【健康】 アンチエイジングのために知っておきたい老化説
さっき何気に会社のカレンダーを見ると、
そこに平成27年(昭和90年)と表記されていて思わず目が留まりました。
何ゆえわざわざ昭和で表示したのか?というよりも
「そうかぁ。今年を昭和に置き換えると90年になるのかぁ・・・」
と何だか感慨深いものがありました。
昭和生まれの方なら分かりますよね、この気持ち。どうもSHIBAです。
人はどんなに健康でも老化し、寿命の限界は120年ほどだと言われています。
老化はなぜ起こるのか?
長い間、人類のテーマとなっていました。
今もなお解明しきれておりません。
でもいくつかは有力な説は在って、
アンチエイジングに関心のある方なら知っておいて損はないのではないでしょうか。
●老化説1「プログラム説」
人それぞれの寿命が遺伝子で決められているというもの。
生活習慣や環境によって変化はするものの、
寿命の限界は最初から遺伝子によって決められているとすれば、これはある意味「宿命」といえますね。
「テロメア説」もここ部類に含まれるでしょうか。
人の身体には無数の細胞がありますが、その一つ一つの細胞に寿命があるとしても、
細胞は常に分裂を繰り返して新しい細胞に生まれ変わっています(新陳代謝)
ただし、無限に細胞分裂ができるわけではありません。
核の染色体の端にはテロメアと呼ばれる部分があり、
これが細胞分裂のたびに短くなると考えられています。
テロメア説とは「もうこれ以上短くできないよ」という所まで分裂すると、
それ以上は新しい細胞に生まれ変わることができないというものです。
●老化説2「エラー説」
「エラー説」は、紫外線や放射線、化学物質などによって体の構成成分に劣化が起こり、その蓄積が個体の機能を破綻させるというもの。
活性酸素の発生によるものと言ってもいい。
活性酸素と聞くと何やら僕たちの身体を活性化させる良い物のような印象を持つかもしれませんが、これがかなりのク・セ・モ・ノ。
ここでいう「活性」とは「酸化」という意味です。
さまざまな原子には、それぞれ原子核の周りに電子が2個ペアになっているのが通常の安定した状態です。
惑星の周りを衛星が回っているイメージね。
この電子が原子核を中心に対になって配列されていることで安定しているわけですが、
活性酸素は電子が不対になっている特異な構造をしているんです。
なので活性酸素は安定しようと、あたりかまわず周りの分子から電子を奪うわけですが、この行為が酸化です。
酸化が進んだ細胞は機能を失いますが、それが老化を意味します。
ある細胞のDNAが酸化によって傷つけられれば、正しく細胞分裂(コピー)ができず異常な細胞を生んでしまいます(ガン細胞発生の原因になる)し、血管内のコレステロールが酸化すれば、マクロファージという免疫細胞がこれを異物とみなしどんどん食べていき、たらふく食べて死んだマクロファージの死骸が血管壁にへばり付いて動脈硬化に発展します。
それだけではありません。シミやシワ、糖尿病や認知症の原因にもなります。
活性酸素は呼吸するたび一定の割合で発生するので避けようがありません。
酸素濃度の高い環境で育てたネズミは寿命は短くなるという実験報告もあります。
しかも生活習慣によっては活性酸素の発生率はグッと上がります。大量飲酒、喫煙、ストレスなど。
最近は体内の活性酸素を追い出す抗酸化作用のある物質に注目が集まっています。
●老化説3「酵素説」
人はどんなに栄養価の高い食事をしても、酵素なくして消化や代謝はできません。
例えば炭水化物にはアミラーゼという酵素、脂質にはリパーゼという酵素などが働くことで、それぞれの栄養素は吸収できるまでに分解されます。
人が酵素を使える量は決まっており、消化に多く酵素を使うと代謝には酵素を回せず、その逆もしかり。
例えば満腹になるまで食べると酵素の多くが消化に使われるので、食後しばらく身体が動きづらいのはそのためです。
酵素学では、酵素は体内で作られるがトータルでは一生で一定量しか作られないと考えられています。
なので、一生に使える量が決まっているので酵素は大切に使わないといけないらしい。
