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2015年11月

【健康】 ご長寿さんに肉好きが多いという噂について。本日11/29は「いい肉の日」

本日(11/29)は「いい肉の日」

近年増加している高血圧や糖尿病などの生活習慣病。

その大きな原因のひとつに食生活の変化があると考えられています。

時代と共に食生活が欧米化いたこと。つまり肉食が増えていることと関係があるということです。

日本人には昔から肉食文化がなかったために、肉を消化・吸収することが苦手な人種であるとも考えられています。

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しかし・・・

肉についてよく聞かれるようになった、

「肉を食べる人ほど長生きする」

という噂。


これまでの常識とは逆説になる噂ですよね。

確かによく耳にするようになったと思います。

統計をとったものがあるわけではありませんが、
ご長寿さんには肉好きが多いというのは実感としてあります。

なので「ご長寿さんに肉好きが多い」というのは本当でしょう。


ただ・・・

だからといって肉好きの人が喜んで今後も、積極的に肉をバクバク食べて良いと思ってしまうのは、ちょっと早計だと思います。

もちろん、肉には良質なたんぱく質があって、健康に良い部分も多いものですが。

この噂に関していえば、これは僕の考えですが、

肉が好きだから、肉を食べているから長生きをしているのではなくて、
肉を食べても分解・消化がしっかりと働く丈夫な腸の持ち主だからこそ、高齢になっても肉を食べられる
のではないでしょうか。

つまり

肉を食べるから健康になるというよりも、
健康だから肉を食べられる、ということ。

胃腸が健康でなかったら、いくら肉が好きでも高齢と共に胃腸が受け付けなくなっていくはずですからね。

ご長寿さんは胃腸が丈夫、というのが前提にあって、
だから消化に時間のかかる肉でも平気な人が多く、しかもそういう人は肉に限らず何でも食べているんじゃないでしょうかね。

かつ食べる量も若い人に負けないくらいだということが多いと思いますよ。


歳を重ねても肉を食べて健康に長生きしたいなぁ~と思われるなら、
胃腸の健康に配慮した生活をおくることが大切になってくるんでしょうね。


(肉に限らず何でもバランスよく食べることが基本 SHIBA)

【健康】 倒れてからでは遅い!「くも膜下出血」の前兆となる症状とは

脳を覆っている3層構造の膜(軟膜・くも膜・硬膜)のひとつである「くも膜」

この「くも膜」の内部の血管できたコブ(脳動脈瘤)が破裂し、くも膜と軟膜の間(くも膜下腔)へ出血することを「くも膜下出血」といいます。

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くも膜下出血を起こすと、「バットで殴られたような頭痛」とか「ハンマーで叩かれたような頭痛」とか形容されるほど激しい痛みに襲われるのが特徴的です。

「バットで殴られた…」とか言われても、実際に殴られたことがないのでその痛みは想像できませんが、くも膜下出血には「意識障害」もあるようで、それはつまり気を失うほどだということです。


くも膜下出血は、病院へ着く前に亡くなることもあるほど緊急を要する疾患で、
よく「前触れもなく急にやってくる」と思われています。

しかし、実際には前兆の症状というか予兆があることも多いそうです。
ただ、気づきにくい症状なので知識として身につけておけば役に立つかもしれません。


そもそも動脈瘤ができてくると血圧が乱れてきます。

くも膜下出血を起こす数日前から血圧が乱高下を繰り返すことがあるとのことで、
血圧の変化はくも膜下出血の要因として考えることができます。

まあ血圧の乱高下は、くも膜下出血に限らず、あらゆる異常をきたす要因にもなりますが・・・


また、動脈瘤はいきなり破裂するとは限らず、破裂前の動脈瘤(未破裂動脈瘤 )から少しずつ出血することがあるそうです(警告出血という)

この警告出血により今までとは違う頭痛、つまり違和感のある頭痛がよくみられる症状として知られています。

この違和感のある頭痛は、急に起こること、そして繰り返し持続することが特徴です。

痛みを感じる部分は人によって違いますが、後頭部に痛みを感じることが多いようです。

今まで後頭部に痛みを感じることが無かったのに、急に後頭部の頭痛がするようになり、それも一度や二度ではないようなら「くも膜下出血」の前兆だと疑ってみた方が良さそうです。


