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2015年6月

【健康】 緑茶カテキンががん細胞の増殖を抑制?

どうもSHIBAです。

緑茶は健康に良いことで知られています。

しかもその効果は多く、

抗酸化作用だけではなく、血圧上昇の抑制、コレステロールの抑制、血糖値の抑制、アンチエイジング効果、抗がん作用、抗菌、アレルギー抑制、さらには認知症の予防など多種多様に渡ります。

緑茶にはカフェインテアニン(うま味成分となるアミノ酸)、ビタミン類サポニンなど健康に良い成分も多いんですが。

なんと言っても、緑茶の成分と言えば最も有名なのは茶カテキンですよね。

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カテキンはポリフェノールの一種

カテキンにも種類があり、なかでも最近注目されているのが「エピガロカテキンガレート」、略してEGCG

抗がんに有効であるという海外の論文や研究結果の報告が、今年に入って多数発表されています。

これまでもカテキンが抗がん作用があることは知られていましたが、ここへきて海外での研究が盛んなのは、緑茶の価値が世界で認められ始めたと言うことでしょうか。

ちなみに同じ茶葉でもカテキンは紅茶には含まれません(製造の過程で他の成分に変わってしまうため)

・・・で、

海外の研究報告では、EGCGの抗がん作用には驚くべき効果もあったということで注目されています。

それは、EDCGが発がん抑制に働くだけでなく、「がん細胞の増殖を抑制する」ことが発見されたこと。

「増殖を抑制する」とは分かりやすくいえば「一部のがん細胞を死滅させる」と同じこと。

緑茶を飲むとがん細胞が死滅するなんて、にわかに信じがたい話であります。

どうやらEGCGが、がん細胞の「アポトーシス」という「細胞の自殺」を引き起こすらしいんです。

ちょっとアポトーシスの説明が要りますね。

ヒト(成人)の体には60兆個もの細胞があると言われていますが、常に細胞死と細胞分裂を繰り返して絶えず入れ替わっています。

不要な細胞や老化した細胞、傷ついた細胞などは除去され、組織の若返りや修復を行うために、細胞には自ら死滅することが遺伝的にプログラムされていています。

その作用がアポトーシスなんですが、がん細胞はアポトーシスの抵抗性が強い特徴があって、ひたすら増殖するから厄介者なんです。

正常な細胞は分裂して増える分だけ死滅する細胞があるのでバランスが保たれていますが、がん細胞はアポトーシスが起こりにくいのでどんどん増える一方。

抗がん剤の多くは、がん細胞のアポトーシスを引き起こす作用によって効果を発揮しています。

しかし、がん細胞だけにアポトーシスを起こしているわけではないのが抗がん剤の問題なんですよね。


そこで驚きなのがEGCG。

EGCGにもアポトーシスを誘導する作用があることは前述しましたが、

なんと!

海外の研究報告によれば、正常な細胞への悪影響は見られなかったというではありませんか。

これって、がん細胞にだけアポトーシスを誘導し死滅させる効果があるってことでしょ。

で、正常な細胞にはカテキンの持つ抗酸化作用によって酸化から守り、細胞ががん化しないように守るわけですから・・・これは素晴らしいの一言に尽きますよね。


また、別の研究発表(ペンシルバニア大学)では、EGCGが口腔がんのがん細胞を死滅させることを発見。

ヒトは呼吸時、ごくわずかですが一定の割合で活性酸素を発生させています。
通常、細胞には呼吸やエネルギー代謝に関わるミトコンドリアという小器官がありますが、ここで代謝の副産物として活性酸素が放出されます。

この研究によると、EGCGががん細胞のミトコンドリアを傷つけ、傷つけられたがん細胞は防御しようと活性酸素を放出。自ら放出した活性酸素によりさらにダメージを受け、そのダメージに反応してさらなる活性酸素を・・・という具合に暴走させるようなのです。

古くなったり傷ついた細胞はアポトーシスというメカニズムで死滅する運命ですから、つまりがん細胞は暴走して自ら爆破装置を起動させてしまうんだろうと解釈できます。


あ、ただし、これらの研究の多くは培養したがん細胞に対しての実験結果によるものですから、それこそがん細胞に高濃度のEGCGを添加しているのであって、実際に緑茶を摂取しても体内のがん細胞に作用するEGCGが同じ濃度になるわけではありません。

健康食品にはこのような研究結果だけを持ち出して宣伝しているものが多いので注意が必要です。

さて、ではECGCはどうかと言えば、これがよく分からない。


一応、国立がん研究センターによる最近の研究報告では「1日4杯の緑茶で死亡リスクが下がる」ことが分かっていますが、全体の死亡リスクを調べたものなのでアポトーシス誘導作用との直接的な研究ではありません

