• イベント情報
  • メールフォーム

美容

【健康】 サウナを科学する① デトックス効果(前編)


健康や美容のためにサウナを愛用している人は多いですが、はたしてそれが本当かどうか。医学的や科学的にどうなのよ・・・と思われている方もいらっしゃるでしょう。

そこで、ちょっとサウナの効果について科学的に評価してみよう、というのが今回のテーマ。

とは言っても、サウナで期待されている効果は一つではありません。

・デトックス効果 それによる美肌効果
・リラックス効果 それによる疲労回復効果
・ダイエット効果
・体温調節機能の改善効果 それにょる冷え性改善効果


など、サウナを利用する人の目的は様々だと思います。

20166416558.jpg


今回はデトックス効果について。

サウナといえばデトックス、と感じている人は多いでしょう。

ですが、はたしてサウナにはデトックス効果はあるのでしょうか?

そもそもデトックスって何でしょう?

デトックスという言葉は学術的には定義されていないらしく、一般的には体から毒素や老廃物を排出することで体をキレイに保とうとする方法を指していると考えられます。

つまり発汗によるデトックス効果が注目されているのは、その先にある美肌効果のため。


しかし、ここでいう「毒素」とは何のことでしょうか?

医学的にはデトックスといえばアルコールや薬物の解毒のことを指しますが 、毒素を解毒するという意味であれば、それは肝臓の仕事であり発汗ではありません。

サウナに期待しているデトックスはそういう意味ではありませんよね。


毒素とは何のことであれ、それらの類の殆どは肝臓で処理されその後、便・尿・汗・髪・爪から排出されています。

で、その割合ですが、「便(75%)・尿(20%)・汗(3%)・髪(1%)・爪(1%)」となっており、これがデトックスとするなら圧倒的に排便によるデトックスの方が重要になってきます。

汗によるデトックスは全体の3%でしかなく、しかも汗(エクリン汗腺)の成分の99%は水です。
残り約1%の大部分は塩化ナトリウム(食塩)で、汗をなめるとしょっぱいのはそのためです。

その他、汗の成分として尿素、乳酸、硫化物、アンモニア、尿酸などが含まれていますが微量でしかありません。

これでも発汗によるデトックスは効果があると言えるのか?

それよりも「快便こそがデトックスである」と言っても過言ではありません。


・・・と、こう結論付けてしまっては元も子もないですよね。


実は毒素と考えられるものには体内毒素体外毒素というものがあり、
このうち体外毒素は発汗でしか排出できないという理論があるんです。

体内毒素というのは、尿素、乳酸、硫化物、アンモニア、尿酸などが該当し、汗にも微量ですが含まれています。
とはいえ、便や尿とは比較になりません。

体外毒素というのは本来体内にはないもの。水銀、カドミウム、アルミニウム、鉛などの有害物質です。

これら体外毒素と呼ばれる有害物質は解毒されず、腎臓でろ過されることもないので排便や排尿では排出されません。

体外物質が排出されるのは発汗でのみ。

ただし、普通の汗ではありません。
汗腺から出る汗は主に水分ですよね。これら有害物質は金属なので水に溶けて排出されることはないんです。

毛穴にある皮脂腺皮脂と結びついて排出されます。だから正確には汗ではないですね。

この皮脂腺の分泌こそが体外毒素を排出するうえで重要であると言えます。


関連記事

『【健康】 サウナを科学する② デトックス効果(後編)』
『【健康】 サウナを科学する③ 疲労回復効果』
『【健康】 サウナを科学する④ ダイエット効果』
『【健康】 サウナを科学する⑤ 体温調節機能の改善効果』
『【健康】 サウナを科学する⑥ まとめ』

 

【健康】 糖質制限ダイエットをするならその前に行う4つのこと


どうもSHIBAです。

今流行りの糖質制限ダイエット
気になっている方、やってみようか迷っている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

10か月で10キロ減量した僕の経験から言えば、糖質ダイエットはあまり勧めたくありません。

その理由は単純。 「痩せられない」からではなく「体にとって不自然だから」です

糖質はヒトのエネルギー源として一番必要な栄養素。
つまり、ヒトが糖質を求めるのは自然の摂理であり、これに逆らうのは不自然な行為だからです。

ヒトの体というものは勉強すればするほどよく出来ているものだと感心させられることが多く、
そのせいか「体の仕組みには全て意味がある」とさえ思っています。

要は糖質は避けるのではなく、摂り過ぎないように注意することが肝心かと思うわけです。

そういう意味では「糖質オフ」なんてもってのほか。
エネルギー源として糖質を摂らない代わりに肉(タンパク質)は積極的に食べてよい!などとおバカさんなことを言っている専門家も多く見られますが、かなり偏った見識の持ち主なのではないかと疑ってしまいます(痩せる代わりに寿命を縮めるよ)


