• イベント情報
  • メールフォーム

【健康】 お風呂で逆に疲れてしまうのはなぜ?


今日一日の疲れをお風呂で癒す。

疲労回復は入浴の大きな役割です。

しかし、入浴するとなぜかドッと疲れが出てしまうことってありますよね?

疲れをとるつもりだったのに逆にぐったりしてしまうこと・・・誰でも経験したことがあると思います。

なぜ逆に疲れてしまうのか、不思議に思ったことはありませんか?

2016626154532.jpg


実はその疲れの正体は「疲労感」というものです。

「だるいな」と疲れたように感じる感覚のことであって、本当の「疲労」とは違います。


確かに入浴によってもカロリーは消費しますからその分の疲労は溜まります。

でもストレスによる疲れや筋肉の疲労とは質が違います。

それなのにお風呂に入ると体が重たくなったように、それこそ「疲労感」を感じるのは副交感神経が優位になったためです。

そう。この疲労感の犯人は副交感神経。

自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって調整されていて、

交感神経が優位に傾けば「戦闘&緊張モード」
副交感神経が優位に傾けば「お休み&回復モード」

に働きます。

ヒトはお風呂で温まってリラックスを感じると副交感神経が働いて血管が拡張し血流が良くなります。
血流が良くなると脳・神経・筋肉などの各細胞に酸素や栄養が行き渡るので「疲労」が回復していきます。
ただし、副交感神経によって体はお休みモードになるために力が抜けたような感じになります。

そのために「疲労感」を感じてしまうわけですが、実際の「疲労」は回復に向かっているんですね。

入浴によって副交感神経が優位な状態なっていれば、入浴後は入眠へと導入しやすくなります。

疲れを取りたいのならこの流れを無駄にしてはいけません。

傷んだ組織の修復など本当の意味での疲労回復は睡眠中に行われているので、せっかくお風呂で気持ち良くなっても睡眠を疎かにしていると効果がありませんよ。