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2015年07月

3F貴賓室がグレードアップしました♪

 

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3F貴賓室のリクライニングシートが新調されました。

落ち着いた色を採用し、これまで以上にゆったりとできます。

大きく変わった点は、各シートにテレビを装備したこと。

これで深夜帯も自由に好きな番組が見られます。

また、各座席の足元にコンセントも装備されていますので、
お手持ちの携帯端末の充電器などを差し込んで利用して頂くことが可能になりました。


より優雅に、より快適に。

新しくなった貴賓室をぜひご利用下さい!

 

【美容】 ウォーキングで1カ月間に体重1キロ減らすには毎日○○分歩く必要がある


ウォーキング時々サボりの、どうもSHIBAです。

体重の減量目的で取り組んでいる人が多いウォーキング。

どれだけの期間でどれだけ減量するか。そういう目標を設定している人も多いでしょう。

でも。

ウォーキングでどのくらい痩せられるか。その計算方法を知っている人はおそらく少ない。

実はウォーキングではあまり痩せられません。

毎日30分のウォーキングを1か月続けても、1キロも減らないんですよ。

「嘘だ、1カ月で2キロ痩せたよ」などと反論される方は、おそらく食生活の見直しなどウォーキング以外も取り組んでいらっしゃるんだと思われます。

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ところで、その計算方法ですが・・・

まずウォーキングでの消費カロリーはどのくらいかと申しますと、

例えばウォーキングで30分歩いた場合、
その人の体重や歩く速度によって多少の誤差がありますが、
だいたい90~100kcalぐらいなものです。

んで。

脂質1gの摂取カロリーは9kcalですよね。

 ※参考までに

  糖質1g    = 4kcal
  脂質1g    = 9kcal
  タンパク質1g = 4kcal

これは、逆に考えると、脂質1g減らすのに9kcal消費しなければならないという意味になります。

まあ、実際の体脂肪の脂肪組織は1g=7kcalに相当します(脂肪組織は全てが脂質で構成されているわけではない)

というわけで「脂肪組織1g=7kcal」


ここからウォーキングで1カ月間に脂肪細胞1キロ減らそうと思えば

1キロは1,000g
1g = 7kcal だから1キロ減らすには7,000kcal

1か月で7,000kcal消費するには、1日あたりに換算すれば
7,000kcalを30日で割って約233kcal

おおぅ。毎日233kcalぶんを歩かなければなりません(いちいち脳内の計算書き出すな)


30分のウォーキングでの消費カロリーが90~100kcalだから、
1ヶ月間で1キロ減量するには、毎日70分~80分歩かなければならない計算になります


これって結構ハードですよ。

毎日30分のウォーキングでは1ヶ月で1キロも減らないんですね。

実際はこんな計算どおりにはなりませんが、まあ目安にはなるかと。


ウォーキングは効果が無いと言っているのではありません。


減量しようと思えば、「毎日歩いているから大丈夫」とは思わずに、食事による摂取カロリーのコントロールも併用しなければならないってこと。

当たり前のことを言うようでつまらないかもしれませんが、ダイエットとは本来地道なもの。


脂肪組織のみを減らすことが理想だが、急激なダイエットは筋肉も減りますからね。

すぐに結果が出なくても焦らずに、ていうかそれが普通ですよ。


「結果にコミットする」と言ってる某ダイエットは健康的におかしい。日本語的にもおかしい。


(さっちゃんは本当はさちこというが小さいからさっちゃんと言う、だからおかしいねってどこがおかしい?ふつうだろ SHIBA) 

【健康】 1型糖尿病患者の苦悩を理解する

どうもSHIBAです。

今や糖尿病は国民病と呼ばれるほどに、身近な存在となっていますが、
その「国民病」との表現は2型の糖尿病のことを指しています。

そのため、広く理解されている糖尿病に関する情報は2型のものであり、
それ故に1型糖尿病患者は多くの誤解を受けているのが現状です。

1型は2型とは違い、生活習慣の乱れが原因で発症するわけではありません。

『【健康】 1型糖尿病ってどんな病気?』 参照


しかし、「糖尿病 = 生活習慣病」との認識が常識となっているため、
自分に非があるかのように誤解される可能性があります。

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特に気になるのは小児の1型糖尿病です。

1型は子供の時に多く発症するようです。

そのため、学校では他の子とは違い、校内でインスリン注射血糖測定を行わなければならなかったり、運動の前後に補食をしなければならなかったりと、学校側の理解と協力が必要になってきます。

