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2015年8月

【健康】 ヘビースモーカーは超危険!!男性に多い閉塞性動脈硬化症(ASO)

禁煙してもう4年以上かな?どうもSHIBAです。

動脈硬化によって生じる疾患部位は、なにも脳梗塞や心筋梗塞といった脳や心臓ばかりではありません。

動脈は心臓から送り出された血液が全身に流れている血管ですからね。
動脈硬化が大動脈で生じれば大動脈疾患(大動脈瘤や大動脈解離など)、
末梢動脈で生じれば末梢動脈疾患をきたします。

末梢動脈疾患で多いのが「閉塞性動脈硬化症(ASO)」

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閉塞性動脈硬化症とは、
四肢(主に下肢)の主要動脈の血管壁にアテローム(粥状の硬化病変)ができることで、
血管が狭窄あるいは閉塞し、慢性的な虚血状態に陥る症状です。

中年以降の男性に多く発症するのが特徴です。

軽い場合は冷感やしびれを感じる程度ですが、重い場合は下肢が壊死することも。

この閉塞性動脈硬化症には重症度を判定するフォンティン分類(Fontain分類)がございまして、

それによりますと、


 Ⅰ度・・・冷感、しびれ感、皮膚が蒼白になる

 Ⅱ度・・・歩行中に足が痛み、休めば再び歩行が可能になる間欠性跛行

 Ⅲ度・・・安静時も痛みを感じる

 Ⅳ度・・・虚血性潰瘍、壊死



Ⅱ度は運動負荷時に虚血症状が出るのが特徴で、Ⅲ度になると安静時にも虚血症状が明らかになります。

自分が閉塞性動脈硬化症かどうかを知るために、一番分かりやすい自覚症状は「ふくらはぎの痛み」のようです。

始めのうちは自覚症状は無いことが多いようですが、上記の分類のように歩くと痛みを感じるようなら歳のせいだと決め付けずに疑ってみた方が良いかもしれません(経験者いわく特に坂道でふくらはぎが痛むらしい)

ちなみに閉塞性動脈硬化症だとしたらマッサージをしても治りませんよ。


もちろん、足の痛みに考えられる理由なんて閉塞性動脈硬化症だけとは限りません。

神経が圧迫されて起こる神経性の原因(脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア)もありますから、
神経性の原因か血管性の原因かを判断するには姿勢がポイントになりそうです。

前かがみになると楽になったり、腰を伸ばすと痛むといった姿勢によって痛みのあるなしがあれば神経性によるものです。血管性の場合は姿勢は関係ありませんからね。


分類のⅠ度である「冷感しびれ感」がある場合もヒントになりますね。しかも片足だけなら尚更。

他には、水虫マメができやすく治りにくいなど(足の血流が不足しているので)


これらの症状が該当するようなら、重症化する前にぜひ受診するべきでしょう。


治療としては薬物療法、急を要する場合はカテーテルによる治療が行われると思いますが、
治療だけに頼らず、歩いたり軽いジョギングなどの運動を取り入れて体質の改善努力は心がけたいところですよね。

閉塞性動脈硬化症の原因は動脈硬化によるものですから、
動脈硬化の危険因子である糖尿病や高血圧、を是正することが肝心です。

なかでも一番の危険因子はどうも喫煙らしい。

70歳男性の喫煙率は60%程度と言われていますが、この病気の患者の喫煙率は80%を超えるとか・・・。高齢者のヘビースモーカーは特に要注意ですね。

たばこの何が怖いって、肺がんとかよりも動脈硬化による疾病ですよね。

どんなに生活習慣を改めても禁煙しなければ効果は無いかもしれませんね。


(たばこ止めて良かった SHIBA)

【入浴】 「低血圧」の入浴法 ~交感神経を刺激する~

高血圧への対処法はよくテレビやネットで話題になりますが、
低血圧はあまりそういうの無いですよね。

低血圧にだってチョットは注目して欲しいもの。



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一般に低血圧とは上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg以下と言われていますが、
明確な基準はありません。

高血圧に比べて重篤な状況になりにくいので扱いが適当ですね(思い込み)