また、前兆の症状としては、動脈瘤が出血していなくても周りの神経を圧迫刺激することで、視覚障害(二重に見える・片目の瞳孔が拡大する)があったり、めまい吐き気モヤモヤ感などがあります。

こうした症状はしばらくすると治まるので、くも膜下出血の前兆だとは気づきにくいもの。

特に「頭痛持ちの人」は、それが前兆としての頭痛だとは気づきにくいかも・・・


稀に30代のような若年層でも 、脳の中や周囲に動脈と静脈の接続異常が生まれつきあり(先天性の脳動静脈奇形)、正常な血管を持つ人に比べくも膜下出血を起こしやすいことがあるそうです。

この場合も様々な前兆としての症状がありますが、特にけいれんを起こすことが多いようです。



まとめると、

 血圧の乱れ
 違和感のある頭痛
 めまい
 嘔吐
 けいれん
 モヤモヤ感


これらの症状が数日間みられるようなら、くも膜下出血の前兆である可能性があります。


関連記事
『【健康】 若年層も注意!若者に増えてきている脳卒中』


(前兆を察知してから注意しても遅いくらいなんだけどね SHIBA)

 

【健康】 若年層も注意!若者に増えてきている脳卒中

脳卒中といえば、高齢者ほどリスクが高いイメージがありますが、
近年では若年層の脳卒中が増えているそうです。

自分も他人事ではありません、どうもSHIBAです。


脳卒中は日本人の死因で常に上位に位置する疾患ですが、
医療技術がどんどん発達しているの昨今、若い世代で増えてきているとはどういうことなのか?

そこには何か理由があるんでしょう。


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脳卒中とは、脳内の血流が障害されて脳の機能に異常をきたす脳血管疾患です。

血管が詰まれば「脳梗塞」、血管が出血すれば「脳出血」「くも膜下出血」に大別できます。

比較的に高齢者には「脳梗塞」が多く、若年層には「脳出血」が多いそうですが。
若い世代にも「脳梗塞」は増えてきているようです。


脳卒中の原因として動脈硬化があります。

その動脈硬化をもたらす要因としては高血圧高血糖脂質異常症などの生活習慣病。

ということは若い世代の食生活の乱れや運動不足などが悪化しているとも考えられます。

若くても不摂生な生活をおくっている人は要注意です。


しかし、血圧や血糖値に異常が無くても脳梗塞などの脳卒中になる若者もいるようなんです。

不規則な生活だけでは説明がつかない状態になる。それが若年層の脳卒中の特徴でもあります。

「脳動脈解離」といって、脳の動脈の内壁が何らかの理由で傷ついて剥がれるというか裂けてしまう状態です。

大動脈解離なら聞いたことあるかもしれませんが、それが脳動脈で起こることを脳動脈解離と呼ばれています。

裂けた部分が血管を塞げば脳梗塞、裂けた隙間の血液が瘤になって破裂すれば脳出血やくも膜下出血になります。


スポーツや交通事故による首の捻りが原因で脳動脈解離になることが多いようですが、
不思議なことに首を捻ったりするだけで、例えば首をポキポキ鳴らすだけでも引き起こされることがあるそうですよ。

ポキポキ鳴らす癖のある人には嫌な情報ですね。


とにかく、若年層にとって脳動脈解離はやっかいな疾患です。

さりとて、どう予防してよいものやら・・・

血圧や血糖値に異常が無くても脳動脈解離になりうるというからたちが悪い。

それでも高血圧や高血糖はさらにリスクを高めるだろうから、
予防方法としては生活習慣の見直しということになりますね。

日本脳卒中協会のホームページに、脳卒中の予防十か条が掲載されています。

http://www.jsa-web.org/10/index.html
日本脳卒中協会:脳卒中予防十か条



1 手始めに 高血圧から 治しましょう

リスク要因としては血圧が一番重要かも。普段から決まった時間に血圧を測る習慣を持つと良いでしょうね。高血圧が気になる人は塩分を控える食生活が基本になりますが、厚生労働省にその指針が示されていますよ、参考までに。

http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-002.html
厚生労働省:栄養・食生活と高血圧


