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2017年06月

【入浴】 「腹部膨満感」の入浴法 ~腸内ガスの排出を促す~


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◆主な原因は腸内ガスによる鼓脹◆


腹部膨満感というのは、お腹が張っていると感じること。

お腹を膨らます原因は主に6つ。ガス、便、脂肪、腹水、腫瘍、そして妊娠によるものが考えられます。

この中でも多いのはガスによるもので、ここで言うガスとは腸内ガスのことであり、口から飲み込まれた空気や、食べた物が腸内で消化された時に発生するガスが溜まった状態を指します。
通常は腸管内のガスは腸壁から吸収されたり、ゲップやおなら排泄されますが、これらの働きが機能せずにお腹が張ることを専門用語で「鼓脹」と言います。

鼓腸は腸管内にガスが貯留する腸内ガスの他に、腸管外(腹腔)にガスがたまることで生じることもありますが、これは「気腹」といって鼓腸と分けて考えることもでき、気腹の場合は消化管穿孔など迅速な対応が必要な疾患になりますのでここでは除外します。

鼓脹の原因は主に空気の取り込み過ぎや腸のぜん動運動および排泄機能の低下によるもので、目に見える病気はないにもかかわらず鼓脹になる症状を「機能性胃腸障害」と呼びます

機能性胃腸障害とは、呑気症機能性ディスペプシア過敏性腸症候群などの総称です。

呑気症・・・食事や会話の時に無意識に大量の空気を飲み込んでいる状態
機能性ディスペプシア・・・器質的な異常が認められない(臓器や組織に病理的な問題が見つからない)が胃の不快症状がある状態
過敏性腸症候群・・・器質的な異常が認められないが腸のぜん動運動が機能せずに下痢や便秘またはガスがたまる状態



◆入浴法◆


機能性胃腸障害に共通する原因としてストレスがあります。

よって、入浴の目的はストレスの緩和消化活動の促進です。

どちらも交感神経の興奮を鎮め、副交感神経を高めることがポイント。

そのため、お湯の温度は38~40℃入浴時間は15分~20分が目安としましょう。

42℃以上のお湯は交感神経を刺激してしまうのでぬるめにします。
また、お腹の冷えは腸の活動が低下する原因になりますので、入浴時間はしっかり温まる15分~20分にします。
例えば40℃のお湯に15分間浸かると体温が1℃上がると考えられています(個人差あり)

お腹を温めることは腸の活動を高めるとして、病院などでは腹部膨満感に対する看護手段となっています。

半身浴にする場合はもう少し長めに入浴しても良いでしょう。


なお、入浴における注意点として、食後は1時間以上空けてから入浴して下さい

食後は消化活動を促進するために胃腸に血液が集まります。食後すぐに入浴すると、血液が手足など全身に拡散されるので胃腸に十分な血液が行かず、消化活動の妨げとなる原因になります。


以上、腹部膨満感の入浴法といっても、症状が鼓脹(腸管内にガスが貯留した状態)である場合に限って言及しています。
腹水腫瘍による膨満感の場合は重篤な疾患によることがありますので、医療機関を受診して下さい。

お腹の張りが鼓脹によるものかどうかを判断する目安として、お腹を叩いてみてポンポンと乾いた音がするようなら鼓脹(ガス)によるものである可能性が高くなります。



◆おすすめのアロマバス◆


その腹部膨満感が機能性胃腸障害(呑気症、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群など)によるものとすれば、ブレンドする精油にはストレスを緩和する作用のあるものが絶対必要となります。

そこに消化活動を促進する精油、体を温める精油などを症状に応じてブレンドしましょう。


●ラベンダー
リラックス効果の高い精油。鎮痛作用もあるので、お腹の張りによる痛みを軽減する効果も期待できる。

●ジンジャー
腸内ガスを排出する精油。カルダモンやクローブも腸内ガスに対するケアには向いている精油ですが、バスソルトの相性も良いジンジャーがお勧め。体を温める作用も強い。

●オレンジ・スイート
消化活動を助ける。体を温める。リラックス効果が高く安眠作用があるなど、膨満感には嬉しい作用が多くあるので使用しやすい。どの精油とも相性が良いのも◎。