暴飲暴食は酵素を無駄使いしていることになります。
歳をとると太りやすくなるのは、代謝力が落ちているからで、これは代謝に使う酵素が歳と共に減ってきているからとも考えられます。
だからこそ、体内酵素を節約するために食事で酵素を補充することが重要になってきます。
酵素は野菜でも果物でも何にでも含まれていますが、熱に弱いので加熱調理したものでは摂取できません。
インスタントやレトルト食品ばかり食べていると酵素は減るばかり。
生野菜サラダや果物、刺身など、加熱していない食材も一定量摂取することが大切になります。
そういう意味では、漬物や納豆、味噌などの発酵食品はとても優れた食品です。
以上のことから、3つの老化説のどれが一番有力なのか考えてみるに、
おそらくどれも事実だろうとは思います(他にも老化説はある)
科学の進歩によりまだまだ新しい事実が生まれることでしょう。
僕たちにとっても健康に気を付けるとは、なかなかに頭を使うものですね。
(昭和○○年生まれと言われも90年から引き算すれば簡単に歳が分かりますね SHIBA)
【美容】 ダイエットに注目度高い「レジスタントスターチ」と「難消化性デキストリン」
どうもSHIBAです。
ダイエットにとって腸内環境の状態が重要なポイントであることは周知のとおり。
腸内フローラ(腸内菌叢)のバランスを改善し、腸内を綺麗にしてやらなければなりません。
例えばヨーグルトを食べる。
今ではヨーグルトによって様々な乳酸菌やビフィズス菌が摂取できますからね。
このように、ヨーグルトなどを食べたりして、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を直接摂り込むことをプロバイオティクスと呼びます。
それに対し、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖など摂り込み、善玉菌の増殖させようとすることをプレバイオティクスと呼びます。
いくら善玉菌を直接摂り込んでも、腸内が善玉菌にとって適した環境でなければ善玉菌は増殖してくれませんから、プレバイオティクスを意識した食生活を送る必要があるでしょう。
とはいっても、食物繊維をたくさん摂るのも大変だよなぁ~
という人のために?
今注目されているのが「冷やごはん」
一度炊いたご飯を冷ましたもの(意図的に冷蔵庫で冷やしたものではない)
ご飯といえば炭水化物。
ダイエットにとっては危険な存在に見えるご飯も、
実は冷ますと低カロリーになることから、今ではテレビなどで注目されつつあります。
ご飯の主な炭水化物はでんぷん。
でんぷんとは、多くのブドウ糖が結合したアミロースやアミロペクチンで構成されています。
米は一度炊くと粘り気が出てとても消化しやすくなります。
しかし、炊いたご飯も冷める過程で、米の構造に一部変化が起き、消化されない部分ができることが分かっています。
この消化されにくいでんぷんのことをレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)といいます。
レジスタントスターチは「消化されにくい炭水化物」ということで食物繊維として考えられることもあります(実質同じようなもの)
元はでんぷんなのにブドウ糖にまで分解されないので、血液に摂り込まれず血糖が上がらないという特徴があります。
また食物繊維と同じように小腸で消化・吸収されず大腸にまで届き、そこで腸内細菌(善玉菌)のエサになります。
よく「エサになる」という表現を使いますが、これは発酵するという意味です。
腸内細菌により発酵されて、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸が作られます。
そして腸内は酸性となることで、より善玉菌が増殖しやすい環境となります(善玉菌は酸性の環境を好み、悪玉菌はアルカリ性の環境を好む)
短鎖脂肪酸というと中性脂肪を構成する脂肪酸なので、何となくダイエットに悪そうなイメージがあるかもしれませんが、体に貯まる脂肪酸のほとんどは長鎖脂肪酸。