2 糖尿病 放っておいたら 悔い残る

糖尿病が怖いのは、血糖が血管を傷つけることもありますが、いろいろな合併症を誘発することです。結果、動脈硬化を進めることになりますから食生活の改善が必要です。


3 不整脈 見つかり次第 すぐ受診

不整脈の原因に心房細動があります。心臓の左心房がけいれんするように収縮し、血液がうっ血すると血栓ができやすくなります。心臓内にできた血栓が脳の血管に運ばれ詰まると脳梗塞になるので、脈のリズムが乱れていると感じたなら直ぐにでも受診することが望まれます。

4 予防には タバコを止める 意志を持て

タバコは脳卒中だけでなく、心臓や肺などあらゆる臓器のリスク要因であり、動脈硬化やがんなどあらゆる疾患のリスク要因でもあります。他の予防法を実践していても喫煙をしていれば全て台無しになるほど、タバコは有害なものでしかありませんよ。

5 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

適量のアルコールを飲む習慣のある人は、全く飲酒の習慣がない人よりも健康に良いという研究報告が出ています。ただし、適量を超えれば逆に毒となり、それこそ脳卒中のリスクが高まりますのでほどほどに。


6 高すぎる コレステロールも 見逃すな

コレステロールの中でも気を付けなければいけないのはLDL(悪玉)コレステロール。LDLコレステロール値が高いと、血管内に付着し、いずれ動脈硬化の原因となります。血をサラサラにすることが肝心です。


7 お食事の 塩分・脂肪 控えめに

これまでの話から塩分や脂質の過剰摂取が脳卒中の原因となることはもはや説明不要でしょう。具体的に何をどれだけ摂取すれば良いのか意識して食事をするのは難しいと思われるなら、カロリーの摂取量だけでも意識すると良いでしょう。要は食べ過ぎを控え、腹八分にするだけでも塩分や脂質の摂取量も相対的に減りますからね。


8 体力に 合った運動 続けよう

ウォーキングなどの有酸素運動は、血圧や血糖値を下げる効果があります。食生活ばかり改善していても運動不足だとなかなか効果が得られませんよ。


9 万病の 引き金になる 太りすぎ

いわゆるメタボ(メタボリックシンドローム)とは、高血圧や高血糖、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態をいいます。つまり内臓脂肪型の肥満のこと。これに該当する人は、食生活と運動習慣の見直しが必要です。


10 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

脳卒中が起きたら、というか普段から脳ドックなどを利用することも有効ですね。


関連記事
『【健康】 倒れてからでは遅い!「くも膜下出血」の前兆となる症状とは』


(この前「アタマ大丈夫?」と言ってきた人がいて「なんて親切なんだろう」と思ったけど、あれ別の意味だよね? SHIBA)
 

【健康】 「朝起きたときに頭痛がする」それって脳腫瘍かも

頭痛が痛い時ってありますか?

あ?「頭痛が痛い」っておかしな日本語やね。
「腹痛が痛い」とか「雷が落雷した」と同じか。

これこそマジ頭が痛い、どうもSHIBAです。

いやね。その頭痛いではなく頭痛の話なんだけど、
頭痛といってもいろいろなタイプの症状や原因がありますよね。

その中でも「朝起きると頭が痛い」というタイプの頭痛がするようなら、
それは普通の頭痛ではなくて脳腫瘍の可能性がありますよ。

朝起きた時に一番痛みを感じるか、或いはその痛さで目が覚めて、起床後しばらくして軽減する頭痛です。

たまたまなら良いんですけど、毎朝繰り返す。しかも徐々に悪化していくようなら脳腫瘍の疑いが強くなります。

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脳腫瘍というのは字の如く脳にできる腫瘍。

良性の腫瘍も多いのですが、腫瘍が大きくなると周囲の脳や神経を圧迫してしまうので良性でも放っておくわけにはいきません

脳腫瘍ができると朝に頭が痛くなるのは、朝は血管が拡張されていて血流がよく、起きている時よりも脳がむくんでいるからだと言われています。

頭痛が進行すると全身がけいれんして意識を失うこともあるそうです。


脳腫瘍には良性のものと悪性のものがあるだけではなく、他の臓器から転移してきた転移性の腫瘍もあります。

また、発生した場所(組織)によっても脳に与える影響は様々で、
例えば前頭葉(額の後ろ)を圧迫すれば筋力が低下したり人格が変わってしまい、側頭葉(耳の上)を圧迫すれば言語の理解と表現の能力が失われる場合があります。

