【健康】 意外?スマホの悪影響が腰痛にも関係してるって知ってました?
どうもSHIBAです。
スマホの利用によって腰痛にもなるって知っていました?
スマホ利用には目の疲れや頭痛、首こりに肩こりといった、いわゆる「スマホ症候群」という悪影響があることは知っていましたが、腰痛の原因にもなるとは意外な気もします。
確かによくよく考えてみれば、スマホの姿勢は立ち姿勢でも座り姿勢でも前かがみになりがちで、
それによって負荷がかかるのは首や肩ばかりではなく腰回りにも当然あるわけで。
しかも僕の場合は、座り姿勢の場合、基本的に足を組んでスマホを操作しますから、腰への負担が無いわけがありません。
骨盤や股関節が歪んだ状態が続くわけですから、筋肉だってそりゃ硬直しますわな・・・
足を組んでいると何となく姿勢が楽な気がしているだけで、実は大変なことになっているわけです。
足を組む方が楽な気がするのは、それだけ足腰の筋肉が低下しているからだとも言われています。
しかもそのうち、その姿勢すらも疲れてきて遂には寝転がりだすのがオチ。
寝ながらだと最初は楽な感じがしますが、寝ながらのスマホ操作も結構疲れるんですよ。
知らず知らず横向いたり仰向けになったり、腹ばいになって肘をつきながらスマホを使い続けています。
要はどの姿勢になっても負荷がかかり続けているってことなんでしょうね。
姿勢の歪みは骨の歪みになるばかりではなく、血流も悪化します。
いろいろな弊害があるのも頷けます。
自分もスマホ症候群かも?と疑われる場合はスマホの利用時間を減らしましょう。
姿勢を工夫すれば良いなんて簡単に考えてもダメですよ。
例えば足組み姿勢が癖になっているからといって、逆の足でも交互に組めばバランスが良くなると思ったら大間違いですよ。
それよりスマホ操作の時間を減らす。
そしてその後のケアをしっかりする。
ストレッチは当然、入浴も血流改善に効果がありますから、きちんと自分の体をメンテナンスしたいものですね。
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【美容】 美肌を意識するなら風呂上りに牛乳を飲むと良い
風呂上りはいつも何を飲まれていますか?
もし美肌を維持しようと日々意識されているようでしたら「牛乳」はいかがでしょうか?
牛乳を飲むことにいくつかの効果がありますが、特に女性に嬉しいことが多いような気がします。
例えば朝に牛乳を飲むとお通じが改善されます。
これは牛乳に含まれるオリゴ糖や乳糖が腸内細菌のエサとなり、腸のぜん動運動が活性化されるためです。
そしてお風呂上り。
お風呂上りに牛乳を飲むことのメリットを、ここでは2つ紹介します。
1.カルシウムの吸収がUPする
カルシウムの吸収されやすい時間帯はご存知でしょうか?
