どうもSHIBAです。
肥満を招く習慣というものは、過食や偏食、夜食や運動不足などいろいろありますが、
ちょっと意外と思われるかもしれない「肥満を招く習慣」が3つあります。
それは
・睡眠不足
・朝食抜き
・早食い
心当たりのある人も多いのでは?
これら3つの習慣には、それぞれちゃんとした理由があります。
【睡眠不足】
今では結構知られていることではありますが、まだまだ認識されていない事実かもしれません。
「寝る = 太る」イメージがありますが、実は逆で、睡眠不足は肥満の原因となります。
理想の睡眠時間は、いろいろな説がありますが、7~8時間の睡眠が定説。
少なすぎても多すぎても肥満の原因となります。
睡眠不足が肥満の原因となる理由として、よく挙げられるのがホルモンバランスの乱れ。
そのホルモンとは「レプチン」と「グレリン」
レプチンは食欲を抑えるホルモン、グレリンは逆に食欲を増進するホルモンと言われ、
睡眠不足になるとグレリンの分泌が増え、レプチンが減少するという研究報告があります。
レプチン・・・痩せるホルモン 睡眠不足で減少
グレリン・・・太るホルモン 睡眠不足で増加
ということになります。
もう一つ、よく挙げられる理由は、「睡眠不足だと起きている時間が長いので食べ過ぎる傾向がある」というもの。
試しに「睡眠不足 肥満」で検索してみるとよく分かりますが、
まあ、だいたいこの2つの意見がほとんどです。
でもね。
これらの理由だけではどうしても説明のつかないこともありまして、
それは何かと申し上げますと、
睡眠時間が長ければ長いほど痩せなければならないことになってしまうからです。
睡眠時間が長い方がレプチンが増え、グレリンが減るのであれば、寝れば寝るほど痩せるはずですよね。
でも実際はそうはなりません。
睡眠時間7~8時間、これより少なくても多くても肥満になることの説明がつきません(睡眠不足だとレプチンが減少するのは間違いありませんが)
また、「睡眠時間が少ないとそのぶん起きている時間が長いので食べ過ぎる」と言うのであれば、起きている時間が少なければ食べなくなるということになるのか?
このレプチン理論(勝手に命名)や過食論については、間違ってはいないんですが、これっておそらく結果論だと思うんですよ。
実はもっと簡単に説明のつく理由がありまして・・・
時間栄養学では「20:00~4:00」は「吸収と代謝の時間」と考えられています。
つまり夜中は基礎代謝が活発になる時間なんです。
起きている時の方が代謝が活発だと思われるかもしれませんが、夜寝ている時に基礎代謝が活発になります。
試しに就寝直前と起床直後の体重を比較してみると分かりますよ。
また、寝ている間に成長ホルモンが分泌が活発になり、傷ついた皮膚や血管の修復などを行っています。
新陳代謝ホルモンとも言うべき作用があるわけですが、新しく細胞を作るので当然そこにはエネルギーの消費が必要です。
成長ホルモンの分泌もまた基礎代謝が活発になる要因でもあります。
なので睡眠不足だと成長ホルモンの分泌がされないので、痩せないばかりか、肌荒れや動脈硬化の原因にもなりますよ。
『【美容】 ダイエットで意識しなければならない習慣は「食事」「運動」そして「○○」 (後編)』 参照
つまり、睡眠不足が肥満の原因となる理由は、「代謝が活発でなければならない時間帯に代謝が不十分にしか行われないため」なのではないでしょうか。
代謝が活発な時間帯は「20:00~4:00」だというからには、それ以上の時間寝ようと、また昼寝しようと代謝が活発にはなりません(時間帯が違うので)
前述のレプチン理論では寝過ぎや昼寝でも痩せることになってしまいますから、
睡眠不足が肥満の原因となる理由は「基礎代謝が十分に行われないため」ということで説明がつきますね。
ガッテンして頂けましたでしょうか?(パクリ)
『【美容】 肥満を招く意外な3つの習慣(後編)』 へ続く
(カロリー制限して運動もしているのに体重が減らないという人は睡眠不足ではありませんか? SHIBA)