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【入浴】 「乾燥肌」の入浴法 ~保湿とバリア機能が大切~


肌の潤いがなくカサカサする乾燥肌

冬の乾燥した季節になると乾燥肌になる人もいれば、年中乾燥肌に悩まされている人もいます。

乾燥肌とは、皮膚の一番表面に存在する角質層における水分含有量が低下してしまっている状態のこと。角質の天然保湿成分が減少することで保湿が保てなくなり乾燥肌になります。

保湿のカギを握るのは皮脂膜NMF(天然保湿因子)細胞間脂質の保湿成分たち。この保湿三銃士(勝手に命名)をいかに保つかが乾燥肌対策のポイントとなります。



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保湿成分が減少すると、水分を失うばかりでなく皮脂腺からの皮脂も不足して皮膚が乾燥してしまいますが、この状態を皮脂欠乏症(乾皮症)といいます。

保湿成分のひとつである細胞間脂質は、その大部分がセラミドからできていて、角質細胞間同士の隙間を埋めるセメントのような役割があります。そのため細胞間脂質が少ないと、細胞間が隙間だらけになってバリア機能が低下するので、外部からの刺激に弱くなりかゆみを感じやすくなります。

かゆみは痛みと違うため軽視しがちですが、放っておくとつい患部をかいてしまい、湿疹やかぶれを伴うことになります。
また、強いかゆみのため不眠になったり生活に支障をきたす場合や、かいてできた傷が原因で感染症になる可能性もあります。

なお、皮膚のpHは皮脂膜などにより弱酸性に保たれていますが、乾燥肌の場合は弱酸性を維持できずアルカリ性に傾くので悪玉菌の繁殖を許してしまいます。これもかゆみの原因になります。

 
 
◆入浴上の問題リスト
 
 
#1 入浴中や入浴後にかゆみを感じる
#2 入浴剤が合わない
#3 かゆみのため眠れない
 
乾燥肌になると温度やお湯も刺激となり、かゆみを感じることもあるので入浴を敬遠しがちになるかもしれません
しかし乾燥肌の原因は外的要因ばかりでなく、睡眠の状態やストレスの有無など生活習慣も関係しているので、入浴でリラックスして快眠へとつなげることはとても有効な乾燥肌対策です。
 
 
 
◆入浴法
 
 
<入浴上の問題>#1 入浴中や入浴後にかゆみを感じる
 
<入浴目標> 入浴でかゆみが増強しない
 
 
入浴によってかゆみが強くならないためには、注意点があります。

入浴法の注意点としては「刺激してはいけない」「保湿を重視する」の2点です。


具体的には

①お湯はぬるめの40℃以下
②入浴時間は15分以内
③肌はゴシゴシ洗わない
④ボディソープや石けんは肌に優しいものを使う
⑤体を拭くときは優しく押し当てる
⑥入浴後はすぐに保湿ケアをする
※入浴の前後に水分補給をする



熱い温度は刺激が強く、かゆみを増強して炎症を悪化させてしまいます。

長湯も禁物です。
湯船に浸かると角質がふやけて剥がれ落ちやすくなります。古くなった角質が落ちるのはよいのですが、保湿成分まで失いやすくなりますので、湯船に浸かるのは15分以内にしましょう。

体を洗うときも注意が必要です。
肌を強く擦ると角質が剥がれ過ぎて皮膚のバリア機能を失い、炎症や肌荒れに繋がります。
とりわけ湯船に浸かった後だと角質がふやけているので特に注意しましょう。

ボディソープや石けんは泡立ちのよいものを使用し、泡で撫でるように洗います。

また、すすぎは洗い残しがないようにしましょう。

ここで乾燥肌を防ぐコツをひとつ。
それは体を洗うのは浴槽浴の後に行うこと。

湯船に浸かった後は角質がふやけているのでそれから体を洗うのはバリア機能を低下しやすく確かに注意が必要ではありますが、体を洗った後に湯船に浸かる方がバリア機能が低下している状態で入浴するわけですから保湿成分が流れ出やすく、「体を洗うのは浴槽浴の後」とした方が良いと思われます。


