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2017年07月08日

浴室のカビは50℃の熱湯で退治できる


どうもSHIBAです。

梅雨の時期に繁殖しやすいカビ。

とりわけ湿度の高い浴室は梅雨以外の時期にもカビが繁殖しやすい環境ですよね。

浴室をカビ取り用の洗剤で一生懸命洗っていてもすぐにカビが生えてきてキリがないということがありませんか?

それってカビの特性を知ると「なるほどな」と納得できますよ。

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◆カビの特性


カビは私たちの皮脂やアカをエサにして繁殖しています。浴室では湯気や水しぶきと共に混じって壁や天井に付着するので、カビが繁殖しやすいのはそうゆう理由によります。

それからカビというのは目に見えるものばかりではなく、その奥にずっと根を張っているものだと思って下さい
例えば壁タイルの表面のカビをカビ取り洗剤で洗い落としたとしても、カビは死んではいません。
トカゲの尻尾を切り落としたようなもので、すぐにまた生えてきます。

また、カビは凸凹した場所を好みます。さらに傷などのある場所はその傷口からカビの胞子が侵入しやすく繁殖する原因となります。
ですからカビ取り洗剤でゴシゴシ洗えば洗うほど傷口ができて、カビが繁殖しやすい状況を作ってしまうという悪循環を招くことになってしまうんですね、悲しいことに。


◆ガッテン流カビ退治法


ではどうすればいいのか?

実は昨年、NHKのガッテンという番組で根本的なカビ退治法が紹介されています。

見た人はもう実践しているかと思われますが、知らない方のために紹介します。

といっても、それほどたいしたことでもないんですけどね・・・

答えは「50℃の熱湯を90秒間かける」というものです。

カビは熱に弱く、50℃以上の熱湯をかけることで死滅するようです。
壁の奥にも熱が届くように90秒間としているのはそのためで、カビは死滅した後も黒ずんでいるので、そこでカビ取り用の洗剤の出番。
ただしゴシゴシ擦らないこと。

壁や天井ばかりでなくゴムパッキンのカビも全て熱湯で死滅させることができます。実際に自分も試してみて証明済みです。


◆熱湯の注意点


なお、実際にやってみて気が付いた注意点を紹介します。

まず50℃の温度はけっこう熱いです。

で、50℃以上の熱湯で死滅するわけですから60℃であればもっと早く確実に退治できるわけですが、かなり熱いので危険を伴います。

それから一番難しいのは天井です。

天井にめがけてお湯をかけるのはかなり危険。熱湯が自分に降ってきます。何度か挑戦してみましたが無理でした。

天井だけは熱湯作戦は危険ですよ。
そこは掃除用のワイパーにキッチンペーパーみたいなものを巻き付けて、そこに消毒アルコールつけて掃除すると良いそうです。
デッキブラシでゴシゴシいきたいところですが、傷が付くとカビが繁殖しやすくなるのでここは我慢です。


◆アフターケア


さて、50℃以上の熱湯をかけて一度死滅させたら、もうこれでカビは生えてこないのかというと、そういうわけではありません。

いずれはまた新手のカビが繁殖し始めますので、アフターケアが必要になります。

アフターケアは1週間に一度、50℃の熱湯を5秒間かけるだけ。

これでカビ予防ができるそうです。簡単ですね。

また、毎日の風呂上りに浴槽のお湯を捨てたり、ドアや窓を開けて換気することも有効なので併せて行うと良いでしょう。