インスリン注射は1日4回が基本ですから、校内でも注射しなければなりません。
常に血糖をコントロールしなければならないからです。

血糖のコントロールで特に注意しなければならないのは低血糖。

「糖尿病なのになぜ低血糖?」と思われるかもしれませんが、
インスリンが効きすぎて低血糖になる場合があるからです。


低血糖は高血糖よりも緊急性が高いので注意が必要なのです。

まず低血糖になると、通常はインスリンとは真逆の作用をもたらすホルモン(グルカゴンやカテコールアミンなど)が分泌されます(インスリン拮抗ホルモン)

これらは交感神経を刺激しますので、発汗や動悸、ふるえなどを引き起こします。

さらに血糖が低くなると、脳や神経に障害が出てきます。

脳や神経などの中枢神経は、基本的にブドウ糖のみをエネルギー源として利用しています。
なので低血糖状態が続くと脳や神経細胞の代謝ができず、
頭痛や目のかすみ、酷くなるとけいれんや昏睡に発展します。最悪は死に至ることも。


そのため、低血糖になった場合は、吸収の速い糖質を摂取しなければならないんです。

運動はより多くの糖を消費しますから、低血糖を防ぐため事前に補食する必要が出てくるのはそのためです。


このような事情を考慮すると、校内での注射の場所や補食の場所には学校側の配慮が必要です。
どうしても患者本人は周りの目を気にするでしょうから。

それでも低血糖になった場合、例えば授業中にお菓子などを食べなければいけないことも出てきますから、そんな場合の対処方法について学校側も求められます。


病気のことで子供がいじめに合うことはいくらでも考えられます。
だからこそ少しでも周りの理解や協力が得られるような環境が患者には必要とされます。


1型は生活習慣病と勘違いされないように「糖尿病」ではなく別の病名に変えればいいのにね・・・


(なぜ難病指定しないんだろう SHIBA)
 

【健康】 1型糖尿病ってどんな糖尿病?

どうもSHIBAです。

糖尿病にはご存知のとおり、主に1型2型に分類されます。

糖尿病患者の多くは生活習慣が原因で発症する2型糖尿病。

肥満や運動不足、ストレスなどをきっかけに発症。
インスリンの出が弱くなったり、効きが悪くなるのが2型糖尿病の特徴です。

というわけで、メディアやネットで流れている糖尿病の情報は、2型に関するものが中心になっています。

そのため糖尿病に対する多少の見識を持っている人でも、意外と1型のことは知らないもの。

だから1型糖尿病患者に対し、つい「甘い物ばかり食べているからだよ」などと間違ったアドバイスをしてしまいがち。

糖尿病患者の中には1型の方も一定数いらっしゃるわけですからね。
そうとは知らず「生活習慣を正しなさい」と上から目線で相手を傷つけてしまうことになりかねません(そもそも本人は健常者よりも糖尿病に対して理解しているもの)

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1型はすい臓のβ細胞が80%以上壊れてしまったために発症する糖尿病です。
インスリンはβ細胞から分泌されるので、β細胞が破壊されると分泌できなくなります。

このように、1型糖尿病はインスリンの分泌が極度に低下、あるいは全く分泌されない状況なのでインスリン注射が必須になってきます(インスリン依存状態)

主にインスリンの効きが悪くなる2型とは違い、インスリンさえ足りていれば血糖値を下げることができるのでインスリン注射が有効な手段になるんですね。


1型の問題は、なぜβ細胞が破壊されるのか?ということになるんですが、
実ははっきりと解明されていないのが現状です。

分かっているのは、1型患者の多くがすい臓に特定のタイプのHLA(白血球についている抗原)を持っていて、
このHLAがウイルス感染を起こすと免疫細胞が反応し、すい臓を攻撃してしまうようです。
ウイルスに感染された者は敵とみなされるわけですね(自己免疫反応)

