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2015年04月

ドローンにみる技術革新とプライバシーの問題

どうもSHIBAです。

首相官邸屋上で小型無人機が発見された事件で一気にその知名度が上がった「ドローン」

ドローンがすでに身近な存在となっているアメリカと比べれば、かなり遅れている日本にはまだドローンを規制する法律が整っていません。
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ドローン技術は便利な反面、簡単に犯罪利用できてしまいます。

テロ利用など政治的な問題だけではなく、カメラを搭載したドローンによる盗撮も可能になるなど他人事ではない問題も抱えています。

日本人はプライバシーの侵害に敏感ですからね。

なので、アメリカと違っておそらく日本ではなかなか普及しないんじゃないかな。

ドローン技術先進国であるアメリカではAmazonが配達をドローンで行うことを発表したり、軍事利用にも研究されているだけあって、今回の事件ではアメリカでの関心は高く、日本以上に大きく報道されていたそうです。

でもそれはテロ利用を意識したもの(ホワイトハウスでも同様な事件があったことも要因の一つ)

アメリカでは現在、個人が趣味などで使用する場合は法的な規制はないそうです。
なんとなくプライバシーの侵害には警戒が緩い印象があります。



実は2年前にも同じような印象を持ったことがあります。

メルマガでも書いたことなのですがアメリカの諜報活動を暴露して米政府から訴追されたエドワード・スノーデンの事件が話題になった時がありましたよね。

CIAやNSAと呼ばれる情報機関の局員だったスノーデンは、その手口を世界中に発信したために全世界を騒がせました。

一人の人間がここまで世界に影響を与えるって、そうそうないことですよ。
それだけ凄いことを発言したってことです。

例えば米政府が世界中のインターネットや電話の傍受、ハッキングをしていること。
また、同盟国や友好国の大使館にまで盗聴を仕掛けていたことなど。

まあ、アメリカならそんなこと日常茶飯事だろと、以前から言われてはいたのですが。
外部ではなく、内部の人間が証言したことが信憑性を増しています。

当然、諸外国はアメリカに対し、苦言を呈しました。日本政府もしかり。

ところがね。

当のアメリカ国民の反応はどうかというと。
これがあまりメディアで流れなかったそうなんですよ。

不思議ではありませんか?

だってね。これって、自分たち米国民の情報も収集されているってことだから、他人事ではないはずなんですよ。

国家による個人情報の収集はテロや凶悪犯罪を防ぐ手がかりになる一方で、個人のプライバシーを損なう危険をも同時にはらむもの。

アメリカの国民は犯罪を防ぐためには、個人のプライバシーが多少犠牲になっても構わないということなんでしょうか。

これが日本での事件だったら、国民は絶対許さないでしょう。


グーグルマップのストリートビューという機能も、アメリカの企業によるものだから実現したのだと思います。
日本の企業だったら、その技術があったとしても「無断で撮影するな」と言われて終了でしょう。

ストリートビューは米政府の情報機関や軍事機関にも利用されている。或いはグーグルが政府に情報提供していると考えるのが普通です(一応公式では否定していますが)


と、こんな風に考えていくと、アメリカはプライバシーの侵害について日本より寛容なのではないでしょうか。


しかしなぜ寛容なのか?

いろいろ考えられるかもしれませんが、僕が思うに、アメリカは多民族国家だからだと思うんですよ。

アメリカのある大学では、授業の参加生徒たちが自らどのような社会階層の出身なのかとか、性的な志向(レズであるとか、ゲイであるとか)、民族などをみんなの前で告知するんだそうです。

アメリカにはいろんな人種、宗教、階層の人たちがいますから。そうした「違い」や「多様性」を認めて尊重することが、人間関係を築くうえで重要だったり、差別問題の解消に繋げているのだと思います。

自己主張が強いのもそれと関係あるでしょうね。


それにひきかえ、日本はどうか、というと。

日本は古来より単一民族ですよね。

余談ですけど「世界一古い国」って日本だということ。ご存知ですか?
どんな歴史のある国でも侵略されたことが一度も無い国ってないんですよ、日本以外。けっこう意外だったりするんですが。

そんなわけで日本は単一民族。

だから「違い」や「多様性」を認める風土はあまりありません。
人と違うことを言う奴は村八分にされるんです。

「子どもの貧困問題」でもこの国民性が関係していましてね。

日本の子ども貧困率が高いのは、自分の家庭が貧困であるということを言いにくい環境が日本にはあるからだと思うんです。
それを言ったら仲間はずれにされてしまうかもしれないからです。

