• イベント情報
  • メールフォーム

健康・入浴法

男女平等論について考えてみた

日本は今でも社会的に男女の差別や偏見が強いと言われています。

まっさかぁ~、と思う方はぜひ、次の文章を読んでから質問に答えてみてください。
 

【 ある大学病院に有能な外科医がいました。

 その外科医に手術をしてもらおうと全国から患者が集まってくるほどの知名度です。

 ある日、その外科医のもとに交通事故にあったという親子が運ばれてきました。

 親子を見て外科医はびっくりしました。

 なぜならば、交通事故にあったのは自分の子供とその子の父親だったからです 】

 


では質問です。

この「外科医」と「交通事故にあった子供の父親」との関係は何でしょう?


ちなみに正解とかありません。

ただ、この外科医が女性であると考えた方がどれだけいるだろうか。という話。

勝手に男性だと思い込んで考えたりしませんでしたか?
外科医と前妻には子どもがいて、その前妻が再婚して・・・とか。


このような偏見をジェンダーというらしい。

この質問の出典元
http://www.geocities.jp/amy_chemistry/gender.html
ジェンダーとは





どうもSHIBAです。

昨年、世界経済フォーラムが男女平等の度合いを評価した「男女格差報告」によれば、
日本の男女平等ランキングは、世界142ヶ国のうち105位でした。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF27H0B_X21C14A0PP8000/
日本経済新聞:男女平等指数、日本は142カ国中104位


danjo.jpg
(画像元:毎日新聞より)


順位は職場への進出、教育、政治、健康の4分野で女性の地位を数値化した結果によります。

先進国のような裕福な国はおおむね男女平等社会である傾向が見られます。

そのなかで日本は142か国中の104位ですから、かなり低いですね。

女性議員や企業の女性幹部の少なさが原因らしいです。

欧米から見ると、日本て女性差別している国なんでしょうね。

欧米と日本の価値観って随分違うんだなぁって感じます。




日本が104位だという現実についてですが。
男女格差の指数に表れないところで女性の力が活用されているのが日本だという気がします。


もともと日本では、終身雇用制度が家庭を守っていました。

男性が一家の大黒柱であるという前提で、企業は簡単にクビにはしません。

一方、出産や育児休暇で穴を空けてしまう女性は企業からしてみると採用しづらいもの。管理職への出世に対しても同様です。

そんなわけで、女性は社会進出しないで家事労働に励むことで男性(夫)を支えてきました。
自分の妻を「家内」と呼ぶくらいですから。

お見合いでは、女性は男性の年収(経済力)を気にし、
男性は女性の家事能力(料理はできるか等)を求めるのが一般的。

では女性は男性に虐げられてきたかというとそうではなく。
実際には家庭内において、恐妻家もいるし、財布を握られ尻に敷かれている男性も多いです。
結果的にこの方が家庭円満ということもあるでしょう。

しかしやがて、
終身雇用制度が不景気による人件費の圧迫が原因で崩壊しました。

ここで登場したのが欧米の能力主義・成果主義です。
「能力があれば誰でも活躍できるぞ」ということで、
女性の社会進出が始まったのもこのころから。


このように、
女性の社会進出の歴史はまだ浅いので、
日本の順位が低いのは当然といえば、当然かもしれません。

でもそれって、欧米の価値観であって、
「女性の社会進出が遅れている=女性差別」とは勝手な解釈にしか思えません。

今の欧米では女性の社会進出が実現していますからね。
その価値観を世界中に押し付けたいのでしょう。

しかしその裏には面白い結果も出ています。

欧米の「離婚率」と「失業率」が日本よりはるかに高いんですよ。

「離婚率」が高い理由としては、
女性が自分で稼ぐことができるわけですから、
経済的な理由で男性に頼る必要が無いのかもしれません。

「失業率」が高い理由としては、
企業が雇える人数には限りがありますから、
そこに女性が参入することで失業する人数も増えるというのは暴論でしょうか。

これらは女性の社会進出と無関係ではないと思いますよ。

だから、なんでもかんでも欧米の価値観に合わせる必要はないですよ。

所変われば品変わる。

大事なのは「結果の平等」ではなく「機会の平等」ではないかと。

男性と女性とでは、向き不向きが違いますからね。

男女平等を求めるなら、逆にお互いの性差をはっきり認めるべきだと僕は思います。

お互いの優れた点を尊重しあうのが本当の男女平等ではないでしょうか・・・

「男女平等」という言葉がまたややこしくさせているんだろうけど。

日本がこれから目指すべき方向は、欧米式の「男女平等」路線を追随するのではなく、
男尊女尊」という独自の路線の方がしっくりするような気がします。

そんな言葉は日本語にありませんけどね(男尊女卑ならある)