でも低血圧も酷い場合は、朝が起きられないふらつきめまい頭痛などの症状が現れることもありますからね。


低血圧の原因としては、様々な異常が挙げられます。

例えば心拍出量減少によるもの、血管拡張によるもの、脱水や出血によるもの、透析患者における除水によるものなど。

よく起こりやすいのが食後や排尿時

食後30分には腸管への血流が増加するので、低血圧の人は一過性に脳虚血になりやすい特徴があります(食後低血圧

排尿時にみられる低血圧は、膀胱に尿を溜めすぎて腹圧がかかった状態から一気に尿を排出することで血圧が下がる症状ですから、
尿意は我慢しすぎないことが重要になってきます(排尿後低血圧


そして、低血圧を起こしやすいといえば、入浴時も例外ではありません。

温まることによる血管拡張が原因で、入浴中に起こると事故につながるので注意が必要です。



◆入浴上の問題リスト◆


#1 入浴時にめまいや立ちくらみを起こす
#2 低血圧を改善・予防するための健康管理ができていない


低血圧は、身体の一番高い位置にある脳が影響を受けやすく、急に立ち上がるとめまいや立ちくらみを起こしやすいという特徴があります。
入浴時はこれら起こりうる問題を回避し、安全に入浴すること。
そして、血圧を低下させるような基礎疾患が認められる場合(二次性低血圧)はその疾患を治療することが優先されますが、原因に応じた生活習慣の見直しなど自己管理が必要となってきます。



◆入浴法◆


<入浴上の問題>#1 入浴時にめまいや立ちくらみを起こす

<入浴目標> 低血圧の危険を回避する


入浴時で起こりうる低血圧で一番問題になるのは「起立性低血圧」です。

起立性低血圧とは、寝ている状態(または座っている状態)から急に立ち上がったときに血圧が急低下し、めまいや立ちくらみを起こす状態です。
急に立ち上がると、血液は重力によって下肢へ流れようとします。健常な人であれば、自律神経の緊張によって血管が収縮し、脳などの上半身への血流は維持されますが、自律神経がうまく働かないと脳などの血流が低下してしまうためにめまいや立ちくらみが起こります。


『【健康】 お風呂上がりの立ちくらみは「貧血」ではない』 参照


起立性低血圧を起こす原因は、血圧を調整する機能が低下しているためです。
病気(心疾患など)や薬(血管拡張薬など)だけでなく、正常であっても加齢と共にその能力は衰えるので仕方のないこともあります。

起立性低血圧による転倒リスクを避けるには、長時間の入浴をしないことと、立ち上がるときはゆっくりと行って下さい。

もし立ち上がったときにクラっとした場合は、ゆっくりとその場でしゃがむようにしましょう。
起立性低血圧は血圧の調整が遅れているだけの一過性の症状ですから、すぐに血圧は正常になりますので心配はありません。


ちなみに起立性低血圧はなにも入浴時だけの症状とは限りません。

女性ならば弾性ストッキングやベルトをきつめに締めるなどすると、
交感神経を刺激して血管の収縮を促し血圧を上げる効果があるので推奨されています。


また、入浴時の血圧低下の危険性を予防するうえで、食後すぐの入浴は控えることも重要です。

食後は血流が胃腸などの消化器に集中しますので、入浴により血管が拡張しますと、より低血圧になりめまいやふらつきを起こす(脳が酸欠を起こす)場合がございます。

食後は1時間空けてから入浴するようにしましょう(飲酒後は危険です)



水分補給も重要です。

これは、脱水を防ぎ、循環血液量を増加させるためです。

特に制限のない場合は、適度な水分と塩分の摂取を心がけましょう

入浴時には入浴の前後にコップ1杯の水分補給をして下さい。


それから、マッサージは入浴中ではなく入浴後にしましょう。

マッサージをすると血管が拡張しますので、高血圧の人にはとても期待できますが、低血圧の人にとっては拡張しすぎる可能性も考えられますし、より起立性低血圧のリスクが高まります。



<入浴上の問題>#2 低血圧を改善・予防するための健康管理ができていない

<入浴目標> 症状を改善・予防するための必要性を理解し、自己管理が実践できる


今さらですが、血圧とは血液が動脈の壁を圧し拡げようとする圧力のこと

通常、血圧が下がったときは、心拍数を増やして心拍出量を増やしたり、細動脈や静脈が収縮して動脈の血流を確保することで血圧を一定に保ちます。
低血圧の人はその調整機能が低下していることを意味します。


