ドーパミンは、セロトニンやノルアドレナリンと並んで、体内に必要な三大神経伝達物質の一つです。
脳内の「やる気ホルモン」とも呼ばれていて、意欲や快楽と大きく関係しています。
気持ちを前向きにしてくれる伝達物質なので、ドーパミンが不足すると意欲が弱くなり無気力になってしまいます。
反対にドーパミンが過剰に働くと、気持ちが高揚し過ぎて周りの迷惑などを考えないような行動をとってしまったりします。
そういうわけで、適度なドーパミンの分泌は、仕事や学習をするうえでやる気を起こしたりモチベーションを上げるために必要なものであることが分かります。
ではどうすればドーパミンが増えるのか?といいますと、
何か新しい発見があったり、成功を体験すると分泌されることが分かっています。
例えば仕事で実績を上げると、上司に褒められたり給料が上がったりすることが「快楽」と感じることでドーパミンが分泌されますが、これが次の仕事への意欲を向上させます。
つまり、ドーパミンとは報酬系のホルモンであり、どうすれば快楽を得られるか経験することで、その快楽という報酬を繰り返し得ようと頑張ろうとします。
これが時間を忘れて物事に没頭することに繋がるので、何かに夢中になったり一心不乱になれるのはドーパミンのおかげだというわけです。
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