ホーム>健康ブログ>健康・入浴法>【入浴】 子どもの入浴法 ~「あせも」の場合~
健康・入浴法

【入浴】 子どもの入浴法 ~「あせも」の場合~


あせもとは汗腺に汗がたまり炎症を起こした状態で、正式名称は「汗疹(かんしん) 」といいます。

頭やひたい、首、肘や膝の内側など汗の溜まりやすいところや、下着の締め付けているところに発症します。

代謝の良い乳幼児は特にあせもになりやすく、オムツかぶれもしやすいので注意が必要です。

あせもをかきむしってしまうと、肌に傷ができてそこから細菌が入り、「とびひ」にかかってしまうこともあるので、肌を傷つけないよう爪は短く切ってあげることも大切です。

201673115440.jpg


◆入浴の3大ポイント


「汗かきの人」はあせもになりやすく、あせもの予防法として「汗をかかないこと」とよく言われますが、これには少し誤解があります。

汗をかくことが問題なのではなくて、かいた汗をそのままにしておくことが問題なんですね。

汗は皮膚の中にある汗腺で作られ、導管(汗管)を通って皮膚表面に出てきますが、かいた汗を放置しておくと、皮膚の表面の汗や導管に詰まって皮膚内に貯留しや汗に垢や汚れが溜まることが「あせも」の原因ですからね。

むしろ汗をかいて導管に詰まった汗を出してしまった方が清潔です。

問題はその後。かいた汗へのケアです。

こまめに汗を拭くことはもちろんですが、シャワーを浴びることも有効です。

ですが、シャワー浴よりも浴槽浴の方が有効です。

ただし、正しい入浴法でないと逆効果になるので注意して下さい。


あせもに対する入浴法のポイントは3つ

(1) 清潔にする
(2) 刺激を避ける
(3) 保湿する


この3つを原則として守らなければいけません。

このポイントに沿って、「大人・小児」に対する入浴法と「赤ちゃん」に対する入浴法に分けて紹介します。



◆大人・小児に対する入浴法


3つのポイントに沿って説明します。

(1) 清潔にする

まず、入浴は就寝の数時間前に入ることが多いと思いますが、あせもを改善するのなら帰宅後早めの入浴をお勧めします。
かいた汗を放置しておく時間はできるだけなくしたいからです。

そしてシャワー浴より浴槽浴を勧めるのは、浴槽浴はいい汗がかけるからです。

ふだんから汗をかいている人は汗腺がしっかり機能しているが、汗をかく習慣のない人は機能する汗腺が少なくなります。
その状態で夏の暑くて体温が上がったときには、汗が限られた汗腺から一気に吹き出すので汗がつまりやすい。これが悪い汗。

それに湯船に浸かると皮膚の末端まで血流が良くなります。
酸素と栄養が供給され老廃物が排出され、傷ついた皮膚の細胞が修復されますし、新陳代謝が活発になるので古い細胞から新しい細胞へと肌のターンオーバーサイクルを活性化することにもなります。


(2) 刺激を避ける

体温が上昇すると症状が悪化します。
そのためお湯の温度は38℃前後を適温とします。

体を洗うときはゴシゴシ洗わない。当然のことですが、肌を傷つけることは炎症の原因となります。


(3)保湿する

入浴後は化粧水や保湿クリームを使用してしっかり保湿しましょう。

肌の水分が失われ乾燥すると、肌のバリア機能が低下してこれまた炎症の原因となります。

そもそも保湿ができていればあせもにはなることは少ないです。



◆赤ちゃんに対する入浴法


赤ちゃんはいろいろと未熟な部分が多いので、その点を注意する必要があります。

(1) 清潔にする

赤ちゃんがあせもになりやすい理由の一つに「自分で汗を拭けない」ことが言えます。

そのため赤ちゃんの汗に対するケアをまめに対応してあげなければなりません。

入浴は汗を流す良い方法ですが、1日に何度も入浴するとその度に皮膚表面の角質が失われていきます。

1日に複数回入浴するのであれば、1回あたりの入浴時間を5~10分間と短めにすると良いでしょう。


(2) 刺激を避ける

赤ちゃんの肌は敏感です。お湯の温度は夏でも38℃にしましょう。

あせもができている部位を冷やしてあげようと冷水をかけるのは危険です。
赤ちゃんは体温調節も未熟なので冷水によって体温が下がってしまう可能性があるようです。

赤ちゃんは肌バリア機能も未熟。
そのため入浴剤も特別必要ありません。発汗作用のある入浴剤やメントール系は赤ちゃんにとっては刺激が強すぎます。

あせも対策ならば、よもぎ風呂、桃の葉風呂、どくだみ風呂、びわの葉風呂といった天然由来成分のあるものにしておきましょう。

肌が弱いので、使用する石鹸はベビー用石鹸(界面活性剤や香料が入っていない)かアトピー用石鹸が刺激が少なくてお勧めです。

泡立てて手のひらでなでるように洗って下さい。
泡は残らないようにしっかりすすぎましょう。シャワーを当てすぎると皮脂が落ちてしまうという意見もありますが、皮脂はまた分泌されます。それよりも古い皮脂を残していたりすすぎ残しがあると肌トラブルの原因となります。

最後はタオルを当てるように水気を取ります。タオルは吸水性よりも肌触りの良い物(刺激が少ない物)を使用しましょう。


(3) 保湿する

入浴後のスキンケア製品は、なるべく無香料や無着色といった無添加の物を使用しましょう。

ベビーパウダーは導管(汗管)を塞いでしまうのであせもには逆効果になる場合もあるそうです。
もともと予防用ですからね。使用するときはしっかり肌を乾かしてからにして、つけ過ぎに注意しましょう。



関連記事

『「子育て」としての入浴法』

『子どもの症状別入浴法』

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.arapia.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/536