実は就寝の1~2時間前が良いそうです。
ご存知のとおり、牛乳に多く含まれるカルシウムは骨の形成に必要な成分ですが、その作用は主に寝ているときに行われています。
ですので、夜に入浴することを前提に考えれば、就寝の2時間前に入浴を済まして牛乳を飲むと効率よくカルシウムが吸収されて作用するということになります。
とりわけ、骨粗しょう症は女性に多く、男女比は1:3とも言われています。
また、カルシウムにはトリプトファンという心を落ち着かせるアミノ酸も豊富ですので、
入浴でリラックスして風呂上りに牛乳を飲めば、ストレスを解消して安眠に繋げることができるというわけです。
2.ビタミンAで肌を保護する
牛乳に含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜を保護する役割があります。
そのため美肌ビタミンとも呼ばれ、美肌を意識する人には重要なビタミンです。
ビタミンAは緑黄色野菜などにβーカロテン(体内でビタミンAに変わる)というかたちで多く含まれていますが、ビタミンAは「脂溶性ビタミン」といって、オイルとの相性がとても良いんです。
ですので、サラダでビタミンAを摂取したい場合はノンオイルドレッシングではなく、オイル入りのドレッシングかマヨネーズをかけて食べるとビタミンAの吸収率が上がります。
油と酢を乳化(本来分離して混ざり合わないものが限りなく混ざっているような状態)させたマヨネーズやドレッシングなどは、油の粒が小さくなっているので特に吸収率を高めてくれます。
同様の理由で、牛乳の脂質にも同じ効果が得られるようです。
牛乳にはビタミンAが含まれているだけでなく、牛乳が持つ脂質のおかげでより吸収されやすいという特徴があるんですね。
寒くなってくる時期には乾燥肌にも注意しなければなりませんから、ますますビタミンAは必要になってくるでしょう。
ビタミンAはのどの粘膜も保護してくれますので、風邪予防にもなりますね。
出生前診断で悩んでいる親に朗報?「ダウン症の9割は幸福と感じている」
どうもSHIBAです。
先週、とても興味深いニュースがありました。
それは厚労省によるアンケート調査の報告で、ダウン症のある人の9割以上が「毎日幸せに思うことが多い」と感じているというアンケート結果が得られたというものです。
http://www.news24.jp/articles/2016/10/13/07343576.html
日テレNEWS:ダウン症のある人「幸せに思う」90%以上
つまり、ダウン症本人の大半が幸福感を持って暮らしている・・・ということです。
実は僕、以前からこのような話題を待っていたんです。
単にダウン症のある人が幸せに感じていることが嬉しいと思っているだけではありません。
現在、医療技術の進歩によって「出生前診断」の安全性と精度が飛躍的に高くなっています。
「出生前診断」というのは妊婦の胎児の健康状況を調べる行為で、これにより胎児に障害などの可能性まで知ることができます。
とりわけダウン症の場合はほぼ確実に出生前に分かるようです。
もし今から生まれてくる子に障がいがあると分かれば前もって準備も出来ますし、いい状態で生むために帝王切開を選択するなど事前に情報があると便利だというメリットが出生前診断にはあるわけです。
しかし気がかりなのは、それにより親が出産をあきらめてしまうこと。
知るということは準備もできるという一方で、親としては中絶という選択肢も当然あります。
現在の出生前診断は正確ですから中絶を選択する人は増えるでしょう。
障害を持った子供が生まれれば、親には体力的にも精神的にも大きな負担がかかることは間違いありません。
それが理由で出産をあきらめるのは仕方がないでしょう。
ただし、なかには「子供のことを考えたら生めない」という理由の人もおられます。
差別を受けたり生活に不自由があったりして子供を不幸な目に合わせてしまうんじゃないかという考え方です。
でもこれは親の勝手な解釈なのではないか?と僕はずっと思っていました。
子どものことを思うあまりそう感じているのかもしれませんが、幸か不幸かは本人が感じること。
親が心配しているほどダウン症の子本人は気にしていないのかもしれないということが、このアンケート結果から窺えます。
実際にダウン症の子が幸せかどうかは別として、少なくとも本人は幸せだと感じている場合が多い。
このアンケート結果は、出生前診断でダウン症であることが判明した時に、
