• イベント情報
  • メールフォーム

2016年09月

【健康】 超簡単!血圧を下げるためにお風呂でできる8つのこと


高血圧の人にとって入浴は正しい入り方をすることで、急激な血圧上昇を避けるだけでなく血圧を下げることもできます。

高血圧の正しい入浴法とは、血圧を上げなように39℃前後のぬるめの湯に浸かることですが、
このくらいの温度であれば副交感神経が刺激され血管が拡張されるので、血圧の急上昇を抑えるばかりか下げることになります。

また血管が拡張されることで血流も改善されるので、動脈硬化の心配のある人にとってもぬるめの温度は効果があります。

加えて、血圧の急激な上昇を防ぐために脱衣場や浴室の室温をあらかじめ暖めておいたり、入浴は心臓に負担のかからない半身浴にするなどが高血圧対策となる入浴法となっています。


これだけでも高血圧には十分効果のある入浴となるのですが、ここではさらに、ただ普通に湯船に浸るだけでなく、この時間帯を利用してできる「血圧を下げると言われている8つのこと」を紹介します。

簡単なことばかりですので試してみると良いですよ。


◆深呼吸


①腹式呼吸

深呼吸をすることで血圧が下がります。・・・と言われても実感を持てない人もいるかと思います。

そんな場合は腹式呼吸を試してみましょう。

腹式呼吸とはラジオ体操のように胸を膨らませるのではなく、息を吸うときにお腹を膨らませ吐くときにへこませる呼吸法です。
胸式呼吸と比べてゆっくりで深い呼吸になります。

誰でも緊張状態や慌てている時は交感神経が優位になっていて呼吸は浅く回数も多くなっている(胸式呼吸)ことからも分かるように、ゆっくりと深く呼吸をする(腹式呼吸)ことでリラックスできて副交感神経が優位になるんですね。


◆ストレッチ

ふだんから食事に気をつかっているのに血圧が高いままの人は体の硬さが原因である可能性も考えられます。
関節や腱をほぐすと末梢血管までの血流が良くなるので、ストレッチはとても血圧に効果があります。
ただし痛みを感じる場合はそこで止めること。無理に続ける必要はありません。


②首筋のストレッチ

首筋がこわばると肩こりの原因となります。
ストレッチで肩こりを解消し、血流を改善しましょう。

まず首を右に傾けながら、左肩を下へ引っ張るようにする。この状態で10秒。
次に反対の首も同様。


③手首のストレッチ

手首のストレッチも有効です。片方の手を伸ばし、手のひらを前にしてもう片方の手で掴み手首を10秒間そらしたままにします。
そして今度は逆方向に手首をそらして10秒。
次に反対の手も同様。

2016101122427.jpg


④足首のストレッチ

浴槽内で脚を伸ばして座り、片方の足をもう片方の足の上に引き寄せ、手で足首をクルクル回す。
反対の足も同様。


⑤足指のストレッチ

足の指先をグーパーします。足指を開いたり閉じたりすることで末梢血管まで血流が良くなります。


◆マッサージ


ストレッチで体がほぐれたら、仕上げでマッサージしましょう。より血行が促進されます。


⑥ふくらはぎマッサージ

ふくらはぎは「第2の心臓」と言われるくらい血行に大きく関係しています。

ふくらはぎを下から上へ擦るだけでも効果があると言われていますから、試さないわけにはいきませんよね。

201610112258.jpg


⑦血圧を下げるツボを刺激する

実は血圧を下げるツボは体のあちこちに存在します。

興味のある人は自分で調べてみると良いですよ。

代表的なのは耳のツボ「降圧帯」、後頭部の「風池」、手の「合谷」、脚の「足三里」など・・・


『【健康】 お風呂で高血圧改善!自分で押せるツボ6つ+α』 参照


⑧シャワーヘッドでマッサ―ジ

実はシャワーの水圧でもツボを刺激したり、シャワーを当てたところが局所的に温まり血行が良くなるといった効果が期待できます。

お腹にシャワーヘッドを当てて、時計回りに「の」の字を描くようにすると、腸の働きに丁度良い刺激になり便秘解消になるばかりでなく、血圧を下げる効果も期待できます(便秘は血圧を上げる要因となる)

