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2016年01月

【健康】 これで高血圧が改善!生活習慣を見直す6つの項目

毎日の朝食はリンゴの、どうもSHIBAです。
 
リンゴは血圧を上げないためにお勧めですよ。
 
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高血圧でも軽いうちはほとんど何の症状もあらわれないので、つい放置しがち。
 
でも高血圧はご存知のとおり、血管に動脈硬化が生じ、脳卒中や心筋梗塞などのリスク要因になりますから、しっかりと管理したいものですね。
 
 
では血圧が高い人にとって、どれだけ下げればよいのか。降圧目標値ですね。
 
一般的には成人で上の血圧が140mmHg未満、下の血圧が90mmHg未満とされています。
 
ただし、これは診療室血圧といって医療施設で測った場合。
 
家庭などのリラックスした状態で測った血圧よりもやや高めになりやすいもの。
 
なので、家庭で測った場合(家庭血圧)は上が135mmHg未満、下が85mmHg 未満を目標値としています。
 
成人の目標値
 診療室血圧 140/90mmHg未満
 家庭血圧  135/85mmHg未満
 
※後期高齢者、糖尿病患者、CKD患者、脳血管障害患者、冠動脈疾患患者にはまた別のそれぞれの目標値があります。
 

さて、降圧の治療では患者を低リスク、中等リスク、高リスクの3群に分類されて、それぞれに応じて指導や治療が行われますが、いずれにしても先だって生活習慣の見直し(修正)が行われます。
 
具体的に指導される生活習慣の修正項目は以下の6つです。
 

1.減塩
 
塩分の摂取と血圧は大きな関係性があるのは言うまでもありませんよね。
で、その減塩目標ですが、1日の摂取量は6g未満とされています。
 
塩6gとはどのくらいか?の目安ですが、ティースプーンで1杯分だと思って下さい。
コーヒーや紅茶に砂糖を入れる感覚かな。
 
1日に6gということは、1日3食だとすると1食あたり2gですからね。結構しんどい。
 
 
 
2.野菜、果物、脂質
 
食生活の改善は基本ですよ。
 
意識して行うことは
 
 ●野菜・果物を積極的に摂ること。カリウムも多いですし。
 ●コレステロールや飽和脂肪酸の摂り過ぎに注意する。
 ●魚(魚油)を積極的に摂ること。血圧を下げる効果が期待されています。
 
の3つです。
 
 
 
3.減量
 
BMI25未満が目標値。
肥満の人は高脂血症や糖尿病などの頻度も高く、高血圧の原因になります。
 
 
 
4.運動
 
心血管病のない高血圧患者が対象で、有酸素運動を中心に定期的に(毎日30分以上を目標に)行う。
 
 
 
5.節酒
 
お酒をよく飲む人は高血圧が多いことが分かっています。
エタノールで男性20~30mL/日以下、女性10~20mL/日以下が目標値です。
 
 
 
6.禁煙
 
タバコは交感神経を刺激して血圧を上げたり、活性酸素により動脈硬化を進行させてしまうことなど喫煙は良いことなど何もありません。
 
受動喫煙の防止も含めて回避しましょう。
 
 
 
これでも改善されないと降圧薬を用いた薬物療法が開始されることになっています。
 
僕個人的には、ストレスを溜めないことが一番かな?と思ったりしています。
 
時にはアラピアで好きなモノを食べて(生活指導には反しますがたまにはね)、お風呂に入ってリラックスして。笑って歌って遊んで休んで・・・
 
 
ぜひ自分でできることは自分で改善しましょうね。

 

(SHIBA)

【健康】 やってみよう!「大腸がん」の危険度チェック!


自分の大腸がん罹患リスクがどのくらいか関心がありますでしょうか。

がん検診を受けるのが一番良いわけですが、国立がん研究センターのホームページでも自分でチェックができますよ。

http://epi.ncc.go.jp/riskcheck/crc/

国立がん研究センター 大腸がんチェック

ちなみに僕の大腸がんリスクは平均並みでした、どうもSHIBAです。

ただこのチェック。ちょっと簡易的すぎる気もしますが、それにしても何故か男性仕様になっていますね・・・



ところで日本人に多いがんは何かご存知でしょうか?(この流れなら大腸がんだろうが!)