これによってβ細胞が破壊されるのではないか、と言われています。


そのため、放っておくと「ケトアシドーシス」に陥るので注意が必要になります。

ケトアシドーシスとは、ケトン体が血中に増え、血液が酸性化した状態。

ではケトン体とは何か?といえば、

インスリンが不足すると、細胞がブドウ糖をエネルギー源として取り込めなくなりますよね。
そこで代替えのエネルギー源として脂肪細胞の脂肪酸を分解してエネルギー源として利用しようとします。

この時に脂肪酸の分解が起こった時結果、ケトン体を生じます。

ケトン体は酸性なので、ケトン体が増えると血中が酸性に傾きます。これがケトアシドーシス。

体液が酸性に傾いているので、体内の酸の濃度を下げるため、CO2を呼気で大量に排出しようと呼吸が大きくなります。

また、インスリンが不足しているために細胞へ取り込まれないブドウ糖が血中に溢れます。
血中の糖濃度が増している状態になるので、水分を補給して糖の濃度を薄めようと喉が渇く傾向にあります。


このようなことから、

1型糖尿病を発症する人は、急に痩せる、呼吸が大きくなる、喉が渇きが酷くなるなどの前触れがあるのが特徴と考えられています。

もし1型だった場合、放っておくとケトアシドーシスが進み、昏睡状態となり命の危険に繋がりますので、早期治療が重要になってきます。


(血糖を上げるホルモンはいっぱいあるのに下げるのはインスリンのみって… SHIBA)

【美容】 「お風呂で歯磨き」が美容に良いと評判らしい

歯は元気ですかっ!?

歯が元気なら何でも噛める。

1・2・3・HAあぁぁぁぁ!!どうもSHIBAです。


実は僕、夜の入浴時に浴室で歯を磨く習慣があるんですが、
去年あたりからかな?「お風呂での歯磨き」が健康や美容に良いと評判になりましてね。

別に分かっててやっていたわけではありませんが・・・

でもまたなんでお風呂で歯を磨くと良いんでしょうね?

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入浴中の歯磨きのメリットとしてよく言われているのは3つ。


①丁寧に歯磨きができる

洗面台での歯磨きは面倒くさくてパパッと済ませてしまう人は多いと思います。

時間が無かったり、寒かったり、立った状態が疲れたりなど苦痛を感じる人にはね。

でもこれが浴室で座りながらだと、入浴ついでだし、またリラックスして行えるので気が付けばしっかりブラッシングできていたりするんですよね。

いやいや僕もこれは実感するところではあります。


②シャワーの刺激が歯茎に良い

シャワーの刺激が歯茎の血行を良くしますので、歯周病予防も期待されています。


③若返りホルモンが分泌される

問題はこれ。

お風呂で歯磨きをするとサラサラな唾液が出ますが、これにより寝ている間に成長ホルモンの一種である『パロチン』が分泌されるらしいのです。


ネット上では、このパロチンが若返りホルモンとも呼ばれていて、全身の細胞の代謝をよくしてくれる美容効果があるというのですが・・・これがよく分からない。

パロチンが良いと言いながら、具体的にどう良いのかが、誰も紹介していない。
つまり科学的根拠が示されていないんです。

唾液腺ホルモンだということは分かるんですが、それ以上の情報が無い。

本当に美容に良いんでしょうか?眉唾物です。まあツバではありますが(笑)


パロチンはまだまだ解明が進んでいない未知のホルモンで、
すでに知られている機能としては、これは動物における研究ではありますが、
唾液腺を取り除かれると骨の発育が止まることが分かっています。

これはヒトにも言える可能性が高いようなのですが、
ここから「美容に良い」との噂が広がっているのでしょうか?