糖質制限が注目されている理由は理解しています。

糖質は消化、吸収されると血糖値が上がります。すると血糖値を下げるためインスリンが分泌され、血管を流れる糖が筋肉などへ取り込まれます。
その時に、インスリンには余った糖を脂肪に変えて脂肪細胞に蓄える働きがあるため、糖の摂り過ぎは太る原因となるわけです。

かつては摂取カロリーを制限することがダイエットの基本となっていましたが、糖質を制限すればタンパク質や脂質は我慢しなくても良いということで糖質制限ダイエットが注目されるようになっています。

しかし・・・

上記のような理由で糖質制限ダイエットを試みるなら、先に試してみるべき4つのことがあります。

2016528151556.jpg


1.食べる順番を意識する

急激な血糖値上昇によるインスリンの分泌を抑制したいわけですよね。
であれば、食べる順番に気をつけるだけでも効果が期待できますよ。

空腹時に糖質を摂ると急激に血糖値が上がります。
そのため食事の時は糖質、または炭水化物のものは最後に食べると良いとされています。
ちなみに炭水化物とは「糖質+食物繊維」のこと

まず最初に野菜や汁物を食べる。食物繊維や水分が多いため、お腹にたまりやすいのが魅力。
糖質制限だけでなく、摂取カロリーの制限にもなります。

で、タンパク質の物などを食べてから、最後に炭水化物や糖質の物。
こうすることで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。



2.食べる時間帯を意識する


一日に同じ量の食事をしたとしても、どの時間帯に多く食べたかによっても違いは出てきます。

時間栄養学によれば、1日3食の食事量の割合は「3:4:3」がベストらしいですよ。
糖質に限れば「2:3:1」が良いとも言われています。

ヒトの体には体内時計というものがあって、夜は消化器官もお休みモード。

当然ですが夜遅く食べる行為は太る原因になります。
いくら糖質制限をしていても、夜食を食べる習慣があると全て台無しかもしれませんよ。



3.ゆっくり食べることを意識する


糖質がゆっくりと吸収されるには、よく噛んで時間をかけて食べること。

また、満腹中枢は食事を始めて20分後くらいから働くと言われています。
早食いをすると満腹中枢が働く前に食べ過ぎることもあるため、早食いが体に良くないのはそういう理由もあります。



4.低GI値食品を意識する


食品によっては含まれる糖質の量やカロリーが同じでも、血糖値の上がり方に違いがあります。

血糖値の上がりやすい食品と上がりにくい食品があるということ。

その食品の血糖値の上昇スピードを表した数値を「GI値」といい、数値が高いほど血糖値が急激に上がる食品であることを意味します。

例えば・・・

うどん(生)とそば(生)の、それぞれ可食部100gに含まれるエネルギー量と炭水化物の量は

うどん・・・270kcal、炭水化物56.8g
そば ・・・274kcal、炭水化物54.5g


と似通った数値を表していますが、問題のGI値は

うどん・・・GI値 80
そば ・・・GI値 59


とかなりの差があり、うどんの方がより血糖値が急激に上がりやすい食品であることが分かります。つまり、うどんの方が太りやすい。


このように、糖質が気になるのならば、食品に含まれる糖質や炭水化物、またはカロリーを気にするばかりではなく、GI値にも意識を向けてみる必要があります。

ちなみに「うどん(生)」「そうめん(乾)」「スパゲッティ(乾)」「中華麺(生)」「インスタントラーメン」の可食部100gあたりのエネルギー量(カロリー)は、多い順に

インスタントラーメン>スパゲッティ(乾)>そうめん(乾)>中華麺(生)>うどん(生)

と、うどんが一番ヘルシーな印象がありますが、GI値の高い順に並び替えると

うどん(生)>インスタントラーメン>そうめん(乾)>スパゲッティ(乾)>中華麺(生)

一転してうどんがトップに躍り出ます。


これではうどんがヘルシーなのかどうか分からなくなっちゃいますね。


他もに、同じパンでも食パンやクロワッサン、マフィン、ライ麦パン、ベーグル、バターロールにもそれぞれGI値が異なります。

興味のある人は「GI値 一覧」で検索するといろいろ比較できますよ。


いくら糖質が少なくても夜食にGI値の高い食品を食べる。しかも一食抜きの早食い・・・これ最悪の行為ですからね。憶えておきましょう。


(SHIBA)

【美容】 メイク落としの「しっかり落とさないと肌のトラブルになる!」 と 「洗いすぎこそ肌トラブルになる!」 意見が分かれる理由


メイク落としとは全く無縁の、どうもSHIBAです。

男性の僕であっても時々目にするメイク落としに対する考え方の違い。

「メイクの顔料や油分は、毛穴に詰まって皮脂と混ざっているから、しっかりと皮脂や毛穴の汚れまで落とさなければ肌のトラブルになる」

という考え方と

「いやいや、ぬるま湯で十分。洗いすぎこそ皮脂や角質層を奪われてしまい、乾燥や傷など肌トラブルの原因になる」

というもの。


確かに。何をするにしても「やりすぎ」は良くないでしょうが、洗い残しがあっても問題はないのかな?という疑問は残ります。

baf0269e4d922d604b86bd4f25894db1_s.jpg

さてさて。

女性の世界では「美肌の基本は洗顔にあり」という明智光秀みたいな格言があるようですが、
昔から洗顔の重要さが認知されていながら何故いまだにこうも意見が分かれるのか?