 【心臓】 → 大動脈 → 動脈 → 細動脈 → (毛細血管) → 細静脈 → 静脈 → 大静脈 → 【心臓】

※一般に血圧を調整するために収縮したり拡張したりするのは細動脈。細動脈が収縮すると動脈内の血液量は増加し、血圧が上がります。血圧といえば、通常は動脈(上腕動脈)で測りますよね。


入浴でいえば、誰しも体が温まることで細動脈が拡張され動脈内の血液量が減って血圧が低下しますよね。
血液は毛細血管(特に皮膚血管)に集中し、肌は赤みを帯びます。

さて、ここからが問題なのですが、毛細血管から静脈を通って心臓へ血液を戻すには、静脈の血流が良くないと血液は静脈内に溜まってしまって心臓に送り戻されなくなります。こうなると心臓へ戻る血液の量が減少して、心臓から拍出される血液量が減り、動脈の血圧が低下してしまいます。

とはいえ、静脈の収縮力は動脈と比べて弱いことと、心臓のポンプ機能は動脈への拍出専門であり静脈からの汲み取り機能はないために、下半身、とりわけ脚の静脈に溜まっている血液を重力に逆らって心臓へ戻すにはふくらはぎの筋肉の働きが重要になってきます。

筋肉量が少ない女性や高齢者に低血圧が多くみられるのはそのためです。


低血圧の入浴法として、少しでも血圧を低下させないために、あえて熱めの42℃のお湯に入浴する方法があります。

交感神経を刺激することで細動脈を収縮し、動脈の血圧低下を抑えようとする入浴法です。

意外と半身浴が効果的。

その理由は、肩まで浸かる全身浴は水圧が全身にかかり、心臓に負担をかけ、
それが元で圧迫された心臓は、血液を力強く送り出すことが出来なくなりさらなる低血圧を招くからです。

というわけで熱めの湯で半身浴がおすすめです。

ですが、入浴してしばらくすると熱さに馴れて、そのうち血管が拡張され血圧は低下し始めます。

効果は3~5分しか持続しません
※体温が上がると体温調節機能が働いて、熱を放散するためにどうしても血管が拡張してしまうという理由もあります。

そこでおすすめなのが温冷交互(交代)浴

温かい湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法です。


  【温冷交互(交代)浴】

  1.42℃のお湯に3分浸かる
  2.浴槽から出て、冷たい水シャワーを手足に10秒かける


  1と2を数回繰り返します。
  なお、最後は水で終わるのが鉄則です(皮膚が引き締まり保温効果になる)



この温冷交互(交代)浴は、自律神経のバランスを整える効果があります。

血圧が下がったときは血管を収縮し、血圧が上がったときは血管を弛緩させることで血圧を一定に保つという本来の自律神経の機能を取り戻すことが目的です。

低血圧の改善は、最終的には体質の改善が必要になると思われます。


そしてなにより、自律神経にとって大切なのは、規則正しい生活を行うことです。

早寝早起きは基本中の基本です。
体内時計が乱れると自律神経のバランスも乱れるため、睡眠時間の確保や就寝時刻・起床時刻のリズムを守りましょう。

低血圧の人は朝の目覚めが悪いことが多いとよく言われています。

副交感神経優位の睡眠状態から交感神経へのスイッチの切り替えがうまく働かないために脳への血流が悪いということが考えられますが、これは低血圧が原因というより、自律神経の機能の問題だと言えますね。

このような朝は、熱めのシャワーで交感神経を刺激すると効果が期待できます。



◆おすすめのアロマバス◆


アロマ精油の使用は朝と夜とで分けて考えます。

朝の場合、低血圧の人は交感神経への切り替えが働かず血圧が上がらない状態になることが多いようです。

交感神経を刺激したり血圧上昇作用があることで知られている精油もありますが、朝といえばローズマリーが定番です。

ローズマリーはどの精油とも相性が良いので、好きな香りの精油とブレンドして手浴するとよいでしょう。

洗面器のお湯に1~2滴垂らして5分間両手をつけて香りを楽しむと清々しい朝を過ごせそうですね。

ただし、ベルガモットの精油には光毒性(ひかりどくせい)といって、精油が塗布された皮膚に紫外線に当たると火傷や色素沈着を起こすことがあるので、外出するなら
ベルガモットの使用は避けましょう(ベルガモット以外で光毒性があると言われている精油については1%以下に希釈すれば問題ないようです)