「男尊女尊」っていい表現だと思うんだけどな。


(某飲料メーカーの『お~い、お茶』もジェンダー的にはアウトらしい SHIBA)

格差是正について考えてみた

どうも、SHIBAです。
いま、世界の各先進国では「格差社会」が問題視されています。

日本も例外ではなく格差社会が国会の議論の争点となっています。
先日の代表質問で民主党は格差問題を1丁目1番地と位置付けました。

世界中でベストセラーになったトマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』が影響しているのかもしれません。

これまで格差問題といえば、「貧困層」をどう救い出すかが議論されてきましたが、
「富裕層」のあり方に着眼することはあまりなかったので、ピケティ氏の理論は多くの人々の関心を集めています。

いわゆる「富の分配」のあり方についてです。


ただ、格差問題は今に始まったことではありません。

僕が格差問題で気になるのは「格差是正」についてです。

ピケティ氏のような「富の分配」が理論通りに機能すれば、
確かに格差は縮小するかもしれません。

しかしそれは、既に格差が生じた後に行われること。

格差が生じていること自体が問題であり、
民主主義ならばそのような不平等がない社会でなければなりません。

と、こう言えば、「資本主義なのだから強者と弱者がいて当然。平等主義では競争原理が働かない」と思われるかもしれません。

ちょっとややこしいのですが、僕の言う「格差是正」とは、「機会の平等」です。

民主主義が保障する「国民の自由や平等の人権」の「平等」とは、「結果の平等(所得や富)」ではなく「機会の平等」であるはず。

分かりやすい例でいえば、教育の格差

仮に全く同じ教育を受けた二人の子供の成績に差がつけば、将来の生活水準にも差がつくのは仕方ないことです。

ですが、才能は全く同じでも受ける教育レベルに差があれば、これまた成績に差が生じ、将来の生活水準にも差がつきます。

稀な成功例だけをピックアップして、「貧しくても努力すれば報われる」というのは綺麗ごとでしかありません。

そもそも教育に格差が生じるのは、教育もまた投資だから。

富裕層にとっての関心事は「教育、投資、税金」

投資能力のない貧困層には教育を受ける機会から既にハンデがあるのです。
つまり貧困層の子供は生まれながらに不利な状況に置かれていることになります。


2年ぐらい前だったかな。『Woman』というテレビドラマでシングルマザーを演じた主演の満島ひかりさんのセリフがとても印象的で、


「子どもを育てるのは難しいことじゃないんだけど、難しいのは独りでやることで。
 ただ簡単に出来ることが急に難しくなる。

 子どもを連れて町に出て歩くと一番耳にするのが舌打ちと咳払い。

 お金無くなって、私昔からお寿司はいなりが好きで、パンもぶどうパンが好きで、なんでか。
 安上がりだなぁって思ってたんですけど。
 今は子どもにそれすら食べさせられない、満足に。
 「お腹すいた」って言わせてる。

 何より「ああぁ」って思うのは、子ども残して仕事に出かけることです。
 仕事しているあいだ想像して、私が居ない間に何かに巻き込まれていたらどうしようって
 怖いこと想像して、帰って寝顔見てもまだ全然安心できなくて。

 「お金が無い」って人にいうと「母の愛があれば大丈夫」って言われます。
 そうか?そうかな?
 お金で買えない幸せあるって言うけど、そういうこと言う人はお金を持っていて、
 私はとにかくまずお金で買える幸せが欲しい。
 お金じゃ幸せ買えないかもしれないけど、お金って不幸になることないし、って」



母子家庭の問題を描いたドラマでしたが、と同時に「子供の貧困」への問題提起でもあったように思います。



実は日本は「子どもの貧困率」の高い国です。

貧困の国というのは、飢餓で苦しむようなどこか貧しい国のお話のことかと思うかもしれません。

例えば食糧難にあったり、学校が無かったり、紛争状態にあったりする地域の。

それは「絶対的貧困」といって、生存するための最低限必要レベルのことで、
今ここで話している貧困率は「相対的貧困率」と呼ばれるのもです。

国によって生活水準は違いますが、その生活水準を大きく下回り、その国では当たり前と思われる生活ができないレベルにあることを「相対的貧困」といいます。

「絶対的貧困」と「相対的貧困」は分けて考えるべきなんですね。

例えば修学旅行へ行く金が無くて自分だけ行けない子がいたとします。

村人みんなが裸足で生活しているような修学旅行など無いような地域においては、そんなことなど問題にもなりません(みんながそうだから)