被差別部落問題についても同じことが言えます。

『書評:『橋はかかる』』 参照


本当の自分(プライバシー)を晒さない方が、社会で上手くやっていけるのが日本式。
タテマエとホンネの文化です。

だから日本人はプライバシーを知られたくないという気持ちが強いのも道理なんですね。


でもどうなんだろう。
きっと世の中は技術革新によってプライバシーが無くなっていく方向に向かうような気がします。

あえて大げさに例えると、「ドラえもん」の世界を想像してみるとよく分かります。

いつかタケコプターが現実のものになったら・・・

自宅の頭上を何人もの人が飛行していくんですよ。上空から見下ろされるんですよ。

高層マンションに住んでいても、窓ごしにタケコプター利用者と目が合うかもしれません。
絶対プライバシーの侵害問題が発生しますから。

ドローンだって同じこと。


そしてもっと究極なのは「どこでもドア」

ドアの向こうがいきなり他人の家の中だったりするから凄いですよね。

のび太がしずかちゃんの入浴時に「どこでもドア」で現れて
「きゃぁぁぁ!のび太さんのエッチ~!」
ってことよくあったじゃない?

あれなんてもう、プライバシーの侵害どころか不法侵入および、性犯罪ですよ。

まあ、僕にしてみれば
いつもお風呂に入っているしずかちゃんにも問題があるかと・・・


(あんな娘といいな デキたらいいな♪ SHIBA)

松崎良進さんのステージに魅了

どうもSHIBAです。

先ほどまで1Fお祭り広間のステージで松崎良進(よしゆき)さんの歌謡ショーを開催しておりました。

4月30日まで「夜桜まつり」ということで、18時以降の入館料が半額の@650円(大人)

また、夜の7時からは何かしらのステージイベントを開催中です。

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夜桜まつりのイベントカレンダー

で、本日は松崎さんの歌謡ショーだったわけですが。

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松崎さんはプロではありませんが、過去のアラピアカラオケグランドチャンピオンにもなっている程の歌唱力の持ち主でして。

お客様の数はそれほどでもなく、松崎さんに申し訳ないなぁと思っていたら、
それでも松崎さんは全力で唄ってくれて・・・

そしてまた、お客様の方もたくさん手拍子して頂いて・・・

気が付けば会場が一体感となり大盛り上がりで、実際のお客様の数以上の雰囲気で何だか感動しちゃいました。。。。

これからもよろしくです。
 

(夜桜まつりは4月30日迄です SHIBA)

【健康】 メタボと生活習慣病と動脈硬化の関係 ~内臓脂肪が溜まると怖い本当の理由~

どうもSHIBAです。

メタボの人には耳をダンボ(古いなぁ)にして聞いて欲しいお話しかもしれません。

メタボとはメタボリックシンドロームの略で、その定義は
「内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態」を指します(ウィキペディアより)


生活習慣病の代表でもある糖尿病、高血圧症、脂質異常症。
これらは単独でも健康に有害な症状ですが、複数組み合わさると動脈硬化の危険性が高くなるので生活習慣の改善が求められているのはご存じかと思います。

動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす最大の原因ですから当然のことです。

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しかし、動脈硬化のリスクは当然理解しているはずのメタボの人の中でも、
こんな誤解をしている人は多いのではないでしょうか?


高血糖の人「血糖値は血中のブドウ糖の値でしょ?だったら糖質は控えるとして、脂質は関係ないんじゃない?」

高血圧の人「血圧が高いのは塩分の摂り過ぎでしょ?だったら脂質は関係ないんじゃない?」

といって脂分の多い食事を見直そうとはしない人っていませんか?

脂質異常症の人だけは理解しやすいんですよ。
脂質異常症とは、2007年までは高脂血症と呼ばれていた症状で、中性脂肪やコレステロールの値が異常なこと。
だから脂質異常の人だけは、このまま脂質の過剰摂取を控えなければ血液がドロドロになって動脈硬化を引き起こすというイメージがしやすいんですね。

でも高血糖や高血圧の人は、なぜ自分が脂質を控えないと動脈硬化になるのかがイメージしにくい。

これが誤解しやすい原因かと。


実は現在では、肥満や3大生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、
内臓脂肪が蓄積された状態で引き起こされると考えられるようになってきました


体脂肪は脂肪細胞によって構成されていますが、中性脂肪などを蓄え過ぎると脂肪細胞が肥大化して肥満になります。

これまで脂肪細胞は単なるエネルギーの貯蔵庫的な役割に過ぎないと考えられてきましたが、
アディポサイトカインと呼ばれる多彩な生理活性物質を産生・分泌していることが明らかにされています。

