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【入浴】 温冷交互浴(温冷交代浴)とは

 

◆温冷交互浴(温冷交代浴)とは



「温冷交互(交代)浴」とは熱いお湯と冷たい水(温度差30℃くらい)を交互に浴びて身体を刺激する入浴法です。

血流をコントロールしているのは自律神経系の交感神経と副交感神経による血管の収縮・拡張作用によりますが、自律神経の切り替えが正常に働かないと血流は停滞しがちになります。

例えば交感神経が優位な状態が続くと、細動脈が収縮したままの状態となり、皮膚末梢血管にまで届く血液量は減少します。そのため手足の先に冷えを感じるようになります。

また、朝の起床時に、交感神経への切り替えスイッチが入らず副交感神経が優位なままだと、細動脈が収縮しないので低血圧の状態になります。


つまり、自律神経の乱れは血流の停滞を招き、逆の言い方をすれば、自律神経系のバランスを整えることは血流の改善になるということです。


温冷交互浴をすると、温かい浴槽に浸かることでリラックスし、副交感神経が働いて血管が拡張したところで、今度は冷水を浴びることで、その刺激が交感神経に働きかけ血管を収縮します。


このように温冷交代浴には、意図的に自律神経を刺激し、血管を拡張・収縮させることで本来持っている生理機能を高める効果があります

これが温冷交互浴の真の目的である「自律神経を鍛える」ということ。



◆温冷交互浴(温冷交代浴)の効果


・血流の改善
・疲労回復
・自律神経の調整


自律神経が正常に機能することで血管の収縮と拡張が規則正しく働きます。これにより血圧が安定しますので高血圧や低血圧の改善に効果が期待できます。また、血行も促進されますので、冷え性や肩こりなど血流障害を原因とする症状や疾患の改善にもなります。

そして何より温冷交互浴の真骨頂は自律神経の調整作用であり、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性の疾患や、PMS・更年期障害といった女性に多いホルモンバランスの乱れによる症状にも最適な入浴法となります。



◆入浴方法


  【温冷交互(交代)浴】

  1.40~42℃のお湯に3分浸かる
  2.浴槽から出て、冷たい水シャワーを手足に10~20秒かける


  1と2を数回繰り返します。
  なお、最後は水で終わるのが鉄則です(皮膚が引き締まり保温効果になる)




まずシャワーを浴びて浴槽に約3分間入ります。

リラックスしながら温まり、一度浴槽から出て、今度は冷水シャワーを1~2分手足を中心に浴び、再び浴槽に入ります。

そしてまた冷水シャワーで熱をとり、浴槽へ入ることを繰り返すのが温冷交互浴です。



◆温冷交互浴のポイント



1.心臓に不安のある人にとっては負担となる場合があります。

2.アトピー性皮膚炎など皮膚症状を伴っている場合は塩素除去機能のあるシャワーを利用しましょう。