ときに物忘れが酷くなってきて認知症と勘違いしやすいことも・・・


脳の下垂体にも腫瘍ができることがあります。

下垂体は成長ホルモンや副腎皮質ホルモンなど数多くのホルモンの分泌促進や抑制に関与していますから、ここに腫瘍ができるとホルモンのバランスが崩れます。

また、下垂体のすぐ側には視神経が交差しており、視野が狭くなるなどの視覚障害をおこすことも。


このように、脳腫瘍の種類やできる場所によって、
歩行障害、言語障害、聴力障害、視覚障害、顔面麻痺、めまい、無気力などその影響は多岐に渡ります。

良性の腫瘍であっても放っておけないことがよく分かりますね。

だからこそ、朝起きたときに頭が痛いなどの脳腫瘍の前兆を感じたら医療機関で診察することにしましょう。


(朝起きると会社に行きたくないって頭が痛むのは心が病んでる? SHIBA)

【健康】 北の湖理事長の死因「多臓器不全」について

子どもの頃に初めてテレビで観た大相撲といえば、北の湖が横綱に君臨していた時代です。

当時はまだ若手だった千代の富士を軽々と持ち上げ吊り出しで勝った勝ちっぷりが凄すぎて、今でも脳裏に焼き付いています。

とにかく憎たらしいほど強かったという印象しかありません、どうもSHIBAです。


そんな大横綱が今では日本相撲協会の理事長として活躍されていたわけですが、
急逝されたとのことで、心よりご冥福をお祈りするばかりです。

それにしてもまだ62歳という若さ。

北の湖理事長を死に至らしめたのはいったい何だったのか?

当初の報道では「直腸がん」ということでしたが、
のちに「直腸がんによる多臓器不全」が死因だということらしい。

多臓器不全?

最近ではラーメンの鬼と称えられた佐野実さんの死因も多臓器不全でしたよね。


多臓器不全とは、腎臓、呼吸器、肝臓、血液系、心血管系、消化器、神経系の7つの臓器のうち、2つ以上が相次いで機能しなくなった状態を多臓器不全と定義されていますが・・・

しかしこの「多臓器不全」という死因。心不全なみになんとも曖昧な表現ですよね。

多臓器不全に至った直接の原因があるはずで、多臓器不全はその結果ですからね。

報道では「直腸がんによる多臓器不全」ということだから、直腸がんが原因みたいな感じにはなっていますよね。


実は僕の父親も直腸がんを経験していまして。

で、術後の傷口から菌が全身を駆け巡る敗血症になって、死を覚悟するほど危険な状態になったことがあるんです。

敗血症というのは何らかのかたちで感染した細菌が血液中に入り込み、全身に炎症反応を起こす疾患です。

なので敗血症は多臓器不全の原因となりうるほど重篤な疾患ですが、理事長も敗血症だったのではなかろうか?という気もします。

また、今年の7月には腎臓に尿がたまる「両側水腎症」で手術をしていたそうですし、
亡くなられた日(11月20日)の朝には一度貧血の症状で病因へ救急搬送されていたとのこと。

水腎症というのは腎臓で作られた尿の流れが堰き止められて腎臓に尿がたまること。
尿を外に出せなければ腎臓としての機能をしない腎不全となります。

大腸がんや直腸がんは周辺に転移すれば、例えば腎臓は近い部位なので、転移したがんが尿路を塞いでいたのかもしれませんね。

腎不全に陥った腎臓では、赤血球を増やすために必要なホルモン「エリスロポエチン」が作られず、その結果、赤血球が足りない腎性貧血になります(鉄分が足りなくておこる鉄欠乏性貧血とは違う)

亡くなられた日の朝の貧血は、この腎性貧血によるものかもしれません。もちろん勝手な推測ですが・・・


もしくは貧血ではなくて実は敗血症性ショックによる低血圧だったとか。

敗血症性ショックは、敗血症によって引き起こされる低血圧症(ショック)で、死に至るほど危険な症状ですからね。


まあどれもこれも勝手な推測ですが、人の死というものはこうやって推理するのも憚れるものです。

しかし自分の健康への戒めとして勉強することは無駄にはならないと思う次第です。


それにしても、横綱としてまだまだ強かったのに若くして引退してしまったあの現役時代のように、
理事長としてもまだまだご活躍のまま人生を引退してしまったあたり、
北の湖は最後まで北の湖らしいというか・・・

