誰しも一度は経験があるのではないでしょうか「ものもらい」
目がゴロゴロして不快ですよね。
自分の場合、大概そのうち勝手に治っていたものですが、ものもらい用の目薬を買ったこともあります。
今思えばコンタクトレンズが原因だったかもしれません。
女性の方はアイメイクが原因でものもらいになることが多いようです。
ものもらいには、「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」の2種類があります。
霰粒腫は、まつ毛の根元の内側にあるマイボーム腺(脂を分泌している器官)が詰まることで発症するものもらい。
通常、マイボーム腺から出る脂は、表面に油層を作って涙の蒸発(ドライアイ)を防いでいます。
だからマイボーム腺が詰まるとドライアイにも関係してきます。
アイメイクなどがこの腺の出口を塞いでしまえば、脂の分泌がうまく働きません。
アイメイクとコンタクトを両方使用している人は、ものもらいやドライアイになりやすいのではないでしょうか。
麦粒腫は、まぶたの表面の細菌などが原因で発症するものもらいです。赤く腫れて痒みや痛みを伴い、酷い場合は化膿します。
ものもらいに対する入浴法は以下のとおりです。
1.目を清潔に保つ
ものもらいに対しては、眼を清潔に保つことが基本。
なので、症状の程度によってはコンタクトの使用は禁止されています。
アイメイクはしっかり落とす。当たり前ですが。
2.シャワーで目を洗うだけでは不十分
また、まぶたは冷やすよりは温めた方が血の巡りが良くなり脂の分泌も円滑になります。
マイボーム腺が詰まりにくくなるので霰粒腫の予防や改善に入浴は効果的です。
しかしシャワーで目をすすぐだけではまぶたは温まりません。
しっかりと浴槽に浸かり、まぶたと全身の血流をよくしましょう。
3.湯温は40℃ 10~20分
細菌による麦粒腫は炎症なので熱い湯は適していません。
免疫力を高めるような入浴をしなければならないので、
湯温は40℃。
時間にして10~20分しっかりと温まって免疫力を高めましょう。
質の高い睡眠へ繋げることも有効です。
4.蒸しタオルを眼の上に当てる
痒みも痛みもない場合は、蒸しタオルを眼の上に当ててやると、
マイボーム腺が詰まりにくくなります。
ちなみにものもらいは感染症ではありません。それっぽい名前していますが・・・
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