最も重要なのは入浴後の保湿ケア

入浴によって一時的に肌の水分が潤っているようにみえても、すぐに蒸発してしまい入浴前よりも乾燥してしまうので保湿ケアは重要です。

ただし、保湿ケアにおいて念頭においておかなければならないことがあります。
それは保湿に一番良いのは、実は化粧水でも乳液でもないということ。
保湿に必要なのはあくまでも肌自身が作り出す皮脂膜NMF細胞間脂質などの天然保湿成分。

入浴や洗顔によって洗い流されたこれらの成分は睡眠中に回復されていきます。
ただし、回復されるまでの間は肌が無防備になるので、それまでの応急処置として化粧水や乳液が必要になるというわけ。

それが分かっていれば皮脂膜などの天然保湿成分が洗い流され過ぎないようにすることの重要性が理解しやすいはず。
化粧水や乳液などに頼り過ぎると、天然保湿成分の回復を邪魔してしまうかもしれませんよ。

 
 
<入浴上の問題>#2 入浴剤が合わない
 
<入浴目標> 入浴剤の成分を理解して使用する


乾燥肌の人には、保湿成分入りの入浴剤を使用することをおすすめします。

ただ、その前に入浴剤の成分表で「水」または「精製水」と書かれてある物は、あまりお勧めできません。
というのは、食品の原材料名の表示順と同じで、成分の表示は基本的には含まれている量の多い順に並んでいます。

「水」が先頭に表示されているとしたら、それはかなり有効成分の薄い入浴剤である可能性が高いということです。

さて。保湿力の高い成分には主にセラミド、オイル系、海藻エキスなどがあります。

【保湿成分リスト】
セラミド、流動パラフィン、コレステロールエステル、米胚芽油、エステル油、スクワラン、ホホバ油、ミネラルオイル、液状ラノリン、グリセリン、カゼイン、ステアリルアルコール、オリーブ油、大豆油、白色ワセリン、プロピレングリコール、脱脂粉乳、ポリエチレングリコール、コメ胚芽油、米発酵エキス、海藻エキス、ハチミツ、など


これらの成分が含まれている入浴剤を選ぶと良いでしょう。
 
 
 
<入浴上の問題>#3 かゆみのため眠れない
 
<入浴目標> 入浴により円滑に入眠できる
 
 
傷ついた肌の修復は睡眠中に行われています。
 
肌を修復する成長ホルモンは、就寝直後3時間にこそ最も分泌されるといいます。
いかに質の高い睡眠をするかが問題。
 
そのためにも、就寝の1時間前に体を温めておくと入眠しやすいので、入浴は就寝の1~2時間前に済ませると良いでしょう。
 
 
保湿ケアは入浴直後に行うことが最適なので、
 
「 入浴 → 保湿ケア → 睡眠 」
 
といった一連の流れが理想です。
 
 
また、入浴後はストレッチを行うと有効です。
 
ストレッチは血行を促進するだけでなく、溜まっている組織の水分を押し流し、不足している(乾燥している)組織に水分を送る効果があります。
 
質の高い眠り(深い眠り)につくことで、睡眠中にかゆみで覚醒する可能性も減少します。

 
 
◆サウナ浴
 

 
乾燥肌にはサウナ浴がおすすめです。

温浴施設などをご利用するときはサウナに入ってみましょう。

お湯に体を浸さないという点においてサウナ浴は肌を傷めない効果的な入浴方法といえるからです。

サウナには発汗作用があり、汗腺と皮脂腺の働きを活性化します。

汗(アルカリ性)と皮脂(酸性)が混ざることで弱酸性の皮脂膜ができますが、
皮脂膜にはバリア機能があり、肌を弱酸性に保つことで悪玉菌が繁殖するのを抑える役割があります。

誤解のないようにして頂きたいのですが、「皮脂膜は天然のクリームだから」といってそのままにしておくのはよくありませんよ。
毛穴に詰まっていた古い汗と皮脂がサウナによって強引に出されている場合もありますので、かいた汗と皮脂はちゃんと洗い流して下さい。
古い皮脂は酸化しやすく、また有毒物質を含んでいることもあります。