しかし実は答えなんて超単純。

どちらが良いか・・・

それは

「人によって違う」

からです。


なにそれ、答えになっていない・・・と思われるかもしれませんが、肌の角質のしくみを知れば当然のことかと。

これは肌のターンオーバーと関係があります。
 


皮膚の表皮は何層かの組織に分かれています。
一番内側が「基底層」で、一番外側、つまり空気と触れている層が「角質層」

基底層で作られた細胞は分裂しながら外側へ移動し、最終的には角質層の細胞となります。
角質となった細胞は、ある程度の期間が経つと剥がれ落ちます。これが垢。

この一連の流れを肌のターンオーバーと言いますが、
この活動のおかげで肌は新鮮で健康な状態を維持しています。


ターンオーバーのサイクルは通常は約6週間と言われています。

ターンオーバーのサイクルは早すぎても遅すぎてもダメで、
早すぎれば基底層で作られた細胞が未熟なまま角質細胞になるのでバリア機能が弱いということになります。
つまり外界からの刺激を受けやすく、また水分も失いやすい。乾燥肌、敏感肌の元となります。

一方サイクルが遅すぎると、古くなった角質細胞がなかなか垢となって剥がれ落ちません
文字通り面の皮が厚くなり、くすみの元となります。
加齢によってもサイクルは遅くなりますので、老化とともにくすみが出来やすくなる理由でもあります。
 


そしてターンオーバーのサイクルの長さには個人差があります。

乾燥肌や敏感肌の人はターンオーバーが早すぎて角質のバリア機能が弱いことの証なので、
必要以上に角質を取りすぎないことが大事になってきます。

例えばニキビができてしまった場合でも、ニキビの原因は皮脂にあると思ってせっせと洗顔すればするほど、かえってターンオーバーが乱れることに。


乾燥肌でも敏感肌でもない人は洗顔が不十分だと角質が厚くなりやすくなり、くすみの原因に・・・。
だからといって洗顔のしすぎや過剰な角質ケアをすれば良いということではありません。

そもそもターンオーバーが遅すぎるということは、役目を終えた古い細胞を剥がす機能が低下している状態なわけですから、これを強制的に角質を剥がすと肌は刺激から守るためターンオーバーの周期が早くなるだけなんです。
ターンオーバーは自律神経の支配を受けているので、早く治そうと細胞が未熟なまま角化(角質細胞になること)するんですよ。
んで、そのバリア機能の弱い細胞が剥がれずにずっと残ってしまうんですね。

バリア機能が低下しているということは、水分が足りないということでもあります。
角質層に必要なのは「水分」であり、角質を無理に落とそうとするのではなく水分を補給するようなケアが必要だということになります。

何度も言いますが、ターンオーバーが遅すぎるということは、役目を終えた古い細胞を剥がす機能が低下している状態。
ターンオーバーのサイクルを正常化しない限り問題解決にはなりません。
 


そんなわけで、メイク落としはしっかり行うべきか否かを一概に論じれるわけもなく、
誰にでも当てはまる方法が無いのは当然だということになります。

ネット上ではいろんな技術論が紹介されているようですが、
どこまで医学的根拠があってのことか分からないものばかり。

ターンオーバーが自律神経に支配されている以上、自律神経のバランスを整えることが最優先になります。

睡眠不足、偏った食生活、運動不足、喫煙、ストレス

これらは全て自律神経のバランスが乱れる要素となります。
生活の見直し無くして肌の健康はありえません。


「美肌の基本は洗顔にあり」である前に「美肌の基本は生活習慣にあり」

(SHIBA)
 

【美容】 ウォーキングで1カ月間に体重1キロ減らすには毎日○○分歩く必要がある


ウォーキング時々サボりの、どうもSHIBAです。

体重の減量目的で取り組んでいる人が多いウォーキング。

どれだけの期間でどれだけ減量するか。そういう目標を設定している人も多いでしょう。

でも。

ウォーキングでどのくらい痩せられるか。その計算方法を知っている人はおそらく少ない。

実はウォーキングではあまり痩せられません。

毎日30分のウォーキングを1か月続けても、1キロも減らないんですよ。

「嘘だ、1カ月で2キロ痩せたよ」などと反論される方は、おそらく食生活の見直しなどウォーキング以外も取り組んでいらっしゃるんだと思われます。

7a99cfe7fdbed7ea927acae9f5ca7481_s.jpg


ところで、その計算方法ですが・・・

まずウォーキングでの消費カロリーはどのくらいかと申しますと、

例えばウォーキングで30分歩いた場合、
その人の体重や歩く速度によって多少の誤差がありますが、
だいたい90~100kcalぐらいなものです。

んで。

脂質1gの摂取カロリーは9kcalですよね。

 ※参考までに

  糖質1g    = 4kcal
  脂質1g    = 9kcal
  タンパク質1g = 4kcal

これは、逆に考えると、脂質1g減らすのに9kcal消費しなければならないという意味になります。

まあ、実際の体脂肪の脂肪組織は1g=7kcalに相当します(脂肪組織は全てが脂質で構成されているわけではない)