「生まれてくる子が悲しい思いをするのでは?」と出産を躊躇している親にとっては朗報のはず。
本当は生みたい・・・と悩んでいる人の背中を押してくれるでしょう。
何よりもまず親が「かわいそう」などと思わないことの方が重要かも・・・。
そんな思いが親自身にあると、子供も「自分は不幸な身に生まれたのだ」と自分の境遇を悲観してしまうのではないでしょうか。
そもそも健常者に生まれたからといって、幸せな人生を歩めるとも限りません。生きてみなければ幸か不幸かなんて分からない。それなのに、生まれた時点で「この子は不幸だ」と決めつけてしまうのはもったいないということです。
【健康】 女性に多い「尿もれ」防止に効果!お風呂で簡単トレーニング
尿もれは加齢とともに起こりやすくなりますが、特に女性に多いのが腹圧性の尿もれです。
腹圧性というのはお腹に力が加わったとき、例えばくしゃみや咳をした場合、重いものを持つときに踏ん張った場合に膀胱を圧迫してしまうことです。
この腹圧性による尿もれが男性に比べて女性が多いのは、女性の体は尿道口と膀胱の距離が短いためです。
※同様の理由で膀胱炎も女性の方が起こりやすいです。
また、男性と違って尿道を締める前立腺もありませんのでなおさらです。
加齢とともに尿もれを起こしやすくなるのは骨盤底筋という筋肉が衰えるためで、女性にとってはこの骨盤底筋を鍛えることが尿もれ防止の改善法と言われています。
そこで、その具体的な改善法ですが、これが超簡単。
(1)膣と肛門括約筋に力を入れる。簡単に言えば膣と肛門をキュッと引き締めるだけ。
(2)10秒ほど脱力
これを何度も繰り返すこと。
いつでもいいから気が付いたときに行うと良いそうですよ。人混みの中でも誰にも気づかれずに行えるトレーニングですね。
でも特に効果が期待できるのが入浴中。
お風呂でこのトレーニングをすると骨盤底筋の血流が改善されやすく、また女性ホルモンの分泌の増加にも影響するのだとか。
(女性ホルモンの分泌が低下する更年期障害による症状として尿もれがある)
浴槽に浸かりながら、あるいは体や髪を洗いながら、ちょっと膣と肛門に意識を向けてキュッと力を入れるだけで良いわけですから簡単なことですよね。
骨盤底筋を鍛えることで尿もれが改善されたという報告をよく見かけるので、これは期待大ですよ。
【健康】 糖尿病と睡眠の関係がどんどん解明されてきている件
どうもSHIBAです。
食生活以外で糖尿病の誘因影響となる生活習慣といえば、これまでは運動不足や肥満、喫煙などが指摘されてきましたが、近年になって睡眠との関係も深いという研究が次々と報告されてきています(ここでいう糖尿病とは2型糖尿病)
そこで・・・
昨年(2015年)から次々と報告されている糖尿病と睡眠の関係性についての研究を少し紹介してみます。
◆糖尿病と睡眠障害の関連性
まずは2015年、大阪市立大の研究チームによって、糖尿病と睡眠障害の関連性が明らかにされました。
結論から言うと「睡眠障害を抱える患者は糖尿病になりやすい」とのこと。
2型糖尿病患者63人の睡眠の質を脳波計で測定したところ、血糖値が高いほど深い睡眠の時間が減少して朝の血圧上昇が高まったそうです。
血糖値が高いと眠りが浅くなり、不眠症などに陥りやすいようです。さらに、睡眠障害を起こしたまま早朝を迎えると血圧が上がり、血管障害のリスクが増えることが分かったといいます。
◆糖尿病と寝だめの関連性
同じ2015年の11月、米ピッツバーグ大学の研究グループによって、糖尿病と寝だめの関連性が指摘されました。
「休日に寝だめをすると、心血管疾患や糖尿病などの長期的な健康問題を喚起する恐れがある」と報告しています。
どうも平日と休日の睡眠スケジュールの差が大きければ大きいほど、インスリン抵抗性の悪化やBMIの上昇、血中脂質の増加といった代謝系への悪影響も大きくなるようです。
この研究結果は、糖尿病リスクの要因が睡眠時間にあるというよりも、生活リズムが乱れたことによるものだと言えそうです。
◆糖尿病と睡眠時間の関連性
先述の2つの研究は睡眠障害や睡眠スケジュールの乱れによる糖尿病リスクとの関連性についてのものでしたが、睡眠時間そのものの影響力は解明されていませんでした。
それが2016年に入り遂に、オランダのアムステルダム自由大学医療センターの研究チームによって「睡眠時間は少なすぎても多すぎてもの糖尿病リスクになる」という研究結果が報告されました。