しかし、日本のような先進国においては非常に困るわけです(みんなと違うから)

それが「相対的貧困」です。

そしてそのような貧困は、今に始まったことではなくて昔からありました。

高度成長期には目立たないだけ。経済成長が緩やかになることで格差が目立つようになります。

ピケティ氏が言うところの「r > g」(「資本収益率>経済成長」を表します)でしょうか。

そしてもう一つ大きな要因として「無縁社会」があると僕は考えています。

24hitomi.jpg
『二十四の瞳』にこんな場面があります。
家が落ちぶれて村から出て行かなければならなくなったと泣いている女子生徒を、大石先生が抱きしめてこう言うんです。

「あんたが苦しんでるの、あんたのせいじゃないでしょう?
 お父さんやお母さんのせいでもないわ。
 世の中のいろんなことからそうなったんでしょう?
 だからね、自分にがっかりしちゃだめ。
 自分だけはしっかりしていようと思わなきゃね。


 先生無理なこと言ってるようだけど、先生も他に言いようがないのよ。
 そのかわり、泣きたいときはいつでも先生のとこいらっしゃい。
 先生も一緒に泣いてあげる」


先生は別に上手なことを言っているわけではありませんが、寄り添う。
それが何より大事なことだと思い知らされます。

いま「無縁社会」に必要なのは、ネットで共感しあうことではなく、
この大石先生のように思いっきり抱きしめてやることだ


ネットではこの体温は伝わらない。

ちなみにこの1分18秒からのシーンで少し観ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=JptRRM1wVbE
youtube 『二十四の瞳 予告』



ここで問題なのは、たちの悪いことに貧困は世代に渡って連鎖すること。
ピケティ氏の視点でいえば、富裕層もまた財産の世襲が連鎖します。
そしてより格差が広がります。

貧困の連鎖を断ち切るには、国に期待してもダメだと思います。

国がこうした貧困に苦しむ国民を救うのは当たり前です。
しかしそれはあくまでも支援や保護といったセフティーネットのこと。

民主主義の根幹は「国が国民のために何かをするのではなく、国民が国を動かしていくこと(国民主権)」にあるはずなので、先ず国民の意識から変わっていく必要があるかと思います。

無縁社会やネット社会の現在では難しい問題です。

結局、格差是正なんて無理なのかと思うと、確かに資本主義とは何なのかと言いたくもなります・・・


(日本は空気が支配する国だからせめてそこに期待したい SHIBA)

【健康】 「炭酸泉」のススメ

アラピアの大浴場には人工炭酸泉がございます。

「炭酸泉が身体に良い」という話はよく耳にするかもしれませんが、
なぜ身体に良いのか?

意外と知らないものではないでしょうか。


ネットで調べてみるとだいたい

・血圧が下がる
・血行が良くなる
・代謝が良くなる


などと説明されています。


しかし・・・


なぜ炭酸泉が血圧や血行や代謝に良いのか?

そこまで説明されているものは少ないし、
また、説明がなされていても結構専門的で小難しいものばかり。

これでは炭酸泉の良さを本当に理解してもらうのは難しそうです・・・


そこで。

炭酸泉の効果について説明させて頂きます。

03.jpg


まず炭酸泉の水質は弱酸性です。

アラピアの炭酸泉の場合はpH4.5~5弱酸性(中性はph7)


さて、ここでいきなり難所。

弱酸性とかpHとかって何?

と今疑問に感じた方は先にこちらを参照して下さい。

/blog/2014/12/post-154.php
【健康】【美容】お肌のpHバランスとは?


つまり、人の肌も弱酸性なので炭酸泉は肌に優しいということになります。
肌が弱い人には特にオススメ。



炭酸泉の炭酸とは二酸化炭素が水に溶けたもの

二酸化炭素(CO2)が水(H2O)に溶けると弱酸性の炭酸水(H2CO3)という水溶液になります。


要するに炭酸が弱酸性なので、当然炭酸泉も弱酸性ということになるわけです。


この水に溶け込んだ二酸化炭素が皮膚に浸透し、いろいろな効果をもたらします。


さて、ここでまた疑問。

酸素なら体に必要だってことは知っているが、二酸化炭素って体に良いの?