抗酸化作用による発がん抑制や動脈硬化予防効果など、緑茶には健康に良い作用がいくつもあるので、これら総合的な結果が死亡リスクを下げているんですね。

なので、この結果では「がん細胞を死滅させている」かどうかは分かりません。

いかにも健康本や健康番組が喜んで飛びつきそうなネタだけに、早くハッキリして欲しいですね。

実証されれば緑茶の世界的な注目はますます上がるでしょうから、その期待は膨らむばかりです。
 

(口臭予防にも良いよね SHIBA)

【健康】 プール熱にご用心

7月から海開き。プールの利用も盛んな月になります。

プールにちなんで名付けられた症状に「プール熱」と呼ばれる夏風邪があります。

プール施設のある当館では気になる名前です。

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でもあまり馴染みがなさそうな「プール熱」

名前からは熱中症のようなものに思えるかもしれませんね。

実は、プール熱は「咽頭結膜熱」とも呼ばれ、ウイルス性感染症の一種です。

プールの水を媒介して感染することが多いことから「プール熱」と呼ばれています。

軽い症状のものから高熱を伴い扁桃腺が腫れたり肺炎や結膜炎など重症化することもあります。

原因となるウイルスは「アデノウイルス」

インフルエンザウイルスは有名ですが、アデノウイルスはその次に多く検出されるそうです。

インフルエンザは主に冬場に発症しますよね。

しかしアデノウイルスには季節性が無く、いつでもどこでも(プロミ○かい)感染する恐れがあります。


ただ夏場のプールの水を介して発生することが多いようです。

気を付けようにも、インフルエンザのようにワクチンが無いのが厄介ですね。

潜伏期間は4~7日だそうなので、発熱をした4~7日前にプールを利用した方は医療機関で確認してもらった方が良いと思われます。

当館でも塩素消毒は行っておりますが、お子様は特に発症しやすいそうなので、プール利用後はしっかりと身体や目を洗ってください。うがいも忘れずにお願いします
 

【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(後編)

前編は
『【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(前編)』


【朝食抜き】

これもイメージとは逆かもしれませんね。
カロリーが増えていないんだから痩せそうなものですが・・・

しかしネットで調べたところ「朝食を抜くと太る」と言われている理由はいくつかあります。

なかでも一番多そうな意見は
「朝食を抜くことで空腹感を覚え、そのぶん昼食時に食べ過ぎるから」
といった感じ。

ん~。なんか説得力に欠ける感じかな。

確かにその傾向はあるだろうけど、なんで昼はたくさん食べるものと決めつけるのかな。
朝食を抜いた人はみな昼にドカ食いするとは限らないでしょうに。
では昼にドカ食いしなければ痩せられるのでしょうか???

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朝食を抜いた時の影響については、アメリカの複数の大学が研究の結果、肥満と関係があったと報告しています。

なので朝食抜きは肥満と関係あるのは事実でしょう。

問題はその理由です。


ひとつ言えるのは人の身体の体内時計は、朝食を食べることからスタートすること。

朝食を食べることで脳が目覚め、脳から胃腸へ連絡が行きます(脳相)

そして腸が活動し始めることで本当の意味で1日の始まりです。

いわば朝食はリセットボタンです。エンジンのスタータと言ってもいい。

人は何か食べると胃腸で食べた物を分解・消化をしますが、その時に消費するエネルギーが食事誘発性熱産生といいます。
食事をすると身体が温まるでしょ?あれです。


ちなみに起床時は体温が低い状態なので、朝食を摂ることで体温が上がり血流が良くなります。
冷え性なのに朝食を食べないという人は、朝食を摂るようにするだけで少しは改善されるかもしれません。

というわけで、食べる行為自体もカロリーを消費するんですよ。

食事をするとカロリーを摂取して増えますが、それと同時に少しは消費もしているわけです。

腸が働くことで分解・消化・吸収をする態勢が整いますからね。

朝食を抜くと身体のシステムが起動しないまま。ということになるんですよ。



あ、同じ食後のエネルギー消費でも朝食と夕食では差があります。

朝食で摂取したカロリーは1日の内にすべてエネルギーとして代謝されますが、
夕食で摂取したカロリーはエネルギーとして代謝し切れずに脂肪になりやすい
ものなんです。

ここで「あれ?夜は代謝が盛んなはずでは・・・?」と感じられるかもしれませんが、
食べた物がいきなり代謝されるわけではありません。

その前に消化・吸収する必要があるわけで、だから寝る前の数時間前までに夕食は済ませないといけないわけで。

夕食が遅くなればなるほど消化し切れなくなります。いわんや夜食をば。

食べてすぐ寝てしまうと消化作業は止めて、代謝の時間帯になりますからね。これは太る。

そう考えると、

前日の夜に食べ過ぎた場合はエネルギーが消費し切れず余っていることがあるので、
この場合には朝食は抜いたほうが良いとも考えられます。

ちょっと視点を変えてみると面白いのですが、

朝食を抜いている人には夜食を食べている人が多いとか、夜更かしなどして就寝時間が遅くなり朝起きれずに朝食を抜いている人が多いということも考えられます。

ということは、

「朝食を抜くと肥満になりやすい」という研究結果の裏にはこういう背景が隠れている可能性もあり、
朝食を抜くこと自体が肥満の原因になるというよりも、不規則な生活が問題だともとれますよね。