睡眠不足が糖尿病リスクになり得ることはすでに大阪市立大の研究により指摘されていましたが、実は睡眠時間が極端に多い場合も糖尿病リスクが高くなるという結果が得られたということです。
ただし・・・
注目すべきは、この傾向が見られたのは男性だけだったといいます(実験対象は成人男女約800人)
なぜ男性と女性とでこのような差が生じたのかは説明できておらず、この研究結果だけで糖尿病と睡眠時間の因果関係を結論付けることはできません。
今後、さらなる研究結果が報告されることを待ちましょう。
◆糖尿病と昼寝の関連性
最近では2016年9月に東大グループが「1日に60分以上の昼寝をすることが、2型糖尿病の発症リスク上昇に関連していた」というデータ解析を学会で報告しています。
これまでは、短時間の昼寝であれば眠気が取れて作業効率を高め、不眠や認知症の予防にもなるというメリットが指摘されている反面、寝過ぎると逆効果になるということが指摘されていました。
そして今回の研究によって、1日当たり60分以上の昼寝をすることは、全く昼寝をしないことに比べ、2型糖尿病発症のリスクが45%上昇させることが判明したようです。
しかし、この研究においても、60分以上の昼寝がなぜ糖尿病の発症リスクを高めるのかを説明できるものではありません。
せいぜい「昼寝のしすぎが夜に眠れなくなる原因となって睡眠障害となっている可能性ある」と指摘されている程度です(睡眠障害が糖尿病の誘因となることは証明済み)
今のところ睡眠時間と糖尿病との関連性は明らかになっているのは結果報告のみで、因果関係を説明できるレベルには至っていません。
ですが、ここへきて次々と類似性の研究が報告されているので、近い将来解明されるのではないかと期待しています。
関連記事
『【健康】 <最新のニュースから> 歩行時間と糖尿病との関連について』
【健康】 「グルコーススパイク(血糖値スパイク)」って何?
一般の健診で血糖値が正常でも侮れないのがグルコーススパイク(血糖値スパイク)だと言われています。
グルコーススパイクとは、食後に血糖値が急上昇して、空腹時血糖値と食後血糖値の差が大きくなる状態のこと。
健康診断の血糖値は空腹時血糖値なので、いくらこれが正常値でも安心できるわけではありません。
空腹時血糖値は正常値なのに、食後血糖値が異常に高い人のことを「かくれ糖尿病」とも呼ばれます。
◆グルコーススパイク(血糖値スパイク)の何が問題?
糖質(または炭水化物)を摂取すると体内で消化され、ブドウ糖(グルコース)にまで分解され血中に流れます。
血液中のブドウ糖のことを血糖といい、食後はブドウ糖の血中濃度が高くなるので血糖値が上がります。
やがて血糖値を下げるためのホルモンであるインスリンが分泌され、ブドウ糖は体中の各細胞に取り込み、エネルギーとして利用されることになります。必要以上のブドウ糖は体脂肪として蓄えられていきます。
すると今度は、このインスリンの働きによって血糖値が下がり、血糖値は正常値へ戻ります。
この一連の流れは誰しも食後に起こる生理現象ですが、一度に糖質(または炭水化物)を摂り過ぎると急激に血糖値が上がります。
この状態をグルコーススパイクといい、境界型糖尿病(糖尿病予備軍または軽い糖尿病)にみられる特徴です。
境界型糖尿病では、インスリンの分泌が不足し始めているか、効きが弱くなり始めている可能性が高いと考えられます。
そのため食後の血糖値上昇をなかなか抑えられず高くなりがちになったり、高い状態が続いたりするようです。
そもそも血糖値が急激に上がることの何がいけないのか?・・・まずはそれを知らなければなりません。
<グルコーススパイクの問題点>
・血糖値が高いとブドウ糖が血管を傷つける
・インスリンが大量に分泌されるので血糖値が急降下し、今度は下がり過ぎて低血糖になる場合がある
・このような生活が続くと、すい臓がインスリンの分泌に疲れてそのうちインスリンの分泌がされなくなったり効きが弱くなったりして糖尿病になる
怖いのは糖尿病だけではありません。血管が傷つくわけですから動脈硬化のリスクだって高くなりますし、むしろ怖いのは動脈硬化によって突然死の原因となる脳卒中(脳出血や脳梗塞など)や急性心疾患(心筋梗塞など)です。
最近ではがんや認知症も糖尿病の合併症として認知されてきています。
『【健康】 糖尿病最新事情(前編) がん細胞の増殖も合併症?』 参照
◆こんな人は要注意!
