骨ポキポキ鳴らす癖を気持ちいいけどやめたい、どうもSHIBAです。
指、首、腰どこでもポキポキすると気持ちいいんだけど、
あれって骨の音ではなくて関節の空気の音だとか言われていますよね。
まあ、確かに骨の音だったら骨折になってしまうわけだけど。
で、ポキポキ鳴らすのは本当は体に良くないそうなので、
やめたいんだけど癖になっているから無意識にやっちゃうんですよね。
しかも、一本の指だけ音が鳴らなかった気になっちゃって・・・
というわけで今回は骨の話題。
昨今の健康志向ブームはかなり高いですよね。
しかし糖尿病や高血圧、認知症の予防などには関心が高いものの、
骨の健康についてはそれほど関心が高くないような気がします。
でも骨の健康と健康寿命って凄く関係が深いんですよ。
健康寿命というのは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる状態」をさします。
平均寿命が長くても健康寿命が短ければ、それだけ長い期間、健康に何らかの支障をきたしていて要支援や要介護を必要とする人生になってしまいます。
厚労省の「平成25年国民生活基礎調査」によると、
要支援・要介護の対象となっている人の原因は
運動器の障害 25%
脳血管障害 19%
認知症 16%
となっていて、運動器の障害、つまり足腰の骨折などにより寝たきり状態になってしまったりする人がとても多いということが分かります。
高齢者になると骨の強度も弱くなってきて、
骨粗鬆症になりやすく、ちょっとしたことで骨折してしまうわけです。
というわけで、脳や内臓が健康であるにもかかわらず、骨折が原因で介護が必要になってしまう人がとても多いようです。
骨って大事やね。
さて。骨の役割ですが、ただ身体を支えているだけではありません。
頭蓋骨や肋骨などがそうですが、脳や臓器を保護しているという役割もあります。
また、馴染みのない骨の機能として貯蔵機能と造血機能があります。
貯蔵機能というのは、カルシウムやリンなどミネラルを蓄える機能。
血液中のミネラルが不足してくると、骨に蓄えられているミネラルが血液中に放出されて体内のミネラルバランスは保たれているんですよ。
造血機能というのは文字通り血液を構成する赤血球や白血球、血小板を産生する機能。
全ての骨に造血機能があるわけではありませんが、これも大事な役割です(成人になるとその機能は消失していく)
骨の特性として面白いのは、ビルの柱などと違って一方的な老朽化はしないということ。
骨は一度作られたらそのままということはなく、古い骨の細胞は壊され、新しく造り直されています。
皮膚が古い角質から新しい角質へと新陳代謝されるように、骨もまた新陳代謝しているんです。
骨折したときの手当としては治療によって骨を治すのではなく、
ギブスなどを当てて骨折箇所が自然治癒するのを待ちますよね。
まさに。骨は生まれ変わるんです。
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(続く SHIBA)