本日2月11日は初代天皇、神武天皇が即位した日ということで「建国記念日」となっております。
そこで!
いきなり問題です。
ヨーロッパのある国で食事会を開催することになって、各国の代表者を招待することになりました。
以下の4人のうち一番上座に座る人は誰でしょう。
1.オバマ大統領(アメリカ)
2.エリザベス女王(イギリス)
3.ローマ法王(バチカン)
4.天皇陛下(日本)
いずれも身分の高いお方たちですが・・・
答えは、
4.天皇陛下
です。
どうですか、ちょっと意外ですか?
実はですね、欧米では外国の要人を招く場合に、身分の序列を決める基準というものがあります。
その基準によると
1.皇帝・天皇
2.国王・法王
3.大統領
の順になります。
このように「皇帝・天皇」が一番身分が高いのです。
しかも、現在は世界に皇帝はひとりもいません。
ということは、
天皇陛下は世界で一番身分が高いお方になるんですよ。
実際、昭和天皇が1975年に訪米した時は、大統領が空港まで出迎えていますし、エリザベス女王だって天皇陛下と同席するときは上座を譲っています。
凄くないですか?
天皇は「国民の象徴」とでしかみていないなら、それは大間違い。
世界の国々から別格扱いを受けているのに、それを日本人だけが知らないというのは、悪しき戦後教育の影響でしょうね。
天皇陛下は
ちなみに「皇帝」は英語で「エンペラー」と言いますよね。
「天皇」と「皇帝」は同義なので、「天皇」も英語で「エンペラー」になります。
でも天皇陛下のことをエンペラーって、なんだか違和感ありませんか?
以前、劇場で映画『終戦のエンペラー』を観てきました
作品タイトルになっているエンペラーとは昭和天皇のことです。
舞台は終戦直後の日本。
「昭和天皇の戦争責任をどう捉えるべきか」という議題に取り組むGHQの視点から描かれています。
当時のアメリカ世間の風潮として、日本のトップである天皇にも戦争責任は当然あるとして処罰を要求していました。
しかしGHQの最高司令官マッカーサーは、天皇は罰しない方向で対応します。
今思えば、マッカーサーという人物がいなかったら、二千年以上続いた天皇の血脈はそこで途絶えていたかもしれません。
映画の中でマッカーサーは「日本の復興を目指す」と言っていましたが、それは事実ではありません。
目指していたのは「軍国主義・軍事力の解体」です。
マッカーサーは日本人の底力をとても恐れていたようです。
一歩間違えれば日本の国民は反乱を起こし、統治できなくなると。
マッカーサーは日本人の本質をよく理解していたんでしょうね。
いや、詳しいとは言わないにしても、日本人の行動規範が何によるかは分かっていた。
それが天皇の存在。
しかし、そこまでは分かるが、では日本人にとって天皇とは一体どんな存在なのか。そこが分からない。
GHQは、それを知ることこそが鍵だと徹底的に天皇について調べます。
そしてそこに見えてきたものは・・・
『天皇陛下はエンペラー?(後編)』 へ続く
(今回のブログ記事は2013年のメルマガで掲載した内容です SHIBA)