アディポサイトカインには善玉物質と悪玉物質があります。


●善玉アディポサイトカイン

 「アディポネクチン」…インスリンの働きを助け(血糖値の低下)、傷ついた血管を修復し、血圧を低下させる作用も。


●悪玉アディポサイトカイン

 「TNFα(ティエヌエフアルファ)」…インスリンの働きを阻害する(血糖値の上昇)

 「PAI-1(パイワン)」…血栓の溶解を阻害し、血栓を作りやすくし、血管をドロドロにして詰まらせやすくする。

 「アンジオテンシノーゲン」…血管を収縮させ、血圧を上昇させる。



正常な状態では、これら善玉・悪玉アディポサイトカインの分泌はバランスよく保たれていますが、
内臓脂肪が蓄積した状態では、善玉の分泌量が減り、悪玉が過剰に分泌されます

悪玉の代表であるTNFα、PAI-1、アンジオテンシノーゲンはそれぞれ高血糖、異質異常症、高血圧を招く要因であり、
つまり、内臓脂肪の蓄積は脂質異常症だけでなく糖尿病や高血圧症にも発展する可能性が高いということになります。

例えばね。甘いものが嫌いな人や炭水化物抜きダイエットをしている人が糖尿病になった場合、それは脂質の多い食事が原因かもしれませんよ。

糖尿病とはインスリンが働かなくなる症状のことですからね。血中のブドウ糖を細胞に摂り込むホルモンであるインスリンが働かなる結果、血中をさまようブドウ糖が多くなる(血糖値の上昇)わけであって、糖分を控えれば糖尿病の予防になるわけではありませんから。


あ・・・!

ここまで書いてきてまた新たな誤解を招いているような気がしてきましたが、
単に脂質を控えれば良いという意味ではありませんよ。

内臓脂肪の蓄積(脂肪細胞の肥大)は、脂質の摂取量だけで影響されるものではありません。

大事なのはカロリーです。

カロリーの摂り過ぎ(カロリーオーバー)が肥満の原因なので、
カロリーの摂取量に気を付けるのと運動などしてカロリーを消費することが重要になってきます。

糖質も脂質も我慢することはないんです。過剰に摂取してカロリーオーバーになることが問題なのです。

内臓脂肪を減らせば善玉アディポサイトカインであるアディポネクチンが活発になり、
3大生活習慣病の改善・予防にもなる
ということです。


(アディポサイトカインの日本語訳は「脂肪組織由来生理活性物質」 長いよ SHIBA)

【健康】 <最新のニュースより> アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患ではない?

これは大きな発見かもしれません、どうもSHIBAです。

これまで免疫学的に過剰反応を起こす、いわゆるアレルギー疾患の一つと思われてきたアトピー性皮膚炎。

ところが、アトピー性皮膚炎は実はアレルギー反応によるものではなく皮膚表面の特定の細菌の偏りによるものだということが研究グループによって発表されました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150422/k10010056361000.html
NHK:アトピー性皮膚炎 原因は細菌の異常増殖か

http://www.yomiuri.co.jp/science/20150422-OYT1T50187.html
読売新聞:アトピー、皮膚表面の細菌の偏り原因…慶大など


アトピー性皮膚炎とよく似た症状を示すマウスの皮膚の表面を調べたところ、アトピー性皮膚炎の症状が出てくるに従って、「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という2種類の細菌が異常繁殖し、皮膚細菌巣を支配していることを発見したんですって。

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ところで「アトピー皮膚炎」って何でしょう?

よく似た症状に「乾燥肌」がありますよね。

アトピーと乾燥肌の違い分かりますか?


実は僕も乾燥肌体質なんですけど、
乾燥肌とは、皮脂が少なくなって肌が乾燥し、それに伴って肌のバリア機能が低下すること

だから冬のような乾燥した時期になると乾燥肌になりやすい。


アトピー性皮膚炎は、この乾燥肌の症状に加え、何らからの皮膚炎を起こしやすい要因があると考えられてきました

この皮膚炎を起こしやすい要因というのが、ダニやハウスダストといったアレルギー誘因などとこれまでは考えられてきました。

しかし、なぜアトピー体質になるのか原因は解明されていませんでした。

しかもアレルギーならばその要因となる特定の物質が存在するはずですが、アトピーには下着で擦れて痒くなったり、冷たい空気にも過敏になったりするそうで、免疫異常だけでは説明ができない症状もあるようです。

