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政府と日銀はなぜこうも物価上昇率にこだわるのか?

先月末、僕は誕生日を迎えまして、ええ。
何かサプライズはないかな?と期待しておりましたら、
スピード違反で捕まってしまうというある意味サプライズだった、どうもSHIBAです。

そして同じ日に日銀が追加緩和決定を発表するという
これまた別の意味でサプライズ。

黒田総裁 .jpg

 

それ以降円安の進行が早すぎます。

今現在でもう1ドル=115円ですよ。

それもこれも日銀の追加緩和決定を受けてのことですが、
果たして吉とでるか凶とでるか。
日銀のなかでも追加緩和策の決定会合では賛成5、反対4ですからね。

こんなに際どい票差なのに金融緩和に踏み切ったのは、
なんだか急いでいるような印象を受けます。

物価上昇率が減速していて、計画通りに物価が上がっていませんからね。

黒田さん、冷静な表情で会見してるけど内心焦ってるんじゃ?


それにしても、

政府と日銀は物価上昇率にこだわりすぎじゃありませんか?

そもそも政府や日銀は、日本経済の再生のポイントは
「デフレ脱却」に的を絞っています。

不景気の原因はデフレにあるとしています。

そのために政府と日銀がタッグを組んで取り組んでいるのが
「物価上昇(インフレ)策」です。

2013年1月、日本銀行が消費者物価の前年比上昇率の目標を2%にするとを発表して以来、
ずっとこれにこだわり続けています。

こうなると物価上昇率が2%まで上がらないと政策は失敗だったと国民から指摘されますよね。

もう後には引けません。
「出来ることは何でもやる」といった先日の黒田さんの言葉には、そんな意味が込められていそうです。

景気を判断する指標は他にもたくさんあるのにねぇ。
物価上昇率だけにこだわってしまったもんだから、さあ大変。


本来、物価というのは需要があって始めて上がるものでしょ?
どの経済の教科書を読んでもそう書いてあるはずですよ。

それが、まだ需要もないところに円安によって強引に物価を上げようとした(コストプッシュインフレ)

これは良いインフレではありませんよね。
当然ながらそんな指摘は当時から多くの専門家たちからありましたが、
アベノミクスで盛り上がっていたので掻き消されていた印象があります。

しかも景気が上がる前に消費税増税したもんだから、より家計は厳しくなりました。

増税は必要だと思いますが、タイミングが悪かったと思います。

腐ってやがる、早すぎたんだ・・・巨神兵かな?

景気が良くなっていないのに物価だけが上がる状況を「スタグフレーション」といいますが、
安倍首相がそのうち「ゴメン、物価上げたらスタグフったわ!」とか言っても許さないよ、国民は。


(結局大事なのは第3の矢 SHIBA)