いけないのは、汗をかく習慣が無いために汗腺機能が低下しまい、皮脂膜ができなくなってしまうことです。


また、乾燥肌にとっては高温サウナよりも湿度の高い低温サウナやミストサウナが保湿的に向いています

ただし湿度が高いので熱伝導が早く、高温サウナに負けないくらい熱を感じますので長時間は入らず短時間の利用にとどめましょう。

汗を大量にかくと肌の水分量が減少するので、サウナ浴にとっても水分補給は重要です。




◆おすすめのアロマバス◆



乾燥肌に使用したい精油はたくさんあります。

精油によって作用が違うので、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。


アロマバスの例
 

かゆみが強い場合
 ホホバ油 小さじ2
 
カモミール・ジャーマン 1滴
 ラベンダー 2滴

 (抗掻痒作用のあるカモミールと鎮静作用のあるラベンダーで「かゆい」という不快感から解放することが最優先)
 ※妊娠中・授乳中の使用は控えましょう


バリア機能が低下して炎症がある場合
 ホホバ油 小さじ2
 
カモミール・ローマン 1滴
 ティートゥリー 1滴
 ラベンダー 2滴

 (ティートゥリーには強い抗炎症作用がある。ローマンには炎症を抑え肌を強化し、保湿にも効果がある。ラベンダーはその両方に働く)
 ※妊娠中・授乳中の使用は控えましょう


乾燥肌の予防には
 天然塩 大さじ2
 ゼラニウム 2滴
 ベルガモット 2滴

 (乾燥から守るには皮膚の保護ばかりしていてもダメ。原因となるストレスを緩和したり、皮脂の分泌を調整したり、ターンオーバーの改善に努めて自己治癒力を高める必要がある。また、ふだんから汗をかく習慣がないと皮脂膜ができにくくなるので、発汗作用のあるバスソルトにして汗をかく習慣を身に付けよう
 ※妊娠中の使用は控えましょう。ベルガモットには光毒性があります。
 


(最終更新日:2019/06/24)


関連記事

『症状別の入浴法』


 

【健康】 夏野菜で紫外線対策! 理由を知ればあなたも食べたくなる


紫外線対策といえば日焼け止めクリームや日傘など体の外側からのケアが中心となります。

ここに体の内側からも紫外線対策ができるとしたら・・・

それができるんです。夏野菜で。


夏野菜といえばトマトやナス、ズッキーニなど色鮮やかな物が多く、しかも色が濃いという特徴がありますよね。

実はその色の濃さに紫外線から守ってくれる理由があるんです。


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◆紫外線から守る抗酸化作用


そもそも紫外線対策が重要なのは日焼けから守るため、ではありません。もちろん美白を意識している人には日焼けしないことも大事なことでしょうけど、紫外線が肌に与える影響で気になることと言えば、やはりシミやシワになるでしょう。

紫外線によって発生する活性酸素は、皮膚の細胞にダメージを与えることによってシミやシワの原因になるからです。

そのため、紫外線対策に良い食材としては抗酸化作用を持つ物が良いということになります。

ビタミンAビタミンCビタミンEなどは抗酸化作用のあるビタミンですが、夏野菜に限らず大体どの野菜・果物にも含まれています。

ですから野菜や果物は全般的に紫外線対策には良い食材と言えるのですが、その中でも夏野菜は特別な力を持っています。

そのキーワードが「色の濃さ」



◆夏野菜の色が濃い理由


植物も人間と同じように紫外線から身を守る必要があります。

当然ですが野外で一日中日光に晒されている植物は、ずっと紫外線を浴びていることになります。

それでいて細胞が破壊されないのは、それだけ植物には高い抗酸化成分が含まれているということです。

ポリフェノールカロテノイドなどと呼ばれる色素成分で、主に皮の部分に多く含まれています。


例えばトマトに含まれている「リコピン」

トマトが赤いのはこのリコピンによるもので、リコピンには強い抗酸化力があり、その強さはビタミンEの約100倍以上とも言われています。

それからナスには「ナスニン(アントシアニンの一種)」という紫色のポリフェノールが含まれています。

このポリフェノールにも強い抗酸化作用があり、やはり紫外線やバイ菌から身を守っているわけです。

また、ズッキーニには「β-カロテン」というカロテノイドが豊富で、同じβ-カロテンを豊富に含むニンジンよりも抗酸化力が高いと言われています。

β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれているのが特徴で、ズッキーニはきゅうりに似ていますが実はカボチャの仲間であり、β-カロテンを含んでいることからも緑黄色野菜であることが分かります。

ということで、夏野菜であるカボチャにもβ-カロテンが豊富であり、カボチャにはβ-カロテンの他に「ゼアキサンチン」も含まれていて、ゼアキサンチンはとうもろこしにも多く含まれている黄色のカロテノイドです。