というわけで「脂肪組織1g=7kcal」


ここからウォーキングで1カ月間に脂肪細胞1キロ減らそうと思えば

1キロは1,000g
1g = 7kcal だから1キロ減らすには7,000kcal

1か月で7,000kcal消費するには、1日あたりに換算すれば
7,000kcalを30日で割って約233kcal

おおぅ。毎日233kcalぶんを歩かなければなりません(いちいち脳内の計算書き出すな)


30分のウォーキングでの消費カロリーが90~100kcalだから、
1ヶ月間で1キロ減量するには、毎日70分~80分歩かなければならない計算になります


これって結構ハードですよ。

毎日30分のウォーキングでは1ヶ月で1キロも減らないんですね。

実際はこんな計算どおりにはなりませんが、まあ目安にはなるかと。


ウォーキングは効果が無いと言っているのではありません。


減量しようと思えば、「毎日歩いているから大丈夫」とは思わずに、食事による摂取カロリーのコントロールも併用しなければならないってこと。

当たり前のことを言うようでつまらないかもしれませんが、ダイエットとは本来地道なもの。


脂肪組織のみを減らすことが理想だが、急激なダイエットは筋肉も減りますからね。

すぐに結果が出なくても焦らずに、ていうかそれが普通ですよ。


「結果にコミットする」と言ってる某ダイエットは健康的におかしい。日本語的にもおかしい。


(さっちゃんは本当はさちこというが小さいからさっちゃんと言う、だからおかしいねってどこがおかしい?ふつうだろ SHIBA) 

【美容】 「お風呂で歯磨き」が美容に良いと評判らしい

歯は元気ですかっ!?

歯が元気なら何でも噛める。

1・2・3・HAあぁぁぁぁ!!どうもSHIBAです。


実は僕、夜の入浴時に浴室で歯を磨く習慣があるんですが、
去年あたりからかな?「お風呂での歯磨き」が健康や美容に良いと評判になりましてね。

別に分かっててやっていたわけではありませんが・・・

でもまたなんでお風呂で歯を磨くと良いんでしょうね?

1768e26e765d034e5236fd24b54d7bee_s.jpg

入浴中の歯磨きのメリットとしてよく言われているのは3つ。


①丁寧に歯磨きができる

洗面台での歯磨きは面倒くさくてパパッと済ませてしまう人は多いと思います。

時間が無かったり、寒かったり、立った状態が疲れたりなど苦痛を感じる人にはね。

でもこれが浴室で座りながらだと、入浴ついでだし、またリラックスして行えるので気が付けばしっかりブラッシングできていたりするんですよね。

いやいや僕もこれは実感するところではあります。


②シャワーの刺激が歯茎に良い

シャワーの刺激が歯茎の血行を良くしますので、歯周病予防も期待されています。


③若返りホルモンが分泌される

問題はこれ。

お風呂で歯磨きをするとサラサラな唾液が出ますが、これにより寝ている間に成長ホルモンの一種である『パロチン』が分泌されるらしいのです。


ネット上では、このパロチンが若返りホルモンとも呼ばれていて、全身の細胞の代謝をよくしてくれる美容効果があるというのですが・・・これがよく分からない。

パロチンが良いと言いながら、具体的にどう良いのかが、誰も紹介していない。
つまり科学的根拠が示されていないんです。

唾液腺ホルモンだということは分かるんですが、それ以上の情報が無い。

本当に美容に良いんでしょうか?眉唾物です。まあツバではありますが(笑)


パロチンはまだまだ解明が進んでいない未知のホルモンで、
すでに知られている機能としては、これは動物における研究ではありますが、
唾液腺を取り除かれると骨の発育が止まることが分かっています。

これはヒトにも言える可能性が高いようなのですが、
ここから「美容に良い」との噂が広がっているのでしょうか?


これは想像ですが、唾液腺からこのような骨の形成に関与するホルモンが分泌されているのは、
食事による歯の酸性化を防ぐためではないでしょうか。

唾液にはいろいろな酵素が含まれています。

でんぷんを分解する酵素アミラーゼ。さ
細菌を殺菌する酵素リゾチーム。
活性酸素を除去する酵素ペルオキシターゼやカタラーゼなど唾液には多種多様な成分が含まれています。

特に酸化を防ぐ、いわゆる抗酸化物質が多く含まれていますが、
この作用が体内に活性酸素が侵入するのを防ぐとともに、歯が酸化するのを防いでいます。

歯が酸化するとは、歯が溶けること。

歯は飲食物に含まれる酸によってカルシウムが溶け出します

物を食べると唾液が出るのは、この唾液によって「再石灰化」といって酸化を防ぎ歯を修復するためです。

だから酸っぱいものほど唾液が出るでしょ。あれはそういう理由のため。

パロチンはこの酸化を防ぐ酵素を分泌させるためのホルモンかもしれません(あくまでも想像です)

このパロチンが歯のみならず、体内においていろいろと修復作用をもたらしている可能性はありますよね。だから若返りホルモンと呼ばれるのかも。


いずれにしても、これがお風呂で歯磨きすることとどう関係するのかな?


