風疹は「3日はしか」とも呼ばれます。
はしかと共通点が多いが「3日程度で自然と治る」からそう呼ばれています。
しかし、すぐ治るからといって侮れないのが風疹です。
風疹とは風疹ウイルスによるものですが、これといった治療法もなく、解熱して安静にするなどの対症療法しかできません(それだけにワクチンによる予防が重要になっている)
咳やくしゃみ、会話などから飛沫感染でうつり、
1人の患者から5~7人に感染していると推定されているほど感染力が強いんですよ。
悪化するとごく稀ですが、血小板減少性紫斑病(3000人に1人)、脳炎(6000人に1人)などの合併症を併発することもあるのが特徴です。
風疹といえば子どもの病気と思われがちだが、
数年に一度は予防接種歴のない成人の間でも流行しています。
◆風疹の特徴
【感染様式】飛沫感染、接触感染
【潜伏期】14~23日
【好発年齢】5~15歳
【症状】リンパ節腫脹、発熱、発疹
さて、お風呂ですが、入浴は熱がなければ問題はありません。
ただし湯はぬるめにしないと発疹の影響でかゆみを感じるかもしれません。
体を洗う時も皮膚を刺激しないように、手で洗うくらいが安全策となります。
長湯はせずサッとあがるようにして下さい。
「風疹の人のあとのお風呂に入ったら感染するのか?」と気にする人がいますが、
風呂で感染する可能性は相当低いと思いますよ。
そもそもウイルスは湿気の多い環境では弱いものです。
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