自分の身体の心配よりも相撲界に人生を捧げた人、それが北の湖。


(真の大横綱ですね SHIBA)

【入浴】 子どもの入浴法 ~「インフルエンザ」の場合~

子どもによくある気道の感染症にはかぜとインフルエンザがあります。

どちらも上気道(口から喉頭まで)に飛沫感染や接触感染で感染しますが、
かぜの病原体にはいろんなウイルスや細菌があるのに対し、インフルエンザはインフルエンザウイルスのみによって引き起こされます。


『【健康】 今さら聞けない!かぜとインフルエンザの違い』 参照

 

1~2日間の潜伏期間のあと、急激な悪寒とともに発熱します。

症状はかぜのような上気道の呼吸器系だけでなく、関節痛、頭痛、筋肉痛など、全身に症状があらわれるのが普通です。

インフルエンザが怖いのは体力を奪われてしまうことと、
それにより合併症をひき起こすこと。

高齢者では肺炎、乳幼児は脳炎や熱けいれんに注意が必要だと言われています。


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◆インフルエンザの特徴

【感染様式】飛沫感染、接触感染

【潜伏期】1~2日間(長い時は1週間)

【好発年齢】乳幼児、高齢者、免疫力の弱い人

【症状】急激な悪寒、発熱(高熱)、頭痛、関節痛、筋肉痛など


 

1.いつから風呂に入れるのか?

 

「かぜをひいたら風呂はダメ」は過去の話。

だからといってインフルエンザの時に入浴するのは危険です。


風呂に入ってもよいか控えた方がよいかは熱があるかどうかではなく、体力があるかどうかで判断することが現在の常識となっています

つまり、発熱や咳といった症状で判断するのではなく、食欲や元気があるかどうかが判断材料になります。

なので少しばかり熱があっても機嫌がよければお風呂に入れてあげても問題ないものなのですが、これは「かぜ」の場合の話・・・


インフルエンザは38℃、39℃を超えてくる高熱を伴います。

熱があるかどうかが入浴の判断材料ではないとはいえ、高熱によりかなりの体力が奪われている状態です。

間違いなく重症化を招きますので入浴は控えてください。

ただし高熱では相当汗をかくので、こまめに体を拭いてあげましょう。


問題は「いつから入れるのか?」ですよね。

一応、「37℃まで熱が下がり、食欲や元気があるようなら大丈夫」ということになりますが、それまでの高熱で体力を消耗した後なので、入浴によりさらに体力を消耗させることになりかねません。

そこは慎重に判断する必要があります

また、熱が下がっても、また熱をぶり返すことがあります(二峰性発熱という)ので、安心は禁物です。

『学校保健安全法』で定められているインフルエンザの出席停止の基準は、「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日間」となっているので、「熱が下がった = 治った」わけではないことに注意しなければなりません。

熱が下がった後も、しばらくはウイルスが潜伏している可能性があるということです。

 

2.入浴時の注意点

 

なお、入浴するのであれば「長湯をしない」ことと「湯冷めをしない」ことを守りましょう。

長湯は体力を消耗します。短めにサッと温まって風呂から上がり、あとは湯冷めをしないように暖まることが基本です。

湯冷めは悪化させてしまう原因になります。
脱衣所や部屋を暖かくしておく他、体をしっかり拭く、髪の毛もしっかり乾かすようにして下さい。

水分補給も重要です。
冷たい飲み物は体を冷やすので、できれば温かいものを飲ませてあげて下さい。

風呂上りは安静にすることが第一で、せっかく温まった状態を維持しながら就眠へと繋げましょう。

 


3.家庭内感染に注意

 

家族が同じお風呂に入ったらインフルエンザがうつるのではないか?といった心配があるかと思います。

しかしウイルスは高温多湿な環境を苦手とします。

ちなみに、ウイルスの感染力は室内が25度で2分の1、30度の場合は10分の1にも下がると言われています。また、湿度が50%の場合は約3%しかウイルスは生き残れないそうです。