短鎖脂肪酸はとても小さな分子なので腸で吸収された後すぐに肝臓に運ばれエネルギーとして使われます。なので体に脂肪として貯まりません。
そんなわけで、まるで食物繊維なレジスタントスターチ。
炭水化物を制限している人にとっても、「冷ましたご飯」なら・・・ということで注目されているわけですが。
ありがたがって意図的に「冷ましたご飯」ばかり食べるのは止めた方が良いですよ。
言い方悪いけど、これ「劣化したでんぷん」ですからね。
味だって炊き立てと比べると格段に落ちるわけだし、何も進んで劣化したでんぷんを摂取する必要はないでしょう(おにぎりにすれば美味しいが)
ちなみに冷製パスタやポテトサラダも同じ原理でレジスタントスターチの恩恵があると考えられています。
だからといって冷たいものばかり食べるのはオススメできないね。
レジスタントスターチによく似たものに難消化性デキストリンがあります。
でんぷんはアミラーゼによって加水分解されデキストリンになります。
分かり易く言うと、でんぷんを構成するアミロースやアミロペクチンがブツブツ切断されたものです。
デキストリンはやがて小腸でさらに分解され、マルトース(ブドウ糖が2つ結合したもの)になり、最終的にはブドウ糖(グルコース)として吸収されます。
でんぷん(ブドウ糖がた~くさん結合したもの)
↓
デキストリン(でんぷんのブツ切り)
↓
マルトース(ブドウ糖が2つ結合したもの)
↓
グルコース(ブドウ糖)
だからデキストリンとは、でんぷんとマルトースの中間物。
この消化される過程で、一部アミラーゼによって分解されない部分があり、
それを人工的に精製したものが難消化性デキストリン。
これもレジスタントスターチや食物繊維と同様の効果をもたらします。
レジスタントスターチと同じでんぷん性。
でも厳密には、水素と結合しやすく水とも親和性を持つことから機能的にはレジスタントスターチよりも水溶性食物繊維に近いと言えそう。
難消化性デキストリンは、すでにトクホにも利用されています。
今後は機能性表示食品としても登場してくるでしょう。
しかしねぇ。天然由来ではあっても人工的に精製された成分というのはなんだか好感もてないんだよね。
安全性は高いとは思いますが、何もあえて摂取しなくても芋や豆を食べれば良いだけじゃないか?という気がしています。
(人工甘味料とかややこしいんだよ SHIBA)
【入浴】 「脚のむくみ」の入浴法 ~炭酸泉が効果あり~
ちょっと聞いて奥様。脚のむくみって、場合によっては命取りになるらしいよ。
冗談ではありませんよ。
そもそもむくみの原因は水分の摂り過ぎや運動不足のせいだと決めつけてはいませんか?
これが結構やっかいな症状なんですよ。
今回の話題は、脚のむくみに対する入浴法についてです。
脚のむくみは一言で言うと「脚の皮下細胞間に余計な水分が溜まってしまう状態」
座ったり、立ちっぱなしの状態が続くと体内の水分は重力で下へ下へと溜まろうとします。
しかし細胞間の水分は、張り巡らされている血管やリンパ管を通して体を循環しているため、
通常はむくむことはありません。
それがむくむということは、この細胞と血管・リンパ管との間で、水のやり取りが上手く機能していないことを意味します。
そんな時は脚のむくみとして表れます(朝起きると顔がむくむのは身体が水平になっていたから)
考えられる原因はいくつかあります。
1)運動不足による筋力の低下
心臓から送り出された動脈は足先まで流れますが、そこから静脈となりまた心臓へ戻らなければなりません。
しかし、心臓から送り出されるポンプの力が弱いと、スムーズに下半身から心臓へ重力に逆らって昇ることができません。
心臓って血液を送り出すことはできても、回収するための吸引力は無いんです。
ふくらはぎの筋肉こそがポンプ役。
だから「ふくらはぎは第二の心臓」と言われています。
ふくらはぎの筋力が弱いと血流が悪くなり、上手く血管を通して水分を循環出来なくなることが考えられます。
女性は男性より筋肉が少ないので基礎代謝も少なく、一般に脚のむくみが女性に多いのはそのためかと。
2)冷え性
冷え性も血行不良によるもの。