と今思った方は鋭い!


そうなんです。
二酸化炭素は細胞にとって“老廃物”でしかありません。

なので皮膚から浸透し毛細血管に侵入してきた二酸化炭素を、
血管は追い出そうとして拡張します。

これが血圧を下げ、血流を良くする理由です。

なので、炭酸泉が実際の温度よりも1~2℃高く感じるはそのため
です。



そして更に面白いのは、
赤血球のヘモグロビンてあるでしょ?

体の各細胞は酸素を必要としますが、その酸素を運ぶ役割をヘモグロビンが担っています。

しかし一度ヘモグロビンとくっ付いた酸素はなかなか分離しないらしいんですよ。

ヘモグロビンは酸素のことが相当お気に入りらしい。

せっかく目的地の細胞に到着しても酸素を手放してくれないのでは困りものですよね。

ところが、ヘモグロビンは酸素よりもお気に入りがあって、それが二酸化炭素。

酸素を届けたい目的地の細胞のところに二酸化炭素があれば、
ヘモグロビンは酸素をパッと手放して二酸化炭素を拾います。

こうして効率よく各細胞へ酸素が行き渡り、代謝が促進されるというわけです。



考えてみると面白いですよね。
体にとって不要なものを取り込むことで、良い効果を生むって・・・

血管の中が二酸化炭素ばかりになれば酸欠になるのでは?と思うかもしれませんが、
呼吸をしている限り常に酸素は供給されていますので心配はありません。


ほら、「炭酸水ダイエット」てあるでしょ?
炭酸を飲むことでダイエットしようとするのも多分同じ理屈。

でもダイエット効果って実際のところどうなのかなぁ。入浴のように身体が温まるわけではありませんしね。
そこまで新陳代謝が促進されるのかどうか分かりません。


あ、そうそう。

大事なことを言いますが、炭酸は水分に溶け込んだ状態でなければ皮膚に吸収されません


何が言いたいのかといいますと、
ここまで読んで頂ければもうお分かりだと思いますが、炭酸泉はブクブク泡が出ていりゃ良いってものではないのです。

泡そのものは溶けきれないで残ったガスですからね。
温浴施設によってはやたらと泡の出ている炭酸泉を見かけますが、あれは単なる見た目のパフォーマンスであって、本当に効果があるのかどうか疑わしいものです。

だってそうでしょ。

せっかくの炭酸が湯に溶けていないとしたら

すべて水の泡ですよ。

【健康】 一番簡単な健康法!毎朝「白湯」を飲む

簡単にできる健康法というのは探せば結構あるようですが、
なかでも一番単純で簡単な健康法は

朝起きたらまず白湯を飲む

だと思っています、どうもSHIBAです。


あ、「白湯」といっても白湯(ぱいたん)スープのことではありませんよ。

「白湯」と書いて「さゆ」

sayu.jpg

この白湯を朝の起きがけに一杯飲むことが健康に良いらしい。

これは僕が実践しているわけではないので力説できる資格は無いのですが、
「白湯が健康に良い」というのは間違いないと思っています。

というのも、健康のために白湯を飲むというルーツを辿ると、
インドの伝統医学アーユルヴェーダに行き着くからです。

僕はね、メディアで紹介されているような健康法には西洋医学によるエビデンス(科学的根拠)があってもまず疑ってかかる性格なのですが、漢方など伝統医学の考え方には逆らいません。
てか逆らえるはずがありません。

西洋医学の歴史はたかだか100年でしょ?100年もないか。
でも伝統医学は古来より存在しますからね。
科学の力で証明される以前より何でも知っていた。いわば先人たちの知恵ですよ。


一般にいわれている「白湯を飲むことによる効果」としては

・脱水予防
・冷え性対策
・便秘改善
・美肌効果
・ダイエット


など多岐にわたります。


これらを一つ一つ説明すると長くなるのでしませんが、
それぞれの理屈は単純明快です。

まず朝の起きがけに飲む。

人は寝ている間に水分が失われていますから、水分補給するという意味があります(脱水予防

それなら白湯ではなく、「水を飲む」でも良いだろうという考え方もあるようですが、
寝起きは1日のなかで最も体温が下がっていますから、体を温めるという意味では「水」より分がありそうです(冷え性対策