浴室の湿度は場合によっては90%ぐらいあるでしょうから、入浴で感染することは考えにくいものです。


それよりも接触感染に注意。

タオルやバスタオルは同じ物を使わないことが肝心です。

またドアノブからの間接的な接触感染もありうるようです。

ウイルスが付いた手で、無意識に、顔や口のまわりを触ることも多々ありますからね。
浴室の使用後はドアノブを綺麗に拭いておくといいですね。


関連記事

『「子育て」としての入浴法』


『子どもの症状別入浴法』

 

【健康】 今さら聞けない!かぜとインフルエンザの違い

今年は一度もかぜをひいていません。このまま順調に年越ししてしまいたい、どうもSHIBAです。

インフルエンザにいたっては、僕は一度も発症したことがありません。
ワクチンも接種したことがありません。
嫁さんがインフルエンザに罹っていても、その横で一緒に寝ていても感染しません。
なぜインフルエンザに罹らないのか自分でも不思議です。
バカなんでしょうか・・・

そんなことはさておき。

これからインフルエンザが流行する季節ですが、
「かぜ」と「インフルエンザ」の違いはご存知でしょうか?

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そもそも「何をもってかぜというのか」すら分からずに「かぜ」という言葉を使っている人は多いと思います。

鼻水やくしゃみなどの症状が出たら、なんでもかんでも「風邪をひいた」と思っていやしませんか?

「かぜ」かどうかの判断を症状ではできません。
症状で判断していると、例えば花粉症だってかぜと間違えてしまいます。

かぜの定義は、ウイルスや細菌などの病原体によって上気道が感染することです。
稀に急激な温度変化などで上気道を炎症してしまうことがあります。

つまり

一般的に「かぜ」と言われているのは急性の「上気道炎」または「上気道感染症」のことで、
鼻腔・咽頭・扁桃などの上気道が炎症をきたす疾患群の総称です。


炎症とは病原菌に対する免疫細胞による防御反応のことですから、
「かぜ」の原因は病原菌による感染によるものです(稀に寒冷やアレルギーなどの非感染性の場合もある)

病原菌が上気道に感染すると、くしゃみや鼻水、咳、発熱といった症状があらわれます。
たら、発熱は微熱であることが多いのもかぜの特徴です。

その原因となる病原体には、細菌よりも大半はウイルスによるものであり、かぜの病原体となる主なウイルスにはライノウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルスが該当します。

これに対し、インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルスのみです


◆病原体の違い

かぜ ・・・ライノウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルなど様々なウイルス、または細菌

インフルエンザ ・・・インフルエンザウイルス




なので、インフルエンザもかぜの一種とみることもできます。

ですが、やはりかぜとインフルエンザは別物と考えた方が良さそうです。

潜伏期間はどちらも1~2日間
上気道(口から喉頭まで)が感染することで発症することも共通しています。

しかし、ひとたび発症すればその違いは歴然。

かぜはくしゃみや鼻水、咳といった症状が徐々に出てくるのに対し、
インフルエンザは急激な悪寒とともに発熱
しかも微熱になることはなく、いきなり38℃を超える高熱が出ます。

また、インフルエンザの場合は関節痛、頭痛、筋肉痛など、全身に症状があらわれるのが普通です。



◆初期症状の違い

かぜ ・・・くしゃみ、鼻水、咳、のどの痛み(徐々に進行)

インフルエンザ ・・・悪寒、発熱(急激な高熱)




◆症状の範囲

かぜ ・・・上気道が中心(くしゃみやのどの痛みなど)

インフルエンザ ・・・全身(関節痛、頭痛、筋肉痛など)



症状の重さに圧倒的な差があり、
インフルエンザは肺炎などを併発して重症化する場合もあります。
その他、気管支炎、中耳炎、筋肉炎、インフルエンザ脳炎なども合併することがあります。

「インフルエンザ = 熱が高いかぜ」ではありませんので、あしからず。


関連記事
『【健康】 子どもの入浴法 ~「かぜ」の場合~』
『【健康】 子どもの入浴法 ~「インフルエンザ」の場合~』


(どちらも水分補給が大事 SHIBA)
 