●ローズマリー
すっきりとしたハーブの香り。気分を高揚させる作用があり、前向きな気持ちになります。脳の活性化にもつながり集中力を高めます。


夜の入浴には自律神経のバランスを調整してくれるような精油を用いたアロマバスでリラックスしましょう。

夜の入浴にまで交感神経を刺激するような精油を使用すると、寝付きが悪くなり結果として気持ちの良い朝を迎えられなくなるからです。

生活の乱れは自律神経の乱れです。改善の鉄則は「規則正しい生活」

精神を安定させたり自律神経の調節に働く精油はベルガモットプチグレンサイプレスジュニパーなどが該当します。



(最終更新日 2017.03.11)


関連記事

『症状別の入浴法』

 

【健康】 薬の疑問② 服用を勝手にやめてもいいの?

とにかく薬をたくさん出してくる医者は良くない医者。

逆に必要な薬だけを必要な量だけ処方してくれる医者は良い医者。

そりゃそうだ、どうもSHIBAです。

「くすりはリスク」を逆から読むと・・・

そう「くすり」は「りすく」

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むやみに薬を処方されても迷惑ですが、
だからといって自分で勝手に判断して服用を中止しても良いのでしょうか。

結果から言いますと「症状が治まったから」「効果が感じられないから」といって自己判断するのは危険です。

なかには服用を中止すると危険を伴う医薬品というのがあるからです。

例えば抗うつ薬(特にSSRI)を通常4週間以上服用し、これを突然中止、または急に減薬すると離脱症候群という症状が出現することがあると言われています。
めまいや耳鳴り、頭痛などが現れることが多いようです。

また、パーキンソンの治療薬である「レボドパ(L-dopa)」は、脳内で不足しているドパミンを補充する作用がありますが、これも急に中断すると悪性症候群という副作用が現れることがあると言われています。
悪性症候群が起こる理由は不明ですが、ドパミン神経系の急な機能低下が関与していると考えられていて、発熱、発汗、意識障害など重症化することもあり、治療が遅れると死亡することがあるという。

血圧を下げる降圧剤だって急に中断すると循環器に悪影響を与えることも・・・


もちろん、急に服用を止めても問題の無い医薬品もありますが、
何が問題なくて何が危険かなんて素人に分かろうはずも無く。

自分で判断できる代物ではございません。

必ず医師に相談してからにしましょうね。


(勝手に中止すると危険なのは薬には中毒性や依存性があるから SHIBA)
 

【健康】 薬の疑問① 今さら聞けない、ジェネリックって何のこと?

どうもSHIBAです。

最近やたらとメディアが薦めているようにもみえる「ジェネリック」とは何か?ですが。

ひと言でいえば「後発医薬品」です。

といっても分かりませんよね。

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というわけで医薬品の意味から説明すると。

生体に何らかの作用を持つのが医薬品

疾病の治療や予防、検査に役立つと同時に、どんな医薬品も副作用があります。

副作用の無い医薬品があったらいいのに・・・と思うかもしれませんが、
副作用があるから薬なんです。

だって副作用が無かったら薬局以外で食品のように販売しても良いわけで、
薬剤師や医師など資格を有しているから取り扱えるのが医薬品なわけで。

副作用が無かったら、それは医薬品ではないという事になりますよね。


あ、ちなみに副作用とは何も有害なものとは限りません。
薬の本来の目的の働きを「主作用」といい、それ以外の作用は全て「副作用」なので、
副作用には本来の作用とは違うけど別に有害ではないものも含まれているんです。


