• イベント情報
  • メールフォーム

【健康】 花粉症と風邪の見分け方


今年も花粉症の季節がやってきました、どうもSHIBAです。

僕の場合、程度は軽い方だとは思うのですが、毎年この時期になると鼻水や目のかゆみに悩まされます。

でもこの時期に具合が悪くなると、それが花粉症のせいなのか、それとも風邪をこじらせたためなのかが判断できなくなることってありませんか?

くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3症状だけなら風邪でも起こりえますが、僕なら「今の時期ならまあ花粉症だろうな」と考えると思います。
しかし体がだるくなったり頭痛を伴ったりすると「あれ?やっぱり風邪かな?」と迷いがちになります。

発熱があれば大方は風邪で間違いないとは思うのですが、花粉症の場合でも微熱程度とはいえ発熱することがあるというから、熱は判断材料にはなりません。

2017226162758.jpg



◆くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3症状の違い


くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3症状は、花粉症にも風邪にも生じますが、それらの性質には違いがあるのをご存知でしょうか。

例えば花粉症の場合のくしゃみは風邪の場合と違い「連続で出る」「一日に何回も立て続けに出る」のが特徴です。

花粉症の鼻水はさらさらとして水っぽい特徴があり、風邪の場合のネットリ感(粘性)のある鼻水とは違います

もっとはっきりしているのは鼻づまりで、風邪の場合の鼻は左右同時に詰まることはないので、両方の鼻が詰まればそれは花粉症です


これら3症状でもこのような違いがありますが、加えて目のかゆみや目の充血を伴えば花粉症だということになります。

ただし、気を付けなければいけないのは、目のかゆみや充血のみの場合(鼻の症状がない場合)には、花粉症以外の可能性もあるので注意しましょう。



◆花粉症の場合には入浴で症状が悪化することがある


昔は風邪をひいた時の入浴は体に良くないと考えられていましたが、現在では湯冷めさえ気を付ければ入浴は効果があると考えられています。

つまり風邪気味の場合は入浴は体に良い。

しかし花粉症の場合は、人によっては入浴すると反対に症状が悪化するという話をよく耳にします。

これは、入浴するとリラックス効果により副交感神経が優位になりますが、くしゃみや鼻水は副交感神経が優位なときに起きやすいからだと考えられます。

とはいえ、アレルギー症状は免疫系の乱れが原因なので、お風呂でゆっくり温まることは有効なはずなんですね。


よくアレルギー症状とは「免疫機能の過剰反応」だとか「免疫力が高すぎる」などと言われることがあります。

しかし実は、免疫機能には免疫反応を促進する作用と抑制する作用の両方があり、それによって正常にコントロールされているのですが、アレルギー症状とはこの抑制する作用がうまく働いていないために起こる症状なので、アレルギー症状とは免疫機能の過剰反応なのではなく正常に機能していないことが原因と考えるべきなんですね。免疫力が高すぎるんじゃなく、反対に低下していると考えるべき。

そして、免疫系のバランスは自律神経系のバランスとも密接な関係にありますので、冷えやストレスを抱えている人には入浴はアレルギー症状を緩和する効果が期待できます。

もし、入浴後に症状が悪化するような場合には「温冷交互(交代)浴」を試してみて下さい。

温冷交互浴とは熱いお湯と冷たい水(温度差30℃くらい)を交互に浴びて身体を刺激する入浴法

「冷水を浴びる ⇒入浴⇒冷水を浴びる⇒入浴⇒冷水を浴びる」を繰り返し、最後は冷水で終わること。

交感神経と副交感神経を交互に刺激することで自律神経がのどちらかに偏ることなくバランスが整われます。

「自律神経を鍛える」という意味もあります。

この温冷交互浴は、アレルギー疾患なら全般的に効果が期待できる入浴法なので覚えておいて損はありません。



◆花粉症と風邪の両方の予防にユーカリオイル


花粉症と風邪の両方をまとめて予防するならアロマ精油(エッセンシャルオイル)ユーカリがお勧めです。

ユーカリには抗ウイルス作用を持つ成分が含まれていて、鼻やのどの調子を整える働きがあります。

このユーカリを使用したアロマバスに浸かり大きく深呼吸すると、鼻にツーンときて効果を発揮します。

ユーカリのアロマバスは、湯船のお湯にユーカリの精油を3~5滴垂らして混ぜるだけ。

すっきり清涼感のある香りなので、気分をリフレッシュしたいときにも適しています。

なお、同じユーカリでも、ユーカリ・ラディアータはユーカリ・グロブルスとと比べて刺激が弱くマイルドなのでアロマバスにはユーカリ・ラディアータの使用をお勧めします。


●ユーカリ・ラディアータ
軽くすっきりとした香り。インフルエンザ・風邪の予防から花粉症の症状緩和に使用される。刺激性があるので敏感肌の人は注意が必要。



関連記事

『【健康】 「花粉症」の入浴法 ~症状を緩和する入り方~』