これも足のむくみが女性に多い理由かもしれませんね。
3)血圧が高い人(または塩分の摂り過ぎ)
血圧が高い人は脚がむくみやすいと言えます。理由は2つ。
「心臓が悪い場合」と「腎臓が悪い場合」
高血圧が続くと心臓に負担がかかりますよね。
心臓は血液のポンプ役ですが、この力が弱くなるとどうなるか。
もうお分かりですよね。
スムーズに下半身から上へと血液を汲み上げることができなくなるからですね。
また、高血圧は動脈硬化を引き起こします。
腎臓には尿をろ過する細かい網目の血管(糸球体)がありますが、
これが動脈硬化になると上手く尿をろ過することができなくなります。
結果、体に水が溜まりむくみに繋がります。
4)リンパの機能が弱っている時
細胞の周りに張り巡らされているのは血管だけではありません。
リンパ管もまた全身に張り巡らされていて、細胞間から老廃物などと共に水分も流れ込みます。
しかしリンパ管の流れが滞っていると、老廃物や水が上手く排出できず、体中がゴミ屋敷になってしまいます。
『【美容】 リンパを知る② リンパって何?』 参照
5)腰痛
腰が痛いと脚のむくみの原因になるというのは、ちょっと意外かもしれません。
腰痛の人に共通して言えるのは骨盤の歪み。
姿勢が歪むとは、体の左右のバランスが歪むわけですから、脚にかかる負担も左右で違うことになりますよね。
これがふくらはぎの筋肉が左右で違ってくることに繋がってくると考えられています。
腰痛の原因が腎臓にある場合もあります。
6)その他
ホルモンの影響。ビタミンやミネラルの不足。薬の副作用など・・・
このように脚のむくみの原因は多種多様。
脚のむくみには入浴が有効ですが、それぞれの原因に応じた入浴法が必要となります。
通常はお風呂の温熱効果と水圧効果を利用すると良いでしょう。
脚の血行を良くするためには、できれば脚だけでなく全身の血流を良くしたいところ。
また湯船に浸かると水圧がかかりますよね。
水圧による脚への刺激、また水圧による利尿作用も期待できます(風呂に入ったら尿意を感じるのは水圧のせい)
だからシャワーだけでは意味が無くて、半身浴よりも全身浴が好ましい。
しかも、脚のむくみには「炭酸泉」が効果的だということが報告されています。
炭酸泉には血圧を下げ、血行や代謝を良くします。
『【健康】 「炭酸泉」のススメ』 参照
高血圧による脚のむくみについてはこの限りではありません。
脚のむくみよりも血圧に注意した入浴が必要です。
詳しくは
『【健康】 「高血圧」の入浴法 ~安全な入浴法と症状別の工夫~』 参照
リンパの流れが悪い場合は、新陳代謝が悪いか免疫機能が落ちているか・・・
リラックスしながらリンパをほぐしてやるのが良いでしょう。
『【美容】 リンパを知る④ 風呂で簡単にできるリンパストレッチ』 参照
こうして書き出してみると、脚のむくみといっても複雑やね・・・
関連記事
『症状別の入浴法』
【美容】 便秘・高血圧・疲れ気味の人の味方「タケノコ」
今年はもうタケノコ食べられましたか?どうもSHIBAです。
タケノコってあまり栄養がなさそうなイメージを持たれている食材ですが、さにあらず。
美容にはとても効果的な栄養があるんですよ。
脂質がほとんど無い超低カロリーでありながら、食物繊維が豊富で、ご存知のとおりなかなか食べ応えがあります。
タケノコの食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維で、その含有量は人参やアスパラ、れんこんなどよりも多いんですよ。
不溶性食物繊維は腸内で水分を含むと膨張するので、タケノコは満腹感を得やすいのはそのためです。
腸内の老廃物を絡め取ながら排便されるので、腸内環境にも良い食材と言えるでしょう。
タケノコは、ビタミンやミネラルも豊富で、特にカリウムの含有量がハンパないです。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出して血圧を調節してくれる大事なミネラル。
しょっぱいものが好きな人、高血圧な人にはありがたい食材です。
足のむくみが気になる人にもカリウムは効果的な栄養素です。