体温を上げてやることで内臓も目覚めて活発になりますから、
腸のぜんどう運動を促進することに繋がります(便秘解消

体温が上がることはすなわち血流が良くなるので
新陳代謝・デトックスにも効果が期待できますよね(美肌効果

ダイエット効果だけはちょっと分かりません。
おそらくこれらの作用が結果としてダイエットに繋がるということなのでしょう。


いずれにしてもこれは試してみる価値はありそうですよ。無料だし(笑)


(アラピアの「白湯」もヨロシク←大浴場のこと SHIBA)

【健康】 コーヒーよりココア?最近のココアの注目度が高い件

違いの分かる男になりたい。ゴールドブレンドSHIBAです。

コーヒーが好きで毎日3杯は飲んでいますが、いまいちコーヒーの味の違いが分かりません(同時に飲み比べれば分かりますが)

本当のコーヒー好きではないということでしょうね。

ということで毎日朝から目覚めの一杯としてコーヒーを飲んでいるわけですが、
朝に飲むならココアの方が健康に良いみたいですね。


最近やたらと「ココアが健康に良い」という話を聞くようになりました。

例えばココアは身体を温めてくれる作用が生姜湯よりも高いことが分かったそうです。

生姜湯よりも温まるなんて少し驚きました。


http://allabout.co.jp/1/230976/1/product/230976_01.htm
All About:効果は冷え性に匹敵?

http://m3q.jp/t/273
M3Q:まさかのショウガ超え!冷え性には「ココア」が最適と判明!

kakao.jpg

ココアの原料はチョコレートと同じカカオ豆。
このカカオに含まれるカカオポリフェノールがとても注目を浴びているようです。

ポリフェノールなのでとても抗酸化作用が強いわけですが、
その効果はワインの2倍ともいわれています。

あらゆる細胞にダメージを与える活性酸素を除去するわけですから、
ガンや動脈硬化を抑えるだけでなく老化の防止、つまりアンチエイジングにも効果があります。

さらにこのポリフェノールは抗菌作用もあるとのことで、
風邪やインフルエンザの原因となる病原菌から守るだけでなく、ケガの回復にも効果があるとは驚きです。
しかも虫歯の予防にも効果があるとかどんだけなんよ!


さらにさらに。

ココアに含まれるポリフェノールの一種、「フラバノール」には血圧を下げる効果があり、
しかも(これが凄い発見なのですが)熟年者の記憶力が20~30歳若返る効果が期待できるということが、
コロンビア大学の研究で判明しました。

http://www.afpbb.com/articles/-/3030023
AFPBB News:ココアの「フラバノール」で記憶力低下が改善、米研究

だからといって、これが認知症予防に直結する話かどうかはまた別の問題ですが、
とても興味深いところではあります。


また、

ココアには食物繊維も豊富だということですから、便通に効果があるのはもちろん、
腸内環境を整えることで免疫力のUPにも繋がります。


そんなわけで、僕も時々コーヒーの一杯分をココアに替えるようになりました。

単純に美味しいってこともあるけどね・・・


(違いの分からない男 SHIBA)
 

【健康】 「冷え性」より怖い「低体温」(改善編)