(結局わからん SHIBA)

【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(後編)

前編は
『【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(前編)』


【朝食抜き】

これもイメージとは逆かもしれませんね。
カロリーが増えていないんだから痩せそうなものですが・・・

しかしネットで調べたところ「朝食を抜くと太る」と言われている理由はいくつかあります。

なかでも一番多そうな意見は
「朝食を抜くことで空腹感を覚え、そのぶん昼食時に食べ過ぎるから」
といった感じ。

ん~。なんか説得力に欠ける感じかな。

確かにその傾向はあるだろうけど、なんで昼はたくさん食べるものと決めつけるのかな。
朝食を抜いた人はみな昼にドカ食いするとは限らないでしょうに。
では昼にドカ食いしなければ痩せられるのでしょうか???

96ed566ed7af6e67b6f16e541691ec8e_s.jpg

朝食を抜いた時の影響については、アメリカの複数の大学が研究の結果、肥満と関係があったと報告しています。

なので朝食抜きは肥満と関係あるのは事実でしょう。

問題はその理由です。


ひとつ言えるのは人の身体の体内時計は、朝食を食べることからスタートすること。

朝食を食べることで脳が目覚め、脳から胃腸へ連絡が行きます(脳相)

そして腸が活動し始めることで本当の意味で1日の始まりです。

いわば朝食はリセットボタンです。エンジンのスタータと言ってもいい。

人は何か食べると胃腸で食べた物を分解・消化をしますが、その時に消費するエネルギーが食事誘発性熱産生といいます。
食事をすると身体が温まるでしょ?あれです。


ちなみに起床時は体温が低い状態なので、朝食を摂ることで体温が上がり血流が良くなります。
冷え性なのに朝食を食べないという人は、朝食を摂るようにするだけで少しは改善されるかもしれません。

というわけで、食べる行為自体もカロリーを消費するんですよ。

食事をするとカロリーを摂取して増えますが、それと同時に少しは消費もしているわけです。

腸が働くことで分解・消化・吸収をする態勢が整いますからね。

朝食を抜くと身体のシステムが起動しないまま。ということになるんですよ。



あ、同じ食後のエネルギー消費でも朝食と夕食では差があります。

朝食で摂取したカロリーは1日の内にすべてエネルギーとして代謝されますが、
夕食で摂取したカロリーはエネルギーとして代謝し切れずに脂肪になりやすい
ものなんです。

ここで「あれ?夜は代謝が盛んなはずでは・・・?」と感じられるかもしれませんが、
食べた物がいきなり代謝されるわけではありません。

その前に消化・吸収する必要があるわけで、だから寝る前の数時間前までに夕食は済ませないといけないわけで。

夕食が遅くなればなるほど消化し切れなくなります。いわんや夜食をば。

食べてすぐ寝てしまうと消化作業は止めて、代謝の時間帯になりますからね。これは太る。

そう考えると、

前日の夜に食べ過ぎた場合はエネルギーが消費し切れず余っていることがあるので、
この場合には朝食は抜いたほうが良いとも考えられます。

ちょっと視点を変えてみると面白いのですが、

朝食を抜いている人には夜食を食べている人が多いとか、夜更かしなどして就寝時間が遅くなり朝起きれずに朝食を抜いている人が多いということも考えられます。

ということは、

「朝食を抜くと肥満になりやすい」という研究結果の裏にはこういう背景が隠れている可能性もあり、
朝食を抜くこと自体が肥満の原因になるというよりも、不規則な生活が問題だともとれますよね。

結局これも時間栄養学みたいな話になりますが、生活のリズムが乱れることが肥満の原因と考えられそうです。

これは睡眠不足と同じ理由だと言えますね。


【早食い】

早食いが肥満の原因となる理由は、実ははっきりしていません。

よく言われているのは「食べるのが早いと満腹中枢が刺激されるまでに食べ過ぎてしまうから」という意見が多いようですが、早食いする人は皆大食いとは限りません。

また、同じ摂取カロリーでも早食いの人の方が太るという研究結果もあり、
この結果からは「早食い = カロリー過多」とは言えません。

おそらく咀嚼と関係しているのではないでしょうか。

よく咀嚼することで腸を刺激します(これも脳相という)

つまり腸の消化・吸収作業が活発になると。

まあ、咀嚼回数が多いと食べる時間もゆっくりになりますからね。
その分、消化・吸収活動が増加するとも考えられます。

「おいおい、変に吸収されない方が痩せるんじゃねえの?」と思ったアナタ。
「脂肪の吸収を抑える○○」なんて商品に騙されちゃいけませんよ。


『【健康】 「脂肪の吸収を抑える?」甘い言葉の疑問』 参照


(早食いはなかなか直らないけどね SHIBA)

【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(前編)

どうもSHIBAです。

肥満を招く習慣というものは、過食や偏食、夜食や運動不足などいろいろありますが、
ちょっと意外と思われるかもしれない「肥満を招く習慣」が3つあります。

それは

・睡眠不足
・朝食抜き
・早食い



心当たりのある人も多いのでは?