【入浴】 子どもの入浴法 ~「百日咳」の場合~

百日咳とは、百日咳菌という細菌による感染症のこと。

感染力が強く、その名のとおり咳が長期間続く疾患です。

初期症状(1~2週間)は鼻水やせき、目の充血などかぜと同じような症状のため、見分けがつかないことが多いようです。

その後、咳が激しくなり、夜に酷くなるのが特徴です。

また、激しい咳が数回続いて、その後にヒューという音を立てながら息を吸うのも特徴です(これに対し、息を吐いた時に音が鳴るのが喘息)

小児に多い疾患ですが、大人も感染することがあるほど感染力が強く、
百日咳を患った小児の傍に赤ちゃん(乳児)がいる場合は特に要注意です。

赤ちゃんはワクチンをしていない限り、ママにもらった免疫力だけでは百日咳の感染を防げません。

赤ちゃんにとって百日咳が危険な理由は、自分で痰を出すことができないからです。
そのため痰を飲み込んで呼吸困難になったり、無呼吸発作や痙攣を起こす場合があり、ごく稀に死に至ります。

赤ちゃんが呼吸困難によるチアノーゼ(唇や顔色が青紫色になること)になっていないか、注意深く見てあげなければなりません。

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◆百日咳の特徴

【感染様式】飛沫感染、接触感染

【潜伏期】1~2週間

【好発年齢】乳児~2歳

【症状】鼻水、咳、目の充血、嘔吐
    ヒューという息の引き込み



発熱から合併する症状として肺炎や中耳炎などがありますが、
熱は出ないことも多いようです。

そういう意味では百日咳は問題なく入浴しやすい疾患です。

元気があって食欲もあるようなら、積極的に入浴をすすめます。

湯船でくつろいでいる時に咳き込んだ場合は、上体を起こしてあげて下さい
(夜寝ている時に咳き込んだ場合も上体を起こしてあげると楽になります)

痰が絡んでいるようなら背中を摩ったり叩いたりして吐き出させましょう。

シャワーの湯を上から口の中に注ぎこみながらうがいをすると、通常のうがいよりも痰を切りやすくなります

でもさすがに咳が激しいときは入浴は控えます。

水分補給はこまめに。

脱水を防ぐだけでなく、水分を与えると咳が楽になるし、痰の粘性が緩和されて出しやすくなるからです。

風呂上りには乾燥低温に気をつけることも重要です。
咳が出やすくなるので禁物です。


関連記事

『「子育て」としての入浴法』


『子どもの症状別入浴法』

 

 

11月16日は「幼稚園記念日」

どうもSHIBAです。

本日11月16日は「幼稚園記念日」です。

1876年の今日、日本で最初の幼稚園とされる東京女子師範学校付属幼稚園が開園したことに由来します。

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1876年といえば明治9年。それまで日本には就学前の保育機関がありませんでした。


1872年(明治5年)には学制が配布され、入学予備教育として「幼稚小学」を規定していましたが未設置に終わりました。

しかし、欧米の進んだ文化導入の一環として、ドイツ人のクララ・チーテルマンにより東京女子師範学校の構内に幼稚園が開設。日本への幼稚園の導入が実現されました。

これにより日本では幼児の教育施設が徐々に整備されていくわけですが、
それでも戦前の幼稚園就園率は1割程度でしかなかったそうです。

幼稚園にはお金がかかりますからね。

そんな中、戦後から保育所が国の制度に加わります。

保育所はもともと子守をしながら労働することから解放するために乳幼児を保育したり、また貧困のため親の保護を失った乳幼児を保育するための託児施設として興りました。

女子労働力を確保のためには工場内に託児施設が必要だったわけです。今でいう事業内託児所ですね。

保育所が国の制度になる前は民間や地方の独自事業だったため、
幼稚園令に基づいて営まれている幼稚園と違って保育所には法制的な定めがなく位置づけが曖昧な存在だったそうです。

そのため保育所は「ただ子どもを預かっているだけ。遊ばせているだけ」という誤解が今でもあるそうです。

幼稚園も保育所も保育理念は「健康・人間関係・環境・言葉・表現」で共通なんですけどね。

保育とは「養護」だけでなく「教育」という意味も含んで「保育」ですから・・・

どうもそれが理解されていないらしい。


昔から幼稚園と保育所の関係が議論されていましたが、一元化されないまま今日に至っています。

最近は「認定こども園」という幼稚園と保育所等のそれぞれのよいところを生かしながら、両方の役割を果たすことができる施設が、政府が力を入れている子育て支援事業として普及しようとしています(実際にはなかなか進んではいないようですが)


