「牛乳を飲めば背が伸びる」というのは間違った常識、どうもSHIBAです。
小さな頃から牛乳を飲む習慣があったけど、全然背が伸びなかった僕にはこれが間違った常識だということは分かっていやけどね、ハハハハって全然嬉しくないけど・・・
世の中には間違った常識に溢れています。
そうとは知らずに信じていたことの真実を知って
「なぁにぃ?やっちまったな(懐かしいな)」と思うこともしばしば。
そこで。
「間違った常識シリーズ」みたいなものを挙げていくのも面白いかも。
ということで、例えば「弱酸性の石鹸(またはボディソープなど)」
『【健康】お肌のpHバランスとは?』でもお話したとおり、
人の肌は弱酸性を保っています。
そのため、「弱酸性」というと肌に優しいイメージがあります。
実際、弱酸性の洗顔料や石鹸などは「お肌に優しい」というキャッチフレーズを用いています。
はたして「弱酸性の石鹸って肌にやさしい」というのは正しいことなのでしょうか。
実は、それは危険な思い込みだと考える風潮が出てきています。
本当はどちらの意見が正しいのでしょうか。
まず、なぜ肌の表面が弱酸性なのかを理解する必要があるかもしれませんね。
人の肌には皮脂が分泌されています。
皮脂に含まれる脂肪が常在菌のリパーゼに分解されることで生じる脂肪酸によって皮膚の表面が弱酸性となるわけです。
あ、ちなみにリパーゼというのは脂肪の分解酵素で、脂肪は分解されると脂肪酸になります。
もっとちなみに言うと(そんな日本語あるのか)
・炭水化物(糖質)→ アミラーゼによって分解 → ブドウ糖
・たんぱく質 → プロテアーゼによって分解 → アミノ酸
・脂質 → リパーゼによって分解 → 脂肪酸
で、
その弱酸性に保たれていることによって、病原菌から身を守っているんですね
(病原菌は酸性に弱い。人の腸内もまた、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、悪玉菌の増殖を抑えています)
石鹸は本来弱アルカリ性のもの(シャンプーもボディソープも)
ではなぜ肌は弱酸性であるにもかかわらず、弱アルカリ性を使っているのか?
それは、角質を効率よく取り除くため。
弱酸性の角質は、弱アルカリ性に触れると中和反応が生まれて角質が剥がれやすくなるというわけです。
肌は一時的にアルカリ性に偏りますが、やがて自然に弱酸性に戻ると言われています。
だからこれまで弱アルカリ性の石鹸を使用していても何ら問題はありませんでした。
ということは「弱酸性」の石鹸なんて必要ないじゃないか!ということになります。
おそらく弱酸性の石鹸は、乾燥肌や敏感肌の人に役に立つとして開発されたものかもしれません。
乾燥肌や敏感肌の人は皮脂の分泌が少なく、すなわちそれは皮膚の表面に脂肪酸が少ないことを意味します。
健常の肌の人より、若干アルカリ寄り。
通常の弱アルカリ性の石鹸では刺激が強すぎるかもしれません(中和できないので)
そういう意味では弱酸性の存在意義はあるかもしれません。
ただね。不自然なんですよ。肌と同じ弱酸性の石鹸がどうやって角質を落とせるのか???
中和反応もできないのに・・・
そんなわけないやろ。不自然すぎる。野々村氏の政務活動費支出かな?やかましいわ。
そこでいろいろ言われているのが、「合成界面活性剤を使用しているからだ」というもの。
この合成界面活性剤にはタンパクを破壊する強い毒性があって、
通常のすすぎでは落ちないほどの浸透性を持っているという見方もあります。
そのため、汚れを落とす力はかなりものでも、人体への影響も懸念されています。
もちろん懸念レベルであって、危険なものだと証明するものがあるわけではありません。
弱酸性、弱アルカリ性とどちらが良いのかは判断できませんが、
人の肌は自然に弱酸性を保つことのできる力があるのなら、何も肌に対して過保護にする必要はないんじゃないか?
自然の摂理に逆らっているものはとりあえず疑ってかかれ。
というのが僕の見解です。
(子供は砂場で遊んだ方が免疫力がつくのと同じ SHIBA)