お風呂に入っているときに鼻血が出たことのある人は多いのではないでしょうか。
空気が乾いていると皮膚が傷つきやすいので、多湿である浴室で鼻血が出るのは意外だと思われるかもしれません。
しかし入浴により血圧が変動したり血流が増加するので、鼻の粘膜が薄い、あるいは弱い人は出血しやすい傾向にあるといえます。
鼻の毛細血管は特に細いので傷つきやすいようで、その代わり出血もすぐ止まるのが特徴です。
たまたまであれば問題ありませんが、お風呂に入るたびに鼻血が出るようなら気になりますよね。
高血圧や糖尿病をお持ちの人は血管が傷つきやすいので鼻血が出やすいようです。
花粉症になる人も血管が拡張しやすい体質なうえに敏感肌なので、ついつい鼻を触り過ぎて出血してしまいがちです。
いずれの症状とは関係のない人でも偏食を好む人は鼻血が出やすいようです。
これらの危険因子をお持ちの方で血液がサラサラになる薬を服用している場合は注意が必要です。
ちなみに止血方法ですが・・・
今ではご存知の方も多いと思いますが、上を向いたり、鼻の根元を指で押さえても効果がないと言われています。
正しくは前かがみになり、小鼻を両側からつまんで、そのまま血が止まるのを待つことです。
鼻の上の方ではなく小鼻をつまむのは、出血箇所を圧迫することで血が止まるからです。
なお、入浴中に鼻血が出た場合は風呂から上がった方が賢明です。
長湯すればするほど血が止まりにくくなりますよ。