そもそもアトピーとは元々ギリシャ語で「原因不明な」や「不思議な」という意味らしいですね。


ということは、原因が断定できない皮膚の疾患のことを「アトピー性皮膚炎」と呼べちゃうわけで。

要はアトピー性皮膚炎の原因は、これまではハッキリと断定されていなかったんです。



そういうわけで・・・

今回の研究発表は注目度が高いのも頷けます。


現在のアトピー性皮膚炎の治療は、ステロイド剤による炎症抑制に頼っているだけらしいですね。

つまり症状を緩和するのみで根本治療とは言えません。が、今後は皮膚細胞を正常化できる治療法や薬が見つかるかもしれません。

いやいや、期待はそれだけではありません。

原因さえ分かれば、そのうちアトピーに効果のある栄養素や乳酸菌など発見され、薬に頼らなくても食品で改善できる時代だって来るかもしれませんよ。

アトピーでお悩みの方には大いに期待したいところですね。


(とりあえず乾燥肌が… SHIBA)

【美容】 リンパを知る 番外編 脂肪が燃焼しやすいプチ情報

今回は小腸で吸収された栄養素は、水溶性か脂溶性かによって異なる運搬経路で運ばれるというお話をします、どうもSHIBAです。

小腸の周りには毛細血管やリンパ管が張り巡らされていますが、
水溶性の栄養素は主に毛細血管(門脈系)
脂溶性の栄養素は主にリンパ管(リンパ系)に摂り込まれます。

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門脈系に摂り込こまれた栄養素は肝臓へ直行で運ばれます。
例えばブドウ糖などは直ぐに肝臓でエネルギーとして利用されます。

対しリンパ系へ摂り込まれるのは中性脂肪やコレステロールなど。
こちらは胸管と呼ばれる太いリンパ管へ経て、鎖骨下の静脈へ合流します。
なので脂質は基本的に直ぐにはエネルギーとして利用されることはありません。


また病原菌などもリンパ管で摂り込まれます。
血管は入国審査が厳しいんですよ、病原菌が直ぐに肝臓へ運ばれるとマズイですからね。
だから水に溶けない分子の大きいものは全てリンパ管へ運ばれます。
そして静脈へ合流する間に何度もリンパ節を通過してろ過されたり、免疫細胞によって駆除されるんですね。
ちゃんと意味があって遠回りしています。

『【美容】リンパを知る③ リンパの役割』 参照


さて、話はここから番外編ですが・・・

先ほど脂溶性の栄養素、例えば中性脂肪やコレステロールなどの脂質はリンパ系へ摂り込まれると言いましたが、脂質の中でも一部は門脈系から摂り込まれます。

中性脂肪やコレステロールを構成している成分に「脂肪酸」があります。
脂肪酸は、主に炭素(C)、水素(H)、酸素(O)から成っていて、炭素鎖(いくつの炭素が結合しているか)の数によって短鎖脂肪酸中鎖脂肪酸長鎖脂肪酸とに分かれています。

ふだん僕たちが摂取している食物油(サラダ油やオリーブ油)のほとんどが長鎖脂肪酸です。

だから一般的には脂質はリンパ系へ摂り込まれると言われていますが、実は短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸は分子が小さいため例外的に門脈系に摂り込まれています

つまり直ぐに肝臓で燃焼されやすい。

そのため、最近では中鎖脂肪酸を含む油は「体に脂肪を溜めにくい」としてトクホ(特定保健用食品)として販売されているものもあります。

興味のある方は「中鎖脂肪酸、トクホ」で調べてみてね。

ただし、100%中鎖脂肪酸使用というわけではありませんので誤解なきよう。


(微妙なトクホもあるからねぇ SIHBA)

【美容】 リンパを知る⑤ ところでリンパ管と血管、何が違う?

