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【健康】 若年層も注意!若者に増えてきている脳卒中

脳卒中といえば、高齢者ほどリスクが高いイメージがありますが、
近年では若年層の脳卒中が増えているそうです。

自分も他人事ではありません、どうもSHIBAです。


脳卒中は日本人の死因で常に上位に位置する疾患ですが、
医療技術がどんどん発達しているの昨今、若い世代で増えてきているとはどういうことなのか?

そこには何か理由があるんでしょう。


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脳卒中とは、脳内の血流が障害されて脳の機能に異常をきたす脳血管疾患です。

血管が詰まれば「脳梗塞」、血管が出血すれば「脳出血」「くも膜下出血」に大別できます。

比較的に高齢者には「脳梗塞」が多く、若年層には「脳出血」が多いそうですが。
若い世代にも「脳梗塞」は増えてきているようです。


脳卒中の原因として動脈硬化があります。

その動脈硬化をもたらす要因としては高血圧高血糖脂質異常症などの生活習慣病。

ということは若い世代の食生活の乱れや運動不足などが悪化しているとも考えられます。

若くても不摂生な生活をおくっている人は要注意です。


しかし、血圧や血糖値に異常が無くても脳梗塞などの脳卒中になる若者もいるようなんです。

不規則な生活だけでは説明がつかない状態になる。それが若年層の脳卒中の特徴でもあります。

「脳動脈解離」といって、脳の動脈の内壁が何らかの理由で傷ついて剥がれるというか裂けてしまう状態です。

大動脈解離なら聞いたことあるかもしれませんが、それが脳動脈で起こることを脳動脈解離と呼ばれています。

裂けた部分が血管を塞げば脳梗塞、裂けた隙間の血液が瘤になって破裂すれば脳出血やくも膜下出血になります。


スポーツや交通事故による首の捻りが原因で脳動脈解離になることが多いようですが、
不思議なことに首を捻ったりするだけで、例えば首をポキポキ鳴らすだけでも引き起こされることがあるそうですよ。

ポキポキ鳴らす癖のある人には嫌な情報ですね。


とにかく、若年層にとって脳動脈解離はやっかいな疾患です。

さりとて、どう予防してよいものやら・・・

血圧や血糖値に異常が無くても脳動脈解離になりうるというからたちが悪い。

それでも高血圧や高血糖はさらにリスクを高めるだろうから、
予防方法としては生活習慣の見直しということになりますね。

日本脳卒中協会のホームページに、脳卒中の予防十か条が掲載されています。

http://www.jsa-web.org/10/index.html
日本脳卒中協会:脳卒中予防十か条



1 手始めに 高血圧から 治しましょう

リスク要因としては血圧が一番重要かも。普段から決まった時間に血圧を測る習慣を持つと良いでしょうね。高血圧が気になる人は塩分を控える食生活が基本になりますが、厚生労働省にその指針が示されていますよ、参考までに。

http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-002.html
厚生労働省:栄養・食生活と高血圧


2 糖尿病 放っておいたら 悔い残る

糖尿病が怖いのは、血糖が血管を傷つけることもありますが、いろいろな合併症を誘発することです。結果、動脈硬化を進めることになりますから食生活の改善が必要です。


3 不整脈 見つかり次第 すぐ受診

不整脈の原因に心房細動があります。心臓の左心房がけいれんするように収縮し、血液がうっ血すると血栓ができやすくなります。心臓内にできた血栓が脳の血管に運ばれ詰まると脳梗塞になるので、脈のリズムが乱れていると感じたなら直ぐにでも受診することが望まれます。

4 予防には タバコを止める 意志を持て

タバコは脳卒中だけでなく、心臓や肺などあらゆる臓器のリスク要因であり、動脈硬化やがんなどあらゆる疾患のリスク要因でもあります。他の予防法を実践していても喫煙をしていれば全て台無しになるほど、タバコは有害なものでしかありませんよ。

5 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

適量のアルコールを飲む習慣のある人は、全く飲酒の習慣がない人よりも健康に良いという研究報告が出ています。ただし、適量を超えれば逆に毒となり、それこそ脳卒中のリスクが高まりますのでほどほどに。


6 高すぎる コレステロールも 見逃すな

コレステロールの中でも気を付けなければいけないのはLDL(悪玉)コレステロール。LDLコレステロール値が高いと、血管内に付着し、いずれ動脈硬化の原因となります。血をサラサラにすることが肝心です。


7 お食事の 塩分・脂肪 控えめに

これまでの話から塩分や脂質の過剰摂取が脳卒中の原因となることはもはや説明不要でしょう。具体的に何をどれだけ摂取すれば良いのか意識して食事をするのは難しいと思われるなら、カロリーの摂取量だけでも意識すると良いでしょう。要は食べ過ぎを控え、腹八分にするだけでも塩分や脂質の摂取量も相対的に減りますからね。


8 体力に 合った運動 続けよう

ウォーキングなどの有酸素運動は、血圧や血糖値を下げる効果があります。食生活ばかり改善していても運動不足だとなかなか効果が得られませんよ。


9 万病の 引き金になる 太りすぎ

いわゆるメタボ(メタボリックシンドローム)とは、高血圧や高血糖、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態をいいます。つまり内臓脂肪型の肥満のこと。これに該当する人は、食生活と運動習慣の見直しが必要です。


10 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

脳卒中が起きたら、というか普段から脳ドックなどを利用することも有効ですね。


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(この前「アタマ大丈夫?」と言ってきた人がいて「なんて親切なんだろう」と思ったけど、あれ別の意味だよね? SHIBA)