結局これも時間栄養学みたいな話になりますが、生活のリズムが乱れることが肥満の原因と考えられそうです。

これは睡眠不足と同じ理由だと言えますね。


【早食い】

早食いが肥満の原因となる理由は、実ははっきりしていません。

よく言われているのは「食べるのが早いと満腹中枢が刺激されるまでに食べ過ぎてしまうから」という意見が多いようですが、早食いする人は皆大食いとは限りません。

また、同じ摂取カロリーでも早食いの人の方が太るという研究結果もあり、
この結果からは「早食い = カロリー過多」とは言えません。

おそらく咀嚼と関係しているのではないでしょうか。

よく咀嚼することで腸を刺激します(これも脳相という)

つまり腸の消化・吸収作業が活発になると。

まあ、咀嚼回数が多いと食べる時間もゆっくりになりますからね。
その分、消化・吸収活動が増加するとも考えられます。

「おいおい、変に吸収されない方が痩せるんじゃねえの?」と思ったアナタ。
「脂肪の吸収を抑える○○」なんて商品に騙されちゃいけませんよ。


『【健康】 「脂肪の吸収を抑える?」甘い言葉の疑問』 参照


(早食いはなかなか直らないけどね SHIBA)

【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(前編)

どうもSHIBAです。

肥満を招く習慣というものは、過食や偏食、夜食や運動不足などいろいろありますが、
ちょっと意外と思われるかもしれない「肥満を招く習慣」が3つあります。

それは

・睡眠不足
・朝食抜き
・早食い



心当たりのある人も多いのでは?

これら3つの習慣には、それぞれちゃんとした理由があります。



【睡眠不足】

今では結構知られていることではありますが、まだまだ認識されていない事実かもしれません。

「寝る = 太る」イメージがありますが、実は逆で、睡眠不足は肥満の原因となります。

理想の睡眠時間は、いろいろな説がありますが、7~8時間の睡眠が定説。

少なすぎても多すぎても肥満の原因となります。

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睡眠不足が肥満の原因となる理由として、よく挙げられるのがホルモンバランスの乱れ。

そのホルモンとは「レプチン」「グレリン」

レプチンは食欲を抑えるホルモン、グレリンは逆に食欲を増進するホルモンと言われ、
睡眠不足になるとグレリンの分泌が増え、レプチンが減少するという研究報告があります。


 レプチン・・・痩せるホルモン 睡眠不足で減少

 グレリン・・・太るホルモン 睡眠不足で増加


ということになります。


もう一つ、よく挙げられる理由は、「睡眠不足だと起きている時間が長いので食べ過ぎる傾向がある」というもの。

試しに「睡眠不足 肥満」で検索してみるとよく分かりますが、
まあ、だいたいこの2つの意見がほとんどです。


でもね。

これらの理由だけではどうしても説明のつかないこともありまして、

それは何かと申し上げますと、

睡眠時間が長ければ長いほど痩せなければならないことになってしまうからです。

睡眠時間が長い方がレプチンが増え、グレリンが減るのであれば、寝れば寝るほど痩せるはずですよね。

でも実際はそうはなりません。
睡眠時間7~8時間、これより少なくても多くても肥満になることの説明がつきません(睡眠不足だとレプチンが減少するのは間違いありませんが)

また、「睡眠時間が少ないとそのぶん起きている時間が長いので食べ過ぎる」と言うのであれば、起きている時間が少なければ食べなくなるということになるのか?


このレプチン理論(勝手に命名)や過食論については、間違ってはいないんですが、これっておそらく結果論だと思うんですよ。


実はもっと簡単に説明のつく理由がありまして・・・


時間栄養学では「20:00~4:00」は「吸収と代謝の時間」と考えられています。

つまり夜中は基礎代謝が活発になる時間なんです。

起きている時の方が代謝が活発だと思われるかもしれませんが、夜寝ている時に基礎代謝が活発になります。

試しに就寝直前と起床直後の体重を比較してみると分かりますよ。

また、寝ている間に成長ホルモンが分泌が活発になり、傷ついた皮膚や血管の修復などを行っています。

新陳代謝ホルモンとも言うべき作用があるわけですが、新しく細胞を作るので当然そこにはエネルギーの消費が必要です。
成長ホルモンの分泌もまた基礎代謝が活発になる要因でもあります。

なので睡眠不足だと成長ホルモンの分泌がされないので、痩せないばかりか、肌荒れや動脈硬化の原因にもなりますよ。


『【美容】 ダイエットで意識しなければならない習慣は「食事」「運動」そして「○○」 (後編)』 参照


つまり、睡眠不足が肥満の原因となる理由は、「代謝が活発でなければならない時間帯に代謝が不十分にしか行われないため」なのではないでしょうか。

代謝が活発な時間帯は「20:00~4:00」だというからには、それ以上の時間寝ようと、また昼寝しようと代謝が活発にはなりません(時間帯が違うので)

