• イベント情報
  • メールフォーム

2015年09月13日

【健康】 高血圧だが心臓に負担がかかるのを恐れて敢えて運動をしない、というのは間違い

どうもSHIBAです。

高血圧のために心臓に不安を抱えているは多いと思います。

本当は健康のために適度な運動をする習慣があれば良いのですが、
心臓に負担がかかるのを怖がって敢えて運動をしない場合も多いのではないでしょうか。

運動で心拍数が上がり、突然「ウッ!」と来るのではないかと考えたりして・・・


肥満であれば運動の必要性を実感しやすい。
しかし血圧が高いだけならその実感は湧きにくいもの・・・


ところが。

高血圧の治療には程度によって、ただちに降圧薬治療が必要な場合と、食事や運動などの生活習慣の改善とがありまして、血圧分類とこれに血圧以外の、たとえば糖尿病や心血管病などの危険因子があるかどうかで治療方針が決められています。


ちなみに血圧分類は
 Ⅰ度(140~159/90~99mmHg)
 Ⅱ度(160~179/100~109mmHg)
 Ⅲ度(180~/110mmHg~)


特にI度の高血圧(140~159/90~99mmHg)であれば、薬を使わずに、運動と食事だけで血圧を下げられることもあるんですよ。

だから怖がって運動をしないのは間違いなんです。

169940.jpg

実際に心臓を患った患者でさえ運動療法を行っているんですよ。


心筋梗塞や心臓の治療を受けた患者は、なるべく早くリハビリを開始することになっています。

一見すると、心臓にダメージが残っていそうで、なんだか「そんな直ぐにリハビリして大丈夫なのかなぁ」と思われるかもしれませんね。

確かに治療(特にカテーテル治療・冠動脈バイパス術など)後は心臓の機能が低下するようです。

心臓から拍出される血液量が低下しても不思議はありませんよね。

しかし、だからこそ心不全にならないように、あるいは血流が悪くなりドロドロになって血栓などが詰まるということがないように、リハビリが必要なわけです。

運動をすることで心臓は鍛えられます。

「え?心臓を鍛えるってどういうこと?」と思われるかもしれませんが、心臓は心筋という筋肉のカタマリですからね。
心筋を鍛えることは、心臓血管機能を高めることなんですよ。


もちろん危険がないわけではありません。医療機関の指導のもとで行う必要があります。

ただ、心配しすぎて安静にしているだけでは健康的に良くないということ。


このように患者ですら運動療法を行えるのに、いわんや健常者をや。


食事の改善も重要ですが、それだけでは不十分。

降圧薬が必要になる前に、ぜひ運動習慣を身につけませんか。



関連記事
『【健康】 「高血圧」の入浴法 ~安全な入浴法と症状別の工夫~』


(喫煙しているなら全て台無しですよ、念のため SHIBA)