日本のがん統計は、罹患データは4~5年、死亡データは1~2年遅れて公表されています。

だもんで、2015年はどうだったか?というのは予測データになってしまいますが、
国立がん研究センターが発表しているがんの罹患数、死亡数の統計によりますと、


罹患数(新たにがんを罹患した人数)
 1位 大腸
 2位 肺
 3位 胃

死亡数
 1位 肺
 2位 大腸
 3位 胃


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(画像はがんの罹患数 クリックすると拡大します)

http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150428.html
国立がん研究センター 「2015年のがん罹患数、死亡数予測」


2014年の罹患数では3位だった大腸がんが肺と胃を抜きトップに。また、死亡数では3位だった大腸がんが胃を抜いて2位になっております。

このことからも、日本では大腸がんの増加が著しいことが分かりますね。

大腸がんは結腸がん直腸がんとに大別されますが、どちらも増加している傾向にあります。
危険因子も類似しているとのことで、それ故に近年、大腸がんが増えている理由は何なのか?という考察が盛んに行われています。


最も多い見解は食の欧米化

脂肪や肉類の高摂取が危険因子として考えられています。
なかでも特に赤肉。これは科学的にというよりも、大腸がんの世界分布が肉の消費量と正相関にあるという事実関係に基づいています。

しかも、日本人には肉食文化の歴史がなかったので、肉を消化・吸収する能力が相対的に弱いのかもしれません。


まあ、大腸がんの危険因子は赤肉だけではありません。

以下の5つが大腸がんの危険因子の代表として考えられています。



1.40歳以上で高身長・肥満

加齢高身長肥満は危険因子になるようです。

加齢や高身長は仕方がないにしても、肥満は努力次第で回避できます。

男性のBMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))で27、女性では25を超える方は危険に該当するとのこと。


2.赤肉・加工肉(ハム・ソーセージ等)

赤肉による大腸がんリスク上昇のメカニズムは、動物性脂肪の消化における二次胆汁酸、ヘム鉄による酸化作用、内因性ニトロソ化合物の腸内における生成、調理の過程で生成される焦げた部分に含まれるヘテロサイクリックアミン(発がん物質)等の作用が指摘されてきました(国立がん研究センターより)

加工肉と大腸がんの直接な関係は日本では認められていないかもしれませんが、
赤肉における大腸がんのリスク作用は肉全体に言えることらしいので無関係とは言えないのかもしれません。

昨年WHOが加工肉と大腸がんの関係を指摘してちょっとした社会問題になったのも記憶に新しいですね。


3.飲酒

飲酒は大腸がんとの直接的な因果関係は解明されていないものの、
これまでの調査結果から確実な危険因子として考えられています。

http://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/792.html
国立がん研究センター 研究グループ 飲酒と大腸がんの関係


しかも日本人は欧米人と比べてアルコールの分解が苦手な体質です。

欧米人と日本人の飲酒におけるリスクの違いを調べた研究によると、
例えば欧米人は1日に日本酒2合以上摂取する人の結腸がんのリスクは飲まない人の1.2倍であったのに対し、
日本人のそれは2倍以上だったそうです。

ちなみに、日本人の場合、飲酒による大腸がんのリスクは一日に日本酒を
1合で1.4倍、2合で2.0倍、3合で2.2倍、4合で約3倍となっているそうです。


4.喫煙

喫煙と大腸がんの直接な因果関係は分かっていませんが、大腸がんの発生率は高くなることが分かっています。

タバコの煙が腸に届くことはありませんが、タバコに含まれる多くの発がん性物質がのどや気管、肺以外に大腸の粘膜からも検出されることが分かっています。


5.遺伝

直系の親族に家族性大腸腺腫症遺伝性非ポリポーシス性大腸がんにかかった人がいることは、大腸がんの危険因子とされています。

腺腫とはポリープの一種。家族性大腸腺腫症とは無数のポリープができる症状で、その中から大腸がんが発生します。



では次に予防要因を・・・


予防1.食物繊維

食生活において、食物繊維にんにく牛乳果物カルシウムは予防要因となりうる可能性が高いと考えられています。

特に食物繊維は大腸がんの予防に期待されています。

その理由は2つ。

ひとつは、食物繊維は腸内細菌のエサであること。食物繊維が分解、代謝されると短鎖脂肪酸が生成されますが、これにより腸内のpHが下がり酸性に傾きます。

善玉菌は酸性を好み、悪玉菌はアルカリ性を好む習性があるので、食物繊維は単に善玉菌のエサになるだけでなく、善玉菌にとって活性化しやすい環境(酸性)を作りだしていることになります。

もうひとつの理由は、食物繊維はご存知のとおりお通じの味方。

難消化性なので腸内の便を絡めとり排泄されることで便秘解消に役立ちます。

この2つの理由により、食物繊維には腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを改善し大腸がんのリスクを下げる可能性があります


