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【健康】 お風呂の長湯はなぜいけないか

仕事で疲れた時、「ゆっくり風呂でも入って疲れを取ろうかな」と思うことは多いでしょう。

お風呂には疲労回復の効果がありますからね。よく分かります。

で、湯船にゆっくりと1時間・・・

って、浸かり過ぎじゃあ!

ゆっくりにも程があります。

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お風呂というのは基本的に長湯はNGです。

これまでいろいろな症状別の入浴法を紹介してきましたが、
長湯をすすめたことなんてあったかな?たぶん無いと思う。


ありがちなのは、温泉へ行った時に、大概の温泉は美肌やアトピーに良いなんて謳っているもんだから、これはせっかく温泉に来たんだからガッツリ浸かっておかなきゃ勿体ないといって長湯すること。そんな経験ありませんか?

いくら肌に良い湯だとしても長湯をすれば逆効果になります。
長湯をすると肌の角質層が剥がれ、皮脂は失われ、余計に肌が荒れたり乾燥肌を助長します

それ以前に、長湯は身体に負担をかけてしまいます
「のぼせ」は長湯による原因が多いことからも分かると思います。

だから温泉や銭湯などの温浴施設では「3回に分けて入浴しましょう」などといった分割浴を提案しているでしょ?


お風呂の事故といえばイメージしやすいのがヒートショック現象

急激な温度の変化で、血圧が急に上がったり下がったりすることで心臓に負担がかかり、最悪の場合は死もある危険な現象です。

「私は半身浴だから心臓も安心。何時間でも長湯できます」とか言ってる人。
半身浴でも長湯をすれば同じことですよ。

長湯によって怖いのは脱水です。
長湯でかいた汗により、血液の水分が失われドロドロ血液(粘度が高くなる)になり、これが脳梗塞心筋梗塞を起こす要因となります。

どうしても長湯をしたいのであれば、
短めの入浴と休憩を繰り返す分割浴をすればトータルで長湯をしたことと同じ効果が得られますよ。