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2015年01月31日

【健康】 「冷え性」より怖い「低体温」(改善編)

相変わらずインフルエンザが蔓延していますね。
地球にとっては人間もまたウイルスなんだろうなぁ・・・どうもSHIBAです。


細菌の研究、もとい、最近の研究結果では、
寒い時期に風邪が流行るのは「ウイルスが活性化するから」というより「免疫力が下がりやすいから」らしい。

http://kenkounews.rotala-wallichii.com/low-temperature_cold-virus_immunity/

海外の健康関連ニュース:寒いと風邪を引きやすいのはウイルスではなく免疫の側の問題

まあね。夏でも風邪をひくことがあるのは免疫力の問題だろうね。


「体温が1℃下がると免疫力が約30%低下する」ことをふまえると、「低体温」には特に気を付けなければなりません。


そして低体温の改善策は「体質を変えること」だと前回お話ししました。

『【健康】「冷え性」より怖い「低体温」(症状編)』参照


例えば「温かい飲み物を飲む」のは、それはそれで間違ってはいませんが問題の解決にはなっていませんよね。

怪我した時に治療ではなく痛み止めを飲むようなものです。


同様の理由で、厚着するのも部屋を暖めるのも同じことがいえます。

根本的に解決させるには、外から温めるのではなく内から温める。それがポイントでしょう。


そうなると最善策はやはり運動になるかと思います。

ウォーキングなどの「有酸素運動」は血流と代謝が良くなりますから、体温を上げるには最適でしょう。

加えて無酸素運動になりますが「筋トレ」なども有効です。

kintore.jpg

基礎代謝は筋肉の量に関係していることが分かっております。

筋肉をつければ、普段の生活において常に基礎代謝が活発になりますよ。寝ている間も。

ただし過度な筋トレは不要。交感神経がたかぶり過ぎては自律神経が乱れて逆効果です。


そういう意味では「入浴」も効果的。

「入浴は外から温める行為なので違うのではないか?」と思われるかもしれません。


しかし風呂屋としてはこれは言っておかなければなりません。

これまでも言ってきましたが、お風呂の一番の効果は「リラックスすること」です。

『【健康】お風呂の一番の効果(前編)参照


お風呂でリラックスすると副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが良くなります。
自律神経のバランスを整えることで体温調節が出来るようになるのでとても重要なことでもあります。

単に熱い風呂に入りゃ良いってわけではありません。熱い風呂は交感神経を刺激するので逆効果です。
ちなみに最適温度は39℃だといわれています。


大事なのは 運動・精神状態・食生活


食生活についても少し触れておきましょう。

単に「温かいものを食べよう、冷たいものを避けよう」などと当たり前のことを言うつもりはありません。

食生活で大事なこと。これは食育にも関係しますが「朝食を抜かない」こと。

実は人間の体は、寝ている時の体温が低くなっています。
寝起きのとき寒く感じるのは当然です、

人は食事をすると若干体温が上がります。

代謝には「基礎代謝」の他に、運動した時などの「活動代謝」、そして食事をした時の「食事誘発性熱産生」があります。

人は何か食べると分解して代謝をしますが、その時に消費するエネルギーが食事誘発性熱産生といいます。
食事をすると身体が温まるでしょ?あれです。

だから朝食抜きダイエットみたいな食べない系ダイエットは避けましょう

筋肉の材料となるのはタンパク質。免疫細胞もタンパク質なので、肉や魚、卵なども低体温には効果的な食べ物と考えられます。

ビタミン群は代謝の時に補酵素として働きますからビタミン不足にならないようにしましょう。

なお、甘いものや食品添加物は体温を下げてしまうとのこと。


体質改善なんて悠長なこと言ってられないよ!という方はマッサージをどうぞ。血行が良くなりますよ。

/contents/relaxation/
アラピアホームページ:リラクゼーション

(まず自分の平熱を知ることから始めよう SHIBA)