予防2.運動

運動は大腸がんのリスクを下げる確実な要因とされています。
肥満は危険因子ですしね。

特にデスクワークなどで座っている時間の多い人は要注意。
座っている時間が多いと便秘にもなりやすいです。

便秘と大腸がんは関係がないという研究報告もありますが、
どちらも腸内環境の改善で予防につながるという意味では関係ありますよね。


予防3.非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDS)

(解熱)鎮痛薬のこと。

アスピリンなどのNSAIDSを常用している人では、大腸がんのリスクが低下することが明らかになっています。

そのためNSAIDSとがん予防の関係についての研究が進んでいます。

ただし今のところ、これを予防方法として用いていくことの是非については確立されていません。


(SHIBA)
 

【健康】 寒い日に気をつける病気・事故をまとめてみた


いやぁ、寒波に大雪で今日も寒いですね。
 
本日1月25日は「日本最低気温の日」なんですってね、どうもSHIBAです。
 
明治35年の今日、北海道旭川市で気温マイナス41℃という日本観測史上で最も寒い日を記録したそうですよ。
 
ん~。なんか納得。
 

これだけ寒いと健康面においてもいろいろ気を付けなければいけないことがありますね。
 
いい機会なので、ちょいと寒さ厳しい冬に注意しなければならない病気や事故についてまとめてみました。


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●かぜ・インフルエンザ

 
冬の体調管理の基本ともいえるのが、万病の元であるかぜの予防。
 
自己管理においてポイントとなるのは
 
外部要因・・・感染を防ぐ対策
内部要因・・・免疫力を高める対策
 

感染を防ぐ対策とは具体的には、手洗い、うがい、マスクなどが該当します。
 
免疫力を高める対策は以下の5つ
 
保温
保湿
水分補給
栄養補給
安静(睡眠)
 
当たり前のことばかりですが、体調を崩す人の原因の大半は自己管理の油断によるもの。
無茶な生活は控えましょう。
 

 

●乾燥肌
 

ご存知のとおり、空気が乾燥すると皮膚が乾燥し、かゆみの原因となります。。
 
冬の入浴も、入浴法を間違えると乾燥肌を助長してしまうので注意しましょう。
 
 
 
また、乾燥しやすいのは肌ばかりではありません。
 
鼻も乾燥しやすいんです。「ドライノーズ」といって、鼻の粘膜が乾燥してしまう症状です。
 
鼻の粘膜には外からの異物やウイルスなどの侵入を防ぐ機能がありますから、
乾燥によってこの機能が低下するとかぜやインフルエンザのリスクが高くなります。
 
「鼻の中がムズムズする」「鼻をかむと鼻血が出る」などの症状に心当たりがある人は要注意。
 
ぜひ室内の湿度を高く保つよう心がけましょう(目安は40%以上)
 

●高血圧
 

冬の寒さは血管を収縮させて、血圧を上げます。
 
暖かい場所から寒い場所へ移動した時は、急激に血圧が上がりやすいので特に注意が必要です。
室内から外へ出る時ばかりでなく、浴場やトイレへ行く時も気温差に注意しましょう。
 
高血圧は狭心症心筋梗塞などの心疾患を起こす原因となります。
 
 


●入浴中の事故
 

冬季に多い入浴中の事故。主に血圧の乱高下によるヒートショック現象が原因です。
 
ヒートショック現象とは、失神や心筋梗塞などを起こしかねないとても危険な現象です。
 
脱衣場や浴室を暖かくし、入浴前に水分補給を行うことが重要になります。
 
 
 
●凍結による転倒事故

 
外出時の用心といえばこれ。
路面の凍結よる転倒から骨折、それがきっかけで寝たきりになってしまう人も多いと聞きます。
冷え込んだ朝は警戒したいものです。
 
また、指先などの末梢部分はダメージを受けやすい ので、寒い地域では凍傷に注意する必要も。
 
 
 
●その他、冬季にありがちな症状

 
低温火傷・・・使い捨てカイロや湯たんぽ、電気カーペットでうっかり、なんてことがないよう気をつけましょう。
 
運動不足・・・寒いからといって閉じこもりがちになると、太るばかりでなく免疫力の低下につながりますし、血行も悪くなりますよ。
 
冷え性・・・冷え性は夏でも起こりますが、寒い時期は特に辛いもの。自律神経を整えて血行促進に努めましょう。
 

(SHIBA)

 