前述のレプチン理論では寝過ぎや昼寝でも痩せることになってしまいますから、
睡眠不足が肥満の原因となる理由は「基礎代謝が十分に行われないため」ということで説明がつきますね。

ガッテンして頂けましたでしょうか?(パクリ)


『【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(後編)』 へ続く


(カロリー制限して運動もしているのに体重が減らないという人は睡眠不足ではありませんか? SHIBA)

今夜は新沼謙治ディナーショー

どうもSHIBAです。

いやいや先程、新沼謙治さんのディナーショーが終わりまして、ええ。

片付け作業の最中ですが、ショーは盛り上がってまあ楽しい1日となりました。

前座で新沼さんの後輩だという加川明さんが努められました。

アラピアは加川さんとは古いお付き合いで、流石の加川さん、お客様の盛り上げ方が上手くていつも感心させられます。

そして新沼謙治さん。

新沼さんはその人柄が滲み出ています。その歌にも。

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新沼さんは、かなり過去になりますが一度アラピアのステージで歌って頂いたことがあるんですよ。

だから今回は2回目のステージになるわけですが、
あれからずいぶん苦労をされたようです。

新沼さんは岩手県大船渡市の出身。

4年前の大震災で失ったものは多かったらしく、
時を同じくして最愛の妻・博江さんもがんで亡くしたとのことで。

それは想像を絶する悲しみだったと思います。

本人も「泣いても泣いても涙が枯れないものですね」と当時の胸中をお話しされていました。
今でも過去を思い出すと涙が出るとも・・・

それでも多くの支援者の励ましに感謝をし、
また自らも被災者を励ますために力強く生きていく覚悟を持っておられる様子で。なんと言いますか、もうね。新沼さんの生き様に脱帽です。

『ふるさとは今もかわらず』という歌は、まさにそんな心境を唄った歌でして。

悲しいだけではダメで、明るい未来と復興へのメッセージが込められた、
何とも荘厳で清らかで美しく浄化されるような神々しい曲でした(僕は初めて聴きました)

24時間テレビの新しいテーマソングにしたらいいんじゃなかろうか?というくらい。

どうやら今では悲しみを克服しているらしく、
いや、それは違うな・・・多くの悲しみを背負いながら一緒に前へ力強く進んでいる。そんな印象を受けました。

とにかくね、何度も言いますが人柄が滲み出ていますよ。

素敵な人だとは思っていましたが、想像以上でした。

会場のお客様も盛り上がって頂けたようですし、またお越し頂きたいですね。
 

(SHIBA)

救急車有料化の問題について

どうもSHIBAです。

財務省の有識者会議で、救急車の出動要請に一部有料化する案が浮上したとのことで、何かと話題になっていますね。

有料化が検討されている主な理由としては、

①自力で来院できる軽症者でも簡単に救急車を利用できるため、緊急を要する重症患者の対応に支障をきたしている。

②救急車出動の財源は深刻な状況を迎えている社会保障費なので、少しでも財源負担を軽減する必要がある。


などが挙げられるかと思います。

僕個人的には、感情的には有料化に賛成なんですが、冷静に考えれば反対する部分もあり、ここで一般論を述べても意味が無いので止めておきます。

しかし当施設の立場から考えると見解はガラリと変わったものになります。

つまり有料化反対の意見です。

まあ反対というよりも、有料化になると都合が悪いんですよ。

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というのは、当健康センターでも年間に何回か救急車の出動を要請する事態が発生します。

急に具合が悪くなるお客様や、怪我をしてしまったお客様というのは、常に一定数いらっしゃいます。

その時、我々スタッフと致しましては、お客様の安全を確保するために救急車に頼っている部分があります。医療の専門知識がありませんからね。勝手な判断でお客様を危険な目に遭わせるわけにはいきません。

しかし、なかには救急車の要請を拒否するお客様も多いんです。
周りには他のお客様が大勢いますから、人目を気にして「大丈夫だから呼ばないでくれ」とお願いするお客様は多いです。恥ずかしい気持ちも分かります。でも万が一ということもあります。

本人が大丈夫だと言っても、その裏に危険な病が隠れていることもあるかもしれません。
だから我々としては本人の意思とは関係なく、救急車を呼ばせて頂くことも多いのが実態です。

そんな状況ですから、
今後、救急車の要請が有料化された場合のことを考えると、我々の対応も難しくなります。

本人が拒否した場合、有料だと勝手に呼ぶわけにはいかなくなりますからね。

本人が拒否しているんだから放っておてば良いだろ、と思われるかもしれませんが、お客様の安全を第一に考えるならば放っておくのは無責任な行為でしょう。

もちろん、見た目にも大したことが無いと思われる場合のことを言っているわけではありません。
我々からすると「救急車を呼んで診察して貰うべき」と思われるのに、本人が強がって嫌がる場合のことです。