どうもSHIBAです。

今回のテーマはずばり「リンパ管と血管の違い」

ここまでの流れでリンパについて何となく分かったつもりでも、
何となく引っ掛かっているのが血管との違いではないでしょうか。

血管と同様に全身に張り巡らされていますからねぇ。
似ているといえば似ています。

ただし、張り巡らされているといっても、
血管の場合は心臓から送り出された動脈は全身の毛細血管にまで行き渡り、
その後は静脈となり心臓へ戻ってきていますよね。

つまり血管は心臓を起点に循環していますよね。

全身に酸素や栄養素を送り、二酸化炭素や老廃物を回収して戻るという、この一連の流れの繰り返しです。

それに対し、リンパ管は循環しません。心臓に向かう一方通行です

ここが血管との大きな違い。

手足の先の細胞や血管から染み出した組織液に含まれる栄養素や老廃物、細菌などを回収して、途中何度も通過するリンパ節で浄化しながら、鎖骨下の静脈へ合流して、最終的には心臓へ流れます。循環はしません。


それからもうひとつ、大きな違いがあります。

血液は心臓というポンプ機能があるため全身に送り出すことが出来ていますが、
リンパにはそのようなポンプ機能がありません。


リンパ管には自発的に収縮するポンプ機能が備わっているものの、微力すぎて不完全。

筋肉の収縮によりその周りのリンパ管も収縮されることによって、リンパの流れを活性化しています。

ちなみにリンパ管は、内部に逆流防止の弁がついているので一方通行の流れが保たれています。

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あ、先程血管には心臓というポンプ機能があると言いましたが、これは心臓から送り出す専門であって静脈の血液を回収するための吸い上げ機能はありません

血管であっても静脈の場合は、リンパと同じように筋肉の収縮作用によって流れを活性化しています。

なので運動不足で筋肉が使われなかったり、コリなどで筋肉が硬くなっていると流れが滞るという点では、静脈とリンパは共通しています。


(だから「ふくらはぎは第2の心臓」と呼ばれています SHIBA)

【美容】 リンパを知る④ 風呂で簡単にできるリンパストレッチ

どうもSHIBAです。

ちょいとウンチク続きだったので、
今回は超簡単!実際に自分でできるリンパマッサージをご紹介します。

マッサージというよりストレッチですが。

リンパの流れは筋肉と関係が深いですからね。
まあこの話は次回にするとして・・・

これまでリンパマッサージを勧めてきましたが、「お金がなぁ…」というあなた。

リンパの機能を高めるには、ストレッチもかなり有効で、これなら自分でもできますし僕も毎晩ストレッチをやっています。

そこで!

お風呂でできる一番簡単(だと思う)でオススメなリンパストレッチを紹介します。


まず湯船に浸かりながら体育座りをします。

湯船の縁に片足の足首をかけて、ひざ裏を伸ばします。

もう片方の脚は引き寄せたまま。

そのまま10秒キープ。


これだけ。

逆の脚も同様に。左右5回ずつ。

どうです?簡単でしょ。


簡単すぎて今「はぁ?」と思いましたか?

馬鹿にしちゃいけませんよ。

ひざ裏は4大リンパ節の一つなんですから。

『【美容】 リンパを知る③ リンパの役割』 参照


ここのリンパを刺激してやること、また脚の裏側に位置する腓腹筋やヒラメ筋をほぐしてやることがとても効果的になってきます。

もちろん、場所はお風呂でなくても同じストレッチはできます。

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ただしあえて「お風呂で」ってところが実はポイントで。

お風呂でリラックスしながら行うのが良いんですよ。

自律神経のバランスが乱れると免疫力は弱くなりますからね。
お風呂でリラックスして自律神経を整えて免疫力を高めましょう。

また、たったこれだけの時間でも、忙しくて忘れてしまったりわざわざストレッチの時間を作るのが面倒だったりして習慣化できなければ意味がありませんが、お風呂であれば毎日のことだから忘れることもありませんし、湯船に浸りながらであれば時短にもなりますよね。


(男性にもおすすめです SHIBA)

【美容】 リンパを知る③ リンパの役割

どうもSHIBAです。

リンパとは何か?を

『【美容】リンパを知る② リンパって何?』 参照

で見てもらうとして。

では具体的にはどんな役割をしているのか?気になるでしょ?

え?気にならない?

いや少しは気になるでしょう。気になりませんか?気になるよね?少しは気にして欲しいな。気にしてよ。気にしろ!