【健康】 <最新のニュースから> 歩行時間と糖尿病との関連について


どうもSHIBAです。

「運動不足の人は毎日2時間以上歩いている人に比べて1.23倍糖尿病リスクが高い」

というニュースが今月の20日に流れました。


正確には「1日の歩行時間が20分未満の人は2時間以上の人に比べて糖尿病になるリスクが1.23倍高い」ということらしい。

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情報源は国立がん研究センター。

そこの研究グループが「歩行時間と糖尿病との関連」について発表したことによります。

http://epi.ncc.go.jp/jphc/index.html
国立がん研究センター 予防研究グループ


運動と糖尿病の関係はこれまでも示唆されてきたことですが、
このたびの報告によって具体的なリスクが数値で示されたことになります。


それにしても運動不足は糖尿病リスクが2割増しになるというのは、どうなんでしょう。
もっと高いものかと思っていましたから・・・


ただこれ。よく内容を見ると。

調査に参加した人数が26,488人となっていますが、この中には糖尿病だと認知されている人は含まれていないんですね。

で、この参加者たちに1日の歩行時間をアンケートで回答してもらい、
 ●30分未満
 ●30分~1時間
 ●1時間~2時間
 ●2時間以上
の4つのグループに分け、血糖値やヘモグロビンA1cを検査。

そこで初めて糖尿病だと判明した人がどれだけいたかの調査をしたという。

もう少し分かりやすく言うと、
参加者は全員、自分が糖尿病だとは思っていなかった。
しかし血液検査をすると実は糖尿病値だった。
という人が各グループにおいてどのくらいの割合で判明したのかを調べたということですね。


ということは、

糖尿病だと認知していない人ばかりの参加者において、「30分未満」と「2時間以上」で1.23倍の開きがあったというのは、やはり高い数値なのかもしれません。

運動不足は糖尿病リスクが高いというのは間違いなさそう。


さらによく見ると、

糖尿病リスクは「歩行時間30分未満」のグループ以外はほぼ同じなんですね(「30分~1時間」も「1時間~2時間」も「2時間以上」も糖尿病リスクはほぼ同じ)

つまり別に2時間以上も歩く必要はなくて、30分以上であればリスクは回避できることになります。

逆に、1日の歩行時間が30分にも満たない運動不足の人は「糖尿病リスクが高い」と自覚する必要があるということですね。


(SHIBA)

【健康】 にんにくは大腸がんを予防する

がん予防に有効性のある食べ物は何だと思いますか?
 
いろいろ意見があるとは思いますが、アメリカの国立がん研究所が発表している「がん予防に良い食べ物」では、にんにくをダントツの一位として位置付けています(ダントツの一位ておかしな日本語やな)
 
これはもう結構前から言われていることなので、にんにくががん予防に効果があるということは周知の事実として認知されていました。
 
ただ、分からないことも多く、今も研究が進められている段階だそうです。
 
かつての研究では、がんを抑制している成分はにおいの成分で強い殺菌力のあるアリシンだと考えられてきました。
 
 

現在ではその根拠はアリシンだけにとどまりません。
 
にんにくには、他にも殺菌・抗酸化作用のあるアリインや、発がんを抑制する硫化アリル(ジアリルスルフィド)などのイオウ化合物(含硫化合物ともいう) を複合的に含むため、とても抗酸化作用が強く、がん予防に強い期待がされているんです。
 

なかでも今一番注目されているのは「S-システイン」かもしれません。
 
S-システインもアリシンらと同じイオン化合物。
アリシンとの大きな違いは無臭であるということ。
そしてにんにくにしか存在しない成分だということ。
 
S-システインには、体内をパトロールしてがん細胞を攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる働きがあるようです。
 

 
そのためがんの予防、特に大腸がんの予防に効果があると考えられています。
 
また、S-システインには強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去するので、これまたがん予防の要素となっています。
 

S-システインは生にんにくを熟成させることで増大することが分かっていて、
黒くなるまで熟成させたものが「黒にんにく」です。

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マウスに生にんにくと黒にんにくを投与して、体内の活性酸素量を比較したところ、
生にんにくに比べて黒にんにくは16倍もの抗酸化力を示したという実験があるそうです。
 
熟成した黒にんにくではアリインやアリシンはほとんど含まれていないそうなので、
いかにS-システインの抗酸化力が強いか分かります。
 
しかも、S-システインは水溶性なので腸内で吸収されやすく、血液の中に入り活性酸素が悪玉コレステロールと結合するのを防ぎ、動脈硬化の予防も期待できるというから恐れ入ります。
 

・・・とはいえ。
 
このように、にんにくに大腸がんを予防する効果あるが示唆された学術文献はたくさんあるそうですが、
その作用機序まではどこまで明らかになっているのか定かではありません。
 
そのためか未だ健康食品の域を超えていないのが現状です。
 

僕の父親は直腸がん(大腸がんの一種)を経験していますので、僕も他人事ではないぞ。ということで黒にんにくをよく食べているんですが、どれだけの効果があるものか分かったものではありません。
 