相変わらずインフルエンザが蔓延していますね。
地球にとっては人間もまたウイルスなんだろうなぁ・・・どうもSHIBAです。


細菌の研究、もとい、最近の研究結果では、
寒い時期に風邪が流行るのは「ウイルスが活性化するから」というより「免疫力が下がりやすいから」らしい。

http://kenkounews.rotala-wallichii.com/low-temperature_cold-virus_immunity/

海外の健康関連ニュース:寒いと風邪を引きやすいのはウイルスではなく免疫の側の問題

まあね。夏でも風邪をひくことがあるのは免疫力の問題だろうね。


「体温が1℃下がると免疫力が約30%低下する」ことをふまえると、「低体温」には特に気を付けなければなりません。


そして低体温の改善策は「体質を変えること」だと前回お話ししました。

『【健康】「冷え性」より怖い「低体温」(症状編)』参照


例えば「温かい飲み物を飲む」のは、それはそれで間違ってはいませんが問題の解決にはなっていませんよね。

怪我した時に治療ではなく痛み止めを飲むようなものです。


同様の理由で、厚着するのも部屋を暖めるのも同じことがいえます。

根本的に解決させるには、外から温めるのではなく内から温める。それがポイントでしょう。


そうなると最善策はやはり運動になるかと思います。

ウォーキングなどの「有酸素運動」は血流と代謝が良くなりますから、体温を上げるには最適でしょう。

加えて無酸素運動になりますが「筋トレ」なども有効です。

kintore.jpg

基礎代謝は筋肉の量に関係していることが分かっております。

筋肉をつければ、普段の生活において常に基礎代謝が活発になりますよ。寝ている間も。

ただし過度な筋トレは不要。交感神経がたかぶり過ぎては自律神経が乱れて逆効果です。


そういう意味では「入浴」も効果的。

「入浴は外から温める行為なので違うのではないか?」と思われるかもしれません。


しかし風呂屋としてはこれは言っておかなければなりません。

これまでも言ってきましたが、お風呂の一番の効果は「リラックスすること」です。

『【健康】お風呂の一番の効果(前編)参照


お風呂でリラックスすると副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが良くなります。
自律神経のバランスを整えることで体温調節が出来るようになるのでとても重要なことでもあります。

単に熱い風呂に入りゃ良いってわけではありません。熱い風呂は交感神経を刺激するので逆効果です。
ちなみに最適温度は39℃だといわれています。


大事なのは 運動・精神状態・食生活


食生活についても少し触れておきましょう。

単に「温かいものを食べよう、冷たいものを避けよう」などと当たり前のことを言うつもりはありません。

食生活で大事なこと。これは食育にも関係しますが「朝食を抜かない」こと。

実は人間の体は、寝ている時の体温が低くなっています。
寝起きのとき寒く感じるのは当然です、

人は食事をすると若干体温が上がります。

代謝には「基礎代謝」の他に、運動した時などの「活動代謝」、そして食事をした時の「食事誘発性熱産生」があります。

人は何か食べると分解して代謝をしますが、その時に消費するエネルギーが食事誘発性熱産生といいます。
食事をすると身体が温まるでしょ?あれです。

だから朝食抜きダイエットみたいな食べない系ダイエットは避けましょう

筋肉の材料となるのはタンパク質。免疫細胞もタンパク質なので、肉や魚、卵なども低体温には効果的な食べ物と考えられます。

ビタミン群は代謝の時に補酵素として働きますからビタミン不足にならないようにしましょう。

なお、甘いものや食品添加物は体温を下げてしまうとのこと。


体質改善なんて悠長なこと言ってられないよ!という方はマッサージをどうぞ。血行が良くなりますよ。

/contents/relaxation/
アラピアホームページ:リラクゼーション

(まず自分の平熱を知ることから始めよう SHIBA)

【健康】 「冷え性」より怖い「低体温」(症状編)

寒い寒い。今日も寒い。東京も積雪らしいね。
太って見えるのは重ね着をしているから、ということにしておこう、どうもSHIBAです。

こんな日は身体が冷えて当然ですが、その冷え、本当に気温のせいですか?

体温が35℃台の人、つまり36℃未満ならそれは「低体温」です
低体温は病名ではありませんが、一種の異常状態。

人はどんなに寒くても体温は36℃台で維持するのが正常ですからね。

taionkei.jpg

「冷え性」とよく混同してしまいますが、
冷え性とは体温を維持するため、身体にとって大事な心臓や肝臓など臓器が集まる体の中心部に血液を集めてる代わりに、末端の血管には血液が行き届かなくなり手足の先が寒く感じる症状です。


ちなみに「冷え性」は「冷え症」とも書きますが、「冷え症」とは治療が必要な場合で病名みたいな使われ方をするのに対し「冷え性」は体質を表す表現のようです。
まあどちらも体温が下がるわけではないので同じみたいなもの。

でも「低体温」は違います。

体温が下がってしまう低体温の方が深刻な状況といえます。

なぜ深刻か?

それは「体温が1℃下がると免疫力が約30%下がるから」というのはもはや常識になっています。

免疫力が低いと当然、風邪やウイルスに感染しやすくなりますし、
また一度感染した場合に十分に体温を上げることが出来ませんので、
ダラダラと症状が長引くのも低体温の特徴だと言われています。

まさに「冷えは万病の元」なんですね。

低体温の原因として甲状腺機能が低下している可能性があるそうです。
甲状腺ホルモンは代謝に関わるので、分泌が不足すると基礎代謝の低下に繋がるからです。

甲状腺に問題がなければ、あとは生活習慣が原因かと。
特に自律神経の乱れ

自律神経のバランスが乱れると体温調節が難しくなるといわれています。


低体温の症状を改善する方法として「温かいものを飲む」というのがありますが、
これは改善というより一時凌ぎなので不十分です。

低体温を改善するにはやはり「代謝力をUPさせる」
これに尽きると思います。

つまり体質の改善です。

先ほど「体温が1℃下がると免疫力が約30%下がる」と言いましたが、
基礎代謝も約12%下がるとさえいわれています。

体温・免疫力・基礎代謝らの上下は全て連動していると考えられますね。


『【健康】 「冷え性」より怖い「低体温」(改善編)』 へ続く

(アナ雪のエルサは低体温かな? SHIBA)

