一度罹ったら二度と罹らないといわれる「はしか(麻疹)」
しかしその感染力は強力で、年間数十人がはしかで命を落としている(かつては数千人だった)というくらい重い病気です。
はしかは様々な症状があります。
まず原因は麻疹ウイルスによる感染症です。
症状としては鼻水、咳、目の充血、高熱、そして赤い発疹がみられます。
初期症状はかぜに似ているから、気付かないうちに感染が拡がってしまうおそれがあるのは、はしかに限らず小児ウイルス感染症の特徴でもあります。
◆はしか(麻疹)の特徴
【感染様式】空気感染、飛沫感染、接触感染
【潜伏期】7~14日
【好発年齢】6ヶ月~3歳(1歳代が最も多い)
【症状】鼻水、咳、目の充血、発熱
発疹(耳の後ろ、顔、全身へと拡大)
コプリック班(口腔内ほほ側に小さな白い斑点が出る)
かぜと比べて症状が重いので入浴の判断は慎重に。
高熱時は体力の消耗が激しいので安静が保てる環境が必要です。
発熱時の入浴は控えましょう。
ただし、こまめに水分補給をして、スキンケアに配慮する必要があります(発熱による発汗や発疹もあるから)
体を拭くかシャワーだけにして、皮膚を清潔に保ちながら様子をみましょう。
一般に、熱が下がって発疹が消えてくる回復期になれば入浴は大丈夫といわれています。
しかし、熱が下がったとしても子どもが元気であることが入浴OKの判断材料にして下さい。
最初のうちは疲れさせないために短時間で済ますようする気配りも肝心です。
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