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2017年03月23日

【健康】 <ミニコラム> ドーパミンって何?③ 小さな成功体験の積み重ねが成長に繋がる



ドーパミンは脳内の「やる気ホルモン」とも呼ばれていて、意欲快楽と大きく関係しています。

人は一度ある快楽が得られると、またその快楽を得たい、もしくはもっと大きな快楽を得たいという意欲が起こります。

そのために一生懸命頑張ることができるわけですが、そのドーパミンが持つ性質のためにアルコールやギャンブルの依存症の原因にもなります。

ドーパミンを上手に分泌させるには方向性を誤らないことです。
仕事や学習に対して有効に利用したいもの。

仕事でも勉強でも良い結果が得られるとドーパミンが分泌されて快楽を得るので、これがモチベーションとなってますます頑張ることができる。つまり自分の成長に繋がるようなことにドーパミンを活用したいものですよね。

ただし、ここで一つコツがあります。

それは大きな目標を立てるよりも、小さな目標を立てて確実にクリアすること。

たとえ小さなハードルでもそれをクリアすることでドーパミンが分泌されます。それが次への意欲となり、上手にそのサイクルに乗ることができれば、大きな目標を立てて頑張るよりも早くて確実に成長ができると考えられるんですね。

つまり小さな成功体験の積み重ねは、自信をつけることにもなり、成長に繋がるというわけです。


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ドーパミンは脳内の「やる気ホルモン」とも呼ばれていて、意欲快楽と大きく関係しています。

ドーパミンが分泌されると快楽を伴います。そのため、またその快楽を繰り返し得たいという意欲がわきます。

仕事や学習においてはモチベーションを上げるためにとても必要なものですが、気をつけないと中毒になって依存性を伴います。

ドーパミンが分泌されて快楽を得られた時は満足できるのですが、満足が得られない時はかえってそれがストレスになってしまうことがあります

例えば、ストレス解消のためにタバコが止められないという人がいますが、これは持論でもあるのですが、タバコを吸わないとイライラが解消されない人の原因は「いつもタバコを吸っているから」なんですよね。

タバコを吸うとドーパミンが分泌されて快楽を得られますが、時間の経過とともにまたその快楽を得たいという衝動に駆られます。
その衝動が治まらないうちはそれがストレスになるので中毒の原因になるというわけです。

アルコールやギャンブルなどの依存症もドーパミンが関係していると考えられ、依存症の原因の一つであると言われています。


ドーパミンが中毒性を持つメカニズムを少し説明すると、ドーパミンはドーパミン受容体に結合してその機能を果たしているわけですが、
ドーパミンが大量に分泌されると受容体が足りないので受容体の数を増やすことで対応しています。
しかしその後、一旦増加した受容体を埋めるにはこれまでと同等かそれ以上のドーパミンを分泌しないと衝動が治まらなくなるという弊害を生みます。

従来と同量のドーパミンの分泌量では満足できなくなるんですね。

そういうわけで、ドーパミンには脳内麻薬のような性質もあるんです。


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【健康】 <ミニコラム> ドーパミンって何?① 時間を忘れて没頭できるのはドーパミンのおかげ



ドーパミンは、セロトニンノルアドレナリンと並んで、体内に必要な三大神経伝達物質の一つです。

脳内の「やる気ホルモン」とも呼ばれていて、意欲快楽と大きく関係しています。

気持ちを前向きにしてくれる伝達物質なので、ドーパミンが不足すると意欲が弱くなり無気力になってしまいます。
反対にドーパミンが過剰に働くと、気持ちが高揚し過ぎて周りの迷惑などを考えないような行動をとってしまったりします。

そういうわけで、適度なドーパミンの分泌は、仕事や学習をするうえでやる気を起こしたりモチベーションを上げるために必要なものであることが分かります。


ではどうすればドーパミンが増えるのか?といいますと、
何か新しい発見があったり、成功を体験すると分泌されることが分かっています。

例えば仕事で実績を上げると、上司に褒められたり給料が上がったりすることが「快楽」と感じることでドーパミンが分泌されますが、これが次の仕事への意欲を向上させます。

つまり、ドーパミンとは報酬系のホルモンであり、どうすれば快楽を得られるか経験することで、その快楽という報酬を繰り返し得ようと頑張ろうとします。

これが時間を忘れて物事に没頭することに繋がるので、何かに夢中になったり一心不乱になれるのはドーパミンのおかげだというわけです。



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