アロマバスの例


腸内ガスの貯留が強い場合
 エプソムソルト(天然塩でも可) 大さじ2
 ジンジャー 2滴
 ラベンダー 3滴

(腸内ガスの排出を促し、体を温めて消化活動を助ける)
※妊娠中・敏感肌の使用は控えましょう。


膨満感により寝付きが悪い場合
 エプソムソルト(天然塩でも可) 大さじ2
 ラベンダー 2滴
 オレンジ・スイート 2滴

(副交感神経を高めながら消化活動を促進し、安眠効果をもたらす)
※妊娠中の使用は控えましょう。




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【健康】 ビタミンCには血管を強化する働きがある



ビタミンCといえば、なんとなく風邪予防に効果があるという印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

これはビタミンCが持つ抗酸化作用によるもので、細胞を活性酸素から守るわけですから風邪予防どころかがん予防にもなります。

また美肌に関心のある人はご存知かと思われますが、ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な成分なんですね。

この抗酸化作用とコラーゲンの生成促進作用により、紫外線によるシミの予防にもなるので、ビタミンCは「美肌ビタミン」とも言われています。


とまあ、ビタミンCの効果には免疫や美肌のイメージが大きいかと思われますが、実は血管を強くするという効果も見逃せません。

コラーゲンは、細胞と細胞の間隙を埋めるセメントのような物質で、皮膚ばかりでなく血管壁を形成するうえでもとても重要であり、ビタミンCはコラーゲンの生成に大きな役割を果たしているということは、ビタミンCが不足すると血管が脆くなるということになります。

ちなみにコラーゲンは骨にも多く含まれていて骨のしなやかさを保っています。しなやかさを失った骨は折れやすくなるので骨にとっても重要な存在です。

さて、血管が脆くなるとどうなるかと言いますと、血管が破れて皮下出血内臓出血を起こしやすくなってしまうことになります。

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実際のところ、血小板減少性紫斑病や眼底出血などには血管強化薬としてビタミンCが投与されることがあります。
コラーゲンのようなセメント様物質の生成を促進することで血管壁を強化すると考えられているからです。

つまり、ビタミンCは止血能力を高める働きもあることが分かります。

ちょっとしたことですぐに出血したりアザができたりする人は、ビタミンCを積極的に摂取してみてはいかがでしょうか?


 

【健康】 関節の「朝のこわばり」・・・朝になると痛みが強い理由



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関節性リウマチ
変形性膝関節症など、関節痛にみられる症状の特徴として多いのは「朝のこわばり」です。

夜中寝ている時から朝にかけて、または朝起きたばかりの時間帯に、痛みや腫れがあったり動かしにくい状態になることが多いと言われています。

日中に活動していると徐々に楽に動かせるようになっていくのも特徴のひとつで、「朝」と「日中(または夜)」とではこわばり方に違いがあるのには理由があります。


その理由の一つに「水腫」があります。

関節の関節液が溜まることで腫れたりこわばったりすると考えられているんですね。

寝ている間に溜まった水が「朝のこわばり」の原因となり、日中に活動していると楽になってくるのは、血流が良くなることで溜まっていた水が血流と共に流れていき、そのために徐々に腫れが引いていくというわけです。


関節痛の疾患をお持ちの方は「そんなことぐらい知っているよ」と思われるかもしれません。
わざわざここで言う必要もないでしょう。

しかし、関節痛の疾患を経験していない人にはそれが分かりません。

 

最近なぜか手や足などが痛み出したり、朝になると特に酷くこわばるという症状があるのに、その原因が関節ではなく筋肉か骨だろうと勘違いしてしまう人も多いのではないでしょうか?

「朝のこわばり」があるようなら一度医療機関を受診してみることをお勧めします。関節性リウマチの初期症状だったということもありえるからです。

反対に、朝と夜とでは痛みやこわばりに違いがない場合は、それは関節の疾患ではない可能性が高くなりますね。



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【健康】 幸せホルモン「セロトニン」を最も手軽に増やす方法は〇〇〇


不足するとうつ病の原因にもなるとして注目されているセロトニン

不足すると怒りっぽくなったりイライラする一方、すぐくよくよしたり落ち込んだりするなど感情が不安定になりやすくなるため、セロトニンの不足は神経細胞間での伝達が悪くなっていることを意味します。

そのため、現代のストレス社会において、このセロトニンの役割は精神面にとても大きな影響力があると考えられています。

心を安定させるには、セロトニンをいかにして不足させないようにするかが問題です。


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セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質で、心のバランスを整える作用があります。