また手足の指先にシャワーを2~3分当てるだけでも末梢血管の血流が改善されます。


関連記事

『【健康】 「高血圧」の入浴法 ~安全な入浴法と症状別の工夫~』
 

相模原の障害者殺傷事件で感じたこと


どうもSHIBAです。

相模原障害者殺傷事件で浮き彫りになった問題から僕が気になったのは

●措置入院の対応
●警察の対応


の2点。


措置入院の対応


自傷・他害のおそれがある人を本人・家族の同意なしに強制入院させることができることを「措置入院」と言いますが、
措置入院から退院後に犯行が行われている事件が起こると当然の如く問題視されるのが「指定医の対応に問題はなかったか?」 または「措置入院の退院の判断に間違いはなかったか?」です。

指定医の対応については、入院中の検査で大麻の陽性反応があったにもかかわらず、この事実が警察や施設に連絡されていなかったことが後に発覚して問題視されていますが、このような問題は今後改善していくことはいくらでもできるでしょう。

気がかりなのは退院時期の判断の是非です。

退院の時期を誤ったのではないかという意見もありますが、退院後に事件を起こしているから問題となっているのであって、これは結果論でしかありません。

措置入院に必要以上の強制力を持たせると人権問題にもなりますし、 結局は担当医の判断に任せるしかない、とても難しい問題です。


懸念されるのは、一部の障がい者による事件によって、障がい者に対する世間からの印象が悪くなってしまうことです。

ますます障がい者にとって自立は困難なものとなり、社会が窮屈なものになりかねません。

一部の過激主義者によるテロ事件によってイスラム教徒全体が迷惑している問題と似ています。



警察の対応


警察はしばしば「事件は未然に防ぐことができなかったのか?」とその対応に疑問を持たれることがあります。

「事前に不安材料となる情報を入手しておきながらなぜ有効な手を打たなかったのか?」と・・・

ストーカーまがいの事件についても同じようなことがよく言われます。
「被害者から事前に相談を受けていながらもなぜ事件を防ぐことができなかったのか?」と・・・


しかしこの疑問。少し見当違いなのではないでしょうか。

警察の肩を持つわけではありませんが、警察の役目は本来、起きた事故・事件に対して対応するものであり、
一々まだ起きていない個人間のトラブルには立ち入らないものです。

この原則を民事不介入といって、刑事事件が起きてはじめて警察の役目が発動します。


個人的な相談や警備は警察の役目ではありません。そのために警備保障(ガードマン)会社が存在します。

警察のような権力を持っているわけではありませんが、個人的な相談に応じてくれたり身を守るための警備行動を依頼することもできます。

ではなぜ、一般的に警備保障会社ではなく警察を頼ってしまうのか?

それは警備保障会社は民間事業なので有料だからです。
だから何でもかんでも警察に相談してしまう。

しかし少し考えれば分りそうなものですが、「あの人が怖い」「あの人の行動が怪しい」などの声を一々警察が対応していたら人手も時間も足りるはずがありません。せいぜいできるのは相談に対するアドバイスぐらいの程度でしょう。


逆に行き過ぎた介入(例えば強制捜査)を行えば、今度は「権力の乱用だ」とか「プライバシーの侵害だ」とか言われるのではないでしょうか。

もっとも、警察は警察で「民事不介入の原則」を盾に言い訳して全く協力してくれないといのも困りますけどね。

また、今回の相模原障害者殺傷事件については、警察は事前に容疑者から事件を予告する手紙を受け取っていながらその詳細を障害者施設に伝えていなかったようですが、情報の提供ぐらいはするべきだったと思います。民事的な問題でもない。


もっと警備保障会社の活躍が普及すれば料金も安くなり頼みやすくなるんですけどね。


(SHIBA)

 

【健康】 入浴に「認知症」予防の効果があるかもしれない3つの理由


毎日お風呂に入りたくなるお話を一つ・・・

入浴には清潔を保つ、疲労を回復する、ストレスを解消する、温まるなど様々な効果がありますが、
認知症の予防効果もあると聞いたら積極的にお風呂に入りたくなりませんか?