これら3つの習慣には、それぞれちゃんとした理由があります。



【睡眠不足】

今では結構知られていることではありますが、まだまだ認識されていない事実かもしれません。

「寝る = 太る」イメージがありますが、実は逆で、睡眠不足は肥満の原因となります。

理想の睡眠時間は、いろいろな説がありますが、7~8時間の睡眠が定説。

少なすぎても多すぎても肥満の原因となります。

6987f450efdb411607b81a80dc7f6d72_s.jpg

睡眠不足が肥満の原因となる理由として、よく挙げられるのがホルモンバランスの乱れ。

そのホルモンとは「レプチン」「グレリン」

レプチンは食欲を抑えるホルモン、グレリンは逆に食欲を増進するホルモンと言われ、
睡眠不足になるとグレリンの分泌が増え、レプチンが減少するという研究報告があります。


 レプチン・・・痩せるホルモン 睡眠不足で減少

 グレリン・・・太るホルモン 睡眠不足で増加


ということになります。


もう一つ、よく挙げられる理由は、「睡眠不足だと起きている時間が長いので食べ過ぎる傾向がある」というもの。

試しに「睡眠不足 肥満」で検索してみるとよく分かりますが、
まあ、だいたいこの2つの意見がほとんどです。


でもね。

これらの理由だけではどうしても説明のつかないこともありまして、

それは何かと申し上げますと、

睡眠時間が長ければ長いほど痩せなければならないことになってしまうからです。

睡眠時間が長い方がレプチンが増え、グレリンが減るのであれば、寝れば寝るほど痩せるはずですよね。

でも実際はそうはなりません。
睡眠時間7~8時間、これより少なくても多くても肥満になることの説明がつきません(睡眠不足だとレプチンが減少するのは間違いありませんが)

また、「睡眠時間が少ないとそのぶん起きている時間が長いので食べ過ぎる」と言うのであれば、起きている時間が少なければ食べなくなるということになるのか?


このレプチン理論(勝手に命名)や過食論については、間違ってはいないんですが、これっておそらく結果論だと思うんですよ。


実はもっと簡単に説明のつく理由がありまして・・・


時間栄養学では「20:00~4:00」は「吸収と代謝の時間」と考えられています。

つまり夜中は基礎代謝が活発になる時間なんです。

起きている時の方が代謝が活発だと思われるかもしれませんが、夜寝ている時に基礎代謝が活発になります。

試しに就寝直前と起床直後の体重を比較してみると分かりますよ。

また、寝ている間に成長ホルモンが分泌が活発になり、傷ついた皮膚や血管の修復などを行っています。

新陳代謝ホルモンとも言うべき作用があるわけですが、新しく細胞を作るので当然そこにはエネルギーの消費が必要です。
成長ホルモンの分泌もまた基礎代謝が活発になる要因でもあります。

なので睡眠不足だと成長ホルモンの分泌がされないので、痩せないばかりか、肌荒れや動脈硬化の原因にもなりますよ。


『【美容】 ダイエットで意識しなければならない習慣は「食事」「運動」そして「○○」 (後編)』 参照


つまり、睡眠不足が肥満の原因となる理由は、「代謝が活発でなければならない時間帯に代謝が不十分にしか行われないため」なのではないでしょうか。

代謝が活発な時間帯は「20:00~4:00」だというからには、それ以上の時間寝ようと、また昼寝しようと代謝が活発にはなりません(時間帯が違うので)

前述のレプチン理論では寝過ぎや昼寝でも痩せることになってしまいますから、
睡眠不足が肥満の原因となる理由は「基礎代謝が十分に行われないため」ということで説明がつきますね。

ガッテンして頂けましたでしょうか?(パクリ)


『【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(後編)』 へ続く


(カロリー制限して運動もしているのに体重が減らないという人は睡眠不足ではありませんか? SHIBA)

【まとめ】 症状別の入浴法 一覧

これまでアップしてきた入浴法の一覧です。

気になる症状をクリックして下さい。

露天風呂(圧縮).jpg

 