必須アミノ酸の一つであるトリプトファンが体内で代謝される過程でセロトニンが生成されるということが分かっていますが、いかにしてセロトニンを効率よく生成させるかが気になるところです。


運動や食事、スキンシップの工夫により、セロトニンが増やせる方法はこれまでにいろいろ解明されてきましたが、おそらく最も手軽な方法だと思われるのが「太陽の光を浴びる」というものです。

太陽の光を浴びるとセロトニンの分泌が促進されることが分かっています。

とりわけの日光浴が一番良いと考えられます。それには2つの理由があって、ひとつは太陽の角度が低く、紫外線による悪影響が抑えられるからです(正午前後が最も紫外線量が多い)

もうひとつは、朝に太陽光を浴びることで体内時計がリセットさせるからです。
また、セロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンの前駆体、つまりメラトニンの材料になることも分かっており、朝に太陽光を浴びることで夜のメラトニンの分泌も活性化され、質の良い睡眠に繋がるという効果が期待されます。


もうひとつ番外で太陽光を浴びることのメリットとして、体内でビタミンDが生成させることも見逃せませんね。

ビタミンDはカルシウムの働きを助けるだけでなく、最近では免疫力を高める作用も注目されています。


朝起きたら太陽の光を浴びる。目安は30分間ほどです。

30分というと長いような気がするかもしれませんが、なにも外へ出て日光浴をする必要があるわけでなく、部屋のカーテンを開けて外の光を取り入れるだけで良いわけですから、セロトニンを増やすのにこれほど簡単な方法は他にないのではないでしょうか?


 

【健康】 「うつ病患者を励ましてはいけない」というのは間違い?


メンタルヘルスの常識の一つに「うつ病患者を励ましてはいけない」というのがあります。
 
今では多くの人が認識していることですが、実はこの常識。専門家たちに言わせてみれば間違っているようです

正確には、この言葉の持つ意味が間違って解釈されたまま独り歩きしているということらしい。

「うつ病患者を励ましてはいけない」 の真意は、元々は「むやみに叱咤激励するものではない」という意味だったというわけなんですよ。


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うつ病患者は真面目で責任感のある人が多く、自分自身を責めたり自分を追い詰めてきているような状態なので、そこへ「もっとしっかり頑張れよ」「元気出して!」という叱咤激励の意味を込めた言葉をかけるのはさらに追い詰めることになり逆効果です。

「もうこれ以上頑張れない」あるいは「元気を出したいけど出せない」というのがうつ病だからです。

そのような場合には「無理せずに休めばいいよ」「大丈夫ですよ」というような負担を軽くしたり安心させるような励まし方をするのが望ましいとされています。

つまり本来は「励ましてはいけない」のではなくて「叱咤激励するような励まし方がいけない」という意味だったものが、一律に「励ましてはいけない」という風に誤解されて認識されるようになったということなんですね。
 
・・・ということで「うつ病患者は励ましてはいけない」というのは半分は本当で、半分は間違いだったということが言えるかと思います。



ただし・・・ただしですよ。うつ病患者といっても症状の程度には個人差があったり、症状のタイプに違いがあったりと人によって様々です。

「無理せずに休めばいいよ」「大丈夫ですよ」というような言葉でさえも、場合によっては「ああ、気を遣わせてしまったな」と悪く捉えてしまうこともあるのがうつ病の複雑なところです。

これは、言葉そのものに意識がいっているわけではなくて、言葉がけをしてくる人の気持ちに意識がいっているからであり、自分がどう思われているかが敏感なまでに気になり、かけてもらった言葉の真意を感じ取ってしまうようです。

いくら優しい言葉をかけたとしても、その言葉の裏に隠された「なんとかしてあげたい」という気持ちを感じ取ってしまい、「ああ、気を遣わせてしまったな」と負担に感じてしまうこともあるということです。

このような場合は、無理になんとかしてあげようとせずに、そっとしておいてあげることも方法の一つのようです。

といっても放っておくのではなく、温かく見守ってあげるということ。
傍にいて、決して「独りではない」という状況を作り、相手が何かを求めてきた時には話を聞いて共感してあげることが大事なようです。

なにか上手な言葉をかけられなくてもいいんです。言葉よりも寄り添う

それが何よりも大切なのではないでしょうか。

 