【健康】 いま一度「ヒートショック」にご用心

もう2月になろうとしていますが、まだまだ寒い日が続いております。
風邪やインフルエンザも流行っておりますが、体調にはお変わりありませんでしょうか、どうもSHIBAです。

こんな時はアラピアのお風呂でゆっくりとして頂きたいところですが、くれぐれも「ヒートショック」には気を付けて下さい。

ヒートショックとは急激な温度変化による血圧の急上昇や下降によって気を失ったり、場合によっては死に至る危険なものです。

ヒートショックについては、何度かお話していますし、認知度も上がって来ましたが、
ついついうっかり忘れて不注意になりがちなので、いま一度ご用心のほどお願いします。

血圧に問題を抱えている人や、不整脈の方はもちろん、糖尿病の方もご注意です。

ヒートショックはなにもアラピアのような大浴場ばかりでなく、ご自宅の浴室でも起こります。
暖かい部屋からいきなり服を脱いでかけ湯もせずに湯船へドボーンはやめましょう。
湯船の温度にも気を付けて下さい。寒いからといって熱い温度は危険ですよ。

飲酒後すぐの入浴はもちろんNGでお願いします。
 

(SHIBA)

【健康】 良い油、悪い油、普通の油

昔「良い子、悪い子、普通の子」というのがありましたよね。欽ちゃんの番組で。

油にも良いものや悪いものがあるとよく言われていますが、実際どんな感じなのでしょうか。

あ、油と言っても石油やガソリンの話ではありませんよ。

普段僕たちが摂取している「食物油」のことね。または食物脂。

ところで「」と「

どちらも「アブラ」ですが、違い分かりますか?

常温で液体状のものは「油」、常温で固体状のものは「脂」とされていますよ。

「油」はサラダ油やごま油などで、「脂」はバターや肉の脂身など動物性のものが多いです。

どちらも「脂質」として人体には必要な栄養素ですが、高カロリーのため肥満になりやすく、
また脂質のなかでもいろいろ種類があるので、その違いを知っておく必要があります。

脂質の主成分は「脂肪酸

脂肪酸にグリセリンなどのアルコールが結合したものが脂質です。

 脂質=脂肪酸+アルコール


ちなみに「中性脂肪」は「脂肪酸+グリセリン」のこと。

「コレステロール」は脂質が分解されてできるものです。



では脂肪酸の種類について。

説明するうえで、文章だけだとおそらく分かりにくいと思いますので、
図を用意しました。

といってもニッスイさんのホームページから拝借したものですけどね(これがかなり見やすい)

shibousan.gif
 出典元:http://www.nissui.co.jp/academy/market/20/


「脂」は基本的に「飽和脂肪酸」のこと(マーガリンやショートニングは不飽和脂肪酸)

飽和脂肪酸は摂りすぎると血液中の中性脂肪やコレステロールを増やし、血液をドロドロにして血流を悪くすると言われています
摂り過ぎに注意の脂肪酸です。


一方、「油」は基本的に「不飽和脂肪酸」のこと。

不飽和脂肪酸は、血液の余分な中性脂肪やコレステロールを減らしたり、血栓を防ぐなどの作用があると言われています

マーガリンやショートニングに含まれる「トランス脂肪酸」は不飽和脂肪酸の一種ですが、摂りすぎると悪玉(LDL)コレステロールを増やし動脈硬化の原因となるので注意が必要といわれています。
「マーガリンはバターより健康的」とはもう過去の話だったんですね。


さらに不飽和脂肪酸には、その構造上からさらに「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」にわけられます(構造上の説明は専門的になるので端折ります)

一価不飽和脂肪酸は、酸化しにくいため比較的長期間の保存ができるのが特徴的。
だから調理油に向いています。

サラダ油の主流であるキャノーラ油(菜種油)が代表的。
オリーブ油やひまわり油も一価不飽和脂肪酸に該当します。

余談ですが「サラダ油」という油は存在しませんよ。
サラダ油とは、日清オイリオが大正13年に発売した商品名が発端で、
それ以降は食物油のことを総称して使うようになったらしいです。
今では指定された9種の原材料のうち、いずれかを用いた日本の食用油類の総称を指すようになっています。

