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【哲学?】 「若者の○○離れ」は無意味な言葉

最近よく目にする言葉「若者の○○離れ」

例えば「若者の活字離れ」や「若者の日本酒離れ」など。

僕の学生時代の友人には未だに「親離れ」できないヤツも居ます。
しかもいい大人が巨乳好き。「乳離れ」もできないというか、言葉の使い方が違いますね、どうもSHIBAです。


この「若者の○○離れ」という言葉はなんとなくネガティブな意味合いで使われている印象があります。

先ほどの例で言えば、若者が活字や日本酒から離れていくのを憂う様を表した言葉といえそうです。

でもこれ。時代の変化や選択肢の多様化によるもので仕方のないこと

「日本酒離れ」と同じように「ビール離れ」がありますが、
それだけ今の時代はいろんな酒があるということです。
また、飲酒運転の罰則が昔より厳しくなっていることや、
今の若い世代は経済的に余裕がない可能性もあります。

「活字離れ」というのは「読書離れ」や「新聞離れ」のことでもあり、
これらもネットによって情報を得る時代への変化による結果であって、
単純に活字から離れているわけではありません。


ネットの時代がもたらした言葉には「テレビ離れ」もあります。

これはテレビ業界の怠慢による影響も大きいと思いますよ。
似たような番組や低予算で製作された番組ばかりでは飽きられても仕方ありませんよ。

それに今のテレビではおっぱいが映らないではありませんか!
昔は普通に映っていたのにな。
規制が厳しくなってバラエティー番組からおっぱいが消えた時は、
唯一「露天風呂連続殺人事件」などのドラマが絶滅危惧種だったのに、やがてこれらも殺処分。
実にけしからん。これではある意味「テレビの乳離れ」です(また乳離れかい)
視聴率も下がるのも無理はありません。

昔のテレビ番組の方がお客様目線に立って、え?
いや、これは僕の意見ではなく世の男性の意見である。

僕の場合、昔好んで見ていた番組といえば・・・

いまふと思いついたのが

「ドキッ!女だらけの水泳大会!ポロリもあるよ」

う~ん、正確な番組名を憶えている自分が怖い。

ええっと。何の話をしてたんだっけ?


あ、そうそう。

最近では驚いたことに「若者のパソコン離れ」という言葉まで誕生しています。

え?どういうこと?

と思いますよね。なんでもスマホがパソコンの代わりなんですって。
ちょっと聞いて奥さん!今じゃスマホで卒論書いちゃったという強者がいるらしいですよ。

なんだかなぁ。

「パソコン離れ」なんてピンと来ませんね。

もっと凄いのは、何年か前にある下着メーカーが倒産した時に
「若者のメンズブラ離れ」という言葉が使われてもはや笑止千万。

ここまできたら言葉が持つ本来の意味から逸脱しすぎ。


とにかくこの「若者の○○離れ」のニュアンスは、
「近頃の若いモンは・・・」とよく似ています。

なんとなくですが、大人とりわけ高齢者側の価値観を若者に押し付けていやしませんか?

「近頃の若いモンは」という言葉は昔からあったみたいですね。

この言葉を使っている世代の人も、若かりし頃は逆に言われていたはずで。

つまりキリがない、というより昔は良かったと時代の回帰を想うだけ無駄な言葉なんですよ。

「若者の○○離れ」という言葉は時代の変化を受け入れられない「大人(高齢者)の現実離れ」でしかありません。


(夜食離れをしたい SHIBA)