目を保護する働きがあり、目の紫外線によるダメージから守ると考えられています。


夏野菜で最近注目されているのがパプリカ。

パプリカにはいろんな色がありますが、赤パプリカの赤色は「カプサンチン」

トマトのリコピンと同じくカロテノイドの中でも赤色の色素で、抗酸化力もほぼ同じらしい。

ちなみにカプサンチンとよく似た名前で辛み成分のカプサイシンとは別物です。

黄色やオレンジのパプリカの色は「ゼアキサンチン」によるもの。目の健康を維持したい人にはお勧めの夏野菜です。


このように、高い抗酸化力のあるポリフェノールやカロテノイドは、それぞれ鮮やかな色素を持っており、夏野菜が色鮮やかなのはそのためです。

しかも夏は日照時間も長く、紫外線を強く浴びるので、夏野菜の色が濃いのは、それだけポリフェノールやカロテノイドが豊富であるからだということが分かります。

色の濃さが抗酸化作用の強さを意味するのであれば、夏野菜が紫外線対策になるというのも納得できますね。

旬の物を食べるのはとても理に適っていることの一つと言えそうです。

【美容】 化粧品などで見かける「整肌」とはどういう意味か?

 
「整肌」という言葉をご存知ですか?
 
主に化粧水に書かれていることが多いと思いますので、見かけたことがあるかもしれません。
 
しかし「整肌」という言葉。どう読むのか?どんな意味なのかはあまり意識したことがないのではないでしょうか。
 
普通に考えれば文字通り「肌を整える」ということなんでしょうけど・・・肌を整えるってどういう意味か分かります???


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◆整肌の意味
 
 
「整肌」は「せいき」と読みます。ちなみに自分のパソコンでは変換できません。特殊な言葉なのかな?
 
意味は確かに「肌を整えること」で合っているらしいのですが、肌を整えると言われてもピンと来ませんよね。
 
では「整肌」という言葉。どんな場面で使用されているかといえば、スキンケアの手順の一つに「整肌」があります。
 
 
スキンケアの基本は 「洗顔」 → 「整肌」 → 「保湿(仕上げ)」
 
の3段階。
 
「洗顔」は分かりますよね。主に化粧料を落とすのが目的。
細かくはクレンジングと洗顔(ソープ)に分けられます。
 
洗顔
 ●クレンジング・・・油溶性の化粧料を落とす
 ●洗顔(ソープ)・・・水溶性の汚れやクレンジング料を落とす
 
 
そして次の段階が問題の「整肌」
 
整肌とは、主に肌への水分補給が目的。
しかし本当は水分を補給するだけでは不十分で、最近は保湿成分の補給が重要視されています。
そこで化粧水や乳液が使用されています。
 
整肌
 ●化粧水・・・水分と保湿成分を補う
 ●乳液・・・脂質を補う(保湿の役目がある)
 
 
ここでスキンケアを終えるとせっかく補った水分や保湿成分が失われやすいので、最後に保湿を行う必要があります。
ですので「保湿」がスキンケアの仕上げにあたります。
 
 
◆化粧水の働き
 
 
さて、化粧水は水分と保湿成分を補うと言いましたが、違った働きを持つ化粧水もあります。
 
もちろん一番多いタイプはこの水分と保湿成分を補うタイプですが、化粧水には肌をひきしめる働きのあるタイプもあります。
 
この肌の収れん作用は、皮脂や汗の分泌が多い脂性肌(オイリータイプ)の人に有効です。
 
このように、肌には脂性肌や乾燥肌、敏感肌などいろんなタイプがありますので、肌の状態に合わせた化粧水を選べるようになっています。
 
もっと細かく、例えばニキビ用、日焼けのほてり用、抗炎症用など目的別のものまで・・・
 
 
上手に使い分けることで肌の状態が整うから「整肌」・・・ということなんでしょうね。

 

【健康】 ビタミンCには血管を強化する働きがある



ビタミンCといえば、なんとなく風邪予防に効果があるという印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

これはビタミンCが持つ抗酸化作用によるもので、細胞を活性酸素から守るわけですから風邪予防どころかがん予防にもなります。

また美肌に関心のある人はご存知かと思われますが、ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な成分なんですね。

