ふだんの自分の血圧値を把握していますか?どうもSHIBAです。
高血圧の人にとってお風呂には危険が潜んでいることは皆さんご存知だと思います。
入浴は血圧が乱高下しやすいですからね。
高血圧に加え、心臓や動脈硬化に不安のある人は特に気になるでしょう。
しかし、「血圧が高いと危険」といっても、具体的に血圧がいくつだと入浴は危険なのか?
もしその基準値があったとしたら知りたいと思いますよね、ふつう。
でもそんな基準値なんて聞いたことありません。
・・・と思ったらありました!
入浴医学の第一人者、早坂信哉先生によって入浴における血圧のリスクの研究が発表されていました。
それによると、入浴前の血圧が「160mmHg/100mmHg」を超える場合は入浴事故のリスクが増えるとのこと。
上の血圧が160mmHg以上あると危険のリスクが3.63倍。
下の血圧が100mmHg以上あると同様に14.71倍も入浴事故と関連があったそうです。
入浴事故というのは主に発熱、呼吸困難、意識障害、嘔吐など。
高血圧はこれらの症状と関連性が高いことが分かりました。
むろん、個人差もあるでしょうし、入浴前の上の血圧が160mmHg以内であれば安心できるという意味ではありません。
例えば42℃のお湯に浸かると血圧は約20mmHg上昇すると言われています。
20mmHgも上がれば結構な圧力ですよ。脳卒中や心筋梗塞が起きやすいのも納得です。
もちろんこれにも個人差はあるでしょうし、夏と冬では気温差によって影響に違いはあるでしょう。
なので、あくまでも目安として覚えておくと良いでしょう。
(SHIBA)
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