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2015年11月21日

【健康】 今さら聞けない!かぜとインフルエンザの違い

今年は一度もかぜをひいていません。このまま順調に年越ししてしまいたい、どうもSHIBAです。

インフルエンザにいたっては、僕は一度も発症したことがありません。
ワクチンも接種したことがありません。
嫁さんがインフルエンザに罹っていても、その横で一緒に寝ていても感染しません。
なぜインフルエンザに罹らないのか自分でも不思議です。
バカなんでしょうか・・・

そんなことはさておき。

これからインフルエンザが流行する季節ですが、
「かぜ」と「インフルエンザ」の違いはご存知でしょうか?

kaze 02.jpg

そもそも「何をもってかぜというのか」すら分からずに「かぜ」という言葉を使っている人は多いと思います。

鼻水やくしゃみなどの症状が出たら、なんでもかんでも「風邪をひいた」と思っていやしませんか?

「かぜ」かどうかの判断を症状ではできません。
症状で判断していると、例えば花粉症だってかぜと間違えてしまいます。

かぜの定義は、ウイルスや細菌などの病原体によって上気道が感染することです。
稀に急激な温度変化などで上気道を炎症してしまうことがあります。

つまり

一般的に「かぜ」と言われているのは急性の「上気道炎」または「上気道感染症」のことで、
鼻腔・咽頭・扁桃などの上気道が炎症をきたす疾患群の総称です。


炎症とは病原菌に対する免疫細胞による防御反応のことですから、
「かぜ」の原因は病原菌による感染によるものです(稀に寒冷やアレルギーなどの非感染性の場合もある)

病原菌が上気道に感染すると、くしゃみや鼻水、咳、発熱といった症状があらわれます。
たら、発熱は微熱であることが多いのもかぜの特徴です。

その原因となる病原体には、細菌よりも大半はウイルスによるものであり、かぜの病原体となる主なウイルスにはライノウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルスが該当します。

これに対し、インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルスのみです


◆病原体の違い

かぜ ・・・ライノウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルなど様々なウイルス、または細菌

インフルエンザ ・・・インフルエンザウイルス




なので、インフルエンザもかぜの一種とみることもできます。

ですが、やはりかぜとインフルエンザは別物と考えた方が良さそうです。

潜伏期間はどちらも1~2日間
上気道(口から喉頭まで)が感染することで発症することも共通しています。

しかし、ひとたび発症すればその違いは歴然。

かぜはくしゃみや鼻水、咳といった症状が徐々に出てくるのに対し、
インフルエンザは急激な悪寒とともに発熱
しかも微熱になることはなく、いきなり38℃を超える高熱が出ます。

また、インフルエンザの場合は関節痛、頭痛、筋肉痛など、全身に症状があらわれるのが普通です。



◆初期症状の違い

かぜ ・・・くしゃみ、鼻水、咳、のどの痛み(徐々に進行)

インフルエンザ ・・・悪寒、発熱(急激な高熱)




◆症状の範囲

かぜ ・・・上気道が中心(くしゃみやのどの痛みなど)

インフルエンザ ・・・全身(関節痛、頭痛、筋肉痛など)



症状の重さに圧倒的な差があり、
インフルエンザは肺炎などを併発して重症化する場合もあります。
その他、気管支炎、中耳炎、筋肉炎、インフルエンザ脳炎なども合併することがあります。

「インフルエンザ = 熱が高いかぜ」ではありませんので、あしからず。


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(どちらも水分補給が大事 SHIBA)