率による減収額が1兆2,600億円になるところ、財務省案ならば5,000億円程度で抑えられると言うではありませんか。


でもこれ。いろいろな問題が指摘されています。

一旦10%の消費税を徴収し、後から2%分戻ってくるという手続きに加え、
マイナンバー制度がセットになっているというややこしさ。

しかも個人番号カードを常に持ち歩かなければならなくなりますからね。
紛失や盗難の危険性は当然増えます

またマイナンバー制そのもののセキュリティですら心配されているのに、
購入の履歴まで記録されるようになれば、ますます個人情報の流出や盗難が懸念されます。


いやいや、その前に個人番号カードを記録する専用の機械を全国の小売店等に普及させるのはかなりハードルが高いと思いますよ。

高齢者が使いこなせるのか?という問題も指摘されていますよね。


財務省案に賛成だとか反対だとか言う以前に、現実的ではありませんよね。


内閣もあまりノリ気ではなさそうだし・・・

そりゃそうだ。来年の参院選のこと考えたら公明党に嫌われるわけにはいかないもんね。


ところで、この返ってくるお金って還付金なの?給付金なの?
メディアによって表現が違っているみたいだが・・・

(公明党を説得するのは難しいよ SHIBA)

【健康】 秋に発症しやすい「気管支ぜんそく」

秋になると増加する傾向にあるのは「秋バテ」や「秋の花粉症」の他に、
「気管支喘息(ぜんそく)」があります。

最近、朝方に咳がよく出たりしていませんか?どうもSHIBAです。

秋バテで体調を崩すことがきっかけで気管支喘息になることもありますから、
体調管理には気をつけたいところです。

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気管支喘息は、気管支(空気の通り道)が炎症を起こし狭くなることで、
呼吸困難をきたすアレルギー性疾患
です。

アレルギー性というくらいだから、ハウスダストダニなどを吸い込むことが原因になりますが、気温や気圧の変化が発作の引き金になりやすいと言われています。

だから季節の変わり目(特に秋)に好発するようです。
秋は台風とか急に低気圧になったりしますからね。


また夜中から明け方にかけてが発作が多いのも特徴です。

要は急に気温が下がったりすると自律神経が乱れたり体調を崩したり・・・

そこへ吸入したアレルゲン(アレルギーの原因になるもの)にアレルギー反応を起こして気管支が炎症すると・・・明確なことは解明されていませんが、そんなところです。


あ、そうそう。

気管支喘息は普通の喘息とはチョッと違いますよね。

普通の喘息とは「咳(せき)喘息」のこと。

咳喘息は慢性的に乾いた咳が続く症状です。何ヶ月続くことも。

しかし気管支喘息のような気管支の炎症はないので、
呼吸困難になるわけではありません。

気管支喘息の場合は、息を吐く時にヒューヒューという音がする違いがあります。喘鳴(ぜんめい)と言うんですけどね。

咳喘息には喘鳴はありませんが、それでも約3割の人が気管支喘息に移行するとも言われています。


まあ、そんなワケだから気管支喘息にならないように予防するとすれば、
まず風邪を引かないこと。

手洗いやうがい、体力の付く食事を心がけることが基本でしょうね。

アレルゲン対策としては、

 ・室内の掃除は入念に。カーペットやソファなどはアレルゲンがたまりやすい
 ・エアコンのフィルター掃除をこまめにする
 ・空気清浄機を活用する
 ・ペットの毛やノミやダニも原因になるのでちゃんとお手入れをする
 ・布団は丸洗い


などなど。気になる人は自分でも調べてみて下さい。

喘息は子供に多いから親がしっかりと観察してあげることが大切です。


(天気予報のチェックも効果ありそう SHIBA)

【健康】 この時期のくしゃみや鼻水、それって秋の花粉症かも

あんなに暑かった夏が過ぎたと思えば、
急に朝晩が寒く感じることの多い毎日になってきましたね。

体調は崩していませんでしょうか、どうもSHIBAです。


今の時期、くしゃみや鼻水が出て困っている人が多いと聞きます。

急に気温が下がったこともあり、うっかり風邪をこじらせる人も多いでしょう。

でもなかには、風邪だと勘違いしているだけで、実は花粉症である可能性もあります。

今ではお馴染みになりつつある「秋の花粉症」てヤツです。

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花粉症は春だけのものではなくて、秋にも存在します。
というより冬以外は常に花粉が飛散しているようです。


例えば今の時期(秋)に飛散している花粉は


ギシギシ   5~8月
ヨモギ    8~9月
ブタクサ   8~10月
カナムグラ  8~10月
カラムシ   9~10月
オオブタクサ 8~10月(北海道を除く)



