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2015年01月02日

【健康】 酒に強い人とは「酔わない人」とは限らない?

今年も残すところ、あと364日となりました。
皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか、どうもSHIBAです。


前々回のブログ記事『【健康】「二日酔いに風呂が効く」というのは間違い!』の補足説明をします。

アルコールの分解はあくまでも肝臓での代謝機能によるものなので、
風呂で汗を掻いたからといって、アルコールが抜けるというものではない
ということはお話ししました。

体内に摂取されたアルコールは、いったん肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解され、
さらにアセトアルデヒドが分解されて体外へ排出されるという一連の流れがあります。

このアセトアルデヒドを分解するスピードには個人差があるらしく、
アセトアルデヒドの分解能力が弱いと飲酒後のアセトアルデヒド濃度が高くなり、
これが血管を拡張することで顔が赤くなる原因となる
とのこと。

sha006_c.jpg

ということは、
酒を飲むと直ぐに顔が赤くなる人はアセトアルデヒドの分解能力が弱い人という意味になり、
つまり「酒に弱い人」ということになります。

酒に強いか弱いかの基準は、酔う酔わないではなく、顔が赤くなりやすいかどうか、といえそうです。

よく顔を赤らめながらも、なかなか酔い潰れずに大酒飲みの人がいますよね。
そういう人は一見酒に強そうな印象がありますが、
実は酒の分解が上手くできていないので肝臓などに負担をかけている可能性があります。


ちなみに・・・
二日酔い後、風呂が有効なところがあるとすれば、アルコールが抜けているが内臓が疲れているなと感じた時でしょう。
要は疲労回復を目的とする場合ですね。

だからアルコールが抜けていないうちは風呂は危険なのです。
ましてや二日酔いどころか、飲んだ直後なんてもう自殺行為。
ゴルゴの後ろに立つようなものです。


まずは十分な休息をとっていただき、入浴はその後に楽しんでくださいね。


(僕は酔い潰れる前に吐くタイプ SHIBA)