そして、あまり知られていませんがタケノコにはチロシンというアミノ酸が含まれています。
チロシンはフェニルアラニンという必須アミノ酸から合成されるアミノ酸。
必須アミノ酸とは、体内で合成できないので食べ物から摂取するしかできないアミノ酸のこと。
だからチロシンだって必須アミノ酸みたいなもの(正確には準必須アミノ酸)
で、チロシンの何が良いかって・・・
チロシンは脳に働いてやる気を起こさせるドーパミンや、脳を緊張状態にし集中力を高めるノルアドレナリンの材料になるんですよ。
つまりチロシンは元気の素。
うつの治療にも使われているそうです。
うつでない人にとっても、集中力を高めたり、ストレス疲れを緩和する効果が期待できますね。
筍ご飯を食べれば、米のブドウ糖(ブドウ糖は脳の唯一の栄養素)との組合わせで効果抜群そうですね。
筍ご飯を食べると幸せな気分になるのは錯覚じゃなかった?
(たけのこのアクが若干好きだったりする SHIBA)
【美容】 チョコレートの美容パワーを整理してみた
どうもSHIBAです。
チョコが健康に良いというのは、徐々に常識として認識され始めてきたように思えますが、特に女性に注目されているみたい。
なぜなら美容にもとても効果があるから・・・
チョコの凄さについては今に始まったことではありませんが、
『【健康】 チョコレートは見直されるべき健康食品』 参照
『【美容】 チョコレートにダイエットのリバウンドを防ぐ効果も?』 参照
チョコに含まれる成分と美容の関係について整理してみます。
なお、高カカオのチョコレートであることが前提となりますので、全てのチョコレートに当てはまる話ではありませんのであしからず・・・
◆カカオ脂
チョコレートの原料となるカカオに含まれる脂肪のこと。
ココアバターとも呼ばれるこのカカオ脂はオリーブ油などと同じ「オレイン酸」。
オレイン酸は良質の脂肪で、酸化しにくく、ま、オリーブ油を見てもらえばお分かりのとおり加熱調理しても劣化しない強い油なんです。
だから脂肪なのにLDL(悪玉コレステロール)の酸化を防ぎ、動脈硬化になりにくい特徴があります。
それどころか中性脂肪やLDL値だけ下げて、HDL(善玉コレステロール)は下げないという効果があるとも言われています。
お菓子なのに血行をサラサラにしたい人にはありがたい健康食品だということです。
チョコはそのカロリーの高さの割には、中性脂肪の数値を下げる(=太りにくい)作用のおかげで、カロリーの数値どおりには太らないというのも面白い。
とはいえ、だからと言って食べ過ぎれば意味ありませんが。
◆ポリフェノール
カカオに含まれるポリフェノール。
高カカオチョコが注目されている最もな理由はこれでしょう。
その抗酸化作用は強力で、動脈硬化やガンの敵「活性酸素」を除去してくれます。
肌の細胞が酸化するとシミやシワになりますが、それも防いでくれるので美肌効果がとても注目されています。髪の毛にも良いそうです。
また、このポリフェノールは殺菌作用もあり、胃ガンの原因となるピロリ菌をも殺菌してくれるとのこと。
面白いのはその殺菌作用により、虫歯や歯周病の予防にもなるということ。チョコのイメージとは真逆の効果ですね。
◆ビタミン・ミネラル
意外と?含まれるビタミンやミネラルの種類も豊富。
特にビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、鉄など。
血圧を下げたり血流の向上、美肌の維持に働きます。
◆テオブロミン・GABA(ギャバ)
最近注目されている成分で、チョコを食べるとリラックスできるのはこれらのおかげ。
テオブロミンは気分を上げ、GABAは気分を落ち着かせる作用があります。
この相反した作用が自律神経のバランスを取り、精神を安定させる効果があります。
ストレスが溜まるとチョコを食べたくなるのは理に適っているんです。
ストレスは肌荒れの原因になりますからね。
頭が疲れた時にもチョコは有効ですが、これは脳に糖分の補給をするからで、それはまた別の理由(脳の唯一の栄養素はブドウ糖)
◆食物繊維
これも意外?