本当ならば要請するべきか否かを判断できる技術があれば良いのですが・・・


救急車での搬送でさえ救急医療機関の人手が不足していたり、病院をたらい回しにされる問題が存在しています。
救急であろうと自分の力で病院へ行った場合はなおさら対応が遅れることは容易に想像できます。
この問題を解決しないことには有料化をしても「救急車を利用する」という状況はあまり変わらないかもしれません。

冒頭の①の理由による問題を解決したいのであれば、先に救急医療の施設・スタッフの充実が求められるかと思います。

②のような財源の問題には、救急患者よりも先に一般患者の医療費をどうするかを問題にするべきです。
遺伝的な理由の先天性な病気の患者と、二日酔いなどのどう考えても自己責任である患者が、同じ条件の社会保障を受けられるのは明らかにおかしい。二日酔いの診察料なんて全額自己負担にして欲しいくらいです。

少し感情論になってしまいますが、命にかかわる救急患者に負担を課すかどうかを検討する前に、他にやるべきことが多いのではないのでしょうか。


(一番大変なのは医療関係者の皆さん SHIBA)

【まとめ】 症状別の入浴法 一覧

これまでアップしてきた入浴法の一覧です。

気になる症状をクリックして下さい。

露天風呂(圧縮).jpg

 

「高血圧」の入浴法

「乾燥肌」の入浴法

「メタボ」の入浴法

「花粉症」の入浴法

「アトピー皮膚炎」の入浴法

「うつ」の入浴法

「肩こり」の入浴法

「脚のむくみ」の入浴法

「便秘」の入浴法

「下痢」の入浴法

【健康】 トランス脂肪酸とは。サルでも分かる超スーパートランス脂肪酸入門ガイド

どうもSHIBAです。

マーガリンやショートニング(お菓子などに使われている)に多く含まれている「トランス脂肪酸」が、米国で2018年以降、食品に加えることが禁止されました。

『【健康】 <最新のニュースから> 米国でマーガリンなどトランス脂肪酸が全廃へ』 参照

トランス脂肪酸には悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすから、というのが禁止となった理由です。

ではなぜトランス脂肪酸はいけないのか。トランス脂肪酸って何?

誰しもが感じる疑問です。


トランスとは「狂った」という意味ではありません。「横切った」という意味です。

「狂った脂肪酸」なら確かに体にわるそうだ。

それにしても「横切った脂肪酸」とはどういうことなのか。

それを知るには脂肪酸の構造を理解する必要があります。

なんだか難しくなりそうですが、誰でも分かるように頑張ってみますのでついて来て下さい。


脂肪酸は、炭素(C)水素(H)酸素(O)から構成されています。

そしてそれぞれの分子にはお互いに結合するための「手」があります。

  |
 ―C―   H―  O=
  |


炭素(C)は4本、水素(H)は1本、酸素(O)は2本の「手」を持っています。

分子はこの手でお互いに結合します。

  例: 水(H2O)の場合  H-O-H


分子同士が結合する時に、1本の手同士で結合することを「単結合」
2本の手同士で結合することを「二重結合」といいます。

ここで2つの球体が串の両端に刺さっている様子を想像してみて下さい。

1本の串で結合している場合(単結合)は、その1本の串を軸にくるくると回ることが出来るので安定しません。

2本の串で結合している場合(二重結合)は、2本の串でガッチリ刺さっているために回転ができず安定します。


なぜこんな話をするのかと申しますと、脂肪酸を理解するにはこの二重結合のあり方が大きく関わっているからです。


脂肪酸は通常は炭素(C)が一直線に繋がった直鎖状に配列されています。

例えばこんな感じ

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このように炭素同士がすべて単結合している脂肪酸を「飽和脂肪酸」といいます(水素で飽和されているから飽和脂肪酸)


これに対し、どこか一箇所でも二重結合がある場合は「不飽和脂肪酸」といいます。

例えばこんな感じ

tran2[1].jpeg


水素で飽和されていないから不飽和脂肪酸。


まとめるとこうなります。

 脂肪酸
 ・飽和脂肪酸(二重結合なし)
 ・不飽和脂肪酸(二重結合あり)




さて、一般的に不飽和脂肪酸は飽和脂肪酸と比べ融点が低く、溶けやすい性質をしています。

飽和脂肪酸は室温では固体で、不飽和脂肪酸は室温では液体である傾向があります。

生物にとって体内の脂肪が環境の温度によっていちいち固まると生きていけません。

哺乳類や鳥類など恒温性動物は、36℃前後を保つことができるので飽和脂肪酸で構いませんが、
変温動物や植物は、温度が低い環境下でも脂肪酸が固まらないように融点が低くないといけません

ちなみに融点とは物が溶け出す温度のことで、融点が低ければ低いほど液体の状態を維持できます。

溶ける>融点>固まる

だから魚は動物性でありながら冷たい海水でも固まらないように不飽和脂肪酸なんですよ。
魚の脂はサラサラでしょ。
DHAやEPAが身体に良いのはそのためです(同じ不飽和脂肪酸でも二重結合がたくさんあります)