春以外はあまり花粉症のイメージがないのは、
春のスギ花粉などが強力なだけなんでしょうね。

花粉症と風邪は症状が似ているので紛らわしいのは確かです。

なので一応、見分け方を・・・


明確な判断材料は眼のかゆみでしょうか。

眼がかゆくなるのは花粉症の特徴ですからね。
特に眼のかゆみを伴う鼻水やくしゃみの症状は花粉症で間違いないでしょう。

ただ人によっては花粉症でも眼がかゆくならない人もいますからね。

そこで鼻水やくしゃみの違いがポイントになってきます。


まず、花粉症はアレルギー反応だということ。
つまり花粉のことを病原菌と勘違いした免疫細胞による反応なんですよ。

風邪のようなウイルスや細菌などの病原菌ではありませんから、
花粉は何も悪さはしません。

そう考えると鼻水・くしゃみなどの違いが理解しやすいと思います。


例えば鼻水。

花粉症による鼻水は、免疫細胞が花粉のことを病原菌だと勘違いして流し出そうとして出しているだけなので、粘膿性は弱くサラサラです。

風邪による鼻水は、免疫細胞によって退治された病原菌の死骸が混じっているので粘膿性のあるネットリ鼻水です。

 花粉症の鼻水 = サラサラ
 風邪の鼻水  = ねっとり



くしゃみは外から入った異物を外に出そうとする防御反射です。
花粉症では、連続して何度も起こるのが特徴です。


一番ややこしいのは発熱。

花粉症でも熱が出ることもあるからです。

「花粉は病原菌ではないのになぜ?」と思われるかもしれませんが、
実は熱を出しているのは免疫細胞の働きによるものなんですよ。

ウイルスや細菌などの病原菌は熱に弱いので、
免疫細胞が自分に有利な状況を作るために敢えて熱を出しているんです。

これ結構勘違いされている事実なんですよ。

菌をやっつけるためにワザと熱を出している。

熱の出始め直ぐに風邪薬を飲んで熱を下げるのは良くない、ということを聞いたことはありませんか?

あれは風邪薬の作用で熱を下げられると、せっかく有利な状況で闘おうとしていた免疫細胞の邪魔をしてしまうことになるからです。

ちょいと話が逸れましたが、花粉症も熱が出るのは、免疫細胞が病原菌だと勘違いして熱を起こしているため。

ただし、相手は花粉なので病原菌のような強力な相手と違いますから高熱になることはありません。微熱程度。

しかも外に出ると調子が悪くなるようなら、まず花粉症が疑えますよね。



関連記事
『【健康】 「花粉症」の入浴法 ~症状を緩和する入り方~』

 

【健康】 高血圧だが心臓に負担がかかるのを恐れて敢えて運動をしない、というのは間違い

どうもSHIBAです。

高血圧のために心臓に不安を抱えているは多いと思います。

本当は健康のために適度な運動をする習慣があれば良いのですが、
心臓に負担がかかるのを怖がって敢えて運動をしない場合も多いのではないでしょうか。

運動で心拍数が上がり、突然「ウッ!」と来るのではないかと考えたりして・・・


肥満であれば運動の必要性を実感しやすい。
しかし血圧が高いだけならその実感は湧きにくいもの・・・


ところが。

高血圧の治療には程度によって、ただちに降圧薬治療が必要な場合と、食事や運動などの生活習慣の改善とがありまして、血圧分類とこれに血圧以外の、たとえば糖尿病や心血管病などの危険因子があるかどうかで治療方針が決められています。


ちなみに血圧分類は
 Ⅰ度(140~159/90~99mmHg)
 Ⅱ度(160~179/100~109mmHg)
 Ⅲ度(180~/110mmHg~)


特にI度の高血圧(140~159/90~99mmHg)であれば、薬を使わずに、運動と食事だけで血圧を下げられることもあるんですよ。

だから怖がって運動をしないのは間違いなんです。

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実際に心臓を患った患者でさえ運動療法を行っているんですよ。


心筋梗塞や心臓の治療を受けた患者は、なるべく早くリハビリを開始することになっています。

一見すると、心臓にダメージが残っていそうで、なんだか「そんな直ぐにリハビリして大丈夫なのかなぁ」と思われるかもしれませんね。

確かに治療(特にカテーテル治療・冠動脈バイパス術など)後は心臓の機能が低下するようです。

心臓から拍出される血液量が低下しても不思議はありませんよね。

しかし、だからこそ心不全にならないように、あるいは血流が悪くなりドロドロになって血栓などが詰まるということがないように、リハビリが必要なわけです。

運動をすることで心臓は鍛えられます。

「え?心臓を鍛えるってどういうこと?」と思われるかもしれませんが、心臓は心筋という筋肉のカタマリですからね。
心筋を鍛えることは、心臓血管機能を高めることなんですよ。


もちろん危険がないわけではありません。医療機関の指導のもとで行う必要があります。

ただ、心配しすぎて安静にしているだけでは健康的に良くないということ。


このように患者ですら運動療法を行えるのに、いわんや健常者をや。


食事の改善も重要ですが、それだけでは不十分。

降圧薬が必要になる前に、ぜひ運動習慣を身につけませんか。



関連記事
『【健康】 「高血圧」の入浴法 ~安全な入浴法と症状別の工夫~』


(喫煙しているなら全て台無しですよ、念のため SHIBA)