多価不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と違って体内で合成できません。
なので多価不飽和脂肪酸は食品から摂るしかない必須脂肪酸です。

多価不飽和脂肪酸には、これまた構造上の違いから「n-3系」と「n-6系」とがあり、
n-3系には「α-リノレン酸」(亜麻仁油、シソ油など)や「DHA」や「EPA」(特に青魚に多い)が該当し、
n-6系には「リノール酸」(大豆油、ごま油など)が該当します。

うち、特に健康的に良いとされているのがn-3系の方で、
オメガ3脂肪酸」とも呼ばれています。

単に悪玉コレステロールや血液が凝固するのを抑えたりするだけではなく、
脳を活性化することで知られていますよね(魚を食べると頭が良くなる説)

最近の研究では、アトピー、花粉症、慢性気管支炎などアレルギー性疾患の予防や改善にも効果があるという報告もあります。

そんなわけで今とても注目されていますからね「オメガ3脂肪酸」
積極的に摂りたい脂肪酸ではあります。


とはいっても、脂質である以上、摂り過ぎはカロリーオーバーの原因になるので注意は必要。

ただ、もともと不足しがちな脂肪酸なので摂れる時は積極的に摂る方が良さそうです。


と、ここまで一般的に飽和脂肪酸は悪い油で不飽和脂肪酸は良い油みたいな表現になりましたが、実際はどちらも人体の細胞壁やホルモン、神経物質の材料になるなど栄養素であります。

また、飽和脂肪酸の中でもココアバター(カカオバター)やココナッツオイルなどは健康に良いとの研究報告もあり一概に飽和脂肪酸は身体に悪いとは言えません。

厚生労働省によれば、
「飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸」を
「3:4:3」の割合で摂るのが生活習慣病の予防に効果的である
としています。


意識して摂取したほうが良い脂肪酸、摂りすぎにならないよう気をつけなければならない脂肪酸というのはあっても、
単純に「良い脂肪酸、悪い脂肪酸」と決め付けるものではなさそうです。

(なんでもバランスが大事 SHIBA)

【健康】間違った常識③ ノンオイルドレッシングはヘルシー?

メタボにとってありがたい存在。それは「サラダ」

そう考えている人は多いでしょう。僕も例外ではありません、どうもSHIBAです。

でもサラダにカロリーの高いドレッシングやマヨネーズをかけてしまうことに戸惑いを感じてしまうもの。

そこで「ノンオイルドレッシング」を利用する人も多いでしょう。

しかし、ノンオイルドレッシングでは、サラダに多く含まれている栄養の一部が十分に摂取できません。

sarada.jpg


野菜に多く含まれているビタミン。

実はビタミンの中でも水溶性のものと脂溶性のものがあって、
脂溶性のものは油と一緒に摂らないと吸収されにくいのです。

水溶性ビタミン(水に溶けやすい)
 ビタミンB群、ビタミンCなど

脂溶性ビタミン(油に溶けやすい)
 ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK


特に緑黄色野菜に多く含まれるβーカロテン(カロテンの一種)。

β-カロテンは体内に入ると、ビタミンAと同じ働きをする物質に変換されます

ちなみに「緑黄色野菜」とは色の濃い野菜のことではありません。
「原則として可食部100g当たりカロテン含量が600μg以上のもの」というのが緑黄色野菜の定義です

ほうれん草やカボチャ、小松菜、春菊、パプリカ、アスパラガスなどが該当します。

トマトやピーマンなどは基準に達していませんが、その摂取量の多さから緑黄色野菜として認められています。

これらの野菜に含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAとして、
粘膜や皮膚の細胞を作ることに関わり免疫力を向上させるほか、
活性酸素を除去する抗酸化作用を持っているので悪玉コレステロールを抑えたりガンの予防にも役立ちます


そんな重要な働きをもたらすビタミンAですが、
サラダにノンオイルドレッシングをかけると効率よく吸収できません。


カロリー制限が必要な生活をおくっている人ならともかく、
単に「ヘルシーだから」という理由でノンオイルドレッシングを使用しているのなら、
とてももったいない話です。


ちなみに僕は亜麻仁油やエゴマ油などを生野菜にかけて食べています。


(カロリー制限最優先の人のみノンオイルで SHIBA)