では次に、なぜ二重結合があると固まりにくいのか?を考えてみましょう。

農水省のホームページに中性脂肪の構造を表した図があります。

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中性脂肪はグリセンリンに3つの脂肪酸が結合した構造をしています。

右の3本の毛みたいな線が脂肪酸です(炭素などの元素記号は省略されています)

3本のうち、一番上の脂肪酸は炭素が全て単結合されていることを意味しています。
なのでこれは飽和脂肪酸です。

前述のとおり、炭素が直鎖状に単結合している場合、団子の串を軸に回すようにくるくる回してみても、3次元的に見ると立体的には何も変わりません。

2本目の脂肪酸は、二重結合が一箇所ありますよね。二重結合が一箇所でもあれば不飽和脂肪酸です。

そしてここで注目して欲しいのは、二重結合をしている部分で屈曲していること。

3本目の脂肪酸は二重結合が2個所あることでさらに屈曲しています。

このような不飽和脂肪酸では、屈曲部より先は回転によって円錐状を描くように動くので近くの分子にぶつかります。

その場で自転しているだけの飽和脂肪酸に比べ、あちこちぶつかりあって流動性のある不飽和脂肪酸は固まりにくいことになります

二重結合の数が多くなるほど融点が低くなります。つまり液状を維持しやすい。

よって飽和脂肪酸は固まりやすく、不飽和脂肪酸は固まりにくいと。そういうわけです。


ここまでの説明について来ていますか?

ここからが本題ですよ(長いな)


マーガリンの誕生を実現するには植物性の油脂をバターのように固体する必要がありました。

不飽和脂肪酸なんだけど固まりやすくしたい。

ここで注目したのは二重結合の一部を単結合にして屈曲を減らし直鎖状にできないか?ということ。

そこで二重結合に水素を付加させて単結合にすることで屈曲を減らす方法がとられました

しかし、一部の二重結合では、二重結合はそのままで炭素に結合している水素の位置だけが正反対に変化するだけの箇所が発生します。

これが、水素が横切っているように見えるので、この形をとってトランス(横切った)型と言います。

トランス型の二重結合が一つでもあれば、それはトランス脂肪酸です。

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これによりトランス型不飽和脂肪酸は、流動性に乏しく融点を上げて溶けにくくすることができるようになりました

これがマーガリンの誕生です。

トランス脂肪酸は、限りなく飽和脂肪酸に近いけれども、若干歪な形をしているのでマーガリンはバター(飽和脂肪酸)よりは溶けやすいです。


まあ、トランス脂肪酸についてざっくり申し上げましたが、
だから何が健康に悪いんだ?って話になると、これが分からない。

それもそのはず、実際に農水省でも「十分な証拠がない」との見解ですからね。

一応、不飽和脂肪酸ではありながら飽和脂肪酸のような性質があるので、体内で代謝されにくく悪影響を及ぼすことが原因とされています。

しかしそれだったら飽和脂肪酸全般にも言えることですからね。なにもトランス脂肪酸ばかりが取り沙汰されるのはおかしい。

「悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らす」とも言われていますが、詳細な情報がないのでこれも分からない。

ひょっとすると、飽和脂肪酸に似ているとかそういうことではなくて、人工的に作り出された脂肪酸であるところに問題があるのかも。

天然由来のトランス脂肪酸など殆ど存在しないらしいから。

トランス脂肪酸を加工する過程、例えば水素を添加する時や、不純物を取り除くための加熱処理が加わることとか。どこかそのへんに不都合なことがあったりしてね。


良くいえば「健康に悪いという証拠は無い」
悪く言えば「安全であるという証拠は無い」


だったら何か新しいことが分かるまでトランス脂肪酸は避ける方が賢明なのかな。という気がしますがはたして・・・


(マーガリン関係者は大変だな SHIBA)

【健康】 <最新のニュースから> 米国でマーガリンなどトランス脂肪酸が全廃へ

遂に!というか、以前からそういう動きはありましたが、
アメリカでは2018年にトランス脂肪酸を添加した食品の販売を禁止することが決定しました


http://www.asahi.com/articles/ASH6K23DPH6KUHBI006.html
朝日新聞:トランス脂肪酸の禁止、米が決定 「安全と認められぬ」

トランス脂肪酸が心臓病などのリスクを高めると考えられているため、食品での使用禁止に至りました。

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トランス脂肪酸はマーガリンや、お菓子や揚げ物に使われるショートニングなどに含まれています。

そのため、このアメリカの報道を受けて日本国内にどのような影響があるか注目されています。

特に毎日マーガリンを食している人たちにとっては、その動向が気になるところでしょう。

いやいや、それ以前に「マーガリンが健康に悪い」と判断されていることにショックを受ける人も多いかもしれません。

バターよりマーガリンの方が健康に良いと思っていた人は多いでしょうからね。

バターは動物性油脂。マーガリンは植物性油脂。

そりゃ普通に考えればバターの方が健康に悪そうな印象を受けますよ。

でもよくよく考えてみれば、確かにマーガリンが怪しく思えることに気付くかと思います。

というのは、そもそもマーガリンは、かつて世界でバターが欠乏していた時代にそのバターの代用品として誕生した食品です。

ここで不自然だな、と思えることに気付くでしょうか?