この抗酸化作用とコラーゲンの生成促進作用により、紫外線によるシミの予防にもなるので、ビタミンCは「美肌ビタミン」とも言われています。


とまあ、ビタミンCの効果には免疫や美肌のイメージが大きいかと思われますが、実は血管を強くするという効果も見逃せません。

コラーゲンは、細胞と細胞の間隙を埋めるセメントのような物質で、皮膚ばかりでなく血管壁を形成するうえでもとても重要であり、ビタミンCはコラーゲンの生成に大きな役割を果たしているということは、ビタミンCが不足すると血管が脆くなるということになります。

ちなみにコラーゲンは骨にも多く含まれていて骨のしなやかさを保っています。しなやかさを失った骨は折れやすくなるので骨にとっても重要な存在です。

さて、血管が脆くなるとどうなるかと言いますと、血管が破れて皮下出血内臓出血を起こしやすくなってしまうことになります。

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実際のところ、血小板減少性紫斑病や眼底出血などには血管強化薬としてビタミンCが投与されることがあります。
コラーゲンのようなセメント様物質の生成を促進することで血管壁を強化すると考えられているからです。

つまり、ビタミンCは止血能力を高める働きもあることが分かります。

ちょっとしたことですぐに出血したりアザができたりする人は、ビタミンCを積極的に摂取してみてはいかがでしょうか?


 

【入浴】 バスソルトとは

 
◆バスソルトには2種類ある
 
 
 
天然塩(岩塩・死海の塩)
 
 ヒマラヤ岩塩や死海の塩などと呼ばれる天然塩です。料理用の塩と違い、ミネラルを豊富に含んでいます。
 
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)
 
 名前こそソルトですが塩ではありません。見た目は塩と似ていますがエプソムソルトの主成分は硫酸マグネシウムで、お湯に溶けやすいのが特徴です。

 
 
◆バスソルトの作用
 
 
 
・発汗作用
 バスソルトは塩のもつ浸透圧の影響で、通常のお湯の約4倍も汗をかくとさえ言われるほど発汗作用があります。つまり通常の温度でもしっかり汗が出ます。
 
・筋肉弛緩作用
 バスソルトに含まれるマグネシウムには筋肉を弛緩させる働きがあります。筋肉は収縮するときにカルシウムが使用され、弛緩するときにマグネシウムが使用されているんですね。これは、肩こりなどこわばった筋肉をほぐすだけでなく、血管の平滑筋の弛緩にも作用します。つまり血管拡張作用もあるということです(血管が弛緩するときにはマグネシウムが必要)
 
・代謝促進作用
 バスソルトには血流促進により体温が上がりやすい特徴があるので、それに伴い代謝を高める作用もあります。リラックスするためにはゆっくりと入浴する半身浴が向いていますが、半身浴では汗が出ないという人には代謝が落ちている可能性があります。
 
・便の軟化作用
 マグネシウムには腸壁から水分を補い、便を軟化させる作用があります。マグネシウムは便秘改善薬として処方されることもある成分です。
 
・神経の興奮を抑制する作用
 マグネシウム不足がうつ病やパニック発作の原因になるほど、神経伝達物質の統制に必要な成分です。自律神経の安定においても重要な役割を担っていると言えるでしょう。
 
 
 
◆バスソルトの効果
 
 
 
・血流促進効果
 血管の平滑筋弛緩作用があるので血管拡張に働き血流が促進されます。肩こりや冷え性といった血流の停滞を原因とする症状全般に改善の効果が期待できます。また、血流の改善に伴い体が温まります。
 
・デトックス効果
 バスソルトといえばデトックス。と謳われるほどですが、多くの人はデトックスの意味を勘違いしています。確かにバスソルトにはデトックス効果が期待できますが、それは「発汗」によるものではありません。バスソルトによるデトックスとは「排便」です。マグネシウムが持つ便の軟化作用により、便秘の改善が期待できます。便秘になるということは腸内環境が悪くなり老廃物が溜まるということです。肌にも影響します(血流促進も皮膚細胞の正常化になる)
 
・美肌効果
 代謝促進作用により肌のターンオーバーが正常化されます。古い角質で肌がザラザラしている人には嬉しい効果ですが肌のターンオーバーの周期はは20代でも28日、40代以上になると50日以上しますからバスソルトに入浴したからといって直ぐに違いが分かるものではありません。美肌効果を期待するなら、重曹を加えることでピーリング作用が働き、古い角質が落ちやすくなります。
 