これは想像ですが、唾液腺からこのような骨の形成に関与するホルモンが分泌されているのは、
食事による歯の酸性化を防ぐためではないでしょうか。

唾液にはいろいろな酵素が含まれています。

でんぷんを分解する酵素アミラーゼ。さ
細菌を殺菌する酵素リゾチーム。
活性酸素を除去する酵素ペルオキシターゼやカタラーゼなど唾液には多種多様な成分が含まれています。

特に酸化を防ぐ、いわゆる抗酸化物質が多く含まれていますが、
この作用が体内に活性酸素が侵入するのを防ぐとともに、歯が酸化するのを防いでいます。

歯が酸化するとは、歯が溶けること。

歯は飲食物に含まれる酸によってカルシウムが溶け出します

物を食べると唾液が出るのは、この唾液によって「再石灰化」といって酸化を防ぎ歯を修復するためです。

だから酸っぱいものほど唾液が出るでしょ。あれはそういう理由のため。

パロチンはこの酸化を防ぐ酵素を分泌させるためのホルモンかもしれません(あくまでも想像です)

このパロチンが歯のみならず、体内においていろいろと修復作用をもたらしている可能性はありますよね。だから若返りホルモンと呼ばれるのかも。


いずれにしても、これがお風呂で歯磨きすることとどう関係するのかな?


(結局わからん SHIBA)

【健康】 カルシウム不足と高血圧の意外な関係

カルシウムと言えば骨、というイメージが強いですが、いろんな生理作用に役立っているミネラルです。

「Ca」と書いてカルシウム。 キャビンアテンダントではない!

かくいう自分は「JK」を「ジョン・カビラ」の略だと思っていた、どうもSHIBAです。

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カルシウムには人体にとって「構成成分」と「機能成分」の役割を果たしています。

体内のカルシウムのうち99%は、骨や歯の構成成分となっています。
残り1%は血液や組織中にカルシウムイオン(機能成分)として存在し、血液の凝固筋肉の収縮神経刺激の伝達などに作用しています。

よくイライラしている時に「カルシウム不足」だと言われるのは、カルシウムイオンによる神経伝達作用が上手く働いていないからなんです。

そして意外と思われるかもしれませんが、カルシウム不足は高血圧とも関係しています。


高血圧の要因として、血管が収縮し血管内腔が狭くなった状態があります。

血管の壁は平滑筋という筋肉で構成されています。

平滑筋は、骨格筋を形成している横紋筋と違って、自分の意志で自由に動かすことが出来ません。

平滑筋は自律神経の支配下にあり、自分の意思とは関係なく働いています。

血管は平滑筋の収縮や伸びによって内腔を広くしたり狭くしたりしてポンプのように血液を送り出しているわけです。

平滑筋が収縮するためには、その細胞の中にカルシウムが入らなければなりません。

カルシウムが入り込むことによって、筋肉の繊維の形が変わり収縮することになります。

そう、血中カルシウムの機能成分としての役割には「筋肉の収縮」があるわけです。

逆に筋肉細胞の中のカルシウムが外に出ることによって弛緩します。

カルシウムを細胞の外に出すのはマグネシウムの役割で、カルシウムとマグネシウムは拮抗した関係にあります。

この2つのミネラルが入れ替わるたびに血管が収縮したり弛緩したりしているんですね。

なのでカルシウムとマグネシウムの濃度差が保たれることで正常な血圧を維持できるわけです。

このバランスが何らかの理由で乱れた場合、
特に血中カルシウムの濃度が高くなり過ぎて、平滑筋を収縮した状態が続くことで高血圧の原因となるんです。


さて。

血圧を下げる、いわゆる降圧剤には「カルシウム拮抗剤」があります。

高血圧患者は血管の平滑筋細胞内のカルシウム濃度が、血圧正常者と比べると高い傾向にあります。

カルシウム拮抗剤は、カルシウムが細胞内に入っていかないようにして血圧を下げようというものです。

名前こそ拮抗剤ですが、効果としては抑制剤としての作用があります。


なぜ血中カルシウムの濃度が高くなるのか。

その原因のひとつに考えられているのがカルシウム不足です。

カルシウムの摂取が不足すると、骨からカルシウムが取り出されます。

血中のカルシウム濃度を正常に戻すために骨から血管に溶け出すんですね。


普通に考えれば、カルシウムが不足すればカルシウムの血中濃度が低くなりそうな気がするかもしれませんが、実は逆で、血液に溶け出したカルシウムが増えすぎてしまい、結果として高血圧に繋がるんです。