食物繊維は体内の消化酵素の分泌を促進し消化を助けてくれるなど、腸内環境を整える作用から便秘の予防・解消に繋がりますから、これも美容には不可欠な成分ですよね。
◆僕の経験から
間食が我慢できなくて困っている人は、思い切って一片のチョコをかじってみましょう。
たった一片だけでも意外と食欲を抑えられますよ。
チョコが持つリラックス効果のおかげらしいけど実際のところ分からない。
でも僕の経験から実感していることでもあります。
ダイエット中の人は試してみて下さい。
しかも高カカオチョコは健康や美容に良い食品だから逆に罪悪感が無いしね。
(チョコは恋愛にも効くという噂があるけど本当かなぁ SHIBA)
【美容】 リンパを知る 番外編 脂肪が燃焼しやすいプチ情報
今回は小腸で吸収された栄養素は、水溶性か脂溶性かによって異なる運搬経路で運ばれるというお話をします、どうもSHIBAです。
小腸の周りには毛細血管やリンパ管が張り巡らされていますが、
水溶性の栄養素は主に毛細血管(門脈系)、
脂溶性の栄養素は主にリンパ管(リンパ系)に摂り込まれます。
門脈系に摂り込こまれた栄養素は肝臓へ直行で運ばれます。
例えばブドウ糖などは直ぐに肝臓でエネルギーとして利用されます。
対しリンパ系へ摂り込まれるのは中性脂肪やコレステロールなど。
こちらは胸管と呼ばれる太いリンパ管へ経て、鎖骨下の静脈へ合流します。
なので脂質は基本的に直ぐにはエネルギーとして利用されることはありません。
また病原菌などもリンパ管で摂り込まれます。
血管は入国審査が厳しいんですよ、病原菌が直ぐに肝臓へ運ばれるとマズイですからね。
だから水に溶けない分子の大きいものは全てリンパ管へ運ばれます。
そして静脈へ合流する間に何度もリンパ節を通過してろ過されたり、免疫細胞によって駆除されるんですね。
ちゃんと意味があって遠回りしています。
『【美容】リンパを知る③ リンパの役割』 参照
さて、話はここから番外編ですが・・・
先ほど脂溶性の栄養素、例えば中性脂肪やコレステロールなどの脂質はリンパ系へ摂り込まれると言いましたが、脂質の中でも一部は門脈系から摂り込まれます。
中性脂肪やコレステロールを構成している成分に「脂肪酸」があります。
脂肪酸は、主に炭素(C)、水素(H)、酸素(O)から成っていて、炭素鎖(いくつの炭素が結合しているか)の数によって短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸とに分かれています。
ふだん僕たちが摂取している食物油(サラダ油やオリーブ油)のほとんどが長鎖脂肪酸です。
だから一般的には脂質はリンパ系へ摂り込まれると言われていますが、実は短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸は分子が小さいため例外的に門脈系に摂り込まれています。
つまり直ぐに肝臓で燃焼されやすい。
そのため、最近では中鎖脂肪酸を含む油は「体に脂肪を溜めにくい」としてトクホ(特定保健用食品)として販売されているものもあります。
興味のある方は「中鎖脂肪酸、トクホ」で調べてみてね。
ただし、100%中鎖脂肪酸使用というわけではありませんので誤解なきよう。
(微妙なトクホもあるからねぇ SIHBA)
【美容】 リンパを知る⑤ ところでリンパ管と血管、何が違う?
