7月から海開き。プールの利用も盛んな月になります。
プールにちなんで名付けられた症状に「プール熱」と呼ばれる夏風邪があります。
プール施設のある当館では気になる名前です。
でもあまり馴染みがなさそうな「プール熱」
名前からは熱中症のようなものに思えるかもしれませんね。
実は、プール熱は「咽頭結膜熱」とも呼ばれ、ウイルス性感染症の一種です。
プールの水を媒介して感染することが多いことから「プール熱」と呼ばれています。
軽い症状のものから高熱を伴い扁桃腺が腫れたり肺炎や結膜炎など重症化することもあります。
原因となるウイルスは「アデノウイルス」
インフルエンザウイルスは有名ですが、アデノウイルスはその次に多く検出されるそうです。
インフルエンザは主に冬場に発症しますよね。
しかしアデノウイルスには季節性が無く、いつでもどこでも(プロミ○かい)感染する恐れがあります。
ただ夏場のプールの水を介して発生することが多いようです。
気を付けようにも、インフルエンザのようにワクチンが無いのが厄介ですね。
潜伏期間は4~7日だそうなので、発熱をした4~7日前にプールを利用した方は医療機関で確認してもらった方が良いと思われます。
当館でも塩素消毒は行っておりますが、お子様は特に発症しやすいそうなので、プール利用後はしっかりと身体や目を洗ってください。うがいも忘れずにお願いします。