・リラックス効果
 マグネシウムの鎮静作用によりリラックス効果が得られます。血流促進や代謝促進効果も手伝うので、半身浴でもしっかり汗が出るほど温まります。ゆっくりと半身浴でリラックスしたい時にバスソルトはとてもお勧めできる入浴法です。ラベンダーやカモミールなど鎮静作用のあるアロマ精油を数滴加えると、より効果が高まります。
 
 
 
◆入浴方法
 
 
 
バスソルトは発汗作用が強いので、入浴後だけでなく前にもコップ1杯の水分補給を行いましょう。
 
浴槽に入れる塩の量は「大さじ2」を目安とします。
もちろん、その日の気分で増やしたり減らしたり、お好みに合わせて使用します。
お好みのアロマ精油を2~5滴、使用する塩に垂らしてから浴槽に入れると精油の効果と香りの楽しみが得られます。
 
お湯の温度と入浴時間は、目的や体力に応じて少し変わります。
 
肩こりや冷え性といった血流の停滞による問題を解消するのであれば全身浴、
消化器や下肢の不調、またはストレスや不安による自律神経の乱れなどを改善するのであれば半身浴をお勧めします。
 
 
全身浴
 40℃のお湯で15分間
 41℃のお湯で10分間
 
※体力が低下しているときは時間を短めにして下さい。心臓に不安のある人は半身浴にしましょう。
 
 
半身浴
 38~41℃のお湯で15分~25分
 
※バスソルトにはストレスや冷えによって血管や腸が収縮するのを抑える効果があります。
 
 
 
◆バスソルトの注意点
 
 
 
・浴槽の掃除
 「入浴後に浴槽を掃除しないとサビの原因となる」とよく言われていますが、使用する塩の成分や浴槽の素材によって状況は違ってきます。製品の注意書きを確認のうえ使用しましょう。なお、24時間風呂での使用は控えましょう。
 
・追い炊き
 追い炊きは気になる方は控えましょう。
 
・洗髪
 洗髪には適していない。海へ行くと髪の毛がキシキシするように、塩の成分は髪の毛を傷める要因にもなります。
 
・脱水
 バスソルトは大量の汗をかく場合があるので水分補給は忘れないこと。
 
・高血圧
 発汗により血液の粘度が高くなります。水分を失った血液はドロドロになりやすいので高血圧の人は注意が必要です。
 
・高マグネシウム血症
 マグネシウムは腎臓で排泄されるため、腎機能が低下している人には高マグネシウム血症を起こす可能性がある。



 

【健康】 本日のアロマバス 冷えを伴う肩こりには手作りの炭酸入浴剤


冷えを伴う肩こりには炭酸の入浴剤で温まりましょう。


ブレンドレシピ

 重曹 大さじ2
 クエン酸 大さじ1
 ローズマリー 2滴
 マージョラム・スイート 2滴



ローズマリーには筋肉の弛緩作用があり、マージョラムは痛みを取る作用があります。
どちらも血行促進に働くので、冷えを伴う肩こりに期待できます。


シュワシュワと泡の出る炭酸ガス系の入浴剤は血行促進に優れています。

重曹とクエン酸を組み合わせるだけで簡単に作ることができますよ。

お茶パックに重曹とクエン酸を入れて

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あとは、そこに精油を垂らして、お茶パックの口を輪ゴムで縛り、浴槽に落とすだけ

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しばらくはシュワシュワしながら香りが楽しめます

 

【健康】本日のアロマバス 乾燥肌に優しいサンダルウッド

お湯の温度は38~40℃。

ブレンドレシピ

 グリセリン 大さじ1~2
 サンダルウッド 3滴
 フランキンセンス 2滴



グリセリンはオイルよりはサッパリしていますが、吸水性があり水分の保持に働きます。

精油をグリセリンで希釈してから浴槽へ混ぜます。

サンダルウッドは小さな子どもにも使用される優しい精油。
また、サンダルウッドの香りは持続性が高いので、風呂から上がった後もサンダルウッドの優しい香りに包まれます。

フランキンセンスは皮膚細胞の再生を促進します。


 

【健康】本日のアロマバス 足のむくみにはグレープフルーツの足浴


容器に入れるお湯の温度は40℃。

ブレンドレシピ

 天然塩 小さじ1
 グレープフルーツ 2滴
 ローズマリー 1滴



ふくらはぎが浸かるぐらいに足を入れ、10分ほど温めます。

足のむくみをスッキリしたいときにはグレープフルーツ。グレープフルーツには、リンパ系を刺激して体液の循環を促進する働きがあります。

ローズマリーには血行促進効果が期待できます。

グレープフルーツにはわずかながら光毒性があるので、朝ではなく夜の足浴で、1日の疲れを足のむくみと一緒に解消しましょう。

長時間の立ち仕事や同じ姿勢が続く仕事をしている人にお勧めです。


 

【健康】 アマニ油は紫外線対策になるのか?