どうもSHIBAです。
今回のテーマはずばり「リンパ管と血管の違い」
ここまでの流れでリンパについて何となく分かったつもりでも、
何となく引っ掛かっているのが血管との違いではないでしょうか。
血管と同様に全身に張り巡らされていますからねぇ。
似ているといえば似ています。
ただし、張り巡らされているといっても、
血管の場合は心臓から送り出された動脈は全身の毛細血管にまで行き渡り、
その後は静脈となり心臓へ戻ってきていますよね。
つまり血管は心臓を起点に循環していますよね。
全身に酸素や栄養素を送り、二酸化炭素や老廃物を回収して戻るという、この一連の流れの繰り返しです。
それに対し、リンパ管は循環しません。心臓に向かう一方通行です。
ここが血管との大きな違い。
手足の先の細胞や血管から染み出した組織液に含まれる栄養素や老廃物、細菌などを回収して、途中何度も通過するリンパ節で浄化しながら、鎖骨下の静脈へ合流して、最終的には心臓へ流れます。循環はしません。
それからもうひとつ、大きな違いがあります。
血液は心臓というポンプ機能があるため全身に送り出すことが出来ていますが、
リンパにはそのようなポンプ機能がありません。
リンパ管には自発的に収縮するポンプ機能が備わっているものの、微力すぎて不完全。
筋肉の収縮によりその周りのリンパ管も収縮されることによって、リンパの流れを活性化しています。
ちなみにリンパ管は、内部に逆流防止の弁がついているので一方通行の流れが保たれています。
あ、先程血管には心臓というポンプ機能があると言いましたが、これは心臓から送り出す専門であって静脈の血液を回収するための吸い上げ機能はありません。
血管であっても静脈の場合は、リンパと同じように筋肉の収縮作用によって流れを活性化しています。
なので運動不足で筋肉が使われなかったり、コリなどで筋肉が硬くなっていると流れが滞るという点では、静脈とリンパは共通しています。
(だから「ふくらはぎは第2の心臓」と呼ばれています SHIBA)
【美容】 リンパを知る④ 風呂で簡単にできるリンパストレッチ
どうもSHIBAです。
ちょいとウンチク続きだったので、
今回は超簡単!実際に自分でできるリンパマッサージをご紹介します。
マッサージというよりストレッチですが。
リンパの流れは筋肉と関係が深いですからね。
まあこの話は次回にするとして・・・
これまでリンパマッサージを勧めてきましたが、「お金がなぁ…」というあなた。
リンパの機能を高めるには、ストレッチもかなり有効で、これなら自分でもできますし僕も毎晩ストレッチをやっています。
そこで!
お風呂でできる一番簡単(だと思う)でオススメなリンパストレッチを紹介します。
まず湯船に浸かりながら体育座りをします。
湯船の縁に片足の足首をかけて、ひざ裏を伸ばします。
もう片方の脚は引き寄せたまま。
そのまま10秒キープ。
これだけ。
逆の脚も同様に。左右5回ずつ。
どうです?簡単でしょ。
簡単すぎて今「はぁ?」と思いましたか?
馬鹿にしちゃいけませんよ。
ひざ裏は4大リンパ節の一つなんですから。
『【美容】 リンパを知る③ リンパの役割』 参照
ここのリンパを刺激してやること、また脚の裏側に位置する腓腹筋やヒラメ筋をほぐしてやることがとても効果的になってきます。
もちろん、場所はお風呂でなくても同じストレッチはできます。
ただしあえて「お風呂で」ってところが実はポイントで。
お風呂でリラックスしながら行うのが良いんですよ。
自律神経のバランスが乱れると免疫力は弱くなりますからね。
お風呂でリラックスして自律神経を整えて免疫力を高めましょう。
また、たったこれだけの時間でも、忙しくて忘れてしまったりわざわざストレッチの時間を作るのが面倒だったりして習慣化できなければ意味がありませんが、お風呂であれば毎日のことだから忘れることもありませんし、湯船に浸りながらであれば時短にもなりますよね。
(男性にもおすすめです SHIBA)
【美容】 リンパを知る③ リンパの役割
どうもSHIBAです。
リンパとは何か?を
『【美容】リンパを知る② リンパって何?』 参照
で見てもらうとして。
では具体的にはどんな役割をしているのか?気になるでしょ?