この一見矛盾した現象を「カルシウムパラドックス」と言います。

※カルシウムパラドックスには「カルシウムの摂取が逆に骨を弱くする」という別の意味もあります。


カルシウムが血管壁に入り込んだ状態、もしくは付着した状態が続くと、そのうち石灰化してしまい動脈硬化となります。


このことからも高血圧の場合は積極的にカルシウムを摂取した方が良さそうです。

もちろん、それで高血圧が改善されるとは限りませんが・・・


少なくとも、血中カルシウム濃度が高いからといって、カルシウムの摂取を抑える必要はありません。

※ただし、カルシウムのサプリは止めた方が良いらしい。食事由来のカルシウムと違ってイオン化されているので骨の成分とはならないようです。つまり、血中カルシウム濃度を上げるおそれがあります。


(あ、マグネシウムの摂取もね SHIBA)
 

【健康】 「カプサイシン(辛味成分)で脂肪燃焼」は本当だった

どうもSHIBAです。

辛い物を食べるとその刺激から汗を掻いたりして、代謝が良くなったような気がして、
いかにも脂肪が燃焼しているようなイメージをふだんから何気に感じている人は多いのではないでしょうか。

実はそのイメージ、本当のようです。

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唐辛子で痛みを感じる辛味成分のカプサイシン

このカプサイシンが、感覚神経を刺激することで辛味を感じることは古くから知られているとのことですが。

感覚細胞が受けた刺激が副腎髄質に送られ、副腎髄質からカテコールアミンが盛んに分泌されるようなのです。

カテコールアミンとはアドレナリンなどのホルモンのこと。


ここでちょっと脂肪が燃焼されるしくみをおさらいしましょうか。

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脂肪細胞に蓄積されている脂肪酸が燃焼されるには、カテコールアミンが脂肪細胞の表面に局在するアドレナリン受容体と結合する必要があります。
この結合で脂肪酸を分解する作用が活性化されます。
つまりカテコールアミンとアドレナリン受容体の結合が、脂肪酸を燃焼するためのシグナル伝達になっているわけです。

なのでこの結合がなければ脂肪燃焼は行われません。
もっと言えば、カテコールアミンが分泌されないことには結合すらできません。

『【健康】 分かっているようで知らない「甘いものを食べると太るワケ」』 参照

で、

カテコールアミンが分泌されるための条件は
 ・低血糖時
 ・運動時


通常はこのどちらかでカテコールアミンは分泌されます。

血糖値が下がっている時や、運動時にはエネルギー源が不足する可能性があります。

血糖が低いとエネルギーを必要とする細胞組織にエネルギー源となる糖を供給することができませんから、
そのためカテコールアミンは、体内に蓄積されている糖を血管に放出し、血糖の濃度を上げる働きがあります。
と同時に、脂肪細胞の脂肪酸なども糖の代わりのエネルギー源となりますから、これを利用するために脂肪細胞を刺激します。

運動時などは特にエネルギー源が必要です。


しかし、どうやらカプサイシンによるカテコールアミン分泌は、このどちらの条件(低血糖時・運動時)に関係なく行われるようなのです。

ラットでの実験では、摂取したカプサイシンが、副腎髄質からのカテコールアミン(アドレナリンなど)の分泌を促進し、肝臓や体脂肪組織上のアドレナリン受容体に作用し、結果として血中にエネルギー源となる糖や脂肪酸を動員してエネルギー代謝を促進することが明らかになっています。

これはヒトにおいても起こることが最近の研究では報告されているそうです。


これはよくよく考えると凄いことなんですよ。

体脂肪はふつう、エネルギー源が足りている時は燃焼しないもんなんですよ。

しかしカプサイシンを摂取すると、お腹が満たされていなくても体を動かしていなくても脂肪が燃焼されるわけですからね。


ここで興味深いのは、エネルギーを必要としていないのにカプサイシンによって作り出されたエネルギーは一体何に利用されているのか?エネルギーの無駄使いなのでは?ということですが。

ヒトの熱効率(エネルギーの利用率)は上手くできたものでしてね。
例えば自動車の熱効率30%、太陽電池の変換効率20%と言われていますが、
人の場合は活動に使われなかったエネルギーは体温の維持に使われているとのことで実質100%利用しているんですよ。