このように急激な血糖値上昇は不調のもとになるわけですが、
グルコーススパイクに注意しなければならないよう要素は以下の通りになるそうです。
・加齢 ・・・ 加齢と共にリスク上昇
・BMI値 ・・・ 肥満な人ほどリスク上昇
・遺伝 ・・・ 親や兄弟に糖尿病患者がいるほどリスク上昇
・血圧 ・・・ 高血圧ほどリスク上昇
・喫煙習慣 ・・・ 吸う本数が多いほどリスク上昇
・運動習慣 ・・・ 運動不足ほどリスク上昇
また、朝食抜きダイエットをしている人もグルコーススパイクに要注意だとか・・・
食事をするたびに血糖値が上がりインスリンが分泌されるなら、一食(朝食)を抜くことで負担は軽くなり血糖値が下がりそうな気がするかもしれません。
しかし、ヒトの血糖値は常に一定に保たれる性質があるので、朝食を抜いて血糖値が下がりそうなときは血糖値を上げるホルモン(グルカゴンなど)が働いています。
そんな状態のまま昼食をとると、普段以上に血糖値が上がってしまいます。
これこそがグルコーススパイクに注意しなければならない理由です。
◆グルコーススパイク(血糖値スパイク)を回避する食べ方
一番簡単なのは摂取する糖質(または炭水化物)の量を制限することですが、それができるなら苦労はしませんよね。
同じ食事量でも血糖値の上がり方に変化をもたらす方法としては、食べる順番が有名です。
一度は聞いたことがあるとは思いますが、米やパン、麺類といった炭水化物のものを先に食べるより、野菜など食物繊維を含むものから先に食べる方が血糖値の上がり方は緩やかになります。
ちなみにタンパク質や脂質は血糖値に影響しませんので食べる順番は
1.野菜
2.タンパク質・脂質
3.炭水化物
が理想的だと考えられています。
まあ、そんなことぐらいは承知されているとは思いますが、もうひとつ工夫できることとして低GI値の食品を取り入れることが挙げられます。
GI値とは、ブドウ糖の数値100を基準とし、食後の血糖値の上昇スピードを数値化したもので、同じ糖質を摂るにしてもGI値の低い食品をうまく食事や間食に取り入れることで血糖値の急激な上昇を抑えることができるというわけです。
例えば同じコメでも玄米は白米よりもGI値が低く、白米を玄米に変えるだけで血糖値の上がり方が少し緩やかになるはずです。
白米のGI値 : 85
玄米のGI値 : 56
同じ野菜でも芋類や豆類は比較的GI値は高めですが、きのこ類やナッツ類はGI値が低い食品として注目されています。
一般的に食物繊維を多く含む食品が好ましいでしょうね。海藻類も食物繊維が豊富です。
食物繊維以外では、長いもやオクラのようなネバネバ成分を含む食品も血糖値の急激な上昇を抑える作用があるので有効です。
長いもは決してGI値が低いとはいえませんが、ネバネバ成分を多く含むため逆に効果のある食品とされていて、GI値が全てでもない例だと言えます。
長いものGI値 : 65
オクラのGI値 : 28
また、果物もおすすめです。甘いイメージが強いのでGI値が高そうに思えるかもしれませんが、特にブドウ糖よりも果糖を多く含む果物のGI値は低めです(果糖は血糖値に影響しない)
りんごは果糖が多いのでGI値は低く、またカリウムやペクチン(食物繊維)も多く含まれているので優秀です。
