ホーム>健康ブログ>健康・入浴法>【入浴】 「夜間頻尿」の入浴法 ~原因別で違ってくる~
健康・入浴法

【入浴】 「夜間頻尿」の入浴法 ~原因別で違ってくる~



夜間頻尿」とは病名ではありません。「夜間に1回はトイレに起きる」ことを定義とする症状のことです。

頻尿は加齢水分の過剰摂取などの生活習慣によってもなりますが、尿崩症糖尿病が原因となることもあります(尿崩症とは抗利尿ホルモンが減少したり働かなくなるために尿量が増えてしまう症状で、昼夜関係なくトイレの回数が増えます )


特に夜間の就寝中に頻尿になることを「夜間頻尿」といい、考えられる原因は以下のとおり・・・


「夜間多尿」・・・夜の水分の過剰摂取はもちろん、カフェインやアルコールの摂取も原因となる。心臓や腎臓の機能低下も多尿に関係し、高血圧や心臓病の薬による影響もある。

「膀胱畜尿障害」・・・機能的膀胱容量が減少し、膀胱に十分な尿を溜めることができなくなる状態。過活動膀胱、前立腺炎、膀胱炎などが原因となる。

「睡眠障害」・・・高齢者に多い。眠りが浅く、トイレに行きたくて起きるのか、目覚めたからトイレに行きたいのか自分でも分からない状態。不眠症の他、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群が関与している場合もある。



2016102810943.jpg




◆夜間頻尿の場合


まずは生活習慣の見直しから始めましょう。

就寝時間は不規則になっていませんか?寝る時間が毎日バラバラだと体内時計が乱れるので夜間に起きてしまうことにもなります。

また、夜にお茶やコーヒー、お酒を飲む習慣がある場合も注意が必要です。カフェインアルコールを含むものは控えた方が良いでしょう。

体質も関係します。

夜だけ頻尿になる人の特徴として足のむくみが原因となることがあります。
これは寝るときに体が横になり、脚に溜まっていた水分が全身に回り腎臓に流れた水分が尿となるから。


『【入浴】 「脚のむくみ」の入浴法 ~炭酸泉が効果あり~』 参照


それから意外と忘れられていることかもしれないのが「冷え」。

体が冷やされると、ヒトは体温を維持するために余分な水分を排出しようとします。
例えば鍋に張った水を温めたい時は、少し水の量を減らした方が早く温まりますよね。それと同じ。だから寒くなるとオシッコが近くなる。

そういうわけで、入浴で体をしっかりと温めることはとても有効なことなんですね。



◆膀胱畜尿障害の場合


過活動膀胱前立腺炎膀胱炎など膀胱に尿が溜められなくなる障害が原因なので、水分の過剰摂取とはあまり関係ありません。

過活動膀胱は神経因性による場合が多く、脳と膀胱をやり取りしている神経にトラブルがあって膀胱に尿が少ししかたまっていなくても尿を出そうとする病気です。

女性の場合は、神経のトラブル以外でも、加齢や出産によって骨盤底筋がゆるんだり弱くなることで排尿機能が低下し過活動膀胱になることがあります。
ときに尿もれを起こすこともあり、これを「腹圧性尿失禁」といい、重い物を持ったりくしゃみや咳をした時に腹圧がかかり尿もれを起こします。
この場合は骨盤底筋を鍛えてやることが有効であり、膣と肛門にキュッと力を入れて10秒後に脱力し、またキュッと引き締めることを繰り返すと良いそうです。


『【健康】 女性に多い「尿もれ」防止に効果!お風呂で簡単トレーニング』 参照


男性に見られる症状として「何度もトイレに行きたくなるけど尿があまり出ない、しかも残尿感がある」というような場合は、前立腺肥大からの過活動膀胱の併発が起こっている可能性が考えられます。
これは前立腺肥大によって尿道が圧迫されて尿が出にくい状態にもかかわらず、トイレに行くたび無理やり尿を出そうと膀胱に力を入れることを繰り返しているうちに、膀胱が過敏になって過活動膀胱になってしまうケースです。

入浴による過活動膀胱の対策としては、へそより下の血流を改善すること。
半身浴でもいいので、20~30分じっくり温めてあげましょう。


『【入浴】 「過活動膀胱」の入浴法 ~下半身を冷やさない~』 参照


膀胱炎は女性に多い病気です。

膀胱炎はお風呂に入っても大丈夫か?という疑問はよくありますが、問題はありません。
膀胱炎は細菌による炎症なので、免疫機能を高めるためにもむしろ入浴して体を温めることの方が有効です。


『【入浴】 「膀胱炎」の入浴法 ~水分をしっかり摂る~』 参照



◆睡眠障害


2016102810113.jpg

よく眠れないと頻尿の原因となります(逆に夜間頻尿が睡眠障害の原因となる場合もある)

不眠症の原因は加齢心因性によるものだといわれています。心因性というのは自律神経の乱れ。不安やストレスが自律神経のバランスを乱し熟睡できなくします。

そういうわけですので、不眠症の改善策はストレスモードからリラックスモードに切り替えることなので、入浴法としては副交感神経を優位にする38~40℃のお湯でゆっくりすること。

浴槽に浸かる時間が短すぎると、このモード切替が不十分になるかもしれません。あえて少し長湯と感じる20~30分浸かりましょう。

就寝時間の1~2時間前に入浴することもポイントです。


『【入浴】 「不眠症」の入浴法 ~就寝の1~2時間前に入浴する~』 参照





関連記事

『症状別の入浴法』

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.arapia.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/593