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健康・入浴法

【入浴】 「頭痛」の入浴法 ~軽減する頭痛と悪化する頭痛~


頭痛の対策としてお風呂は有効な場合があります。

しかし、お風呂で悪化する頭痛もあります。

自分が悩んでいる頭痛のタイプがどちらなのかを把握していなければ、入浴が逆効果になりますので注意しましょう。

そもそも、ひと口に頭痛と言ってもいくつかの種類があります。

しかし「緊張型頭痛」「片頭痛(偏頭痛)」のどちらかである場合がほとんどです。

なので、ここではこの2つの頭痛に対しての入浴法に限定します。

ちなみに別の病気が原因で起こる二次性の頭痛もたくさんあり、
くも膜下出血、脳出血、脳膿瘍、髄膜炎、脳炎、結核、高血圧、副鼻腔炎、インフルエンザ、かぜ、中耳炎、緑内障、妊娠、不眠症、うつ病、二日酔い・・・など数えあげたらキリがありません。

これらが原因の頭痛に関しては以下の入浴法を参照して下さい。


『「朝起きたときに頭痛がする」それって脳腫瘍かも』 参照
『「高血圧」の入浴法 ~安全な入浴法と症状別の工夫~』 参照
『「不眠症」の入浴法 ~就寝の1~2時間前に入浴する~』 参照
『「春うつ」の入浴法 ~頑張らない~』 参照
『子どもの入浴法 ~「インフルエンザ」の場合~』 参照
『子どもの入浴法 ~「かぜ」の場合~』 参照
『子どもの入浴法 ~「中耳炎」の場合~』 参照
『「二日酔いには風呂が効く」というのは間違い!』 参照



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・・・さて。

問題の「緊張型頭痛」と「片頭痛」ですが、この二つの違いを簡単に説明するとこうなります。


【緊張型頭痛】

血管が収縮して起きる
だから血流を良く(血管を拡張)することで改善

【片頭痛】

血管が拡張して起きる
だから血管を収縮させることで改善



以上のことから「緊張型頭痛」は入浴で軽減される頭痛、
「片頭痛」は入浴で悪化する頭痛
だと言われています。

入浴すると血流が良くなりますからね。片頭痛には逆効果になるというわけです。

むしろ片頭痛には頭を冷やした方が良いと言われています。



1.緊張型頭痛の入浴法


緊張型頭痛は、頭、首、肩の筋肉のコリが原因と考えられていて、
頭がヘルメットで締め付けられるような感じがして、頭全体が痛む頭痛です。

筋肉のコリは血行不良によるものですが、ストレスが大きく関係していると考えられています。

ストレスによって自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、その結果血流が悪くなるので筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる・・・というメカニズムらしい。

ということで。

緊張型頭痛を軽減するには肩こりを解消して血行を改善すれば良いということになります。

40℃10分の全身浴がオススメ。

『【入浴】 「肩こり」の入浴法 ~炭酸ガス系の入浴剤やアロマで効果的に改善~』 参照


緊張型頭痛にはマッサージストレッチも有効なので、
入浴しながらこれらを取り入れるのも相乗効果が期待できます。



2.片頭痛の入浴法


問題はこちら。
片頭痛のメカニズムは解明されていません。

片頭痛は頭の一部がズキンズキンと拍を打つような痛みが特徴です。
これは脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激していると考えられています。

これもやはりストレスが主な原因だとされていますが、
なぜストレスが原因で血管が拡張するのか不思議ですよね。

ふつうであればストレスは交感神経を刺激するので血管は収縮するはず。

ただ、仕事のない週末などに片頭痛が起こりやすく、これは心身のストレスから解放されて、一気に血流が良くなり血管が膨張するのではないかと考えられています。

興味深いのは片頭痛の患者は冷え性の人が多いということ。

冷え性の人の手足の先が冷えるのは血液のめぐりが悪いからで、それは臓器など体の大事な部分に血液が集まっているからなんですね。
冷え性の人は代謝が悪く熱を作り出しにくいので、体の大事な部分を優先的に熱を確保しようとします。
体の大事な部分として脳も例外ではありません。
だから冷え性によって脳血管が拡張し周囲の神経を刺激しているのだと考えるのは自然かも・・・


であれば、片頭痛を軽減するには、冷え性を解消して血流を全身に拡散させれば良いということになります。

39~40℃15分の全身浴半身浴なら20~30分が目安。
体への負担を感じるなら3回に分けて短時間の入浴する分割浴がオススメ。

何しろ「片頭痛は入浴することによって悪化する」なんて言われたらお風呂なんて入らない方が良いということになっちゃいますからね。

でも毎日入らないというわけにはいかないでしょ。
あ、もちろん頭痛発作が起きている最中は入浴しちゃいけませんよ。

それから入浴中に頭痛発作を感じたらすぐに風呂から上がって頭を冷やして下さい。


『【入浴】 「冷え性」の入浴法 ~誤解だらけの冷え性対策~』 参照



3.混合型頭痛の入浴法


ここでいう混合型とは、緊張型頭痛と片頭痛が併せて起こる場合。
またはどちらの頭痛による痛みか分からない場合。

「緊張型頭痛は温めると良い」「片頭痛は冷やすと良い」というふうに、対処法が真逆になっていますからね。

しかし、どちらも自律神経の乱れ、血行不良が原因ですから、普段の入浴ではリラックス効果が得られるような工夫、例えば好きな入浴剤やアロマを使用する。熱い湯は避ける。長湯はしない。そして入浴後1~2時間後に入眠するなど、とにかく自律神経のバランスを整え血行促進に励むことが頭痛の予防になることは間違いなさそうです。


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『症状別の入浴法』

 

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