果糖よりもブドウ糖の多いバナナは、リンゴと比べると若干GI値は高くなりますが、見た目のGI値以上に豊富な食物繊維や善玉菌のエサとなるオリゴ糖による恩恵が大きく、腸内環境を整える食品として優秀です(だからといって食べ過ぎはもちろんダメ)
りんごのGI値 : 39
バナナのGI値 : 55
意外なところで酢やオリーブオイルの使用も血糖値の上昇を抑える工夫です。
酢は体内でクエン酸となり糖質の代謝を活発化し、オリーブオイルのオレイン酸にはインスリンの分泌を助ける作用があります。
ダイエットのためといって野菜にノンオイルを使用する方が健康に良いとは限らないのです。
最後に、トクホ(特定保健用食品)にも指定された難消化性デキストリンも紹介しておきましょう。
難消化性デキストリンとは、消化しにくいデンプンのことで、水溶性食物繊維の一種とも言われています。
デンプンはブドウ糖がたくさん結合したものなので、デンプンは体内で消化されると通常はブドウ糖にまで分解されます。
ところが難消化性デキストリンはブドウ糖にまで分解されないので血糖値を上げることはありません。
『【美容】 ダイエットに注目度高い「レジスタントスターチ」と「難消化性デキストリン」』 参照
補足ですが、早食いをしないことも重要なポイントです。
噛まずに飲みこむほど血糖値は上がりやすく食べ過ぎも招きやすくなりますからね。
よく噛んで食べることや、少量を複数回に分けて食べることは、血糖値の急上昇から回避する良い方法です。
食べたい物を我慢ばかりするのはストレスにもなりますから、少しでも賢く食べていきたいものですね。
関連記事
『【健康】 糖尿病最新事情(後編) 運動が糖尿病改善に有効なワケ』
『【健康】 <最新のニュースから> 歩行時間と糖尿病との関連について』
『【健康】 <最新のニュースから> カリウムが糖尿病患者に良い?』
『【健康】 「糖尿病」の入浴法① ~境界型糖尿病(予備軍)の場合~』
『【健康】 「糖尿病」の入浴法② ~糖尿病患者の場合~』
【健康】 高齢者をお風呂に入れるとき最優先して注意すること
高齢者の入浴を介助するとき、気をつけなければいけないことの中でも最優先して注意することは、ズバリ
「転倒の防止」 です。
浴室で転倒 >>> 骨折 >>> 寝たきり
このような展開は避けなければなりません。
介護技術がなくても自分でできることは結構あります。
例えば浴室に手すりを用意して支える。それも浴室の出入り口につけると便利です。
イスも介護用のイスにしてみたり、床や浴槽内には滑り止めをすることも有効です。
特に足元が滑りやすいと危ないので、こまめに掃除をしたり、入浴前には床が濡れていたり滑りやすくなっていないか確認するようにしましょう。
また、意外にも、介助する自分が転んでしまうなんてことがないように十分気をつけなければなりません。
さて。
転ぶのはなにも物理的な要因ばかりではありません。
血圧の急激な変化によって倒れてしまうことも高齢者にはよくあることです。
入浴前は必ず健康に問題がないか確認しましょう。
特に血圧のチェックは欠かせません。
入浴前からすでに上の血圧が高い(160以上)場合や低い(100以下)場合は要注意です。
また、入浴前にコップ1杯の水分補給をすることも脱水状態や血圧の急上昇の予防になります。
入浴の介助はなにかと大変だとは思います。
しかし高齢者は思うように体を動かせないこともあるので、慌てさせないようゆっくりと付き合ってあげましょう。
大切なのは思いやりです。