しかし全ての医薬品が医師の処方が必要なわけではありません。

医師の処方が必要な医薬品は「処方箋医薬品」といって、いわゆる大衆薬の「一般用医薬品」とは区別されています。

処方箋医薬品は、処方が必要なくらいだから薬理作用が強いぶん危険性が高いということになります。

新しい作用をもたらす処方箋医薬品が新規で開発された場合、
それは新薬として特許が成立し、製造・販売を独占できるようになります。

先発医薬品といい、特許の成立期間中は他メーカーは同じ成分の医薬品を製造できません。

先発医薬品の特許期間が切れると、他メーカーも同一成分の医薬品を製造販売できるようになります。

これが後発医薬品、つまりジェネリック医薬品です。


同一成分のジェネリック医薬品は複数のメーカーから製造・販売されるので、
新薬(先発品)と比べ低価格で購入できるのがメリットです。

ところがこれ。同一成分てことはどれも同じ薬みたいな物なのに、
メーカーが違うためにそれぞれ商品名が違うのでややこしい面があるんですよね。

例えば有名な高脂血症治療薬に「メバロチン」という商品名で販売された新薬(先発品)がありますが、特許失効後、様々なジェネリック(後発品)が販売されましたが、その商品名たるやアルセチン、オリピス、コレリット、タツプラミン、プラバスタチン、プラバスタン、プラバチン、プラバピーク、プラバメイト、プラバロン、プラメバン、プロバチン、マイバスタン、メバトルテ、メバリッチ、メバリリン、メバレクト、メバン、リダック・・・あ~疲れた。

いろいろな名前がありますが、これ全部物質本体は同じというからややこしい。

別の薬かと間違って二重に使用してしまう可能性があるので注意が必要です。

しかも物質本体が同じでも、使用されている添加剤などの製剤は微妙に違いがあるので全く同じ物というわけでもないんですよ。
商品によってそれぞれ薬の溶け出す時間に違いがあり、薬の効き具合にも差がでるんだとか。

それってつまり、副作用の出やすさも違いがあるということ。


ジェネリック医薬品は安く買えることが最大の魅力ですが、
このような問題点があることもメディアはちゃんと伝えているのかな?

国の医療費抑制に貢献することが期待されているのは分かりますが、
だからこそジェネリックに対する情報はしっかり伝えていって欲しいものですね。

(ジェネリックの薬価が安いのは品質が劣るからではなく開発費が先発品ほどかからないから SHIBA)

【入浴】 「痛風」の入浴法 ~激痛時は入浴厳禁~

あの痛みはなった者にしか分からないと言われる症状のひとつ、痛風。

痛風は、尿酸が体の中に溜まり、それが高尿酸血症(血液尿酸値>7.0mg/dL)となり、その状態が続くことで関節中で尿酸が結晶化し、激痛を伴う関節炎をきたす疾患です。

ちなみに痛風と高尿酸血症は同義ではありません。
尿酸値が高い状態は、痛風だけでなく腎不全や尿路結石、さらに脳卒中や心筋梗塞など全身の病気の原因にもなるからです。

尿酸は、プリン体を食事で摂取したり、体内(肝臓)で合成されたプリン体が代謝されることで生成されるが、その一方でほぼ同じぐらいの尿酸が腎臓から排泄されています。

なので、通常は尿酸が溜まりすぎて痛風になるようなことはありません。

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尿酸が増える原因として、「尿酸産生量の増加」と「尿酸排泄量の低下」とに分けられ、これら両者が同時に起こる場合もあります。

つまり、プリン体を多く含む食品を摂り過ぎることも原因になりますが、
プリン体の摂り過ぎでなくてもプリン体の代謝によってできる尿酸の排泄がうまくいかない体質が原因となる場合もあるんです。

例えば痛風は圧倒的に男性に多い(90%以上が男性)疾患だと言われている。
これは女性ホルモン(エストロゲン)には尿酸排泄を促進作用があるからだと考えられているんです。
女性も閉経後は尿酸値が上がりやすくなります。


さて、痛風が痛いのは、関節で結晶化した尿酸を白血球がこれを異物と判断し処理しようと反応するからです。この時に起こる炎症が痛風発作です。

というわけで、痛風発作は炎症によるもの

痛風発作は1週間以内におさまります。
ただし、症状がおさまっている期間を中間期(間欠期)といい、治ったわけではなく痛風発作と中間期は繰り返されるのが特徴です。



◆痛風発作時は入浴厳禁


痛風にとって入浴はどうかと言いますと、痛風発作時は入浴は厳禁です。

経験者いわく、間違いなく激痛に苦しむそうです。

当然ですよね。炎症を起こしている状態なんですから。

捻挫や筋肉痛の時に熱い風呂に入るのは良くないのと同じですよ。
スポーツ選手をみれば分かりますよね。
とりわけプロ野球の投手は試合後に氷で肩を冷やしている姿が思い出しやすいかな。

 