え?気にならない?
いや少しは気になるでしょう。気になりませんか?気になるよね?少しは気にして欲しいな。気にしてよ。気にしろ!
リンパの役割は大きく分けて2つ。
ひとつは「浄化作用」(「排泄機能」とも呼べるかな)
リンパは体内の細胞から老廃物や細菌を回収して運ぶだけでなく、それら有害物質をリンパ節を通過するたびに取り除かれるということは前回お話ししましたね。
リンパ節がそのフィルターのような役目を果たしています。
リンパ節は体内に大小合わせて800ほどあるそうですよ。
中でも頸部(首)、わきの下、そけい部(足のつけ根)、ひざ裏はリンパ節が多く集まる場所とのこと。リンパの四天王ですね。
もうひとつは「免疫機能」
リンパと言えば何といってもリンパ球。
リンパ球とは免疫細胞の中でも最強クラスですからね。
ヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞などが該当します。
詳しくは
『【健康】 ああ、素晴らしき免疫細胞たち』 参照
ウイルスや細菌などの病原菌から守ってくれているのは彼ら免疫細胞たちなんですよ。
リンパの機能を高めるとは、免疫力を高めることでもあるんですね。
「体温が1℃下がると免疫力が約30%下がる」というのは今では常識。
『【健康】 免疫力を高める6つの習慣』 参照
だからリンパマッサージはリンパを刺激するだけでなく血行も良くなるので免疫力アップには持って来い!なんです。
というわけでお約束の
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3Fリラクゼーション『花蓮』 メニュー
(結局宣伝になるんだな SHIBA)
【美容】 リンパを知る② リンパって何?
リンパマッサージを勧めると、よく誤解されます、どうもSHIBAです。
痩せたり小顔になったりすると思っているあなた!
リンパマッサージとは、本来自分が持っているリンパの機能を助けたり高めたりすることですよ。
リンパマッサージをしたら小顔になるわけではない!ウエストを刺激すればサイズダウンするわけではない!羊の毛を刈ったら山羊になるわけではない!そういうことだ。
まあ、続ければ最終的にそうなることも多いんですけどね。山羊は無理だが・・・
そもそもリンパとは何か?
血液が流れる血管が体中に張り巡らされているように、リンパ管もまたその周りを張り巡らされています。
リンパを形作るのは「リンパ管」「リンパ液」「リンパ節」
これらを総称してリンパと呼んでいます。
手足の先から細いリンパ管が合流を繰り返して、太いリンパ管へとなります。
その中には、リンパ液という無色透明な組織液が流れています。
組織液とは細胞の周りを満たしていて、毛細血管から染み出した水分や塩分を中心とした血液の上澄みと同じ成分。
ケガをした時に血とは別の無色透明な液が出てきたことはありませんか?
あるいは採血した時に試験管の上澄みに無色透明な部分ができることあるでしょ?あれです。
その組織液がリンパ管によって回収され、その時に老廃物や細菌も一緒に運ばれます。
なのでリンパ管には所々にリンパ節という関所みたいな場所があって、
ここでバイ菌たちを排除しています。
手足の先から出発したリンパ液は、リンパ節を通るたびに綺麗になり、
やがて鎖骨下の大きな静脈に合流して終了します。
静脈はその後心臓へ戻り、綺麗な血液はまた全身へ送り出されると・・・この繰り返しです。
つまり、リンパが滞ると身体の中がゴミ屋敷になるんですよ。
どうですか。日常的に体の不調が現れて病気になってしまうようなことになりたくなかったら・・・
そこでアロマオイルリンパマッサージ!
アラピアの3Fリラクゼーション『花蓮』では、
え?
結局また宣伝かって?
まあそんなこと言わんと
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3Fリラクゼーション『花蓮』 メニュー
(まだまだ続くよん SHIBA)