いくら黒にんにくががんの抑制に効果があると分かっていても、どのくらいの量をどんなペースで食べるとどのくらいの効果があるかというのが全然解明されていないんですからね。
 
(と言いながらにんにくに頼る SHIBA)

【健康】 にんにくに含まれる成分「アリシン」が万能薬すぎる件


にんにくに含まれている成分「アリシン」が、疲労回復・免疫力UP・殺菌効果・コレステロール値の上昇抑制・血液サラサラ効果・食欲増進など、あまりに万能すぎる件について紹介します、どうもSHIBAです。

にんにくといえば、あの特有の匂いですが、あ・・・匂いではなく臭いかな?
皆さんはあの臭い大丈夫ですか?

僕はガーリック風味、つまり薬味や風味としては好きなんですが、生そのものの臭いはどうも好きになれませんねぇ。

しかしあの独特の臭いの成分こそ「アリシン」といって秘められたパワーを持っているんです。
「臭いから」という理由だけで避けるには、とてももったいない成分です。

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にんにくには「アリイン」というイオウを含む化合物が含まれていて、このアリインにも疲労回復効果や血液サラサラ効果が期待できる成分なのですが、切ったり加熱することによって細胞が分解されると臭い成分の「アリシン」に変化します

ちなみにアリインやアリシンなどのイオウ化合物(含硫化合物ともいう)は、にんにく以外にもねぎやニラなどにも含まれています。


で、アリシンの何が凄いって、もうね、このアリシン自体いろいろな健康作用があるのに、
条件によって次々と化学反応を起こし、アリルスルフィド類メチルアリルスルフィド類アホエンスコルジニンなどに変化して、さまざまなにんにくの機能を発揮しますからね。


アリルスルフィド類・・・抗がん作用 (がん予防)

メチルアリルスルフィド類・・・抗血栓作用 (動脈硬化予防)

スコルジニン・・・血行促進作用 (冷え性対策)

アホエン・・・抗酸化作用 (かぜ予防、疲労回復、動脈硬化予防、がん予防など)



これ以上踏み込むとキリがなくなるので今回はアリシンのお話しだけ・・・


にんにくといえばスタミナをイメージすることが多いと思いますが、これはアリシンが持つ疲労回復効果によるものです。

体力をつけるには肉やお米などエネルギー源となる栄養素を摂取する必要がありますが、
これら栄養素をエネルギーに変えるための代謝、つまり燃焼するためにはビタミンB群が不可欠です。

特に糖の代謝にはビタミンB1が重要になりますが、アリシンはこのビタミンB1の働きを活性化する作用があります。
というか、実際にはビタミンB1と結合して、アリチアミン(活性ビタミンB1)を生成しているんですね。

ビタミンB1は水溶性のビタミンのため水に溶けやすく失われやすいのに対し、両社が結合したアリチアミンは脂溶性で腸管や細胞で吸収されやすくビタミンB1の働きを持続させることができるようです。

ゆえにアリチアミンは、普通にビタミンB1を摂取するよりも、吸収率・疲労回復力に共に高い効果が期待できます

あの栄養ドリンクの「アリナミン」はこのアリチアミンを製造したものなんですよ。



また、にんにくは昔から薬味として利用されているように、強い殺菌力があるのも特徴です。

サルモネラ菌やチフス菌、コレラ菌をはじめとする病原菌、さらにはピロリ菌に対しても有効だという報告もあるので注目に値します。

ピロリ菌の持つ毒素は胃酸でも消滅しないほど強力なため、胃がんの原因とされるほど。それがにんにくのアリシンによって抑えられるんだから、いかにアリシンが強力なのか分かります。



そのためふだんから風邪予防などにはもってこいなにんにくですが、その強力さゆえ、食べ過ぎや胃が弱い方は生のにんにくを食べないように注意しなければなりません

ただ加熱すれば刺激が少し弱くなることが分かっておりますので、逆に胃腸の強い味方となります。

胃液の分泌を促し腸の働きも促進します

意外なことに便秘を解消する作用もあるから驚きです。
ヨーグルトや納豆のような発酵食品でもなく、食物繊維が多いわけでもないのに・・・です。
これはアリシンが腸の働きを活性化させるため。

にんにくには食欲増進効果もあるのはご存知かと思いますが、これはこれらの理由によるものです。

胃や腸はストレスの影響を受けやすいので、ストレスが影響して胃や腸の調子が悪くなりやすい人は意識してにんにくを食べるようにしてみるのも良いかもしれませんね。


ただし何度も言いますが食べ過ぎは禁物。
1日2~3片もあれば十分だそうですよ。


(他にもアリシンはコレステロール値や血糖値の上昇を抑えるという報告もあり、いったい何者なんだ SHIBA)

