今夜は新沼謙治ディナーショー
どうもSHIBAです。
いやいや先程、新沼謙治さんのディナーショーが終わりまして、ええ。
片付け作業の最中ですが、ショーは盛り上がってまあ楽しい1日となりました。
前座で新沼さんの後輩だという加川明さんが努められました。
アラピアは加川さんとは古いお付き合いで、流石の加川さん、お客様の盛り上げ方が上手くていつも感心させられます。
そして新沼謙治さん。
新沼さんはその人柄が滲み出ています。その歌にも。
新沼さんは、かなり過去になりますが一度アラピアのステージで歌って頂いたことがあるんですよ。
だから今回は2回目のステージになるわけですが、
あれからずいぶん苦労をされたようです。
新沼さんは岩手県大船渡市の出身。
4年前の大震災で失ったものは多かったらしく、
時を同じくして最愛の妻・博江さんもがんで亡くしたとのことで。
それは想像を絶する悲しみだったと思います。
本人も「泣いても泣いても涙が枯れないものですね」と当時の胸中をお話しされていました。
今でも過去を思い出すと涙が出るとも・・・
それでも多くの支援者の励ましに感謝をし、
また自らも被災者を励ますために力強く生きていく覚悟を持っておられる様子で。なんと言いますか、もうね。新沼さんの生き様に脱帽です。
『ふるさとは今もかわらず』という歌は、まさにそんな心境を唄った歌でして。
悲しいだけではダメで、明るい未来と復興へのメッセージが込められた、
何とも荘厳で清らかで美しく浄化されるような神々しい曲でした(僕は初めて聴きました)
24時間テレビの新しいテーマソングにしたらいいんじゃなかろうか?というくらい。
どうやら今では悲しみを克服しているらしく、
いや、それは違うな・・・多くの悲しみを背負いながら一緒に前へ力強く進んでいる。そんな印象を受けました。
とにかくね、何度も言いますが人柄が滲み出ていますよ。
素敵な人だとは思っていましたが、想像以上でした。
会場のお客様も盛り上がって頂けたようですし、またお越し頂きたいですね。
(SHIBA)
救急車有料化の問題について
どうもSHIBAです。
財務省の有識者会議で、救急車の出動要請に一部有料化する案が浮上したとのことで、何かと話題になっていますね。
有料化が検討されている主な理由としては、
①自力で来院できる軽症者でも簡単に救急車を利用できるため、緊急を要する重症患者の対応に支障をきたしている。
②救急車出動の財源は深刻な状況を迎えている社会保障費なので、少しでも財源負担を軽減する必要がある。
などが挙げられるかと思います。
僕個人的には、感情的には有料化に賛成なんですが、冷静に考えれば反対する部分もあり、ここで一般論を述べても意味が無いので止めておきます。
しかし当施設の立場から考えると見解はガラリと変わったものになります。
つまり有料化反対の意見です。
まあ反対というよりも、有料化になると都合が悪いんですよ。
というのは、当健康センターでも年間に何回か救急車の出動を要請する事態が発生します。
急に具合が悪くなるお客様や、怪我をしてしまったお客様というのは、常に一定数いらっしゃいます。
その時、我々スタッフと致しましては、お客様の安全を確保するために救急車に頼っている部分があります。医療の専門知識がありませんからね。勝手な判断でお客様を危険な目に遭わせるわけにはいきません。
しかし、なかには救急車の要請を拒否するお客様も多いんです。
周りには他のお客様が大勢いますから、人目を気にして「大丈夫だから呼ばないでくれ」とお願いするお客様は多いです。恥ずかしい気持ちも分かります。でも万が一ということもあります。
本人が大丈夫だと言っても、その裏に危険な病が隠れていることもあるかもしれません。
だから我々としては本人の意思とは関係なく、救急車を呼ばせて頂くことも多いのが実態です。
そんな状況ですから、
今後、救急車の要請が有料化された場合のことを考えると、我々の対応も難しくなります。
本人が拒否した場合、有料だと勝手に呼ぶわけにはいかなくなりますからね。
本人が拒否しているんだから放っておてば良いだろ、と思われるかもしれませんが、お客様の安全を第一に考えるならば放っておくのは無責任な行為でしょう。
もちろん、見た目にも大したことが無いと思われる場合のことを言っているわけではありません。
我々からすると「救急車を呼んで診察して貰うべき」と思われるのに、本人が強がって嫌がる場合のことです。
本当ならば要請するべきか否かを判断できる技術があれば良いのですが・・・
救急車での搬送でさえ救急医療機関の人手が不足していたり、病院をたらい回しにされる問題が存在しています。
救急であろうと自分の力で病院へ行った場合はなおさら対応が遅れることは容易に想像できます。
この問題を解決しないことには有料化をしても「救急車を利用する」という状況はあまり変わらないかもしれません。
冒頭の①の理由による問題を解決したいのであれば、先に救急医療の施設・スタッフの充実が求められるかと思います。
②のような財源の問題には、救急患者よりも先に一般患者の医療費をどうするかを問題にするべきです。
遺伝的な理由の先天性な病気の患者と、二日酔いなどのどう考えても自己責任である患者が、同じ条件の社会保障を受けられるのは明らかにおかしい。二日酔いの診察料なんて全額自己負担にして欲しいくらいです。
少し感情論になってしまいますが、命にかかわる救急患者に負担を課すかどうかを検討する前に、他にやるべきことが多いのではないのでしょうか。
(一番大変なのは医療関係者の皆さん SHIBA)