ということは、カプサイシンによる代謝は、単に熱産生に利用されていると。

だから唐辛子を食べると身体が熱くなるんですね。

あの熱の一部は脂肪の燃焼によるものだったとは・・・


ちなみに上記の作用は、他の辛味成分ではコショウのピペリン、ショウガのジンゲロンでも同様の結果が得られるそうです。


まあ、このような辛味成分の摂取による熱産生は食事誘発性熱産生のひとつとも解釈できるわけですが。

『【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(後編)』 参照


それでもダイレクトに脂肪を燃焼する作用があるというのは面白いですね。

辛味成分にはまだまだ分からないことがあるそうなので、今後の研究に期待です。


(好きな人の前で赤くなるのもアドレナリン SHIBA)

いみず発アイドルユニット「IM Zip(アイムジップ)」のステージがありましたっ!

皆さーん!こんにちはーーーーーっ!!!

黒作りだーーーいすきっ! いつも笑顔いーっぱい!
キットキトのAKB41(アラピア企画部長41歳)こと、どうもSHIBAでぇす (;´Д`)オェェ

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本日はいみずのアイドルユニット「IM Zip」の皆さんによるライブがありました。

小学生から中学生で構成された元気な女の子ユニットです。


メンバー13名かな?とにかく全員一丸で歌に踊り・・・踊りっていうかダンスやね、全8曲もすっごく弾けて楽しませていただきました。
 

ステージが狭くて申し訳ないなぁと思っておりましたが、そこは上手にこなしてくれたようで、さすが舞台慣れしてるというか要らぬ心配だったみたい。

あんな若くて元気一杯な姿を見たら、こっちまで若い気持ちを取りもど・・・いや、僕じゃなくてお客様たちの声をやね。代弁してゴホゴホッぅ

会場が楽しくなるので、是非またお越し頂けるといいなぁ

みなさんもぜひ応援よろしく!

http://imzip.jimdo.com/
IM Zip オフィシャルページ

【健康】 分かっているようで知らない「甘いものを食べると太るワケ」

どうもSHIBAです。

甘いものを食べると太るのは、誰しもが持っている共通認識ですよね。

太るとは脂肪細胞が増えること。

しかし「なぜ甘いものを食べて脂肪が増えるのか?」と問われると、これが上手く答えられない人が多い。

確かに、それもそのはず。

例えば
「甘いものを食べると糖尿病になる」や
「脂っこいものを食べると脂肪がつきやすい」
というのならイメージしやすい。

でも糖質と脂肪は違うから直接的な関係はなさそうに思えます。

甘いものが太る理由については「インスリンの役割」と「相反するホルモンの関係」を理解すると、すごく腑に落ちるかと思います。

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①インスリンの役割

ご存知、インスリンはすい臓から分泌されるホルモン。
上がった血糖値を下げて一定の血糖値を保つ役割があります。

食後、血糖値が上がるとインスリンが分泌され肝臓や筋肉の細胞に血糖を取り込ませて血糖値を下げてくれるんですが、インスリンは別名「肥満ホルモン」と呼ばれています。

というのは、糖の摂り込みばかりでなく、タンパク質や脂質の合成も同時に行っているからです。

タンパク質や脂質は糖に代わるエネルギー源として必要な栄養素。

エネルギー源として糖が枯渇した場合は、タンパク質や脂質などが「糖新生」によって糖に変換されエネルギー源として利用されています。

これは飢餓状態や摂取できる栄養素が少ない状況でもエネルギー不足にならないよう、人類が生存するためのメカニズムなんですね。

インスリンは血糖値を調整するだけでなく、エネルギー源を蓄える役割も担っているわけです。

なので、インスリンが働いている時は、糖新生は行われません。


②相反するホルモンの関係

食後2時間以上経つと、血糖値は元の空腹時の値まで減少しますが、体内における糖の利用は続きます。
代謝は常に行われており、エネルギー源は消費されています。

血中の糖が減少すればするほど血糖値はどんどん下がり続けるはず。
それでも一定の血糖値を保っているのはカテコールアミン(アドレナリンなど)やグルカゴン、成長ホルモンなど血糖を上げるいくつかのホルモンが分泌されているためです。

