どうもSHIBAです。
7月24日(火)のテレビ番組「たけしの家庭の医学」で血管を若返らせる入浴法が紹介されていました。
入浴法といっても、誰でも簡単に家庭でできる方法で、それは温度が低めのお湯に炭酸入浴剤を入れるというものでした。
「血管を若返らせる効果のある温泉」として和歌山県の花山温泉が紹介されていましたが、花山温泉の湯温は26.1℃の低温泉に分類されるそうで、ぬるい温泉にもかかわらず5分も浸かっていると体がポカポカする不思議なお湯だと説明されていました。
26.1℃といえばプールなみ。むしろ冷たいくらいなのに、なぜ体が温まるのか?
その理由は花山温泉の泉質が炭酸泉(二酸化炭素が溶け込んだ湯)だから・・・。
炭酸泉が血管を若返らせるメカニズム。それは
「お湯に溶け込んでいる炭酸ガスは、非常に小さな分子のため、簡単に皮膚内を通過し、毛細血管に入ります。
すると毛細血管は、進入してきた炭酸ガスを排出しようと、血管を広げる物質を周りの細胞から分泌します。
こうして全身の血管が拡張し、血流がスムーズになることで、血圧の上昇が抑えられ、血管の老化防止、ひいては血管若返り効果も期待できると考えられています」(番組の内容より)
ということで、炭酸泉には血管を拡張させて血行を促進させる効果が期待できることが分かります。
興味深いのは「ぬるいお湯」なのに血流が良くなること。
これは炭酸泉の特徴で、温度が高いと溶け込んだ炭酸が気化してしまうからで、炭酸濃度を高く保つならば熱いお湯は適温ではないことを意味します。
炭酸ジュースに「あったか~い」が存在しないのと同じですね。
特に夏のような暑い季節には、熱いお湯での入浴は熱中症や脳梗塞のリスクを高めますので、ぬるくても血行が良くなる炭酸泉は夏にはとてもありがたい入浴法といえますよね。
当館にも露天風呂が高濃度の人工炭酸泉になっておりますが、やはり湯の温度設定は低めの38℃となっております。
38℃のお湯は人によっては「ぬるすぎる」と感じる場合もありますが、炭酸泉には十分な温度で、血行が促進されるので実際には温まるはずです。
なお、冒頭でも紹介したように、家庭のお風呂でも簡単に炭酸泉とおなじ炭酸風呂が楽しめますよ。
【入浴】 家庭でできる「炭酸風呂」 参照