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2015年02月21日

男女平等論について考えてみた

日本は今でも社会的に男女の差別や偏見が強いと言われています。

まっさかぁ~、と思う方はぜひ、次の文章を読んでから質問に答えてみてください。
 

【 ある大学病院に有能な外科医がいました。

 その外科医に手術をしてもらおうと全国から患者が集まってくるほどの知名度です。

 ある日、その外科医のもとに交通事故にあったという親子が運ばれてきました。

 親子を見て外科医はびっくりしました。

 なぜならば、交通事故にあったのは自分の子供とその子の父親だったからです 】

 


では質問です。

この「外科医」と「交通事故にあった子供の父親」との関係は何でしょう?


ちなみに正解とかありません。

ただ、この外科医が女性であると考えた方がどれだけいるだろうか。という話。

勝手に男性だと思い込んで考えたりしませんでしたか?
外科医と前妻には子どもがいて、その前妻が再婚して・・・とか。


このような偏見をジェンダーというらしい。

この質問の出典元
http://www.geocities.jp/amy_chemistry/gender.html
ジェンダーとは





どうもSHIBAです。

昨年、世界経済フォーラムが男女平等の度合いを評価した「男女格差報告」によれば、
日本の男女平等ランキングは、世界142ヶ国のうち105位でした。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF27H0B_X21C14A0PP8000/
日本経済新聞:男女平等指数、日本は142カ国中104位


danjo.jpg
(画像元:毎日新聞より)


順位は職場への進出、教育、政治、健康の4分野で女性の地位を数値化した結果によります。

先進国のような裕福な国はおおむね男女平等社会である傾向が見られます。

そのなかで日本は142か国中の104位ですから、かなり低いですね。

女性議員や企業の女性幹部の少なさが原因らしいです。

欧米から見ると、日本て女性差別している国なんでしょうね。

欧米と日本の価値観って随分違うんだなぁって感じます。




日本が104位だという現実についてですが。
男女格差の指数に表れないところで女性の力が活用されているのが日本だという気がします。


もともと日本では、終身雇用制度が家庭を守っていました。

男性が一家の大黒柱であるという前提で、企業は簡単にクビにはしません。

一方、出産や育児休暇で穴を空けてしまう女性は企業からしてみると採用しづらいもの。管理職への出世に対しても同様です。

そんなわけで、女性は社会進出しないで家事労働に励むことで男性(夫)を支えてきました。
自分の妻を「家内」と呼ぶくらいですから。

お見合いでは、女性は男性の年収(経済力)を気にし、
男性は女性の家事能力(料理はできるか等)を求めるのが一般的。

では女性は男性に虐げられてきたかというとそうではなく。
実際には家庭内において、恐妻家もいるし、財布を握られ尻に敷かれている男性も多いです。
結果的にこの方が家庭円満ということもあるでしょう。

しかしやがて、
終身雇用制度が不景気による人件費の圧迫が原因で崩壊しました。

ここで登場したのが欧米の能力主義・成果主義です。
「能力があれば誰でも活躍できるぞ」ということで、
女性の社会進出が始まったのもこのころから。


このように、
女性の社会進出の歴史はまだ浅いので、
日本の順位が低いのは当然といえば、当然かもしれません。

でもそれって、欧米の価値観であって、
「女性の社会進出が遅れている=女性差別」とは勝手な解釈にしか思えません。

今の欧米では女性の社会進出が実現していますからね。
その価値観を世界中に押し付けたいのでしょう。

しかしその裏には面白い結果も出ています。

欧米の「離婚率」と「失業率」が日本よりはるかに高いんですよ。

「離婚率」が高い理由としては、
女性が自分で稼ぐことができるわけですから、
経済的な理由で男性に頼る必要が無いのかもしれません。

「失業率」が高い理由としては、
企業が雇える人数には限りがありますから、
そこに女性が参入することで失業する人数も増えるというのは暴論でしょうか。

これらは女性の社会進出と無関係ではないと思いますよ。

だから、なんでもかんでも欧米の価値観に合わせる必要はないですよ。

所変われば品変わる。

大事なのは「結果の平等」ではなく「機会の平等」ではないかと。

男性と女性とでは、向き不向きが違いますからね。

男女平等を求めるなら、逆にお互いの性差をはっきり認めるべきだと僕は思います。

お互いの優れた点を尊重しあうのが本当の男女平等ではないでしょうか・・・

「男女平等」という言葉がまたややこしくさせているんだろうけど。

日本がこれから目指すべき方向は、欧米式の「男女平等」路線を追随するのではなく、
男尊女尊」という独自の路線の方がしっくりするような気がします。

そんな言葉は日本語にありませんけどね(男尊女卑ならある)

「男尊女尊」っていい表現だと思うんだけどな。


(某飲料メーカーの『お~い、お茶』もジェンダー的にはアウトらしい SHIBA)