副腎から分泌されるこれらのホルモンは、血糖値を上げて一定の血糖値を保つ役割があります(インスリンと逆の作用)

血糖が少なくなると、肝臓から蓄えられていた糖を血中へ放出し、筋肉や脳でエネルギー源として利用します。

さらに肝臓から放出できる糖が枯渇すると、今度はタンパク質や脂質など糖以外の物質が分解されてグルコース(ブドウ糖)を作ります(これが糖新生)



つまり、

 <食後> 血糖値があがる
 インスリン・・・血糖値を下げ、エネルギー源を貯蓄するためのホルモン

 <食間(空腹時)> 血糖値が下がる
 カテコールアミンなど・・・血糖値を上げ、エネルギー源を消費するためのホルモン



さて。

ここまでの説明で「甘いものを食べると太る」理由が見えてきましたでしょうか。

糖質の摂取 → 血糖値の上昇 → インスリンの分泌 → 中性脂肪の貯蓄、及び分解の抑制



ヒトが太る(肥満になる)のは、中性脂肪が増加することにあるが、
それは摂り過ぎが原因であることよりも消費されないことの方が重要なんです。

摂取した分だけ消費すれば体脂肪は増加しません。

しかし甘いものをたくさん摂取するとインスリンの働く時間が長くなり、その間は体脂肪の分解は抑制されていますから脂肪細胞は増えるばかりです。

間食が多い人はなおさらです。

甘いものを食べると太るのは、脂肪が蓄積されることもそうですが、それ以上に脂肪細胞内の中性脂肪が消費されないことが太る最大の要因かと思われます。


ちなみに脂肪細胞が増大すると、インスリンの効きを阻害するTNF-α(ティーエヌエフアルファ)という悪玉アディポサイトカインが分泌され高血糖を招く要因となります。

さらに、肥満状態で脂肪細胞内に大量の中性脂肪が存在すると、その一部は分解を受けて常時脂肪酸が血液中へと放出されます。
この場合の脂肪酸は、エネルギー源としてどこかで利用されるわけではないので、意味もなく血中に留まり血中の脂肪酸濃度が高くなります。
血中の脂肪酸濃度が高くなることも、インスリンの効きを低下させる原因となることが分かっています。

この状態が続くと、血糖値が下がりにくくなり、糖尿病へと繋がりますからね。
肥満が糖尿病を招くのはこうした理由によります。


そういうわけで、インスリンが働けば働くほど、血糖値は抑えられるが肥満の原因になってしまうことが分かります(ただし肥満状態が続けばインスリンが効かなくなる)

なので肥満を防止するには、インスリンとカテコールアミンなどの分泌のバランスが重要になってきます。

決して「インスリンを分泌させなければいいんだ」と勘違いして極端な糖質制限をしようとは思わないように。

『【美容】 ケトン体ダイエットは大丈夫か』 参照

重ねて言いますが、糖質は摂り過ぎても摂らなさ過ぎても問題だということ。


また、ダイエットに運動が有効とされるのは、運動によるカテコールアミンなどの刺激により、中性脂肪が分解されてエネルギー源として利用されやすくなるからです。


– – – – –  ここから先は読まなくても大丈夫 – – – – –


ちょっと学術的なことを言いますとね

脂肪細胞内の中性脂肪は、通常はその表面をペリリピンというタンパク質が覆っていて、
脂肪を分解する酵素(リパーゼ)の攻撃から防ぎ、脂肪細胞の蓄積を促進しています。

しかし空腹時など脂肪がエネルギーとして必要になった場合(エネルギー枯渇時)、アドレナリンなどのカテコールアミンが脂肪細胞表面の「アドレナリン受容体」に結合し、細胞内の「cAMP」濃度を上昇させ、その結果「プロテインキナーゼA」を活性化させます。

※「○○キナーゼ」のキナーゼとはターゲット分子をリン酸化させる酵素のこと

このキナーゼにより、ペリリピン分子の複数箇所がリン酸化します。

ペリリピンはそれまで強固にリパーゼの分解作用から中性脂肪を守っていたのに、リン酸化によってリパーゼの分解作用を許してしまいます。
この結果、中性脂肪はリパーゼの分解を受けて血中に流れ出して運ばれます。
そして運ばれた先でエネルギー源として使用されるんですね。