【健康】 健康になりたければ肉も食べるべき


近年、健康の観点から長らく悪者扱いされていたフシのある「肉食」。

これまで私たちは「発がん物質がある」「腎機能を低下させる」「血液がドロドロになって動脈硬化を招く」などという理由から、様々な疾患を発病するリスクが高くなるという風に聞いてきました。
特に肉の脂、つまり飽和脂肪酸に対するマイナスイメージは強く、健康志向の人には避けられている印象があります。


ところが最近では肉食の良さが見直されている傾向が出てきました。

というのは、肉食が健康に与える良い点が次々と報告されているからです。
どうやら風向きが少し変わったような気がします。


確かに、栄養学の観点からも肉の栄養は注目に値することが分かります。

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◆タンパク質


「肉」といえば豊富なタンパク質ですよね。タンパク質と言えば筋肉や骨、血液の材料となる栄養素。

タンパク質は消化される過程でアミノ酸に分解されて腸から吸収されますが、このアミノ酸にはたくさんの種類がありまして、肉には人の体に必要なアミノ酸が揃っています。

もう少し詳しく言うと、アミノ酸の中でも体内で合成できないものを「必須アミノ酸」と言い、必須アミノ酸は体内で作り出すことができないので食べ物から摂取するしかありません。この必須アミノ酸は9種類ありまして、どれかが一つ欠けても筋肉や骨、血液が十分に合成できません。

私たちがよく食べる肉(豚、牛、鶏)には9種類全てが揃っているので、タンパク質を摂取するには理想の食品なんですね。


ただし、タンパク質は消化に時間がかかるため、これが「肉は消化に悪い」というイメージに繋がり、敬遠される要因になっているかもしれません。
しかし、よくよく考えてみますと、タンパク質を消化する消化酵素もまたタンパク質でできており、タンパク質を避けすぎると消化酵素が不十分となり、ますます消化力が低下する可能性だって考えることができるわけです。


◆脂質


肉が悪者にされる最大の理由は脂のせいかもしれません。

飽和脂肪酸はバターやラードを思い浮かべると分かりやすいですが、熱を加えないと液体になりません。常温の環境下では固まりやすいので、これが血液をドロドロにするとして敬遠されている要因ではないでしょうか。

ここで豚肉、牛肉、鶏肉に多い脂肪酸を見てみると、パルミチン酸ステアリン酸オレイン酸などが挙げられます。


パルミチン酸は飽和脂肪酸の一つですが、実は肌の健康には不可欠な栄養素なんですよ。

嘘だと思ったらその辺の化粧品やシャンプーなどの成分を見てみると良いですよ。最近ではパルミチン酸を配合した製品が増えてきているので見かける機会も多いのではないでしょうか。

パルミチン酸が肌の健康に良いとされる理由は、ビタミンAを安定させる働きにあるといえます。

ビタミンAは皮膚や粘膜を強くする脂溶性のビタミンで、パルチミン酸と一緒に摂取することで効率よく吸収されるだけでなく、肌の健康にしっかりと働いてくれるようになります。例えば皮膚のターンオーバーが正常化されたり、過剰な皮脂を抑制したり、シワの予防に効果が期待できます。

しかも肉にはビタミンAも豊富に含まれていますから一石二鳥なわけですよ。

また、パルミチン酸には抗酸化作用もあるので、動脈硬化の予防にもなるというから驚きです。まるで肉の持つイメージと反対です。


そしてステアリン酸ですが、これまた抗酸化作用があり、動脈硬化の予防に役立つと考えられています。

事実、肉食による脳卒中の発症リスクは高くなるどころか、反対に低下するということが最近の研究結果で分かってきたようです(ただし心筋梗塞のリスクは高まるという研究報告もある)

逆に安全だと思われてきた植物油であるリノール酸は、実は酸化しやすく、これが動脈硬化やアレルギーの原因となると指摘されるようになってきました。

さらにステアリン酸にはLDLを減らし、HDLを増やすことも確認されています
今後は肉によるコレステロールへの影響も見直されるかもしれません。


さて。パルミチン酸とステアリン酸は飽和脂肪酸ですが、オレイン酸は不飽和脂肪酸です。しかもオレイン酸と言えばオリーブ油の主成分でもあります。・・・と、こう聞くとなんとなく肉の持つイメージも変わってきませんか?