どうもSHIBAです。

健康的なオイルだということで注目度が高くなっているアマニ油(亜麻仁油)ですが、今では人体にもたらす健康効果についての研究が随分進んでいるみたいです。

個人的にも2年半前ぐらいからアマニ油を意識的に摂取するようにしていますが、元々は動脈硬化の予防が理由でした。

ところがその後、アマニ油は脳神経の働きを助けるので認知症の予防になるとか、新陳代謝を促して中性脂肪の吸収を抑えのでダイエットに効果があるとか、炎症を抑える作用があるので花粉症などのアレルギー症状を緩和が期待できるなど・・・まあ嬉しいかぎりの健康作用があるということが分かってきたわけですが。

中でもちょっと気になったのが「アマニ油は紫外線対策に効果がある」という話。

これからは紫外線に注意が必要になってくる季節になるので、これがもし本当なら女性に有益な話でしょう。
ですが、この話には『落とし穴がある』ような気がします・・・


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アマニ油の主成分はα-リノレン酸。DHAやEPAと同じオメガ3脂肪酸です。

オメガ3脂肪酸は動脈硬化を防いだり、コレステロール値や中性脂肪値を下げるので、高血圧や肥満、心臓病に脳卒中など、いわゆる生活習慣病の予防に効果を発揮すると報告されていました。がんや認知症の予防にまでその可能性を広げています。

そんなわけでDHAやEPAを多く含む青魚を食べることは生活習慣病の予防になるとして、一時期ブームになったこともありましたが、最近はアマニ油やエゴマ油を摂取することで手軽にオメガ3脂肪酸を取り込むことが一般的となってきました。
ただし、アマニ油やエゴマ油のα-リノレン酸を含むオメガ3脂肪酸は、熱に弱いという性質があり、加熱調理に用いると酸化してしまいます。

つまり「酸化しやすい」というのがオメガ3脂肪酸の特徴です。


さて、「アマニ油は紫外線対策に効果がある」という話はどこから出てきたのか?

オメガ3脂肪酸に生活習慣病の予防に効果があるとされているその根拠は血をサラサラにすることにありますが、血がサラサラになるということは便秘が解消されやすいということでもあります。
通常の油(特に質の悪い油や酸化した油)では、ふつう血はドロドロになってしまったり、油自体が腸内で腐敗したりして腸内環境を悪化させ便秘を招きます。
そういうわけでアマニ油は血をサラサラにするので便秘が解消され、間接的に美肌に効果があるという風には考えられます。

また、抗炎症作用があるので、炎症を起こした皮膚症状の回復を促進する期待はできます。

このように「アマニ油は美肌効果がある」という話から「紫外線にも効果がある」と期待され始めたのでしょうか。

ここで『落とし穴がある』と言ったのは、アマニ油を肌に塗ると紫外線対策になると考えている人がいるということです。

まかり間違っても紫外線対策としてアマニ油を肌に塗ってはいけません。

繰り返しになりますが、オメガ3脂肪酸は酸化しやすい特徴があります。紫外線に強いはずがありません。


本来、アマニ油は遮光ビンに入っていて直射日光を避けて保存されていなければなりません。
容器が遮光ビンでもないのに日差しや蛍光灯に晒されながらスーパーに陳列されているアマニ油は、おそらく酸化防止の工夫が施された商品だと思われます。

従って、アマニ油を肌に塗っても紫外線対策にはなりません


ただし、アマニ油の塗布が肌になんら効果をもたらさないというわけではありません。
保湿効果や抗炎症作用に働くことは間違いないので、例えば夜にアマニ油を塗り、朝になったら洗い流すようにすれば有効に活用できるのではないでしょうか。

そもそもアマニ油が紫外線対策に効果があるとすれば、それは経口摂取した場合でしょう。


肌に塗れば紫外線対策になるというような誤解を生む理由の一つとして、サンオイルの存在があるかもしれません。

サンオイルと植物油は違います

サンオイルは肌をこんがり焼きつつ、紫外線をカットして皮膚にダメージを与えにくくすることが目的ですからね。

オイルを塗れば紫外線から守ってくれるというイメージはそこから来ているかもしれませんが、そく考えてみても下さい。直射日光に当たる場所で保存してよい植物油なんてないですよね?