医学的に証明されているわけではありませんので、あくまでも可能性の話ですが、
それでも入浴には認知症の予防に一役買いそうな根拠が存在します。

そもそも、浴槽に浸かるという入浴習慣は欧米では一般的ではないので、入浴における認知症予防の可能性への関心度は低く、海外ではあまり研究されていないように思います。
今後、入浴と認知症の関係が明らかになるのではないかと期待しています。


さて。

入浴が認知症の予防に効果があるかもしれないその理由ですが、大きく3つ考えられます。

1.脳の血流が促進される
2.アセチルコリンが分泌される
3.身だしなみへの意識向上


2016914171031.jpg




1.脳への血流が促進される


入浴による血行促進によって脳への血流が良くなります。

全身の細胞に栄養や酸素は血管を通じて運ばれますので、脳の細胞を健康を保つには血行促進が欠かせません。

脳の機能が低下している部分は、脳の血流が低下していることが認められており、認知症と血流の関係は重要な要素となります。

また、入浴と睡眠はセットで考えられることが多く、入浴によってリラックスすると副交感神経が優位となり血管が拡張して血行促進しますが、その状態で入眠しますと質の高い睡眠が得られます。

質の高い睡眠とは睡眠中の血流が良い状態で、全身の細胞のダメージを修復したり、脳内に蓄積された認知症の原因物質アミロイドβもスムーズに排出します。

逆に睡眠不足の状態だと、アミロイドβの量を増やしてしまいアルツハイマー病の原因となるので、しっかりと入浴から睡眠へと繋げる習慣を身に付けたいものです。



2.アセチルコリンが分泌される


アセチルコリンとは神経伝達物質のひとつで、脳内のアセチルコリンの量が不足すると神経間の伝達が悪くなり脳の機能が低下すると考えられています。

実際、アルツハイマー型認知症患者においてはアセチルコリン濃度の減少が確認されています。

そのため、アセチルコリンの量を増やせばアルツハイマー型認知症を予防できるのでは?と考えることができます。

しかし食事によってアセチルコリンを作る物質を摂取することもできるのですが、補給によってアセチルコリンを増やしてもすぐに分解されてしまうため、アセチルコリンの量を増やすよりも活性化させることの方が効果があると考えられます。

治療としてはアセチルコリンを分解する酵素の働きを阻害する薬が使用されています。
アセチルコリンを補給しても分解されてしまっては意味がないので、分解酵素を阻害して結果として量を増やそうというわけです。


また、アルツハイマー型認知症患者においてはアセチルコリンの分泌が低下していると考えられています。

アルツハイマー型認知症患者の脳内のアセチルコリン濃度が低いのは、アセチルコリンの量が少ないのではなくて分泌量が不足しているためにすぐ分解されてしまい、結果として濃度が減少していると考えることができます。

