暑い日が続きます。熱中症対策は万全でしょうか、どうもSHIBAです。
熱中症になると異常な発汗あったり気を失ったり、または筋肉がけいれんを起こしたりします。
いずれにしても何らかの症状が生じて具合が悪くなるので通常は異変に気づくものですが、
中には本人も自覚しないうちに熱中症にかかってしまうことがあります。
これを「かくれ熱中症」といい、かくれ熱中症になる人は、汗をかかないために本人も脱水状態になっていることに気づかないことが多いようです。
「かくれ脱水」ともいい、発汗機能が低下している人に多い症状だと考えられます。
ヒトは体温調節機能の一つとして、皮膚血管の末梢から熱を放散しています。
これを不感蒸泄といって発汗がみられなくても目に見えない形で水分を失っています。
そのため症状に気づかないまま重症化してしまうようです。
しかも「自分には関係ない」と思っている人に多いというから厄介です。
かくれ熱中症(かくれ脱水)は高齢になるほどなりやすいと考えらていて、その理由は筋肉量や食事量の低下と関係しているからです。
筋肉には体内の水分を蓄えられています。体内の水分の約10%は筋肉に蓄えられているそうですよ。
だから脱水になると筋肉痛や筋肉けいれんを起こしやすいんですね。
食事量が減少することも水分やミネラルの摂取が減ってしまう原因となります。
歳を重ねるほど代謝が悪くなるので食事量も減りがちですから、そこは敢えて脱水にならないよう水分補給を意識したいものです。
「かくれ熱中症に気を付けよう!」といっても症状が表れないと気付きにくいものですが、サインとしては排尿の減少が挙げられます。
ヒトは発汗や呼吸、不感蒸泄などで水分を失うと、それ以上の損失を防ぐために腎臓での尿生産が抑えられ、排尿が少なくなる傾向があります。
尿があまり出なくなったら脱水状態を疑ってみることをお勧めします。