ただし、植物油の中でも酸化しにくいものもあります。オリーブ油やスイートアーモンド油、椿油、ホホバ油などがそうですが、これらは比較的紫外線に強く、肌に塗ることで皮膚を保護する役割があるので体に塗ってもOKです。スキンケアのキャリアオイルとしても使用されます。

アマニ油は健康食品としてはとても優れていますが、スキンケアのキャリアオイルとして商品化されたりしていないのも、極めて酸化しやすいという特徴があるからだと思われます。


というわけで、「アマニ油を肌に塗ると紫外線対策になる」という情報には気を付けましょう。

もし肌に塗るのなら夜にするとか、紫外線が弱く乾燥しやすい冬の時期にしておいた方が良さそうです。

【健康】 アロマバスのすすめ⑤ こんなマイナス作用があります


アロマバスには入浴効果に加えてアロマ効果があるので、心身の健康の維持にとても期待ができます。

しかし、そのためには守らなければならない注意事項があります。

安全に入浴するためには知っておかなければならないこともあるんです。

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アロマバスの特徴として、「精油が肌に直接触れる」ということが言えるかと思います。

精油の香り成分は鼻から吸収されるだけでなく、実は皮膚からも吸収される性質があるんですね(経皮吸収

精油の持つ香り成分によって鎮静作用のあるものや抗菌作用のあるものなど、いろいろな効果がをもたらしますが、アロマバスでは皮膚からもそれらの香り成分が吸収されるという特徴があります。
そして、経皮吸収された香り成分は神経を刺激して電気信号が脳へ送られることで鎮静作用や鎮痛作用などを示しますが、経皮吸収の場合はそのまま皮膚に作用して皮膚の軟化や皮脂の分泌抑制、保湿に働いたりするものも存在するわけです。これもアロマバスの魅力。


ですが精油がダイレクトに皮膚にも影響を及ぼす分、精油が持つ刺激も強く影響してしまう可能性があるんですね。

精油にもよりますが刺激の強いもの、例えばウインターグリーンやオレガノなどは原液のまま浴槽に垂らさないようにして下さい。
植物油(エッセンシャルオイル)や天然塩などで希釈して使用する必要があります。


また、それほど刺激性の強い精油でなくても敏感肌の場合は痛みや不快感を生じることがあるので、使用する精油の使用法や使用量は確認してからにしましょう。
精油の全身浴使用の場合、浴槽に垂らすのは5滴まで、というふうに一応決まりはありますが、精油やその人の体質によってはもっと控えたり、希釈して薄める必要があるということです。

そして、人によってですが、特定の精油に対してアレルギー反応を示す場合もあります

アレルギー体質の人や気になる人は、初めて使用する精油に対しては必ずパッチテストを行ってからにしましょう。


さて。もう一つ。アロマ精油の使用上、注意しなければならないこととして「光毒性(ひかりどくせい)」があります。

光毒性とは、直射日光や強い紫外線に当たることが原因で皮膚に火傷のような症状や色素沈着が生じることをいいます。

光毒性を持つ精油は一部でして、ベルガモットやグレープフルーツ、レモンなど柑橘系の精油に多く、高濃度で使用したり原液のまま使用すると光毒性を起こしてしまうので注意しましょう。

例えば朝風呂でアロマバスに入浴して、その後外出するという場合は、ベルガモットなどの使用は避けなければいけないということです。


その他にも、妊娠中は使用を避けた方がよい精油や、幼い子には適さない精油など、アロマならではの注意事項もあるので注意して下さい。
精油は医薬品と違って誰でも手軽に購入できる反面、誰も購入時に注意事項を教えてくれるわけではないので、自己責任で取り扱わなければならないということだけは認識しておかなければなりませんね。

それでも何か異常を感じた時は医師に相談するようにしましょう。