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リンパの役割は大きく分けて2つ。


ひとつは「浄化作用」(「排泄機能」とも呼べるかな)

リンパは体内の細胞から老廃物や細菌を回収して運ぶだけでなく、それら有害物質をリンパ節を通過するたびに取り除かれるということは前回お話ししましたね。

リンパ節がそのフィルターのような役目を果たしています。

リンパ節は体内に大小合わせて800ほどあるそうですよ。

中でも頸部(首)わきの下そけい部(足のつけ根)ひざ裏はリンパ節が多く集まる場所とのこと。リンパの四天王ですね。


もうひとつは「免疫機能

リンパと言えば何といってもリンパ球

リンパ球とは免疫細胞の中でも最強クラスですからね。

ヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞などが該当します。

詳しくは

『【健康】 ああ、素晴らしき免疫細胞たち』 参照

ウイルスや細菌などの病原菌から守ってくれているのは彼ら免疫細胞たちなんですよ。

リンパの機能を高めるとは、免疫力を高めることでもあるんですね。

「体温が1℃下がると免疫力が約30%下がる」というのは今では常識。

『【健康】 免疫力を高める6つの習慣』 参照


だからリンパマッサージはリンパを刺激するだけでなく血行も良くなるので免疫力アップには持って来い!なんです。


というわけでお約束の

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3Fリラクゼーション『花蓮』 メニュー


(結局宣伝になるんだな SHIBA)

【美容】 リンパを知る② リンパって何?


リンパマッサージを勧めると、よく誤解されます、どうもSHIBAです。

痩せたり小顔になったりすると思っているあなた!

リンパマッサージとは、本来自分が持っているリンパの機能を助けたり高めたりすることですよ。

リンパマッサージをしたら小顔になるわけではない!ウエストを刺激すればサイズダウンするわけではない!羊の毛を刈ったら山羊になるわけではない!そういうことだ。

まあ、続ければ最終的にそうなることも多いんですけどね。山羊は無理だが・・・

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そもそもリンパとは何か? 

血液が流れる血管が体中に張り巡らされているように、リンパ管もまたその周りを張り巡らされています。

リンパを形作るのは「リンパ管」「リンパ液」「リンパ節」

これらを総称してリンパと呼んでいます。


手足の先から細いリンパ管が合流を繰り返して、太いリンパ管へとなります。

その中には、リンパ液という無色透明な組織液が流れています。

組織液とは細胞の周りを満たしていて、毛細血管から染み出した水分や塩分を中心とした血液の上澄みと同じ成分。

ケガをした時に血とは別の無色透明な液が出てきたことはありませんか?
あるいは採血した時に試験管の上澄みに無色透明な部分ができることあるでしょ?あれです。

その組織液がリンパ管によって回収され、その時に老廃物や細菌も一緒に運ばれます

なのでリンパ管には所々にリンパ節という関所みたいな場所があって、
ここでバイ菌たちを排除しています。

手足の先から出発したリンパ液は、リンパ節を通るたびに綺麗になり、
やがて鎖骨下の大きな静脈に合流して終了します。

静脈はその後心臓へ戻り、綺麗な血液はまた全身へ送り出されると・・・この繰り返しです。


つまり、リンパが滞ると身体の中がゴミ屋敷になるんですよ。

どうですか。日常的に体の不調が現れて病気になってしまうようなことになりたくなかったら・・・


そこでアロマオイルリンパマッサージ!


アラピアの3Fリラクゼーション『花蓮』では、

え?

結局また宣伝かって?


まあそんなこと言わんと

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3Fリラクゼーション『花蓮』 メニュー

(まだまだ続くよん SHIBA)

【美容】 リンパを知る① リンパマッサージはこんな症状にオススメ

リンパマッサージは男性には関係ないと勘違いしていました、どうもSHIBAです。

「リンパマッサージ=美容」というイメージが強いですからね。

リンパのことを知れば知るほど男女関係なく健康と関係が深いと実感できるでしょう。

なんて僕が言ったところで「自分は関係ないね」と思ってはいないでしょうか?

一度リンパの状態をセルフチェックしてみませんか?

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以下の症状のある人にはリンパマッサージをおすすめしますよ。


1)肌荒れが気になる

2)足がむくむ、靴下の跡が消えにくい

3)お腹がぽっこりと出ている

4)首や肩のこりが酷い

5)便秘・生理通に悩んでいる

6)冷え性である

7)集中力がない

8)やる気が出ない

9)不安や緊張で寝つきが悪い




1~3 の症状は老廃物の排泄が上手く行われていないため。

4~6 の症状は不規則な生活習慣から体内環境が乱れているため。

7~9 の症状はストレスなどから気分障害を起こしているため。


リンパマッサージをすることで、

気になる部位を刺激して新陳代謝を上げる。

リンパの機能を上げることで病気を予防する。

アロマなどを併用して気分を落ち着かせ心身ともにリフレッシュする。

などといった改善が期待できますよ。


アラピア3Fリラクゼーション『花蓮』では
アロマオイルリンパマッサージのコースが人気です。

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リラクゼーション『花蓮』 メニュー


(しばらくリンパの話を続けます SHIBA)