「高血圧」の入浴法

「乾燥肌」の入浴法

「メタボ」の入浴法

「花粉症」の入浴法

「アトピー皮膚炎」の入浴法

「うつ」の入浴法

「肩こり」の入浴法

「脚のむくみ」の入浴法

「便秘」の入浴法

「下痢」の入浴法

【健康】 知ってるようで知らないビタミンC

どうもSHIBAです。

ビタミンCは数あるビタミンの中でも最もポピュラーなビタミンではないでしょうか。

健康にとって大切なビタミンだということは、誰しもが子供の頃から感じている筈なのに、実のところ、ビタミンCがどんなビタミンなのか。よく理解されていないのが現実。

またよく誤解されやすいビタミンでもあります。

例えば「色」や「味」

ビタミンCのことを「黄色くて酸っぱいもの」だと思っている人はかなり多いはず。

実際は白くてほとんど味がしないそうな。
ビタミンCを含む食品の多くが酸っぱいのは、それはクエン酸によるもので、すべてはレモンなど柑橘類を連想させるための演出だということになるのかな。

『【健康】 「レモン○○個分のビタミンC」の真実』 参照


73bdea284ff5c9672cea3d102241b839_s.jpg


さて、ビタミンCが持つ健康面、栄養面での作用についてですが、
実に色々な機能があるビタミンでして、ざっくり大別すると

 ・抗酸化ビタミン
 ・疲労回復ビタミン
 ・美容ビタミン


に分けられるのではないでしょうか。


【抗酸化ビタミン】

ビタミンCの化学名はアスコルビン酸といい、生体内の酸化還元反応に関与しています。

酸化と還元を分かりやすく言うと、ある分子のO(酸素原子)が増えたりH(水素原子)が減ることを酸化、逆にHが増えたりOが減ったりすることを還元といいます。

例えば物が燃える時に酸素が必要ですが、その可燃物と酸素が結合することで燃えることが酸化です。

ビタミンCには酸化型と還元型とがあり、還元型が酸化型に変換される際、H(水素原子)が減るわけですが、その放出された水素が活性酸素などの還元に働き、これにより抗酸化作用を発揮しています。

活性酸素は細胞を傷つけ動脈硬化やがんを引き起こしますが、水素が酸素と結合すると水(H2O)になっちゃうでしょ。

こうしてビタミンCは体内の細胞を活性酸素から守ってくれるありがたい存在なんです。

同じ抗酸化作用を持つビタミンにはビタミンEがありますが、
ビタミンCには、細胞膜を活性酸素から守るため身代わりに酸化してしまったビタミンEを還元し修復する作用もあります

『【健康】 間食にはアーモンドがおすすめ』 参照

還元されたビタミンEは再び抗酸化作用をする事ができるというから、ビタミンCとEはまるでゴールデンコンビです。

だからCとEは一緒に摂取すると良いと言われています。


また、最近「ビタミンCは風邪予防にはならない」という研究結果が出ました。

ビタミンCは風邪予防になると思っている人は多いはずなので、これまでの通説をひっくり返すような発表です。

「風邪にはビタミンCの大量摂取が効く」と唱えたポーリング氏がノーベル賞を受賞しているんですからね。これは嘘だったという事になるんでしょうか。

まあ、僕が思うにビタミンCが持つ抗酸化作用、
これを考えると風邪にかかった時に抗酸化力が役立つとは思うけど、それは病原体が体内に侵入してきて始めて作用するものですからね。

通常は最初に病原体が侵入してきて感染するのは喉ですよね。喉にビタミンCが待機しているわけじゃない。

だから予防には意味が無いかもしれないけど、感染後にはビタミンCの抗酸化作用は役に立つと思いますよ。

インフルエンザワクチンだって、ワクチンをしたからといって感染しないわけではありません。だけど感染しても重症化しない。それと同じですよ。


【疲労回復ビタミン】

ビタミンCの抗酸化作用と同じくらい大きな役割が疲労回復。特にストレスに対する疲労回復。

ヒトはストレスを感じると、生体防御反応として副腎からホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾール)を生成し、 身体がストレスに対抗できる状態を作り出します。

この副腎ホルモンの生成にビタミンCが必須であり、また大量に消費されます。

ビタミンCが欠乏していると、副腎ホルモンを十分に作れないのでストレスに対応できず疲労してしまいます。

だからストレスを感じたらビタミンC、ストレスを感じるたびにビタミンC、そうやって意識的にコマめに補給したいものです。


【美容ビタミン】

これは言わずもがな、ビタミンCがコラーゲンの生成に関与しているからそう呼ばれているわけでして。

コラーゲンはタンパク質(アミノ酸)から合成されるので、美容のためにコラーゲンを手に入れたいなら、直接コラーゲンを摂取するのではなく、良質なタンパク質とビタミンCを一緒に摂取することが望ましいです。