【なるほど漢方】 漢方薬と生薬の違い


「漢方薬」と「生薬」は同じようなものだと思われるかもしれません。
 
ところが実際は別物。
 
いくつかの「生薬」を組み合わせたものが「漢方薬」です。
 
料理名と食材の関係をイメージすると分かりやすいかも。料理名が漢方薬でその材料となるのが生薬というふうに。
 
麻黄湯(まおうとう)を例に挙げれば、構成している生薬は麻黄(まおう)・甘草(かんぞう)・杏仁(きょうにん)・桂皮(けいひ)の4種類があり、それぞれには役割があります(生薬が甘草のみの甘草湯のような単一成分の漢方薬もある)

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ただ、生薬は料理の食材と違ってあらかじめ加工されています。
 
薬効を持つ薬草などが「生薬」になりますが、そのまま直接薬になるわけではなく、乾燥させたり加熱したりすり潰したりして薬効成分を凝縮させてはじめて生薬となります。
 
生薬によっては同じ性質や薬効を持っているものがあり、それらを組み合わせることで効果を増強出来たり、逆に異なっているものを組み合わせれば抑制し合っったり欠点を補い合ったりします。
 
どのような組み合わせが最大限に効果を引き出し、また副作用を抑えられるか。長年に渡って試行錯誤し、築き上げられた組み合わせによって今の漢方薬があるという歴史があります
 
漢方薬の魅力は、この長い歴史が作り上げた絶妙な配合にあるといっても過言ではありません。

 
症状に対してピンポイントで効くのが西洋の薬。しかし、同じ薬効のある薬を併用すると効き過ぎて危険だったり、副作用に対処するため別の薬を併用したりしなければならないことがあります。
漢方薬では最初からそうならないように、いくつかの生薬がバランスよく配合されている点で違いがあります。
(ただし漢方薬には副作用がないわけではありません)
 
 
 
また、漢方薬は使われる生薬の種類は同じでも、分量が変わると違う漢方薬になることもあります
 
例えば桂枝湯(けいしとう)という漢方薬があります。メイン成分の桂枝が体を温める作用があり、体の弱い人のかぜ薬として用いられています。
その成分は、
 
【桂枝湯】
 桂枝4.0g
 芍薬4.0g
 大棗4.0g
 甘草2.0g
 生姜1.0g
 
ところが、この中の芍薬の量を2g増やしただけで、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)という胃腸薬になってしまうから面白い。
 
【桂枝芍薬湯】
 桂枝4.0g
 芍薬6.0g
 大棗4.0g
 甘草2.0g
 生姜1.0g
 
芍薬の持つ便秘や下痢などの腸の具合を整える作用が主体の胃腸薬という全く別の作用の薬となってしまうんですね。
 

まさに配合の妙ですね。
 

【なるほど漢方】 漢方と西洋医学、どちらが優秀なのか


漢方と西洋医学、どちらが優秀なのか気になったことはありませんか?
 
薬局やドラッグストアでは一般の市販薬と一緒に漢方薬も販売されています。
 
例えば風邪気味の場合、総合感冒薬と葛根湯、どちらを買おうか迷ったことがあるかもしれません。
 

ただ、一般的には町医者や病院は西洋医学に基づいて診察・治療を行っていますからね。
 
西洋医学は科学的、漢方は非科学的。だから西洋医学の方が信用できるというのが普通でしょうか。
 
ところが一概にそうとも言えないというのが現実のようです。
 
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西洋医学と漢方医学の診断法の比較で、おそらくここが大きく違うだろうと思われるのが「病名」にもとづいているか否かではないでしょうか。
 
西洋医学ではまず診察や検査をして病名を特定します。
血液検査や画像検査などのデータや数値をもとに病名を治すというのが西洋医学の特徴です。
 
漢方医学では病名ではなく、患者の「証」にもとづき治療します。
「証」とは患者の身体にあらわれている症状のこと。

 
例えばある患者の主訴が「胃が痛い」だったとします。
 
西洋医学では診察や検査によって、その病名が「胃炎」だということが判明すれば、炎症を抑える治療をおこなうことになりますよね。
 
ところが漢方医学では、胃だけでなく体全体の変化を診て判断します。その原因が仕事や人間関係などのストレスにあると判断すれば、元気の出る薬や胃腸が弱くなった体質を改善するための薬を処方することになるでしょう。
 
