【健康】 超簡単!血圧を下げるためにお風呂でできる8つのこと
高血圧の人にとって入浴は正しい入り方をすることで、急激な血圧上昇を避けるだけでなく血圧を下げることもできます。
高血圧の正しい入浴法とは、血圧を上げなように39℃前後のぬるめの湯に浸かることですが、
このくらいの温度であれば副交感神経が刺激され血管が拡張されるので、血圧の急上昇を抑えるばかりか下げることになります。
また血管が拡張されることで血流も改善されるので、動脈硬化の心配のある人にとってもぬるめの温度は効果があります。
加えて、血圧の急激な上昇を防ぐために脱衣場や浴室の室温をあらかじめ暖めておいたり、入浴は心臓に負担のかからない半身浴にするなどが高血圧対策となる入浴法となっています。
これだけでも高血圧には十分効果のある入浴となるのですが、ここではさらに、ただ普通に湯船に浸るだけでなく、この時間帯を利用してできる「血圧を下げると言われている8つのこと」を紹介します。
簡単なことばかりですので試してみると良いですよ。
◆深呼吸
①腹式呼吸
深呼吸をすることで血圧が下がります。・・・と言われても実感を持てない人もいるかと思います。
そんな場合は腹式呼吸を試してみましょう。
腹式呼吸とはラジオ体操のように胸を膨らませるのではなく、息を吸うときにお腹を膨らませ吐くときにへこませる呼吸法です。
胸式呼吸と比べてゆっくりで深い呼吸になります。
誰でも緊張状態や慌てている時は交感神経が優位になっていて呼吸は浅く回数も多くなっている(胸式呼吸)ことからも分かるように、ゆっくりと深く呼吸をする(腹式呼吸)ことでリラックスできて副交感神経が優位になるんですね。
◆ストレッチ
ふだんから食事に気をつかっているのに血圧が高いままの人は体の硬さが原因である可能性も考えられます。
関節や腱をほぐすと末梢血管までの血流が良くなるので、ストレッチはとても血圧に効果があります。
ただし痛みを感じる場合はそこで止めること。無理に続ける必要はありません。
②首筋のストレッチ
首筋がこわばると肩こりの原因となります。
ストレッチで肩こりを解消し、血流を改善しましょう。
まず首を右に傾けながら、左肩を下へ引っ張るようにする。この状態で10秒。
次に反対の首も同様。
③手首のストレッチ
手首のストレッチも有効です。片方の手を伸ばし、手のひらを前にしてもう片方の手で掴み手首を10秒間そらしたままにします。
そして今度は逆方向に手首をそらして10秒。
次に反対の手も同様。
④足首のストレッチ
浴槽内で脚を伸ばして座り、片方の足をもう片方の足の上に引き寄せ、手で足首をクルクル回す。
反対の足も同様。
⑤足指のストレッチ
足の指先をグーパーします。足指を開いたり閉じたりすることで末梢血管まで血流が良くなります。
◆マッサージ
ストレッチで体がほぐれたら、仕上げでマッサージしましょう。より血行が促進されます。
⑥ふくらはぎマッサージ
ふくらはぎは「第2の心臓」と言われるくらい血行に大きく関係しています。
ふくらはぎを下から上へ擦るだけでも効果があると言われていますから、試さないわけにはいきませんよね。
⑦血圧を下げるツボを刺激する
実は血圧を下げるツボは体のあちこちに存在します。
興味のある人は自分で調べてみると良いですよ。
代表的なのは耳のツボ「降圧帯」、後頭部の「風池」、手の「合谷」、脚の「足三里」など・・・
『【健康】 お風呂で高血圧改善!自分で押せるツボ6つ+α』 参照
⑧シャワーヘッドでマッサ―ジ
実はシャワーの水圧でもツボを刺激したり、シャワーを当てたところが局所的に温まり血行が良くなるといった効果が期待できます。
お腹にシャワーヘッドを当てて、時計回りに「の」の字を描くようにすると、腸の働きに丁度良い刺激になり便秘解消になるばかりでなく、血圧を下げる効果も期待できます(便秘は血圧を上げる要因となる)
また手足の指先にシャワーを2~3分当てるだけでも末梢血管の血流が改善されます。
関連記事
『【健康】 「高血圧」の入浴法 ~安全な入浴法と症状別の工夫~』