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【健康】 コーヒーの健康効果が近年続々報告あり。どこまで信用できる?


毎日コーヒーを愛飲しています、どうもSHIBAです。

近年よく目にするのは「コーヒーは○○に効果あり!」といった研究報告が続々増えているということ。

コーヒーは嗜好食品であり、かつては体に良い飲み物としてはあまり考えられていなかったように思います。

それが、最近ではやたらと健康に良いイメージをもたらすような記事が増えてきているので、コーヒーに対する常識が変わりつつあります。

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メリット


ちょっと自分で調べてみると分かりますが、現在ではコーヒーに様々な効果があることが知られています。

なかでもコーヒーが持つ健康に作用する主な物質はカフェインポリフェノールでしょう。


カフェインには脳を活性化する作用利尿作用があります。

カフェインは中枢神経に働いて覚醒作用、興奮作用をもたらします。

眠気覚ましにコーヒーを飲むのはこのカフェイン効果を期待してのもので、集中力や記憶力をUPさせるとして、最近では認知症予防に効果があるのではないかと注目されているほどです。

また、カフェインには血管を収縮させる作用もあり、脳の血管が拡張することが原因と考えられている片頭痛を緩和させる働きがあると考えられています。

利尿作用においては、むくみの解消二日酔いに対して効果があるといわれています。


ポリフェノールには抗酸化作用があります。

そのため動脈硬化やがんの予防に働きます。

特に乳がんにおいては、乳がん患者約1,000人を対象に、コーヒーの摂取量と生存率の関係を調べた結果、毎日コーヒー2~5杯以上を摂取する乳がん患者では、がん細胞の増殖が抑制されたことが分かったという海外の研究報告が最近ありました。

この薬理作用は解明されていませんが、コーヒーの成分が何らかの作用をもたらしていると考えられています。

かつてはコーヒーには発がん性物質が含まれているのではないかという疑惑があったものですが、これまでにそのような事実が認められたことはありませんし、今では逆に抗酸化作用によるがん予防の効果の方が期待されています。



デメリット


なんだか良いこと尽くしのようにみえるコーヒーですが、では1日何杯も飲んでも構わないのでしょうか?

実はそうとも言えなさそうです。

覚醒作用があるということは過剰摂取すると当然不眠を招くことにもなりますし、精神状態が不安定の人にはコーヒーは逆効果に働く可能性があります。

利尿作用においては、過剰に働けば脱水症状の原因にもなりますし、尿と共にカルシウムが流れ出すことで骨粗しょう症の原因にもなる恐れがあります。

また、コーヒーに含まれるタンニンには鉄分の吸収を阻害してしまうことがあり、妊娠中や授乳中の女性や貧血気味の人には好ましくない影響があります。



1日何杯飲めばいい?


ではコーヒーは1日に何杯飲むのが良いのでしょうか。

メリットだけを考えれば5杯ぐらい飲んでも良いのでしょうが、デメリットのことを考えるとそうもいきません。

一応アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)では、1日4杯ぐらいまでとされています。


でも実際は個人差もあるでしょうし、時と場合によっても違ってくるでしょうから、あくまで目安として考えるべきでしょうね。