これは漢方に限らず東洋医学全般にいえる特徴で、人間の身体を構成する要素の全ては関連し合うという整体観念という考え方です。
 

それから西洋医学では、科学で説明できないものは苦手で診断が下せない場合があります。
 
しかし漢方医学では、科学では説明はつかないことでも「こういう場合はこうすれば良い」というのが長い歴史から経験則で分かっていて、まるで先人の知恵みたいなところがあります。
 

ひとつ面白い例を紹介しましょう。
 
風邪をこじらせたときに発熱する場合がありますよね。
 
こんな時、かつては決まって解熱作用のある薬を飲んだりしたものですが、今では「簡単には熱を下げない方が良い」というのが常識です。
 
これは免疫細胞がウイルスと闘うために、敢えて体温を上げているということが分かったため。
 
「体温が1℃下がると免疫力が30%下がる」と言われているように、免疫力が低下しないために自分に有利な環境を作る行為が発熱というわけです。
 
でもこれ。西洋医学ではずっと勘違いしていた事実があるという。
 

テレビでもおなじみの丁宗鐵(ていむねてつ)先生の著書に、こういう記述があります。
 
「西洋医学ではここを長らく誤認していた。ウイルスの感染で熱が出るんだから熱を下げればウイルス感染の一部は治まったことになるんだという誤認です。
漢方はそうではなくて、発熱反応を見ていると元気な人ほどひどい。年寄りはあんまり発熱反応がない。ここに注目した。昔はウイルスの存在が分かっていないから病邪とよびましたが、この病邪と体が闘っている、その闘いの度合いをあらわしているのが熱なんだと、だからそれを下げてはいけないと」(『丁先生、漢方って、おもしろいです。』丁宗鐵 著より)


 
どうです?
漢方の世界ではウイルスの存在や免疫のメカニズムを知っていたわけではないけれど、発熱は体調が回復するための現象だということが経験則で分かっていたということです。
 
だから風邪のひき始めに漢方薬(葛根湯など)を飲むと、熱が下がるどころか逆に熱が上がってしまって。何も知らない人だったらビックリするかもしれませんね。
でもこれ、もうお分かりかと思いますが、漢方薬では敢えて熱を上げて免疫力を高め、回復を早めるという狙いがあるわけで・・・
 

現在、医師が処方する薬でも、直接患部を治すための治療薬は西洋医学に基づいた薬を処方し、なおかつ副作用対策や体質改善に漢方薬を併せて処方する場合が増えてきているそうです。
 
西洋と漢方の薬。どちらが優秀かということを考えるより、お互いの良いところを組み合わせて使うのが理想的なのかもしれません。

 

【なるほど漢方】 漢方って中国の医学?


当館の大浴場において看板となっている漢方「励明薬湯」は、8種の生薬が配合された本物の薬湯です。
 
「漢方」を取り扱う施設としていたしまして、漢方の魅力を感じて頂きたいと考えています。
 

ところで「漢方」と聞いてどんなイメージを持たれますでしょうか。
「中国の民間療法でしょ」くらいのイメージでしょうかね。
 
そもそも「東洋医学」「中国医学」「漢方」、それぞれの違いを知らなければ理解できません。

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「東洋医学」というのは、東洋ですから中国や韓国・日本など東アジアで発展した医学全般を意味します。
 
ですから、中国医学も漢方も東洋医学に含まれます。「東洋医学」に対して「西洋医学」、という感じですね。
 

中国では、自国の伝統医学のことを「中医学」と呼んでいます。
その歴史は古く、東洋医学の原点と言えそうです。
 
日本の伝統医学も元々のルーツは中医学になります。
しかし私たちにとって一番身近な「漢方」は、実は日本独自の東洋医学です。
 
5~6世紀ごろ、中国から仏教など大陸文化が入ってきたときに医学も伝わったとされています。
そこから長い歴史を重ねて、日本独自の考え方が発展して形作られたのが「漢方」で、いま私たちが飲んでいるのが「漢方薬」です。
 
漢方薬の元になっている生薬は、約8割が中国由来のものだそうです。
それなのに中国には「漢方」や「漢方薬」という言葉はありません。面白いですね。
 
漢方は中医学の一部という考え方もできますが別物です。
ただ、「漢方」の「漢」は中国を意味するので暗に中国をリスペクトしているのかな?という気もしますね。
 

ちなみに日本では、漢方薬を処方できるのは西洋医学を学び国家資格をもつ医師に限られます
 
それに対し中国では、中国の伝統医学を学んだ「中医」と、西洋の医学を学んだ「西医」と2種類の医師資格が存在します。医学を教える大学も中医と西医、それぞれ別になっている点でも日本とは違います。
 
日本では西洋医学の知識もじゅうぶんでないと漢方を取り扱えないということからも、
漢方の方が中医学よりも信頼できるというのが個人的な感想です。

 