『【美容】 コラーゲンの噂 ホントとウソ(前編)』 参照
『【美容】 コラーゲンの噂 ホントとウソ(後編)』 参照


また、喫煙者は特にビタミンCを消費しますから、より多く摂取する必要があります。
喫煙による活性酸素が細胞を傷つけます。

『【健康】 タバコが怖い本当の理由』 参照

喫煙者で肌荒れが酷い方はビタミンCが不足している可能性が考えられます。


※追記

ヒト、サル、モルモットなど一部の動物では、ビタミンCは合成できないので食べ物から摂取する必要があります。

つまりこれは、例えばライオンは肉しか食べなくてもビタミンC不足になることはない・・・ということ。

なお、ビタミンCの吸収率についてはこちら

『【健康】 ビタミンを効率良く消化吸収するには』 参照


(元気ハツラツ!ビタミンC! SHIBA)

【美容】 ケトン体ダイエットは大丈夫か

最近耳にすることが増えてきた「ケトン体(式)ダイエット」

糖質制限ダイエットと似たダイエット法ですが、
体脂肪を効率よく燃焼することができることが注目されている理由です。

『【健康】 「脂肪の吸収を抑える?」甘い言葉の疑問』

の回で、脂肪は無理に吸収を抑えるのではなく、代謝させることを考えなければいけないという話をしました。

ケトン体ダイエットは、その観点からみれば理に適っていると言えます。

しかし。

ケトン体ダイエットのデメリットというものを把握して行わないといけないダイエットでもあります。

よくケトン体は臭い。体臭が気になるなどといったデメリットが挙げられますが、
本当のデメリットはそんな生易しいものではありません。

気を付けなければ命取りになるダイエットでもあるんです。

ケトン体ダイエットとは一体何なのか・・・

6694c186222c3221b40fd00a82cc2596_s.jpg

通常、僕たちの身体は糖質をエネルギー源としていますよね。

しかし空腹時、つまり糖が不足している時は、脂肪細胞から血中に取り出された遊離脂肪酸がエネルギーを必要とする細胞へ運ばれます

その脂肪酸は取り込まれた細胞の中で酸化を受けたのち、完全燃焼されます。

ただし、これには条件があって、燃焼されるには糖質から供給される物質を必要とするため、
飢餓状態などで糖質供給がストップした場合には酸化されず、肝臓にてケトン体となります

特に糖尿病患者の場合、糖質を摂取してもインスリンの働きが悪く、細胞に取り込めないために糖質不足状態(飢餓状態)となります。

なので糖尿病患者には血中のケトン体が増えやすい傾向にあります

さて、

このケトン体を「脂肪の燃えたカス」と例える人もいます。
実際には完全燃焼していないので、不完全燃焼した残り物質みたいなものかな。余計たちが悪いね。

以前、糖質をガソリン、脂質を軽油に例えたことがありましたが、

『【健康】 有酸素運動と無酸素運動の違いを「車」に例えてみた』 参照

走っている車がディーゼル車ばかりになったら大気汚染が問題になりますよね(クリーンディーゼル車は例外)

先程も言いましたようにケトン体は酸化された酸性物質

血中の酸性度はpH7.4の弱アルカリ性に保たれていますから、
ケトン体の血中濃度が増えると血液が酸性になる可能性が出てきます。

行き過ぎた酸性は、腹痛、頭痛、食欲の減退、多尿、口渇、吐き気などを引き起こし、
最悪な場合は昏睡、さらには死に至る場合もある
そうです。

血液が酸性に傾くことをアシドーシスと言いますが、
この状態が続くと膵臓のインスリンが働きにくくなるらしい。

インスリンの分泌が低下すれば糖質代謝が滞り、代替エネルギー源を供給するために脂肪酸を酸化させ、より多くのケトン体が産生されるという無限ループが出来上がります。

こうしてみると、ケトン体ダイエットは人工的に糖尿病に似た状態を作り出しているみたいで、なんだか不自然に感じるのは僕だけだろうか。



そうは言っても、健常者がケトン体ダイエットでアシドーシスに陥った状態(ケトアシドーシス)で危険な目に遭ったという話は見たことはまだありません。

インスリンが正常に働く人には関係のない話なのかもしれません・・・

逆にいえば、糖尿の気がある人は気を付けなければいけないダイエット法だということ。
いや、それ以前にやってはいけないダイエット法かもしれません。

糖尿改善のためダイエットに取り組む人は多いでしょうからね。


僕個人的には、糖尿病と関係ない人にも良くないダイエット法だと思っています。


糖質が不足した場合の代替エネルギー源は脂質だけではありませんからね。

アミノ酸(たんぱく質が分解された物質)もまた代替エネルギー源に使用されるんですよ。

意外と無視されていませんか?この事実。

つまり脂肪だけではなく筋肉を構成しているアミノ酸もエネルギー源になるので、
筋肉も落ちてしまい疲れやすい身体になります。

基礎代謝だって落ちますよ、これじゃ。


そもそもケトン体は、本来は飢餓状態に陥った時にエネルギー源が枯渇しないよう、体内が緊急手段として代替エネルギー源として産生されるものであって、ケトン体産生はいわば応急処置なんですよ。

この状態を続けるってのはとても不自然なことだとは思いませんか。


(美味しい話には裏があると思った方がよい SHIBA)