話は逸れますが、よく冷湿布と温湿布の使い分けに迷われる場合がありますが、
それは炎症によるものかどうかで判断できますよ。

ぎっくり腰や捻挫、筋肉痛のような急性な炎症を伴う痛みには冷湿布。

腰痛や肩こりのような慢性的な痛みは、血液の循環が悪いことが原因であることが多いので、血行を良くするために温湿布。

というわけで、炎症部は温めてはいけないんです。


痛風発作時はぬるめのシャワーで我慢しましょうね。



◆中間期は入浴した方がよい


ただし、無症状である中間期(間欠期)はむしろ入浴した方が良いと考えられます。

入浴により血管が広がり血行が良くなり、利尿作用をもたらすからです。

ですが、同時に水分補給もしっかり行う必要があります。

水分をたくさん摂って、尿酸の排泄を促すイメージです。

水分を補給せずにただ入浴すると、発汗によっても水分は失われますから気をつけて下さい。

これでは体内の血液量が減るので、相対的に血液に含まれる尿酸の量は増えますから(尿酸値の上昇)

ということで、入浴の前も後もしっかり水分補給して下さい。

十分な水分摂取は痛風だけでなく尿路結石の予防にもなります



あ、そうそう。利尿作用があるからといってアルコール飲料の飲み過ぎはダメですよ。

アルコールは、プリン体を含まない酒でも体内のプリン体分解を促進して尿酸生成を促進し、また腎臓からの排泄を妨げるので高尿酸血症の人には逆効果です。


『【健康】 プリン体ゼロのビールって意味あるの?』 参照



関連記事

『症状別の入浴法』



 

【健康】 プリン体ゼロのビールって意味あるの?

どうもSHIBAです。

プリン体を摂り過ぎると尿酸値が高くなって痛風になる可能性があることは、おそらく多くの人が認知していることでしょう。

そこで「プリン体オフ」と謳ったビール、もっといえば「プリン体ゼロ」とった究極のビールも今では市場に出回っています。

そしてまた、そんな類のビールが売れているのだそう。

医者もまた痛風患者にはアルコールは控えるよう指導するものだから、
痛風とは関係のない人までも敢えてそういうビールを選んでしまうらしい。

近年の健康志向の高さが窺えます。

しかし、だからといってその分、安心してビールを飲むようではビール会社の思うつぼですよ。たとえ「プリン体ゼロ」であっても・・・

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その理由は2つあります。


①安心してついつい飲みすぎてしまう

ビールといえばプリン体、というイメージがありますが、
実はビールに含まれるプリン体は意外に少ない

缶ビール350mlに含まれるプリン体は、約20mg程度。
プリン体を多く含む食品、例えばレバーやウニなどと比べればかなり少ない。

そんな事実を知っている人だったら
「ビールのプリン体なんて僅かだな。ビールは痛風の大敵というけど大したことないよな」と考えてしまいがち

確かにビールに含まれるプリン体なんてごく僅か。オフにしようがゼロにしようが大差ありません。

だからといってビールを多量に摂取すると、つまみだって進みますよね。
むしろ、そんな酒の肴の方がプリン体を多く含んでいるので結果としてプリン体の摂り過ぎに繋がります。

だから、医者はアルコールを控えるように指導しているんですね。


②アルコールを分解する時に尿酸が産生される

もう一つの理由。

実は(こちらの方が重要な理由だが)プリン体ゼロのビールでも尿酸が増えるんです。

なぜならアルコールは肝臓で分解されますが、その時に尿酸が産生されてしまうから。

その飲料にプリン体が含まれていなくても・・・です。

つまり、プリン体を含まないアルコール、例えば焼酎でも同じことなんです。


さらに言うと、アルコールは尿酸値を上げるだけでなく、排泄機能を下げてしてしまうことが分かっています。

これではより尿酸値が高くなりますよね。

だから、医者はアルコールを控えるように指導しているんですね(大事なことなので2回言いました)


関連記事
『【健康】 プリン体ってなぁに?』
『【健康】 「痛風」の入浴法 ~激痛時は入浴厳禁~』



(簡単に言えば「飲みすぎるな」ってこと SHIBA)

【健康】 プリン体ってなぁに?

「プリン体カット」とか「プリン体オフ」とかよく耳にしますが、
そもそもプリン体って何なのか。分からないまま避けていませんか?