【健康】 かぜに負けない免疫力UPには「腸」と「睡眠」の関係が大事

例年より遅いインフルエンザの流行入りが発表されて、今が体調管理に気をつけなければいけない時期のピークになりました。体調管理はしっかりされていますでしょうか、どうもSHIBAです。

インフルエンザの予防対策としては、正しい手洗いを行うこと、人混みを避けること、湿度を保つこと、そしてワクチンの接種などがあります。

しかし僕が思うに、一番大事なのは免疫力のUPではないでしょうか。


ドラクエで例えると、味方が敵にやられないためには、やくそう(薬)を買い込んだり、洞窟(乾燥)を避けたり、防具(ワクチン)を装備したり、いろいろ手段はありますが、なにより自分自身のレベルアップでHPや各ステータスを上げること(免疫力UP)が一番大事ですよね(どんな例えや)

言うなれば、外部環境よりも内部環境が重要かと。

しかもインフルエンザウイルスはラスボスなみに強力な相手ですから。どんな有利な外部環境を整えても「いてつく波動」で無効化されるかもしれませんよ(笑)


ちなみに、いくら免疫力を高めても、インフルエンザにかかる場合があります。
インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルスのみで、その年に流行するウイルスの型に合った抗体を体内に持ち合わせていないと免疫力の高さとは関係なく感染してしまいます。
だからワクチンの存在が大きいわけですが、では免疫力を高めても無駄かというとそうではありません。

インフルエンザに感染すると体力が下がり免疫力が低下します。そうなると他の病原体の感染も許してしまいます。
重症化して最悪の場合は肺炎などを起こしかねません。
インフルエンザの診断が下ったときに、インフルエンザウイルスには効果の無いはずの抗生物質を投与することがあるのはそのためです。

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●睡眠は免疫力を高める


ということで、ふだんから免疫力を高めておくことは大切なことなわけですが、
ひとくちに免疫力を高めるといってもどうすれば良いか?

真っ先に思い浮かべるのは食事からの栄養摂取かもしれませんが、
一番手っ取り早いのは「睡眠」かもしれません。

体調が良くないとき、いろいろな健康法で対処することがあるかと思いますが、
なんだかんだいって「安静にするのが一番」ですよね。

この「安静にする」という行為。一見何もしていないだけに思われますが、実はこの間に免疫力が活性化されています。

つまり「安静にする」というのは、悪い症状が過ぎ去るのを待っている消極的な行為ではなく、むしろ免疫力を高めて回復を早めようとする積極的な行為なんです。

だから睡眠は免疫力を高めるのに効果的なんですね。



●腸と睡眠の関係


人の体を守ってくれる免疫細胞の70%は腸にあると言われています。

だから免疫力を高めるためには腸内環境がとても重要になります。
腸内環境を整えているのは腸内細菌叢(腸内フローラ)です。最近よく耳にするようになりましたね。

腸内細菌叢のバランスによって我々の健康状態が左右されます。
便秘になれば免疫力が下がるのも頷けますね。

ところで腸が活発な時間帯っていつかご存知でしょうか。

意外かもしれませんが、腸が活発な時間帯は深夜なんです。

それは何故かといえば、腸の活動は副交感神経によって促進されるから。



●「副交感神経の働く時間」=「腸の活発な時間」


自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって制御されています。

交感神経は興奮時、例えば運動や緊張している時に働きます。

交感神経が優位な時は、瞳孔は拡張し、血管は縮小し、心拍数は上がります。戦闘態勢になっている時をイメージすれば理解しやすいのが交感神経です。
このように、いろいろな部位が活発化させるのが交感神経ですが、腸などの消化管運動においては逆に抑制されます。
戦闘態勢の時は消化している場合ではありませんからね。

そういうわけで、腸などの消化管運動は交感神経ではなく副交感神経が働いている時に促進されます

つまり、「副交感神経の働く時間」=「腸の活発な時間」 となります。


ヒトの体内リズムを考えると分かりやすいのですが、基本的に起きて活動をしている時間帯は交感神経が働き、体が休んでいる時間帯は副交感神経が働いています

なので、睡眠している時間帯こそが副交感神経が働き、それによって腸が活発になり、結果として免疫力が高まるという方程式ができるんですね。


朝、起床後に排便ができるような規則正しい生活リズムは、腸内環境が良い証拠だということでもあります。

夜更かしをするような不規則な生活リズムでは、副交感神経が働く時間が不足して腸内環境が悪くなりますから、便秘がちな人や風邪をひきやすい人は身に覚えがないか注意してみましょう。


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(冷えも大敵です SHIBA)