◆ビタミン・ミネラル


肉の栄養素で意外と認知されていないのがビタミンやミネラルも豊富に含まれていること。

ビタミンは先述のAの他にも、B群、Eなどが豊富です。

ビタミンB群は代謝に必要不可欠なビタミンであり、消化を助けたり疲労回復を促進します。

ビタミンEは脂溶性のビタミンで抗酸化作用が強く、細胞を覆っている細胞膜に取りつき、細胞が活性酸素によってがん化しないように守っています。

ビタミンCも抗酸化作用を持っていますが、ビタミンCは水溶性なのでビタミンEと同じ真似はできません(溶けてしまうから)


肉のミネラルでは鉄分が豊富。

鉄分は血液のヘモグロビンを増やして酸素を体の隅々まで行き渡らせるために必要な成分で、鉄分が不足すると貧血になります
脳が貧血を起こせば立ちくらみ、心臓が貧血になれば動悸や息切れ、筋肉の細胞が貧血になれば疲れやすくなります。

鉄分はほうれん草やひじきなど植物性の食品でも豊富に摂取できるのですが、同じ鉄分でも違いがあるため(ヘム鉄と非ヘム鉄)肉ほど吸収されません。つまり、吸収率の高いヘム鉄を多く含む肉類は貧血予防に最適な食品と言えるわけです。



このように、肉食にもいろいろと見直されて然るべき要素がたくさんあるわけで、そう考えると食卓から肉を除け者にするのは不自然だというものです。

日本人の平均寿命が長くなったのは、「和食がヘルシーだから」というよりも、そこへ「欧米の食文化が加わったから」だとも考えられますよね。

もちろん、肉食ばかりに偏ることは健康によろしくありませんが「健康になりたければ肉も食べるべき」と言えるのではないでしょうか。





 

【健康】 お勧めのアロマバス 疲れてやる気が出ない時


5月や6月といえば、なにかと気分がのらないことの多い時期ですよね。

仕事で疲れている時は特に物事に無関心になりがちになりますが、気分をアップさせるために精油の力を借りましょう。

気分を高める精油はたくさんありますが、落ち着きがない時も落ち着きたい時もどちらにも効果が期待できるベルガモットがお勧めです。

もし更年期で女性ホルモンのバランスが乱れているために気分が沈んでいるような場合には、イランイランをブレンドして気分を高めましょう。


ブレンドレシピ

 ベルガモット 4滴
 イランイラン 2滴



イランイランは香りの好き嫌いの分かれる精油ですが、抵抗さえなければ 38~40℃のお湯に15分~20分浸かってリラックスしましょう。
精油の香りでリフレッシュするだけでなく、就寝前の1~2時間前に入浴して、しっかり快眠へと繋げることで疲れが取れますよ。

 

【健康】 6月7日は「緑内障を考える日」

 
6月7日「緑内障を考える日」なんですってね。ご存知でした?
 
なんでも「6(りょく)7(ない)」という語呂から6月7日に制定されたようですが、緑内障の何を考えるんでしょうかね?


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ところで緑内障のこと、どれだけ認知されているのでしょか?
 
意外と知られていないような気もしますが、失明の原因の第1位の疾患だということで、今は緑内障と関係がないという人でも無関心ではいられないはずの疾患です。
 
国内では40歳以上の20人に1人が緑内障であると言われていますが、自分が緑内障だと気付いていない「隠れ緑内障」はかなりいると考えられています。
 
それには理由があって、緑内障の特徴として高い眼圧が視神経を圧迫して障害をおこすことが挙げられますが、実は日本人の緑内障患者の多くは眼圧が正常値であるために見過ごされやすいからです。つまり、眼圧検査で「異常なし」と判定されても緑内障を発症している可能性があるということです。
 
普通の人であれば正常値な眼圧でも、緑内障の人にとっては高いというわけですね。
ですから、緑内障を診断するには眼圧検査だけでなく眼底検査、視野検査も必要になります。
 
 
さて、そんな失明の恐れもある緑内障ですが、少しでも早期発見するために覚えておいた方が良いのが自覚症状。
典型的なのは視野の一部が見えなくなる視野欠損だそうです。
 
視野の一部が見えないことに気が付けば緑内障を疑う必要があるということですが、困ったことに私たちは両眼で物を見ていますから、片方の目に視野の異常があっても、もう片方の目が補ってしまうので視野の異常になかなか気付かないという問題があります。
 
しかも一度失われた視野は元に戻らないというからたちが悪い。
 
そういうわけで、結局は眼科健診を受けるのが一番の予防策になると思われます。
 
 
ということで・・・
要は定期的に眼科検診を受けてもらう契機として「緑内障を考える日」があるんでしょうね。

 
 
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