「プリン体は痛風の原因になる」という情報以外何も知らないのに、
なにげにプリン体のことを悪者みたいに考えていた、どうもSHIBAです。

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本当にプリン体って身体に悪いものなのか・・・。

そこで、プリン体とは何ぞや?
ということで調べてみると、プリン体は生きるために必要な物質だということが分かります。

プリン体とは、実は細胞の核酸(DNA、RNA)を構成する塩基でもあり、
またATP(アデノシン三リン酸)の合成にも必要な物質
です。

ATPは、生体活動の主たるエネルギー源であり、その多くがミトコンドリア内で生成されます。


『【健康】夏バテに負けないスタミナアップのカギは「ミトコンドリア」』 参照


で、そんな身体にとって必要なプリン体なんだけど、
食物に含まれているほか、肝臓でも生成されるんです。

そして体内のプリン体は、最終的に尿酸に代謝されて排泄されます。


この尿酸が上手く排泄されず血液中に尿酸がたまって、
尿酸値が7.0mg/dL以上になると、これは「高尿酸血症」にあたります

高尿酸血症が続くと、尿酸が結晶化して関節に沈着し、関節炎になって激痛を感じるようになります。これが痛風発作なんです。


このように、プリン体そのものは悪者ではないことが分かります。

しかし、プリン体は欠乏になることはなかなか無くて、
逆に過剰摂取によって尿酸の濃度が高くなることが問題になります。

実は、核酸やATPの合成に使われるプリン体は、
肝臓で生成されるものがほとんど。

ということは、わざわざ食事によってプリン体を摂取しようとしなくても別に問題はないということ。

むしろ尿酸の生成過多を心配した方が良い。


結論を言えば、プリン体は悪者ではないが積極的に摂取する必要は全く無いということになりますね。


※追記

プリン体を多く含む食材としては、レバー、モツ、ウニ、たらこ、白子など・・・

また、逆に尿酸を減らす食材としてはアルカリ性の物を食べると尿酸が溶けやすくなって排出されやすいとのこと。
アルカリ性の食材といってもピンとこないかもしれませんが、要はカリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルを多く含む物です。
例えばわかめや昆布、ひじきといった海藻類や、ほうれん草、ごぼう、キャベツなどの野菜類、それに牛乳などが該当します。



関連記事
『【健康】 プリン体ゼロのビールって意味あるの?』
『【健康】 「痛風」の入浴法 ~激痛時は入浴厳禁~』

(プリン体って美味しい物に多いんですよねぇ SHIBA)

【入浴】 「鼻血」の入浴法 ~上を向くのは良くない~

夏といえば・・・

そう!生脚!・・・え?

いや。だってほら、どの娘もどの娘も脚出してるじゃない、あんなの見せつけられたら、

あっ!鼻血がぁ・・・

って、そんな事で本当に鼻血が出るのか疑問だな。


「エロいこと想像すると鼻血ブー」のイメージはどこから来たのか。
調べてみると、どうも1970年代の少年マガジンで連載されていた漫画『ヤスジのメッタメタガキ道講座』(谷岡ヤスジ)が起源らしいですね。

どうでもいいですか、そうですか。

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ちなみに鼻血が出た時は上を向くことが多いと思われますが、

実はアレ、逆に良くないことなんだそうです。

というのは、上を向くと血が逆流するだけで止血できるわけではないからです。
のどに血が垂れ込んで飲み込んでしまったりして、逆に不快な思いをいたことはありませんか?

首の後ろをトントン叩くのも意味がありません。むしろ逆効果になるかも。


正しくは、脱脂綿かティッシュを詰めて、鼻を親指と人差し指でつまんで数分~十分間ほど圧迫すれば止まるそうです。

もし止まらなければ普通の鼻血ではない可能性があるので、その場合は耳鼻咽喉科などを受診して下さい。


さて。

鼻血が出た後の入浴ですが、入浴法もなにも、これは避けた方が賢明だと思われます。

お風呂に入ると血の流れが良くなりますからね。再出血する可能性があります。

しっかりと時間を空けてから入浴することをオススメします。


とはいえ、どうしても直ぐに入らなければならない場合もあるでしょう。

そんな時は温めのお湯で。熱い風呂はかえって鼻血が酷くなりますからね。

顔に冷たいタオルを当てるなどして再出血しないように気をつけて下さい。


なんならシャワーのみでも良いでしょう。

当然ですが、長湯はNGです。避けて下さいね。


関連記事

『症状別の入浴法』

 

【健康】 知りたくなかった新事実② CTスキャンで細胞が死ぬ?