マーガリンの油脂は植物性なのに何故固体なんだろうか?と・・・

動物性の油脂は融点が高く、常温では固体であることが多いのに対し、植物性の油脂は融点が低く、常温では液体であることが多いもの(一部例外を除く)

厳密にいえば「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」


イメージとしてはこうなります(一部例外あり)

 動物性油脂 = 飽和脂肪酸 = 固体
 植物性油脂 = 不飽和脂肪酸 = 液体



マーガリンは不飽和脂肪酸なのに固体であることの不自然さ
これは硬化処理といって、人工的に油脂の構造を変化させることで実現しています。

この時に構造が変化した油脂の一部がトランス脂肪酸というわけです。

『【健康】 トランス脂肪酸とは。サルでも分かる超スーパートランス脂肪酸入門ガイド』 参照


不飽和脂肪酸でありながら、その構造上からラードやバターなどの飽和脂肪酸と同じような性質を持つわけですから、
体内で代謝されにくく、人体の健康に様々な悪影響を及ぼす考えられているんですね。

具体的には悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすと言われています。

そのため心臓病のリスクが高まるというわけです。


このへんの科学的根拠として、日本の農林水産省ではホームページにてこう見解を述べています。

「トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません」
 
「油脂の加工でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのかどうか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中でどのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な証拠がありません

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/
農水省:トランス脂肪酸に関する情報


つまり、アメリカと日本では、トランス脂肪酸に対する見解に違いがあり、ただちにアメリカの影響を受けるようなことは無さそうです。

ではなぜアメリカではトランス脂肪酸を禁止したんでしょうか・・・


おそらく現実はこう(僕の推測)

トランス脂肪酸が飽和脂肪酸と同じく、健康に害を及ぼすことがある。これは間違いない。

ただし、何事にも摂取量には閾値というものがあります。

閾値とは特定の影響を及ぼす境目のこと。

人体が浴びてもよい放射線量の考え方と同じですよ。

つまり少しぐらいはトランス脂肪酸を摂取しても健康には影響ないが、閾値を超えると悪影響があると。

そしてアメリカ人はその閾値を超える食生活を送っている人が多い。

アメリカ政府としては国民の健康を考えた時に、国民にトランス脂肪酸の過剰摂取を止めるよう呼びかけるだけでは効果がないので、法律的にこれを禁止するしかないと・・・

一方、日本ではトランス脂肪酸の平均摂取量はアメリカと比べて低いので閾値を超えているかどうか分からない。
実感としてそれほど危険性も感じていないし、そもそも閾値がどのへんかも分からない。

日本にはバター不足に陥っていることもあり、マーガリンの必要性が高く、そのへんの経済事情も関係しているのではないでしょうか。

そして真実はその裏に利権に絡んだ複雑な問題が関係していて。なんてことも十分に考えられます。

でなきゃ、健康の害を考えるんだったら真っ先ににタバコを禁止しているはずでしょ。

・・・そんなところだと思います。


まあ、あれでしょ。アメリカのマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は日本のマーガリンよりも多いんじゃなかろうか。

マーガリンに限らず、ケーキでもアイスでも凄くこってりしていますもんね。

日本人から見てそんな印象を受けますよ。


(日本人にとっては塩分の方が問題かも SHIBA)

【健康】 納豆「血サラサラ神話」の疑惑と真実

健康のため、毎晩納豆を食べています、どうもSHIBAです(なぜ朝ではなく夜食べるかは最後に説明します)

納豆には健康に影響をもたらす効能はいろいろありますが、
一番関心があるのは「血液がサラサラになる」ことではないでしょうか。

しかし、一方で「実は納豆で血はサラサラにならない」という疑惑が存在します。

なぜ、そのような疑惑が持たれているのでしょうか、そして真実はどちらなのか。

ちょいと考えてみました。

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動脈硬化が進んでいて血管に少しでも血栓が詰まると脳梗塞や心筋梗塞などの危険がある場合、
その予防・治療として血液凝固阻止薬のワーファリンを投与されることがあります。

しかし、副作用として出血した時に血が止まりにくくなる傾向があり、怪我をしないよう気を付ける必要があります。

できればそのような血液凝固阻止薬を投与しなくても済むよう、ふだんから血液をサラサラにしておきたいものです。


そこで、ふだんの食生活のなかで血をサラサラにすると言われる食材を取り入れたいものです。

血をサラサラにする食べ物はたくさんありますよ。

よく知られているものでは「お・さ・か・な・す・き・や・ね」

これは、「お茶」「魚」「海藻類」「納豆」「酢」「キノコ類」「野菜」「ネギ類」の頭文字から取ったもの。

これらは「血をサラサラにする」効果があるといっても、
血小板が集まるのを防ぐもの、赤血球の柔軟性を上げるもの、コレステロールの酸化を防ぐものなど、その性格はそれぞれ違います。