つまり、アセチルコリンは量を増やしても分泌量が少ない場合は簡単に分解酵素によって分解されてしまうと・・・


このようなことから、アセチルコリンの分泌を活性化させることが脳の機能低下を予防したり遅らせたりする方法だと考えることができます。


さて、そのアセチルコリンの分泌が活性化されるのは、言うまでもなく副交感神経が優位なとき。

そういうわけでここでも入浴時や睡眠時が該当します。

お風呂に入ってリラックスすることは、アセチルコリンの分泌を促し、脳機能を維持することでもあるとすれば、入浴に対する見方も変わりそうですね。



3.身だしなみへの意識向上


認知症患者の特徴として、入浴拒否があります。

お風呂に入るのを嫌がってしばしば介護者を困らせます。

これは、入浴や着替えをしなくても平気でいたりする身だしなみへの無関心が原因です。

認知症になると日常の活動や身の回りのことに興味をなくしてしまったりします。

そのため風呂に入って清潔を保たなければならないという気持ちがなく、風呂に入らなくても着替えをしなくても平気になってしまうんですね。


逆に言えば、ふだんから入浴同様、髪型や服装、メイクなどに気を使うことも意識すれば自己身辺への無関心化を防ぐことになりそうです。

「少しくらい汗をかいていても風呂に入らなくたって平気だわい」なんて思っていると脳機能低下の進行が早くなるかもしれませんよ。

 

【健康】 コーヒーの健康効果が近年続々報告あり。どこまで信用できる?


毎日コーヒーを愛飲しています、どうもSHIBAです。

近年よく目にするのは「コーヒーは○○に効果あり!」といった研究報告が続々増えているということ。

コーヒーは嗜好食品であり、かつては体に良い飲み物としてはあまり考えられていなかったように思います。

それが、最近ではやたらと健康に良いイメージをもたらすような記事が増えてきているので、コーヒーに対する常識が変わりつつあります。

2016941350.jpg



メリット


ちょっと自分で調べてみると分かりますが、現在ではコーヒーに様々な効果があることが知られています。

なかでもコーヒーが持つ健康に作用する主な物質はカフェインポリフェノールでしょう。


カフェインには脳を活性化する作用利尿作用があります。

カフェインは中枢神経に働いて覚醒作用、興奮作用をもたらします。

眠気覚ましにコーヒーを飲むのはこのカフェイン効果を期待してのもので、集中力や記憶力をUPさせるとして、最近では認知症予防に効果があるのではないかと注目されているほどです。

また、カフェインには血管を収縮させる作用もあり、脳の血管が拡張することが原因と考えられている片頭痛を緩和させる働きがあると考えられています。

利尿作用においては、むくみの解消二日酔いに対して効果があるといわれています。


ポリフェノールには抗酸化作用があります。

そのため動脈硬化やがんの予防に働きます。

特に乳がんにおいては、乳がん患者約1,000人を対象に、コーヒーの摂取量と生存率の関係を調べた結果、毎日コーヒー2~5杯以上を摂取する乳がん患者では、がん細胞の増殖が抑制されたことが分かったという海外の研究報告が最近ありました。

この薬理作用は解明されていませんが、コーヒーの成分が何らかの作用をもたらしていると考えられています。

かつてはコーヒーには発がん性物質が含まれているのではないかという疑惑があったものですが、これまでにそのような事実が認められたことはありませんし、今では逆に抗酸化作用によるがん予防の効果の方が期待されています。



デメリット


なんだか良いこと尽くしのようにみえるコーヒーですが、では1日何杯も飲んでも構わないのでしょうか?

実はそうとも言えなさそうです。

覚醒作用があるということは過剰摂取すると当然不眠を招くことにもなりますし、精神状態が不安定の人にはコーヒーは逆効果に働く可能性があります。

利尿作用においては、過剰に働けば脱水症状の原因にもなりますし、尿と共にカルシウムが流れ出すことで骨粗しょう症の原因にもなる恐れがあります。

また、コーヒーに含まれるタンニンには鉄分の吸収を阻害してしまうことがあり、妊娠中や授乳中の女性や貧血気味の人には好ましくない影響があります。



1日何杯飲めばいい?


ではコーヒーは1日に何杯飲むのが良いのでしょうか。

メリットだけを考えれば5杯ぐらい飲んでも良いのでしょうが、デメリットのことを考えるとそうもいきません。

一応アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)では、1日4杯ぐらいまでとされています。


でも実際は個人差もあるでしょうし、時と場合によっても違ってくるでしょうから、あくまで目安として考えるべきでしょうね。