CTスキャンは安全だと医療関係者は言い続けていたが、
米スタンフォード大心血管研究所により「CTスキャンで細胞が損傷する」と発表されました。

損傷を受けた細胞は通常修復されるが、ごく一部の細胞は死滅するそうです。

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こんなこと発表されるのは医療関係者にとっては迷惑でしょうね。

でもCTスキャンは、わずかな低線量かもしれませんが、放射線被ばくを受けていることは周知の事実ですからね。

僕としては「ああ、やっぱりそうなのか」ぐらいで別に驚くほどのことでもないかと。

CTスキャンは胸部X線の150倍も放射線量があるのだそう(CTは多方向からのX線のこと)

そんな胸部X線だって何回も受診することは好ましくないとされています。いわんやCTをや。


細胞が損傷すると聞いて、がん細胞化するのではないかという不安が当然沸いてきますが、
今のところがんなどの悪影響を及ぼすかは不明だとのこと。

日本はCTスキャンの検査大国なので、だから日本ではがん患者が多いのかとかいろいろ憶測が今後出てくるかも・・・


どちらにしても、だからといってCTスキャンは避けて通れないほど検査には必要不可欠な機器。

それによってがんを発見できることは多いわけですから。
被ばくしてがんになるのが嫌だと言ってCTを拒否ってるとがんの発見が遅れるかもよ。

しかもCTには頭部、胸部、腹部、骨盤部などを撮影し、がんだけではなく様々な疾患が分かります。
内臓脂肪量や体脂肪の分布状態も測定できる。

あまり怖がる必要は無いかと・・・


(知りたくなかったといえばそうだが SHIBA)
 

【健康】 知りたくなかった新事実① プールで目が赤くなる理由は「塩素」ではなく「おしっこ」?

プールにまつわる知りたくなかった新事実を知ってしまった、どうもSHIBAです。

それはプールで目が赤くなる理由

これまでは塩素が原因だと考えられていましたが、
最近になってその原因は、誰かがプールの中でおしっこをしてしまうことが原因だという見解が出てきました。

え?おしっこ?マジで?

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情報元はアメリカのNSPF(National Swimming Pool Foundation)
日本語訳すると「国立プール財団」?

あまりに衝撃的な見解のため、日本でも結構話題になっているようです。

しかし、ネタがネタだけに、どうも話題が一人歩きしている感じがします。

よく調べてみると、はっきりおしっこが原因と言っているのではなく、

プールの塩素が、人間の尿・汗・埃の中にある窒素を含む物質と結合すると、人間の目・皮膚・呼吸器を刺激する化合物が生じてしまう」とのこと。

つまり尿だけではなく汗なども関係しており、しかもその物が原因なのではなく、それらと塩素とが結合して生じる刺激物によるものだという。

だいたいそんなにプールで放尿する奴なんて、そんなに居るものなのか?という疑問がありますが、これが結構居るらしい。

あるインターネットリサーチによると男性で40%以上、女性で30%以上の人がプールでおしっこをしたことがあると答えている。


また、その塩素との結合で生じた刺激物がトリクロラミンとか塩化シアンだとか言われている。

どちらも爆発物や化学兵器に使われるような危険物質ですが、情報元はそこまで言及していないようなのだが?

まあ、何かしらの反応物が生じているのは事実だとは思いますが、
それが目が赤くなる理由かどうかは、まだ信用できるものではありません。

NSPF以外の専門家の間でも一般的に認められるかどうかでしょうね、問題は。

原因が何であれ目が赤くなるのは事実なので、ゴーグルはした方が目に良いと思われます。


それにしもこんな話が出回ると、プールに入るのが気持ち悪く感じてしまう人が増えるのではないかと気になります。

「プールって汚いんだね」「海の方が良いんじゃね?」みたいな。

でも、海だって魚などの尿や工業廃棄物などの汚水などとか・・・そんな事言ってたらキリがありませんよ。

実際今まで何も知らずに海やプールを利用していたのに、何も問題なかったわけですし。

仮にNSPFの見解が事実だったとしても、それを知ったからといって具合が悪くなるわけではないし・・・。

何でも考えすぎはイカンよ。


というか、プールで放尿する奴の多さに驚きました。

こっちの方が知りたくなかった新事実だわ・・・


(天津の爆発事故もシアン化合物が関係しているとか? SHIBA)