つまり、全てはカテコールアミンがアドレナリン受容体と結合するところから始まっているので、
逆に言えばアドレナリン受容体が活性化されない限り体脂肪は減らないことになります。
そのため、アドレナリン受容体遺伝子に変異があると、カテコールアミンの作用が脂肪細胞内に伝達されず肥満になりやすいと言われています。


(インスリンは悪者ではない SHIBA)

【健康】 えっ?汗を掻いていなくても熱中症?

我慢できず荒ぶる感情。

激しい息づかい。

飛び散る汗!

裸と裸のぶつかり合い


え?なに想像してるんですか?

祭りですよ祭り・・・

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どうもSHIBAです。

本来、汗っかきは見ていても暑苦しく、汗を掻かない人は涼しげなイメージがありますが・・・

実は、暑いのに汗を掻かない人はかなり危険。

そもそも汗はなんのために掻くのか。

理由は簡単。
汗を掻く一番の理由は「体温調節」のため

運動や暑さによって熱がこもると、体温が維持できなくなるので発汗して放熱しています。

汗を上手に掻いて体温調節している動物はヒトやウマなどごく一部。
イヌやネコは肉球にしか汗腺を持っていません(舌を出して体温調節している)

なので、汗をなかなか掻けない人は、熱を外に逃がすことが出来ず、体温も上昇してめまいや吐き気、頭痛などを引き起しやすいと言われています。
酷くなると意識障害なども。

高齢者に多い症状ですね。

人間は加齢と共に代謝が悪くなりますでしょ。汗を掻きにくい身体になるわけですよ。

しかも高齢者は体内の水分量はもともと少ないときたもんです。
なのに水分摂取量も若者より少ない。

そのうえ、そんな状況でも暑さ、寒さを感じにくい体質なもんだから、
本人も気付かないうちに体温調節のバランスが乱れてしまうんですね。

困ったことに、そんな人に限ってエアコンとか嫌いとか言い出す・・・

だから熱中症の多くは室内、それも高齢者が一番多く、その中にはこのようなケースも多いわけです。


これは熱中症の中でも「熱射病」の類に分類される症状で、水分の補給以上に体を冷やすことが優先されます。

それも、氷水などを身体に当てるよりも、全身に水をかけて扇いだりした方が良いとのこと。
つまり体の一部を冷やすのではなく、全身から気化熱を奪い熱を下げることが重要になります。


一方、

汗は掻いているんだけど、それとは気付かず、知らないうちに脱水症状を引き起こして熱中症になる場合もあります。

「かくれ脱水」とも言われていますが、これは見た目に汗を掻いていないように見えるため本人も気付きにくいのが特徴です。

所ジョージさんが熱中症になったのはこのパターンじゃなかったっけ?

何かに熱中していると脱水していることに気付かず、気付いた時には重症化していることが多いそうですよ。
スッゴイですね~(所さん風に)

この時、水分補給だけではなく塩分補給も忘れないで下さいね。

『【健康】 えっ?水分の摂り過ぎで熱中症?』 参照



また、

海やプールも実は危険

水の中にいれば熱中症にならないような気がするかもしれませんが、
たっぷり汗を掻いていても自覚しづらいものです。

気が付けば脱水状態にならぬよう、水分補給を忘れずにしなければなりません。

また、うっかりプールの水を飲んでしまうとプール熱にかかる場合もあります。

『【健康】  プール熱にご用心』 参照


ましてや海は紫外線による疲労も加わりますから、熱中症のリスクは高くなります。

『【健康】 暑さと紫外線による疲れにご注意を!』 参照


このように、

汗を掻くことはとても大切なこと。

問題は水分や塩分の補給をしっかり行うこと。

汗を掻かないのは体温調節が出来ないので問題です。

「わたくし汗を掻きませんの。汗掻きって暑苦しくて嫌ですわ」

なんて言おうものなら恥を掻きますよ。

掻くのは汗だけにしましょうよ。


(節電も時と場合によりますね SHIBA)