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2015年07月02日

【健康】 えっ?汗を掻いていなくても熱中症?

我慢できず荒ぶる感情。

激しい息づかい。

飛び散る汗!

裸と裸のぶつかり合い


え?なに想像してるんですか?

祭りですよ祭り・・・

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どうもSHIBAです。

本来、汗っかきは見ていても暑苦しく、汗を掻かない人は涼しげなイメージがありますが・・・

実は、暑いのに汗を掻かない人はかなり危険。

そもそも汗はなんのために掻くのか。

理由は簡単。
汗を掻く一番の理由は「体温調節」のため

運動や暑さによって熱がこもると、体温が維持できなくなるので発汗して放熱しています。

汗を上手に掻いて体温調節している動物はヒトやウマなどごく一部。
イヌやネコは肉球にしか汗腺を持っていません(舌を出して体温調節している)

なので、汗をなかなか掻けない人は、熱を外に逃がすことが出来ず、体温も上昇してめまいや吐き気、頭痛などを引き起しやすいと言われています。
酷くなると意識障害なども。

高齢者に多い症状ですね。

人間は加齢と共に代謝が悪くなりますでしょ。汗を掻きにくい身体になるわけですよ。

しかも高齢者は体内の水分量はもともと少ないときたもんです。
なのに水分摂取量も若者より少ない。

そのうえ、そんな状況でも暑さ、寒さを感じにくい体質なもんだから、
本人も気付かないうちに体温調節のバランスが乱れてしまうんですね。

困ったことに、そんな人に限ってエアコンとか嫌いとか言い出す・・・

だから熱中症の多くは室内、それも高齢者が一番多く、その中にはこのようなケースも多いわけです。


これは熱中症の中でも「熱射病」の類に分類される症状で、水分の補給以上に体を冷やすことが優先されます。

それも、氷水などを身体に当てるよりも、全身に水をかけて扇いだりした方が良いとのこと。
つまり体の一部を冷やすのではなく、全身から気化熱を奪い熱を下げることが重要になります。


一方、

汗は掻いているんだけど、それとは気付かず、知らないうちに脱水症状を引き起こして熱中症になる場合もあります。

「かくれ脱水」とも言われていますが、これは見た目に汗を掻いていないように見えるため本人も気付きにくいのが特徴です。

所ジョージさんが熱中症になったのはこのパターンじゃなかったっけ?

何かに熱中していると脱水していることに気付かず、気付いた時には重症化していることが多いそうですよ。
スッゴイですね~(所さん風に)

この時、水分補給だけではなく塩分補給も忘れないで下さいね。

『【健康】 えっ?水分の摂り過ぎで熱中症?』 参照



また、

海やプールも実は危険

水の中にいれば熱中症にならないような気がするかもしれませんが、
たっぷり汗を掻いていても自覚しづらいものです。

気が付けば脱水状態にならぬよう、水分補給を忘れずにしなければなりません。

また、うっかりプールの水を飲んでしまうとプール熱にかかる場合もあります。

『【健康】  プール熱にご用心』 参照


ましてや海は紫外線による疲労も加わりますから、熱中症のリスクは高くなります。

『【健康】 暑さと紫外線による疲れにご注意を!』 参照


このように、

汗を掻くことはとても大切なこと。

問題は水分や塩分の補給をしっかり行うこと。

汗を掻かないのは体温調節が出来ないので問題です。

「わたくし汗を掻きませんの。汗掻きって暑苦しくて嫌ですわ」

なんて言おうものなら恥を掻きますよ。

掻くのは汗だけにしましょうよ。


(節電も時と場合によりますね SHIBA)