なかでも納豆。

納豆にしか存在しないと言う「ナットウキナーゼ」という酵素は、血栓そのものを溶かす作用があります。

「天然のワーファリン」と呼べそうな食品です。

ナットウキナーゼの血栓を溶かしやすくする作用により、脳梗塞や心筋梗塞を予防できます。

ただし、ナットウキナーゼにそのような効果があるのは事実としても、納豆を食べた時にナットウキナーゼはアミノ酸レベルにまで消化・分解され吸収されるので、ナットウキナーゼは血栓を溶かすことはできない。という説が存在します。

血栓を溶かすには血管に吸収されなければなりませんからね。
吸収される前に分解されてしまってはナットウキナーゼとして血管へ吸収されません。

「実は納豆で血はサラサラにならない」という疑惑はこういう理由から生じた経緯があります。

本当にナットウキナーゼは吸収される前に分解されて機能しなくなってしまうのでしょうか。

これに関してはまだ研究途上のようで、今後の報告を待つしかありません。

しかし、

納豆30gを健康な人に食べさせたところ、
血栓分解産物(FDP)という血栓が溶けた時にできる物質が血液中に増加したという研究結果が実際に存在するそうです。

これはどういうことか?

実はここが興味深いんですが、

ナットウキナーゼが血栓を溶かす作用については、ナットウキナーゼ自身が血栓を溶解するという作用と、
ウロキナーゼという血栓溶解酵素を活性させるという作用と2つ考えられているんです。

後者の作用、つまりウロキナーゼを刺激する分には、ナットウキナーゼが吸収される前に消化管の中において刺激可能かもしれませんよね。

いづれにしても、科学的な裏づけは不十分だが「血がサラサラになる」という事実はあるようです。

さて、

納豆を摂取しすぎるとナットウキナーゼの作用のため血が止まらなくなるのでは?
という問題が起きてもおかしくないようなものだが、実際にはそんなことにはなりません。

それは納豆に含まれる「ビタミンK」のおかげ。

ビタミンKの主な作用としては

・出血の際に血液凝固因子として働く作用
・骨の健康を保つ作用


の2つがあります。

血液凝固因子の「因子」と表現されているのは、ビタミンK自身が血液を凝固させるのではなく、血液凝固に必要なプロトロンビンというタンパク質の生成に、補酵素としてビタミンKが働くため。

ここで今、ふと疑問に思った人がいるかもしれません。

「あれ?ナットウキナーゼとビタミンKの作用って相反しているじゃないか?」

確かにこれでは、血液をサラサラにするのか凝固しているのか分かりませんよね。

ここにも「実は納豆で血はサラサラにならない」という誤解が生じた可能性があります。

しかしビタミンKの素晴らしいところは、血液を凝固するときに必要な物質でありながら、
一方で、出血した場所以外では正常に流れている血液を凝固することはしない
ということ。

というか、血液の凝固作用には他にも多くの物質が関わっているので、ビタミンKだけが増えても血液は固まりませんよ。
ビタミンKが不足していると出血しても血が止まりにくくはなりますが・・・

血液をサラサラにするが、サラサラにし過ぎて血が止まらないということはない。出血など血を凝固しなければいけない時には固くする。
そういうバランスを調節する能力が納豆にはあるんですね。


考えれば考えるほど、納豆はよくできた食品ですよ。

一方、薬であるワーファリンは血液をサラサラにする能力は高いが、血が止まらなくなる。

こう考えると、薬でもない納豆の方が薬であるワーファリンよりも優秀に思えませんか。

まあ、動脈硬化が進んでいる危険な状況にあり、ちっぽけな血栓さえも許してはならないことが優先されるならばワーファリンが適しているでしょうが・・・


健康に良い大豆食品は他にもたくさんあるけれど、ナットウキナーゼとビタミンKの作用が得られるのは納豆だけなんだよね。

だから血圧が高い人、コレステロールが気になる人は納豆を食べる習慣を持った方が絶対にいいよ(ビタミンKに関していえば腸内細菌によっても合成されるからビタミンK欠乏症になることは稀ではある)


ちなみに「納豆は夜に食べた方が良い」というのはもはや常識かな?

納豆といえば朝のイメージが強いかもしれませんが、血栓は夜に寝ている間に作られるからです。

脳梗塞や心筋梗塞は早朝が危ないとさえ言われています。

血栓を溶かすナットウキナーゼは食後10~12時間働くとも考えられていているので、就寝の数時間前に摂取することが望ましいとされているんです。

夜に食べた方が良い理由として、他にも成長ホルモンの促進や腸内環境を整えたりすることなどが挙げられます。

何度も言うけど、納豆は本当によくできた食品ですねぇ・・・


(納豆の効果って他にもたくさんさるからね、マジ凄い SHIBA)

 

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