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【健康】 「夏バテだからウナギを食べよう」は間違い


昔から夏バテには「ウナギ」・・・ですよね。

土用の丑にはウナギを食べて体力をつけようとする習慣からも分かるように、ウナギには体力を増進する栄養素が豊富にあります。

しかし、夏バテして体力が低下している人が「体力をつけるためにヨシっ!ここはひとつ、ウナギでも食べて・・・」と考えるのは間違っています。

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夏バテに負けないように、体力を維持するためにウナギを食べるのであれば、これはとても効果的です。

しかし、すでに夏バテをして体力が低下している人は胃腸も弱っています。
こんな時にウナギのような脂っぽい物は消化に悪く、胃腸に負担をかけてしまい、むしろ逆効果となってしまいます。

これは何もウナギに限った話ではありません。
スタミナ料理とされている豚肉料理なども同様です。

豚肉料理も確かにタンパク質やビタミンBが豊富で、スタミナUPに適した料理ですが、タンパク質や脂質は消化に時間がかかるのでやはり胃腸には負担がかかります。

これらウナギや豚肉は体力のあるうちから食しましょう。


では夏バテをしている人はどんな物を食べれば良いのか?

もうお分かりですよね。

それは「消化に良いもの」です。


消化に良いものというのは

 ・温かいもの
 ・柔らかいもの
 ・小さく切ったもの
 ・不溶性食物繊維の少ないもの
 ・脂肪の少ないもの
 ・消化を助ける食材(大根、長いも、小松菜、キャベツ、オクラなど)
 ・ヨーグルト


お粥柔らかく煮込んだうどんは消化も良く、また炭水化物なので素早くエネルギーとなるので胃腸が弱っている人には最適です。

不溶性食物繊維は消化されにくいので食べ過ぎないように気を付けましょう。具体的には「ゴボウたけのこサツマイモレンコンこんにゃくきのこ類」などが不溶性食物繊維を多く含んでいます。

ヨーグルトは乳製品自体が消化に良いということもありますし、胃の粘膜を保護したり腸内環境を整えたりする作用があるので有効です。