就学前の保育・教育施策は、海外に比べ日本はやはり今でも遅れているんでしょうね。

待機児童の課題もあるし、海外に対し胸を張れるような保育施策が確立されるにはまだまだ時間がかかりそうですね。


(子育てとは家庭の問題ではなく社会の問題 SHIBA)

【入浴】 「耳鳴り」の入浴法 ~神経質にならないことも大事~

「耳鳴り」は症状であって、病気の名前ではありません。

「キーン」とか「ジー」とか聞こえ方はいろいろありますが、
これらは外部から聞こえてくる音ではなく耳の内部から感じる音であり、
何らかの原因があってこのような音が聞こえるという現象です。

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その原因と考えられているのは主に3つ

●病理的な原因
●加齢による原因
●血行不良やストレスなど



ひとつ目の「病理的な原因」とは、
中耳炎内耳炎などの影響を受けて発生する耳鳴りのこと。

耳の病気の多くは、その症状として耳鳴りがありますので、
その場合は耳鼻科にて診察、処置してもらうことが優先されます。

また、耳の損傷感染症が原因で起こる耳鳴りもあります。

なお、「片耳だけ耳鳴りが続く」「拍動性の耳鳴りがする」場合は、
耳以外の障害であったり、動脈硬化腫瘍によるものである可能性もありますので、
すぐにでも診察してもらいましょう。


ふたつ目の「加齢による耳鳴り」とは、簡単にいえば老化現象です。

歳とともに耳が聞こえにくくなったり(聴力の低下)、平衡感覚を失いやすくなるのと同じです。

耳の内部の構造が変化している影響であり、耳鳴りもその影響を受けていると考えられています。

難聴による耳鳴りもあります。
難聴になる前触れとして耳鳴りがすることもあるようです。


三つ目の「血行不良やストレスなど」が原因の耳鳴りとは、一般的な耳鳴りで、
その多くは血流改善によって解消されることがあります。

このような耳鳴りには、入浴はとても効果的な改善法になります。





1.38~40℃の湯に15~20分


ぬるめのお湯で長めに浸かることが推奨されます。

そうすることで血管が、頭部への血流改善にじゅうぶん拡張されます。

肩こりの症状が酷い人は、肩こりの緩和を目的に入浴して下さい。


『【入浴】 「肩こり」の入浴法 ~炭酸ガス系の入浴剤やアロマで効果的に改善~』 参照

血液やリンパの流れが悪いために耳鳴りがすると考えられていて、
肩や首のコリによって血流が悪くなっている場合もあり、
コリを改善することで耳鳴りが治る場合もあるそうです



また、高血圧が原因で耳鳴りを起こす場合も考えられます。

「血管性耳鳴り」といい、頸動脈など耳の近くを通る血管に異常があるために雑音となって聞こえる耳鳴りです。

このような場合は、まず高血圧を改善することが先決となります。


『【入浴】 「高血圧」の入浴法 ~安全な入浴法と症状別の工夫~』 参照


高血圧の状態を放っておくと、脳卒中などの脳疾患へと悪化する可能性もあるので注意しましょう。



2.耳鳴りに対して神経質にならない


入浴では熱い湯に浸かると逆効果になります。

42℃以上になると交感神経が刺激され、血管が収縮され血流が悪くなってしまいます。

ストレスが耳鳴りになるのは、ストレスが交感神経を刺激して血流が悪くなるから

睡眠不足や疲れもストレスとなり耳鳴りの要因となります。

なのでストレスが原因の耳鳴りには、なおさらリラックスして入浴するよう心掛けなければなりません。

時に耳鳴りを気にし過ぎることもあるかもしれません。

耳鳴りを気にしているうちに、意識がそちらに行き過ぎていて、
例えば耳鳴りが鳴っていなくても自ら耳を澄ませて耳鳴りを確認しに行って
微かな音を拾い出して「あ、耳鳴りだ」とわざわざ耳鳴りを感じてしまうとか・・・

耳鳴りに対してあまり神経質にならないことも重要です。

ゆったり湯に浸かりながら他のことでも考えましょう。


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『症状別の入浴法』