毎年夏と冬に梅干しを1日1個食べるようにしています、どうもSHIBAです。
そのおかげか、ここ2年半ほど全く風邪をひいていません。
夏と冬に梅干しを食べるようにしているのは、夏は熱中症予防のため。冬は風邪予防のためです。
熱中症対策で一番注意しなければいけないのは脱水です。
暑い時のヒトの体温調節は発汗によって行われています。
かいた汗が蒸発する(気化する)ときに、皮膚表面の熱が奪われることで体温は下がりますが、脱水状態になると汗がかけなくなってしまい、熱が体内にこもって熱中症を起こしてしまいます。
そのため、熱中症対策として水分の補給が重要であることは当然ですが、水分補給と併せて電解質(主にナトリウム)の補給も重要です。
血液のナトリウム濃度は一定に保たれているので、水分のみを摂取するとナトリウム濃度が低下してしまうのでヒトの体をナトリウム濃度を一定に保とうとして汗を大量にかきます(余分な水分を排出してナトリウム濃度を保つため)
しっかり水分を取っているのに脱水になるのはこのタイプです。
また、ナトリウムが不足すると、神経や筋肉に悪影響が出て、脚がつったり、力が入らない(しびれ)状態になります(「熱けいれん」という)
そういうわけで、熱中症予防には水分補給だけでなく電解質(主にナトリウム)も必要です。
近年は食塩の摂り過ぎが問題になっていますが、大量に汗をかくような時期は反対に不足しないように気を付けなければなりません。
味噌汁を飲む習慣も水分と塩分(ナトリウム)を効率よく補給できるので優れものでオススメですが、
梅干しにはさらに夏バテ防止も期待できるのが魅力です。
梅干しに含まれるクエン酸には疲労回復作用があるので、熱中症だけでなく夏バテの予防にもなるんですね。
冬の寒い季節においては、風邪の原因となる病原菌たちが増殖しやすい環境ですが、体力が落ちたとき、抵抗力が低下した時に免疫力が弱まり風邪をひきやすくなります。
ここでもクエン酸による疲労回復作用が免疫力を維持することになりますので、梅干しには風邪予防にも効果が期待できます。
また、クエン酸には殺菌作用があり、口内をきれいに殺菌することで、病原菌(歯周病菌含む)たちがのどの奥に感染するのを防ぎます。
時折、「梅干しの殺菌作用はたいして効果が期待できない」という噂がされることもありますが、梅干しが持つ殺菌作用の真骨頂は、だ液の分泌を促進することにあると思います。
だ液にはリゾチームという殺菌作用のある酵素が含まれていて、だ液の分泌が少ないと歯周病の原因になると言われるほどです。
ちなみに食事の時よく噛んで食べることも、だ液がたくさん分泌されるので、消化に良いだけでなく、風邪予防にもなりますね。
まあ、そんなわけで夏と冬には梅干しを1日1個食べていますが、このおかげかどうかは立証できませんけど熱中症や風邪とは今のところ無縁ですよ。